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バスルーム水栓の種類と機能を知って、入浴タイムをもっと楽しく!
バスルームのイメージを決める大切な存在、水栓。シャワーなど洗い場設置用水栓、バスタブ用水栓とタイプ別に、機能と特徴をシンプルにわかりやすく解説します。
Taeko Ishii
2017年9月8日
フリーランスのエディター・ライター。大学で住まいについて学んだのち、コピーライター、住宅雑誌編集者を経てフリーランスに。暮らしまわりに関すること、地方での暮らしについてが主なテーマです。
フリーランスのエディター・ライター。大学で住まいについて学んだのち、コピーライター、住宅雑誌編集者を経てフリーランスに。暮らしまわりに関すること、地方での暮らしについてが主なテーマです... もっと見る
毎日使うバスルーム。快適さを決める要素のひとつが、シャワーをはじめとする水栓です。バスルームの水栓は、大まかに「洗い場設置用」と「バスタブ設置用」、「浴槽と洗い場兼用の水栓」に分けられます。
洗い場設置用水栓
洗い場の水栓には、吐水(カラン)とシャワーに切り替えられる「シャワーバス水栓」と、カランなしの「シャワー水栓」があります。
洗い場の水栓には、吐水(カラン)とシャワーに切り替えられる「シャワーバス水栓」と、カランなしの「シャワー水栓」があります。
操作の方法で分けると、水と湯を調整するハンドルが分かれている「ツーハンドルタイプ」、 レバー1本で湯水の量や温度を調節できる「シングルレバータイプ」、そして近年の主流である、写真のような「サーモスタット混合水栓」があります。「サーモスタット混合水栓」は、温度目盛りに合わせるだけで希望の湯温を保って給湯するのがメリットです。
「平日や夏はバスタブに浸からずシャワーだけで済ませる」という人も増えています。シャワータイムをより楽しむためにおすすめなのが、上から浴びるオーバーヘッドシャワーや、垂直方向から浴びるボディシャワーなどを組み合わせること。
個々のシャワー機能も進化し、ミストシャワーや勢いのあるスプレー、マッサージ効果のあるものなど、水流のバリエーションが選べる多機能シャワーが人気です。
バスタブ設置用水栓
バス水栓は、バスタブに湯水を溜めるのが主な用途です。最近はバスタブ自体に湯はり・追い焚き機能がついていることが多いため、水栓を設置しないケースが多いですが、少しだけ水や湯を足したいときには重宝するもの。引き出せるシャワーをバスタブに設置しておけば、日々の清掃にも便利です。
バス水栓は、バスタブに湯水を溜めるのが主な用途です。最近はバスタブ自体に湯はり・追い焚き機能がついていることが多いため、水栓を設置しないケースが多いですが、少しだけ水や湯を足したいときには重宝するもの。引き出せるシャワーをバスタブに設置しておけば、日々の清掃にも便利です。
バス水栓にも洗い場設置用と同じく、「ツーハンドルタイプ」と「シングルレバータイプ」の2種類があります。
設置タイプ別に見ると、壁に設置する「壁付けタイプ」、バスタブの縁に設置する「マウントタイプ」、バスタブの周囲に平場がある場合に可能な「デッキ付きタイプ」、そしてホテルライクなイメージの「フリースタンディングタイプ」の4つがあり、バスタブの形状や納め方によって組み合わせを選びます。
設置タイプ別に見ると、壁に設置する「壁付けタイプ」、バスタブの縁に設置する「マウントタイプ」、バスタブの周囲に平場がある場合に可能な「デッキ付きタイプ」、そしてホテルライクなイメージの「フリースタンディングタイプ」の4つがあり、バスタブの形状や納め方によって組み合わせを選びます。
- 壁付けタイプ
- マウントタイプ
- フリースタンディングタイプ
洗い場とバスタブ兼用の水栓
上の写真は洗い場とバスタブの中央に設置する水栓。洗い場で使えるシャワーと、バスタブでも洗い場でも使えるようスパウト(吐水口)を長くとったカランを組み合わせたタイプです。
大がかりにリノベーションせずとも、こうした水栓のみを換えるプチリフォームは、使い勝手や気分が一新するのでおすすめです。シャワーヘッドのみ交換したり、オーバーヘッドシャワーを追加したり、さらに写真のようにクラシカルなデザインに一新したりしても、雰囲気が変わってバスタイムが楽しくなるはず。
ただし海外製品を取り入れる際は、設置場所の水圧が適合しているか確認を。日本は海外よりも水圧が低いため、場合によっては加圧ポンプを設置するなどの対応が必要です。
毎日手に触れる水栓は、満足度にダイレクトにつながります。機能もデザインもお気に入りのものを見つけてください。
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