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お金の知識を身につけて賢く暮らす
お金や自分の将来に対する漠然とした不安を抱えていませんか? 筆者が体験をまじえてお金の知識を身につける方法をご紹介します。不安を減らして毎日をより楽しく暮らしましょう。
tmkknk0419
2017年7月3日
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています。
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています... もっと見る
少子高齢化が進み、先行きが不安な時代を生き抜くためには、お金の知識(ファイナンシャルリテラシー)を身につけることが重要です。お金のことがわかれば、さまざまな不安をやわらげ、賢く暮らすことができるようになります。
お金の不安や悪い習慣
お金について漠然とした不安を持っていませんか? 結婚、子育て、老後の資金や、収入の推移、ボーナスでの補填に頼る家計など不安や悩みのタネはいろいろあります。
貯金ができない人は、無意識に悪いお金の習慣を身につけてしまっています。例えば、節約のつもりでセールに行き、不要なものを購入したり、家計の毎月の支出を把握していなかったりすると、普段の生活費を切り詰めてもお金は貯まりません。
お金の不安はあるものの、「何をすべきかわからない」、「面倒」、「なんとかなる」と考えていませんか?
お金について漠然とした不安を持っていませんか? 結婚、子育て、老後の資金や、収入の推移、ボーナスでの補填に頼る家計など不安や悩みのタネはいろいろあります。
貯金ができない人は、無意識に悪いお金の習慣を身につけてしまっています。例えば、節約のつもりでセールに行き、不要なものを購入したり、家計の毎月の支出を把握していなかったりすると、普段の生活費を切り詰めてもお金は貯まりません。
お金の不安はあるものの、「何をすべきかわからない」、「面倒」、「なんとかなる」と考えていませんか?
見直しのきっかけ
私自身、数年前まで、お金はなんとかなるもの、という甘い考えを持っていました。しかし、体調を崩しがちになってはじめて不安になりました。ずっと健康でいられるとは限らないし、ずっと働けるとも限らない。そのときちゃんと生活していけるのだろうか? と。
私自身、数年前まで、お金はなんとかなるもの、という甘い考えを持っていました。しかし、体調を崩しがちになってはじめて不安になりました。ずっと健康でいられるとは限らないし、ずっと働けるとも限らない。そのときちゃんと生活していけるのだろうか? と。
不安を解消するため、本やセミナーで勉強をしはじめてみるとさまざまな発見がありました。お金のことがわかってくると不安が減りました。お金の知識のあるなしで、将来的に大きな差がでてくるだろうとも思えました。無知は損だということにも気がついたのです。
日本は金融リテラシーが低い傾向
2016年3月に18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識や判断力)の現状把握を目的として、金融広報中央委員会が行った「金融リテラシー調査」によると、日本人の正答率は米国人に比べ10%、ドイツ人や英国人に比べ7〜9%も下回っていました。例えば、人生の3大費用(住宅・教育・老後資金)については、必要額については半数以上が認識しているものの、実際に準備をしている人は2〜3割でした。
2016年3月に18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識や判断力)の現状把握を目的として、金融広報中央委員会が行った「金融リテラシー調査」によると、日本人の正答率は米国人に比べ10%、ドイツ人や英国人に比べ7〜9%も下回っていました。例えば、人生の3大費用(住宅・教育・老後資金)については、必要額については半数以上が認識しているものの、実際に準備をしている人は2〜3割でした。
アメリカでは、小さい頃からお金について勉強し、若いうちから投資をする人が多い傾向にあります。一方、日本ではお金のことは学校で勉強しません。昔は貯金をしていればお金が殖えていく時代で、わざわざリスクをとって投資をする必要もありませんでした。今でも投資は怖いからやらない、という考えの人が多いようです。
日本銀行統計局による「資金循環の日米欧比較レポート」(2016年12月)を見ると、今でも昔と変わらぬ意識でいる人が多いことは明白です。家計の金融資産構成を見てみると、日本では約52%が現金・預金であり、投資には約15%しか使われていません。それに比べ、米国では現金・預金が占める割合はおよそ14%で、約51%を投資に使っています。ユーロ圏は、現金・預金は約35%、投資は約30%という構成になっています。
日本銀行統計局による「資金循環の日米欧比較レポート」(2016年12月)を見ると、今でも昔と変わらぬ意識でいる人が多いことは明白です。家計の金融資産構成を見てみると、日本では約52%が現金・預金であり、投資には約15%しか使われていません。それに比べ、米国では現金・預金が占める割合はおよそ14%で、約51%を投資に使っています。ユーロ圏は、現金・預金は約35%、投資は約30%という構成になっています。
収入源と支出の増加に備えて
少子高齢化の進む今の日本では昔の常識は通用しなくなってきています。内閣府の高齢社会白書によると、2060年には、高齢者の割合が約40%になると予測しています。
労働力不足や社会保障費の増加は、増税につながります。年金額も減り、受給年齢も引き上げられるでしょう。今後は長生きリスクや、物不足によるインフレリスクという危機に備える必要があります。収入が伸びるものだった昔とは違い、多くの人は収入が増えない割に支出が増えていくのです。このような世の中の変化に振り回されないためにも、今後はお金の知識がますます必要となります。
少子高齢化の進む今の日本では昔の常識は通用しなくなってきています。内閣府の高齢社会白書によると、2060年には、高齢者の割合が約40%になると予測しています。
