「日本、家の列島」展から読み解く、「住むことをめぐる物語」
「日本の都市に建築家がつくる家には、どうしてこれほどクリエイティブな作品が多いのだろう?」――建築家や写真家のフランス人たちが驚いた住宅約70点を紹介する展覧会が東京で開催中。家づくりに関心のある人にとっては、必見の展覧会です。
Junko Kawakami
2017年6月6日
Freelance since 1999.
現在、東京都港区のパナソニック汐留ミュージアムで、「日本、家の列島――フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」と題した展覧会が開催中だ。4人のフランス人(建築家のヴェロニック・ウルス、マニュエル・タルディッツ、ファビアン・モデュイと写真家のジェレミ・ステラ)が企画した、約70点の日本の住宅作品を紹介する展覧会は、2014年のフランスを皮切りにヨーロッパ各地で好評を博した後、日本へと巡回した。
展示されている70点の住宅は、いずれも「建築家がつくった日本の家」だ。こうした家が、フランス人企画者たちの目に興味深く映ったのはなぜなのか? 出展者の1人でもある建築家の菅原大輔さんに、展示作品を通し、日本の近代・現代住宅をめぐる「住むことの物語」を読み解いてもらった。
* * *
展示されている70点の住宅は、いずれも「建築家がつくった日本の家」だ。こうした家が、フランス人企画者たちの目に興味深く映ったのはなぜなのか? 出展者の1人でもある建築家の菅原大輔さんに、展示作品を通し、日本の近代・現代住宅をめぐる「住むことの物語」を読み解いてもらった。
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フランス、ポワティエ建築会館での展示の様子/2014年 撮影:ジェレミ・ステラ
日本の都市・郊外の特殊な住宅事情
まず、日仏では住宅建築をめぐる環境がまったく異なっている点を強調したい。フランスでは、都市部には戸建がほとんどなく、人々は基本的にアパルトマン(集合住宅)に暮らしており、年間新設住宅着工戸数は10万軒にとどまっている。また、160平米未満の物件は建築家が設計する必要がないため、デザイン面でイノベーティブな住宅は生まれにくい。
一方、日本の新設住宅着工戸数は約100万件。敷地の広さについての規制もないため、都心に小さな敷地を見つけて住宅を建てることが多々あり、それが特徴的な住宅作品が生む条件となっている。さまざまな工夫によって生み出される住宅は、フランスには見られないものであり、企画者たちの目に新鮮に映ったのだ。
日本の住宅市場全体を見れば、ストックは余剰傾向にある上、新築物件の大半はハウスメーカーがつくる規格住宅が占め、さらに、中古物件をリノベーションする人々も増えてきている。実際、土地を入手し、建築家に依頼して個性的な住宅を建てて住む人は、住宅取得者全体の数%に満たない。だが、そうした住宅こそが日本の住宅建築文化を担っているともいえる。
日本の都市・郊外の特殊な住宅事情
まず、日仏では住宅建築をめぐる環境がまったく異なっている点を強調したい。フランスでは、都市部には戸建がほとんどなく、人々は基本的にアパルトマン(集合住宅)に暮らしており、年間新設住宅着工戸数は10万軒にとどまっている。また、160平米未満の物件は建築家が設計する必要がないため、デザイン面でイノベーティブな住宅は生まれにくい。
一方、日本の新設住宅着工戸数は約100万件。敷地の広さについての規制もないため、都心に小さな敷地を見つけて住宅を建てることが多々あり、それが特徴的な住宅作品が生む条件となっている。さまざまな工夫によって生み出される住宅は、フランスには見られないものであり、企画者たちの目に新鮮に映ったのだ。
日本の住宅市場全体を見れば、ストックは余剰傾向にある上、新築物件の大半はハウスメーカーがつくる規格住宅が占め、さらに、中古物件をリノベーションする人々も増えてきている。実際、土地を入手し、建築家に依頼して個性的な住宅を建てて住む人は、住宅取得者全体の数%に満たない。だが、そうした住宅こそが日本の住宅建築文化を担っているともいえる。
《前川國男邸》
「昨日の家」と「今の家」――「大きな物語」から「小さな物語」の時代へ
では、あえて建築家に設計を依頼して、自分たちだけの住宅をつくる住まい手たちは、何を求めているのだろうか? 「住むことがつくりだす物語」ではないか、と私は考える。では、「住むことの物語」とは何なのか?
