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「人が集まるのが楽しくて!」ホームパーティーも快適にできる1LDKのマンション
毎日を忙しく過ごす編集者が選んだのは、世田谷区築34年の1LDKマンションでした。
Yu Ebihara
2017年5月6日
Houzz Japan editorial team staff. / ハウズ ジャパンのエディトリアルスタッフです。
ファッション誌やライフスタイル誌の編集者を経て、現在はウェブマガジンの統括編集長として東京で活動する岡澤創人(はじめ)さん。そんな岡澤さんが暮らす家は、世田谷区の築34年の1LDKのマンション。2014年に購入し、フルリノベーションした。「陽の入り方がきれいな南向きであること、最上階であること、ルーフバルコニーがあることが求める物件の条件でした」。新築マンションも検討をした時期もあったが、このマンションの周囲に高い建物がないため、東京タワーも東京スカイツリーも同じ方面に臨め、夏は多摩川の花火も見れるという眺望の良さに惹かれて購入に至ったという。30代前半での大きな決断、大きな買い物だった。
どんなHouzz?
住まい手:編集者・岡澤創人さん
所在地:東京都世田谷区
延床面積:51.23㎡
構造:RC造・リノベーション
築年月:1983年5月
費用:3700万円(マンション購入費)+1000万円(リノベーション代)
施工会社:インドアヒズ
以前はフランス人家族が入居していた部屋も、デザインの古さなどが気になり、思い切ってスケルトンの状態からリノベーションしようと決意した岡澤さん。不動産購入の際に紹介してもらった施工会社〈インドアヒズ〉に施工を依頼した。
「(仕事で)取材をしていいなと思った家や、雑誌などで気になった家の写真を集めたイメージボードを作って伝えました」。
施工中に海外出張が重なってしまい、細かなところをうまく伝えられなかったことが悔やまれると話すが、休日などに岡澤さん自身でDIYをして新たに棚を作ったり、パーツを取り替えて、さらに自分の好みの家になるように少しずつ手を入れている。そのパーツなどを選ぶ時間が楽しくて、岡澤さんは「部屋を育てている感覚」なのだと話す。
住まい手:編集者・岡澤創人さん
所在地:東京都世田谷区
延床面積:51.23㎡
構造:RC造・リノベーション
築年月:1983年5月
費用:3700万円(マンション購入費)+1000万円(リノベーション代)
施工会社:インドアヒズ
以前はフランス人家族が入居していた部屋も、デザインの古さなどが気になり、思い切ってスケルトンの状態からリノベーションしようと決意した岡澤さん。不動産購入の際に紹介してもらった施工会社〈インドアヒズ〉に施工を依頼した。
「(仕事で)取材をしていいなと思った家や、雑誌などで気になった家の写真を集めたイメージボードを作って伝えました」。
施工中に海外出張が重なってしまい、細かなところをうまく伝えられなかったことが悔やまれると話すが、休日などに岡澤さん自身でDIYをして新たに棚を作ったり、パーツを取り替えて、さらに自分の好みの家になるように少しずつ手を入れている。そのパーツなどを選ぶ時間が楽しくて、岡澤さんは「部屋を育てている感覚」なのだと話す。
元の家で使っていたテレビ台は、カウンターテーブルの高さと合ったため、新居ではベンチとなった。〈ASPLUND〉のエシカルブランド《ディボディー》というシリーズの、古材チーク材を使用した家具。テーブルも同様に揃えている。
このデニムのスツールも〈ASPLUND〉で購入。ホームパーティーを頻繁に行う岡澤家では、椅子やスツールがたくさん置かれている。
「人が集まる場所を、(冬は)こたつ、ソファ、リビングテーブルあたり、カウンターあたりと分散して、お客さんが全員座れるように椅子はたくさん用意しています」。
バルコニーでBBQをして、家の中でくつろぎながら飲むという導線が考えられている。
「人が集まる場所を、(冬は)こたつ、ソファ、リビングテーブルあたり、カウンターあたりと分散して、お客さんが全員座れるように椅子はたくさん用意しています」。
バルコニーでBBQをして、家の中でくつろぎながら飲むという導線が考えられている。
いくつか植物を下げているが、冷暖房の風を直に受けて枯れてしまう懸念があり、フェイクグリーンをうまく利用している。
床暖房も岡澤さんのお気に入り。フローリングに似せた床一面の木目のシートも違和感がなくインダストリアルな雰囲気に馴染む。
インテリアは、〈ACME Furniture〉、三軒茶屋〈klala〉、三軒茶屋〈PUEBCO〉のほか、〈LOFT〉や〈東急ハンズ〉などの生活用品店もよく利用している。雑誌やウェブに自邸が紹介される、アートディレクターの平林奈緒美さんや、〈THE CONRAN SHOP〉バイヤーの滝沢時雄さん、プラントアーティストの川本諭さんのセンスを、インテリアのお手本としている。