労働力不足や社会保障費の増加は、増税につながります。年金額も減り、受給年齢も引き上げられるでしょう。今後は長生きリスクや、物不足によるインフレリスクという危機に備える必要があります。収入が伸びるものだった昔とは違い、多くの人は収入が増えない割に支出が増えていくのです。このような世の中の変化に振り回されないためにも、今後はお金の知識がますます必要となります。
お金の知識がある人の傾向
お金や経済のしくみがわかるようになると、資産形成やライフプランを立てられるようになります。先に紹介した「金融リテラシー調査」によると、金融リテラシーの高い人は以下のような傾向があるそうです。
お金や経済のしくみがわかるようになると、資産形成やライフプランを立てられるようになります。先に紹介した「金融リテラシー調査」によると、金融リテラシーの高い人は以下のような傾向があるそうです。
- 家計管理がしっかりしている
- 金融トラブルが少なめ
- 経済ショックへの耐性が強め
- 株式や投資信託などリスク性資産への投資が多め
- 損失回避傾向(利益を得ることよりも損失を被ることの方が恐く、避けたいと思う傾向)が低め
- 横並び意識(自分が良いと思ったものよりも、周りに合わせてしまう意識)が低め
- 金融経済情報をみる頻度が高い
普段の暮らしにもお金の知識を
資産を増やすためには、入ってくるお金を増やすか、出ていくお金を減らすかしか方法はありません。
支出を減らすというと、食費や生活費の節約をイメージするかもしれませんが、苦労の割には効果は低めです。住宅費、保険料、通信費、自動車関連費などの固定費のを見直しは、資産を殖やすうえで大きな効果が期待できます。
収入を増やすには、昇進や昇給、転職によって給料をあげる方法があります。最近では、収入源を1つに依存せずに副業をする人も増えています。一生で稼げるお金(生涯年収)について考えることも大切です。お金の知識が身につくと、自分で働いて収入源を増やすこと以外に、手元にあるお金を投資で殖やすことも選択肢となることがわかります。
資産を増やすためには、入ってくるお金を増やすか、出ていくお金を減らすかしか方法はありません。
支出を減らすというと、食費や生活費の節約をイメージするかもしれませんが、苦労の割には効果は低めです。住宅費、保険料、通信費、自動車関連費などの固定費のを見直しは、資産を殖やすうえで大きな効果が期待できます。
収入を増やすには、昇進や昇給、転職によって給料をあげる方法があります。最近では、収入源を1つに依存せずに副業をする人も増えています。一生で稼げるお金(生涯年収)について考えることも大切です。お金の知識が身につくと、自分で働いて収入源を増やすこと以外に、手元にあるお金を投資で殖やすことも選択肢となることがわかります。
また、売り手の立場に立ってものごとを考えるクセをつけることが重要です。お金を儲けるしくみがわかれば衝動的な無駄遣いをしなくなります。
ほかにも、国や自治体の制度には知らないと損するものがたくさんあることにも気づくでしょう。例えば、家を建てたり、リフォームするときには、住宅補助や減税制度についても調べておけば、優遇制度を利用できるかもしれません。
ほかにも、国や自治体の制度には知らないと損するものがたくさんあることにも気づくでしょう。例えば、家を建てたり、リフォームするときには、住宅補助や減税制度についても調べておけば、優遇制度を利用できるかもしれません。
お金の知識を身につける方法と気をつける点
まずは、本をたくさん読みましょう。その際、複数の著者の本をたくさん読むことと、特に制度や税金に関する本は最近出版された本を選ぶことがポイントです。新聞や雑誌で最新の情報にふれることも重要です。
お金の知識を幅広く身につけたい場合には、ファイナンシャル・プランナー技能士(FP技能士)資格のテキストを読んでみるのも手です。3級はライフプランニングと社会保険や年金、保険制度、税金、資産運用、不動産、相続について学べます。社会人なら知っておくべき最低限の知識が網羅されています。
まずは、本をたくさん読みましょう。その際、複数の著者の本をたくさん読むことと、特に制度や税金に関する本は最近出版された本を選ぶことがポイントです。新聞や雑誌で最新の情報にふれることも重要です。
お金の知識を幅広く身につけたい場合には、ファイナンシャル・プランナー技能士(FP技能士)資格のテキストを読んでみるのも手です。3級はライフプランニングと社会保険や年金、保険制度、税金、資産運用、不動産、相続について学べます。社会人なら知っておくべき最低限の知識が網羅されています。
また、マネーセミナーに行ったり、ファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。無料より有料のセミナーの方が有益な場合が多いです。無料のセミナーは利益を得る目的で、主催者が参加者のためになるとは限らない金融商品などを勧める可能性があるので、その場で金融商品(保険や投資など)を勧められたとしても、言われるがまま買ったりしないようにしましょう。
お金の不安を減らすために
私はお金の知識を身につけるために、以下のことからはじめました。
世の中を変えるのは大変ですが、自分の行動や考え方は変えられます。お金の知識を身につけて賢く暮らしましょう。
教えてHouzz
お金の不安を解消するために実践していることを教えてください。
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私はお金の知識を身につけるために、以下のことからはじめました。
- 無料マネーセミナーに参加
- 書籍(お金のしくみや資産運用についての本)を数冊読む
- FP3級の資格取得
- ファイナンシャルプランナーに相談(有料)
世の中を変えるのは大変ですが、自分の行動や考え方は変えられます。お金の知識を身につけて賢く暮らしましょう。
教えてHouzz
お金の不安を解消するために実践していることを教えてください。
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