出展作品は、竣工した年代によって「昨日の家」と「今の家」という2つのカテゴリに分類されているが、作品が負っている「物語」を読み解いていくと、「大きな物語」から「小さな物語」へ移っていく、日本の住宅建築をめぐる「物語」の変化が読み取れる。
まず、「昨日の家」は1933年から1984年までに建てられた住宅だが、そのうち、戦前、戦中、戦後直後の作品、例えばレーモンドの《夏の家》や前川國男の《前川國男邸》は、明治以降、近代化とともに流入した西洋の建築文化をいかに日本の気候風土や建築様式に融合させていくかという『大きな物語』に寄り添った住宅だった。
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日本固有の建築要素を生かした、モダニズムの建築家、前川國男の自邸
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まず、「昨日の家」は1933年から1984年までに建てられた住宅だが、そのうち、戦前、戦中、戦後直後の作品、例えばレーモンドの《夏の家》や前川國男の《前川國男邸》は、明治以降、近代化とともに流入した西洋の建築文化をいかに日本の気候風土や建築様式に融合させていくかという『大きな物語』に寄り添った住宅だった。
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安藤忠雄/住吉の長屋/1976年 撮影:安藤忠雄
続く高度成長期以降の住宅、例えば石山修武の《幻庵》や安藤忠雄の《住吉の長屋》、伊東豊雄の《シルバーハット》などは、経済成長、人口増加、都市化や工業化による生産性の向上など、やはり日本社会全体に通底していた「大きな物語」を反映した住宅ととらえることができる。
一方、「今の家」が取り上げるのは1998年から2013年に竣工した住宅で、バブル経済が崩壊し、成長や発展といった物語の共有が維持できなくなった時代の作品だ。
そこでは、敷地やその周辺環境が持つ固有の特性や、個々の住まい手の価値観など、個別の『小さな物語』を紡ぐ住宅が生み出されるようになり、現代日本の住宅はよりいっそう多様性を増している。
では、現代日本の都市型住宅がそれぞれに紡ぐ「小さな物語」とはどのようなものなのか。出展作品70点のなかから、4作品を例にとり、読み取ってみよう。
続く高度成長期以降の住宅、例えば石山修武の《幻庵》や安藤忠雄の《住吉の長屋》、伊東豊雄の《シルバーハット》などは、経済成長、人口増加、都市化や工業化による生産性の向上など、やはり日本社会全体に通底していた「大きな物語」を反映した住宅ととらえることができる。
一方、「今の家」が取り上げるのは1998年から2013年に竣工した住宅で、バブル経済が崩壊し、成長や発展といった物語の共有が維持できなくなった時代の作品だ。
そこでは、敷地やその周辺環境が持つ固有の特性や、個々の住まい手の価値観など、個別の『小さな物語』を紡ぐ住宅が生み出されるようになり、現代日本の住宅はよりいっそう多様性を増している。
では、現代日本の都市型住宅がそれぞれに紡ぐ「小さな物語」とはどのようなものなのか。出展作品70点のなかから、4作品を例にとり、読み取ってみよう。
菅原大輔/切通しの家/2011年 撮影:ジェレミ・ステラ
敷地と周辺環境を所有する家
切通しの家
設計:菅原大輔
住まい手:4人(大人2人、子ども2人)
竣工:2011年
この家は自分自身の物語をつくりたいという強い思いをもった住まい手がいてこそ生まれた家である。理想の住環境を求める住まい手が、数年にわたって敷地を探し続けてようやく見つけたのが、東京の郊外、千葉県にある、ニュータウンの端に位置するこの場所だった。
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切通しの家
設計:菅原大輔
住まい手:4人(大人2人、子ども2人)
竣工:2011年
この家は自分自身の物語をつくりたいという強い思いをもった住まい手がいてこそ生まれた家である。理想の住環境を求める住まい手が、数年にわたって敷地を探し続けてようやく見つけたのが、東京の郊外、千葉県にある、ニュータウンの端に位置するこの場所だった。
菅原大輔/切通しの家/2011年 撮影:ジェレミ・ステラ
