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ワクワクしたいなら、「はしご」のある空間をつくろう!
シンプルなのに、主役級の存在感があるはしご。「のぼってみたい!」と思うはしごに共通点はあるのでしょうか?
小川のぞみ
2017年4月13日
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む。
ライター/コピーライター歴は10年以上。ウェブサイトや雑誌、ECサイトや通販誌、広告媒体(商業施設の冊子やポスター、大手企業発行の会報誌など)にて企画から携わる。担当分野は、住宅、インテリア、教育、ファッション、ランジェリー、インタビュー取材など。スタイリストの経験も多数。
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む... もっと見る
高いところに手が届く便利な道具でありながら、そのシンプルで可愛らしいルックスからインテリアアイテムとして人気のはしご。例えば、アンティークのはしごがたまらなく好き、インダストリアルな鉄製はしごを愛用している、という人も少なくないでしょう。また、はしごは階段とは異なり、手足を使って直線的に移動するという不慣れな行動が伴うもの。そのためどこか非日常的で、「のぼってみたい」「その先を見てみたい」という高揚感を覚えるのも事実。この記事では、はしごのある魅力的な実例とともに、ワクワクをつくるヒントを探っていきます。
1. 定番の使い方! はしごとロフトのコンビ
室内ではしごをとりいれるなら、やはりロフトとのセットが簡単です。建築事務所〈BE-FUN DESIGN〉が手がけたこちらの部屋は、階段からすぐにロフトへとつながるはしごが見え、さらに上へとのぼってみたい気持ちにさせられる心にくい設計。
ベッド、収納スペース、秘密のバースーペース…… みなさんなら、はしごの先はどんな空間にしたいですか?
室内ではしごをとりいれるなら、やはりロフトとのセットが簡単です。建築事務所〈BE-FUN DESIGN〉が手がけたこちらの部屋は、階段からすぐにロフトへとつながるはしごが見え、さらに上へとのぼってみたい気持ちにさせられる心にくい設計。
ベッド、収納スペース、秘密のバースーペース…… みなさんなら、はしごの先はどんな空間にしたいですか?
〈deco design〉がデザインしたロフトベッドのある部屋は、大人の秘密基地、といった雰囲気。はしごのワクワク感に加え、ボルタリングまで設えて大人の遊び心を演出しています。はしごはもちろんのこと、ボルタリングでもロフトベッドにのぼれます。
2. まるで海外の図書館!? はしごと本棚
木箱に囲まれたリビングがユニークな〈葛西潔建築設計事務所〉設計の《56/100 木箱・深大寺》は、天井まで続く大胆な棚とはしごに注目。そのコンビネーションは、一見、海外の図書館のような印象です。はしごがあれば、本から自転車までさまざまなモノを目一杯飾りながら収納する楽しい空間を使いこなすことができます。
木箱に囲まれたリビングがユニークな〈葛西潔建築設計事務所〉設計の《56/100 木箱・深大寺》は、天井まで続く大胆な棚とはしごに注目。そのコンビネーションは、一見、海外の図書館のような印象です。はしごがあれば、本から自転車までさまざまなモノを目一杯飾りながら収納する楽しい空間を使いこなすことができます。
〈株式会社 ハーフェレ ジャパン〉のスライド式はしご《MWEラダーシステム》を採用した本棚は、海外の図書館のイメージそのもの。手の届かない場所に本棚を作っても余裕のユーティリティです。
書斎はもちろん、はしごをさっと安全にずらせるので、リビングでの設置にも向きます。はしごが知の冒険へと導いてくれることでしょう。
はしご・脚立を探す
書斎はもちろん、はしごをさっと安全にずらせるので、リビングでの設置にも向きます。はしごが知の冒険へと導いてくれることでしょう。
はしご・脚立を探す
3. 空間をつなげる架け橋としてのはしご
〈栗原隆建築設計事務所〉が手がけた家は、吹き抜けの大空間に配した高いはしごに目を奪われます。
実はこちらのはしごは、オブジェのようなアクセントになっているだけではなく、1階のギャラリーと2階の居住空間をつなぐ役目を持っています。
〈栗原隆建築設計事務所〉が手がけた家は、吹き抜けの大空間に配した高いはしごに目を奪われます。
実はこちらのはしごは、オブジェのようなアクセントになっているだけではなく、1階のギャラリーと2階の居住空間をつなぐ役目を持っています。
外から見てみましょう。はしごと2階の関係がよくわかります。1階から見上げるとロフトに通じるはしごかと想像してしまいますが、このように居住空間への架け橋となっているとは驚きです。
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4. リビングのはしごから別空間へとつながる
各部屋がスキップフロアで連続している〈enne 建築設計〉設計の《盆栽町の家》は、階段だけでなく、はしごも用いているところがひとヒネリある面白さです。
各部屋がスキップフロアで連続している〈enne 建築設計〉設計の《盆栽町の家》は、階段だけでなく、はしごも用いているところがひとヒネリある面白さです。
リビングから見てみると、下のフロア、はしご、上の空間の連続性がはっきりとします。空間のつながりの最後に、はしごがかかっていることでワクワク感が漂い、なんとも心くすぐられるポイントとなっています。
5. おしゃれな収納兼ディスプレイとして
〈no.555 一級建築士事務所〉が手がけた部屋のベッドサイドには、背の低いはしごがディスプレイ感覚でスタイリッシュに置かれています。
ちょっとした壁面収納として使うこともできるのが、はしごの持つ優秀さ、愛らしさです。
〈no.555 一級建築士事務所〉が手がけた部屋のベッドサイドには、背の低いはしごがディスプレイ感覚でスタイリッシュに置かれています。
ちょっとした壁面収納として使うこともできるのが、はしごの持つ優秀さ、愛らしさです。
〈家具工房 つなぎ〉の《壁面ディスプレイシステム HASHIGO》は、並べて使うと壁面収納コーナに。スカーフやカーディガンなどのちょい掛けにも対応できて便利です。
大がかりなはしご使いが無理なら、このようにまずはインテリアアイテムとして、とりいれてみるだけでも楽しめます。
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教えてHouzz
はしごの活用アイデアや、理想のはしごのある部屋があれば、コメント欄で写真などを共有してください!
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