床暖房も岡澤さんのお気に入り。フローリングに似せた床一面の木目のシートも違和感がなくインダストリアルな雰囲気に馴染む。
インテリアは、〈ACME Furniture〉、三軒茶屋〈klala〉、三軒茶屋〈PUEBCO〉のほか、〈LOFT〉や〈東急ハンズ〉などの生活用品店もよく利用している。雑誌やウェブに自邸が紹介される、アートディレクターの平林奈緒美さんや、〈THE CONRAN SHOP〉バイヤーの滝沢時雄さん、プラントアーティストの川本諭さんのセンスを、インテリアのお手本としている。
カウンターテーブルはオリジナルで作ってもらい、下に食器が収納できるようにリクエストをした。
「祖母が愛知で器の卸業を営んでいますが、僕自身はそれまであまり器に興味はありませんでした(笑)。この家に引っ越してきて人に料理を振る舞うようになって、ようやく器に興味が出てきたので、合羽橋や千駄ヶ谷の〈Shizen〉、渋谷の〈うつわ謙心〉などで買い集めています」。
親族にあたる、伊賀焼作家・金重元郎氏の作品も岡澤さんのお気に入りだ。Apple本社でしか手に入れることができないマグカップなど、仕事の思い出の食器も収まる。
「祖母が愛知で器の卸業を営んでいますが、僕自身はそれまであまり器に興味はありませんでした(笑)。この家に引っ越してきて人に料理を振る舞うようになって、ようやく器に興味が出てきたので、合羽橋や千駄ヶ谷の〈Shizen〉、渋谷の〈うつわ謙心〉などで買い集めています」。
親族にあたる、伊賀焼作家・金重元郎氏の作品も岡澤さんのお気に入りだ。Apple本社でしか手に入れることができないマグカップなど、仕事の思い出の食器も収まる。
〈SONY〉のLED電球スピーカーは岡澤さんのレコメンドアイテム。リモコンからでもアプリからでも調節ができるすぐれもので、まるで音のシャワーを浴びているような感覚になる。調光機能付きで、192色のカラーに変更可能。
大人になってから習い始めたというピアノは、最近は忙しくて通えていないのが目下の悩み。「やってみたら何か見えてくるかもという考えなので、新しいことに取り組むことが好き」なのだという。
リビングから玄関方面を見る。右手前はトイレ、その奥はウォークインクローゼット、左側は洗面所とお風呂。扉は、滋賀の〈WOOD DEPOT〉で購入。オイルステイン仕上げのベイマツを使用した重厚感と高級感のある扉で、玄関の雰囲気を引き締める。
玄関に取り付けたセンサー式のペンダントライトは、ハンドメイド品を販売するウェブサービス〈Creema〉で購入した。「〈Creema〉や〈Minne〉などのハンドメイドマーケットプレイスはよく利用します」。オリジナリティが出るのがいいのだという。
玄関に取り付けたセンサー式のペンダントライトは、ハンドメイド品を販売するウェブサービス〈Creema〉で購入した。「〈Creema〉や〈Minne〉などのハンドメイドマーケットプレイスはよく利用します」。オリジナリティが出るのがいいのだという。
「本」がテーマのトイレ。壁のシルクスクリーンはニューヨーク出身の現代アーティスト・Death NYCのもので海外のECサイトや、神保町の〈小宮山書店〉で購入。また、棚に飾られたジェフ・クーンズの現代アートの写真集は古本屋で買ったものだ。
洗面所にはタイルを採用。タオルが置かれる棚受け金物やライトは、岡澤さんが取り付けた。
壁一面の棚が憧れだったという岡澤さん。この棚は、好きな本や旅や仕事の思い出の品を飾るというだけでなく、自分のこれまでを見直したり、整理するという役割も果たしている。岡澤さんいわく「この本棚にあるものは、自分の人生を形成してきたものたちです」。
過去を構成するコーナー。幼少期に好きだった絵本を飾っており、実家から持ってきたものもあれば、処分してしまったものは、新しく買い足したりもした。
『GQ』、『GAINER』といったファッション誌やカルチャー誌の編集に携わっていた時期から集めているさまざまなジャンルの雑誌たち。仕事で携わっていたものはもちろん、記憶に残っている雑誌もストック。
その他にも、語学のテキストや、ファッションショーのカタログ、思い入れのある海外取材で手に入れた雑貨、小さなフィギュアなどが並ぶ。
岡澤さんがこの家で一番落ち着ける場所というこたつは、〈無印良品〉で購入。
「くったりと柔らかなソファとこたつの組み合わせが最強すぎて、休日の一日の大半をここで過ごすこともあります」。まさしく「人をダメにするソファ」なのだそう。
「仕事が忙しくて、以前は家は寝に帰るだけの存在だと思っていましたが、この家で暮らし始めてからは、家に帰って寝ることが癒しになっていると感じられます」と話す岡澤さん。仕事に趣味にプライベートに奔走する岡澤さんの憩いの場であり、友人たちがふと遊びに来たくなるような場。それが岡澤さんの家なのだ。
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