湾曲した壁面は目の前の自然の風景と連続し、屋内外は完全に一体化する。そして湾曲した壁は、ニュータウン側へのプライバシーを確保しながらも、四方から光と風を導き、住宅は日時計のように自然と共に移ろっていく。
都市的な利便性と自然の大らかな風景という一見相反すると豊かさを同時に所有しながら、自分たちの物語を積み重ねていきたいという、住まい手の強い思いが、この『切通し』を導き出した。それは製品としての建物の豪華さではなく、土地の特徴を所有するという、日本建築や庭園が本来持っていた、土地と共に生きる日本的建築観を示しているといえる。
湾曲した壁面は目の前の自然の風景と連続し、屋内外は完全に一体化する。そして湾曲した壁は、ニュータウン側へのプライバシーを確保しながらも、四方から光と風を導き、住宅は日時計のように自然と共に移ろっていく。
都市的な利便性と自然の大らかな風景という一見相反すると豊かさを同時に所有しながら、自分たちの物語を積み重ねていきたいという、住まい手の強い思いが、この『切通し』を導き出した。それは製品としての建物の豪華さではなく、土地の特徴を所有するという、日本建築や庭園が本来持っていた、土地と共に生きる日本的建築観を示しているといえる。
吉村靖孝/窓の家/2013年 撮影:ジェレミ・ステラ
インターネット時代の「個」をつなぐ家
窓の家
設計:吉村靖孝
住まい手:大人1人
竣工:2013年
海辺に建つ、延床面積約30平米の小さな週末住宅だが、敷地への配慮が非常に興味深い。『窓の家』という名の通り、大きな窓がこの家の特徴となっている。一般的に、内部から風景をきりとるために大きな窓(ピクチャーウィンドウ)を設けることはめずらしくないが、この家は、住まい手が留守のときに後ろにある家の住まい手のための『海への風景』を確保するという目的で、大窓を設けている。つまり、他者のためのデザインの実践だ。
また、たった1人のための小住宅は、生活とは家族や仲間とともに密に暮らすことにあるという過去の理想的生活モデルに、もはや寄り添ってはいない。インターネットが普及し、物理的に離れている個人がつながれる時代となった時代、逆にいえば、人間の交流が物理的近隣性から解放された時代にこそ生まれた、「おひとりさま」のための住宅だ。
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窓の家
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住まい手:大人1人
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中山英之/O邸/2009年 撮影:ジェレミ・ステラ
街に対して家庭生活を開く家
O邸
設計:中山英之
住まい手:5人(大人2人、子ども3人)
竣工:2009年
京都の街中にある家だが、夫婦と子ども3人の5人家族が暮らすのに、延床面積が42平米で部屋が2つしかない、という、驚異的な住宅だ。高度成長期以降、数十年にわたり、日本の間取りは『nLDK』、つまり、LDK+家族それぞれの個室という時代が続いてきたが、それと決別した住宅ともいえる。中心となる大空間を家族でシェアし、家族ひとりひとりが個室に閉じこもらず、自由に住むことが求められる、ある意味の住み方を試すような家でもある。
しかし、考えてみれば、日本の伝統的住宅は、和室の続き間を必要に応じて建具で仕切って寝室にしたり、開放して宴を開いたり、という柔軟な空間の使い方をしてきたのだから、そのDNAを受け継いでいるといえるのかもしれない。
加えて、ファサード全体を覆うような大きな窓も特徴的。街なかの住宅はプライバシー確保の観点から、《住吉の長屋》のように外に対して閉じるのが一般的だが、この家は進んで街に対して家族の暮らしを開いていこうとしている。つまり、街と家族の暮らしがつながる住宅でもある。
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O邸
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竣工:2009年
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加えて、ファサード全体を覆うような大きな窓も特徴的。街なかの住宅はプライバシー確保の観点から、《住吉の長屋》のように外に対して閉じるのが一般的だが、この家は進んで街に対して家族の暮らしを開いていこうとしている。つまり、街と家族の暮らしがつながる住宅でもある。
坂茂/羽根木公園の家―景色の道/2011年 撮影:ジェレミ・ステラ
自然に対して開く家
羽根木公園の家―景色の道
設計:坂茂
住まい手:弁護士とスタイリストのカップル
竣工:2011年
建築家がつくる高級な住宅建築らしい作品だ。コンクリート造で、《切通しの家》と同じく、大きな公園と道路という2つの風景に面しているが、《切通しの家》が箱型の空間と彫刻的平面で切りとったときにできる切通しで2つの風景をつないでいるのに対し、この家は、円弧を描く屋根と三角屋根という開口の切り取り方で、公園の自然と道路という対極的な風景を増幅するようにつなぎあわせていく構成になっている。
また、網戸がないのも特徴だ。住宅においては、通常、虫をはじめ、外部から入ってくる異物を遮断するが、ここでは、虫が住宅を通過することさえ許容するかのように、内部と外部が完全につながっている。それは、日本の伝統建築である寝殿造りや数寄屋の住宅を思い起こさせる、自然に投げ出されたような空間であり、それを受け入れて住まうところに、住まい手の価値観があらわれている。
自然に対して開く家
羽根木公園の家―景色の道
設計:坂茂
住まい手:弁護士とスタイリストのカップル
竣工:2011年
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ジェレミ・ステラ《妹島和世/梅林の家》2010年9月2日
フランス人が切り取る「平面的な都市」東京
「今の家」の展示写真のうち、東京近郊にある家の多くを撮影したのは、フランス人写真家のジェレミ・ステラだ。2009年から東京に在住するステラは、さまざまな造形が混在する東京の住宅地の街並みに魅了され、そこを行き交う人や子ども、家で暮らす家族の姿も取り込んだ風景を切りとった「東京の家」というシリーズ作品を撮影してきた。
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隈研吾/鉄の家/2007年 撮影:ジェレミ・ステラ
「東京といえば海外の人は高層ビルの都市をイメージするが、現実には、パリよりさらに低い建物が立ち並ぶ平面的な建物が立ち並ぶ平面的な都市。独立した個人住宅が平べったい土地にまさに密集し、個人の家が、空に向かって開かれた繭のようでいて、通りからは隠された小さな我が家を建てている」とステラは言う。
「東京といえば海外の人は高層ビルの都市をイメージするが、現実には、パリよりさらに低い建物が立ち並ぶ平面的な建物が立ち並ぶ平面的な都市。独立した個人住宅が平べったい土地にまさに密集し、個人の家が、空に向かって開かれた繭のようでいて、通りからは隠された小さな我が家を建てている」とステラは言う。
河内一泰/ハウスkn/2006年 撮影:ジェレミ・ステラ
展覧会情報
日本、家の列島――フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:6月25日まで
入場料:一般:800円、大学生:600円、中学生:200円
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【 建築家の”役割”の変遷 】
①1900年代 始まり 西洋建築をそっくり真似る(例:日本銀行)
②
③1950年代 戦後 火災に強い住宅の大量供給(公団住宅)
④
⑤1970年代 万博 進歩と調和を表現すること
⑥1980年代 バブル 人を驚かせること
⑦1990年代 崩壊 ローコストで建てること
⑧2000年代 下請 ゼネコン(メーカー)の設計施工一貫が増加
⑨2010年代 現在 混沌とした社会を表現すること
おしゃれ(洋風)で快適(機能的)な住まいのお手本は①~⑤だと思います。
①も現存します。 住まいに「驚き」や「混沌」は必要ありません。
私はアートスクールを運営してますが、そこで企画したミュージアム遠足でこの展覧会へ行ってきました!多くの模型もじっくり見ることができて大満足でした。特に東孝光さんの塔の家が素晴らしかったです!ぜひhouzzでも紹介していただきたいです!
安藤忠雄の「住吉の長屋」は当時の私にとっては衝撃的でした。
便利さを捨ててでも「気持ち良さを優先」した小さな住宅に感銘を受け、この作品からは「何を最優先」させるのかを学びました。