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春に増える思い出のモノの保管方法と活かし方
卒業、進学、就職、異動、転勤など、年度の変わり目は、転機が訪れ、思い出の品が増える時期。大切な記憶や思いがこもったモノの収納や整理整頓、片付け法をご紹介します。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2017年3月18日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
卒業、部署異動、進学・進級など、新生活に向けて時間も気持ちも慌ただしくなる季節がやってきました。今こそ片づけを! とスイッチを入れるチャンスでもありますが、実はモノが増えやすいタイミングでもあります。保管の仕方や活かし方を中心に、モノとの向き合い方についてご提案します。
春に増えるモノとは?
お子さんがいるご家庭や、卒業を迎えた学生さんにとって増えるモノといえば、卒業アルバム、文集や作品、写真、記念品、制服などがあります。形状やサイズもまちまちのメモリアルなモノは、意外と場所を取るものです。
お子さんがいるご家庭や、卒業を迎えた学生さんにとって増えるモノといえば、卒業アルバム、文集や作品、写真、記念品、制服などがあります。形状やサイズもまちまちのメモリアルなモノは、意外と場所を取るものです。
冊子類はとりあえず本棚へ、写真整理は後回し、記念品はいずれ使うかもしれないときのためにしまっておくとして……。こんなふうにあいまいにしていくと、家の中はあっという間に雑然としていきます。そのほかにも、長い間、貸し借りしたままにしていたモノが戻ってきたり、学校に保管していたものを一気に持ち帰ってくるということもあります。これは、職場でも同じです。いつの間にか増えていた私物を週末持ち帰るなどという経験があるのでは?
増えたモノを仕分ける
増えたモノの中にも、自分にとっての優先順位はあるはずです。まずは増えたモノを一カ所に集めて分けていきましょう。大切に保管したいモノ、今は残しておきたいモノ、手放してもいいモノ、使えるモノ。使えるモノは、「いつか使える」ではなく、極力すぐに使う=(イコール)活かす方法を考えてください。また、手放してもいいモノだけど、捨てるのは抵抗があるという方は、必要な方に譲るという選択もあります。リサイクルショップやフリーマーケット、オークションの利用などがその手段の一例です。友人・知人への押し付けは絶対にやめましょう。
増えたモノの中にも、自分にとっての優先順位はあるはずです。まずは増えたモノを一カ所に集めて分けていきましょう。大切に保管したいモノ、今は残しておきたいモノ、手放してもいいモノ、使えるモノ。使えるモノは、「いつか使える」ではなく、極力すぐに使う=(イコール)活かす方法を考えてください。また、手放してもいいモノだけど、捨てるのは抵抗があるという方は、必要な方に譲るという選択もあります。リサイクルショップやフリーマーケット、オークションの利用などがその手段の一例です。友人・知人への押し付けは絶対にやめましょう。
大切なはずのモノの行方
大切で捨てられないはずのモノが、実はあまり大切にされていない状態にあることはよくあります。棚の隅でほこりまみれになっている、適当に積み上げられ何かの下敷きになっている、湿気でカビがはえている、あることを忘れている……。これは、取っておく(捨てない)と決めただけで、保管するという意識が欠けているために起こることです。大切にするという気持ちと行動が伴っていなければ、それはただ「残しているだけ」の状態であることを理解しましょう。
大切で捨てられないはずのモノが、実はあまり大切にされていない状態にあることはよくあります。棚の隅でほこりまみれになっている、適当に積み上げられ何かの下敷きになっている、湿気でカビがはえている、あることを忘れている……。これは、取っておく(捨てない)と決めただけで、保管するという意識が欠けているために起こることです。大切にするという気持ちと行動が伴っていなければ、それはただ「残しているだけ」の状態であることを理解しましょう。
メダルやトロフィーなども期間を決めて飾ったり、ディスプレイの仕方を工夫してインテリアとして楽しみましょう。また、かさばる作品は、作った本人と一緒に撮影しておくと、成長の証としてさらに輝きを増して残すことができます。画像はデジタルフォトフレームを使ったり、パソコンのスライドショーなどで閲覧できるよう厳選して楽しむのもいいですね。
メモリアルボックスを作る
文字通りに思い出を大切に保管するためのボックスを作り、その中にしまいます。ほこり防ぐ蓋つきのボックスがいいでしょう。保管するものの内容に合わせて、湿気を防ぐためのシートを入れるなどケアしましょう。メモリアルボックスが複数になる場合は、人別、種類別などに分け、外から一目でわかるようにラベル管理をしましょう。
文字通りに思い出を大切に保管するためのボックスを作り、その中にしまいます。ほこり防ぐ蓋つきのボックスがいいでしょう。保管するものの内容に合わせて、湿気を防ぐためのシートを入れるなどケアしましょう。メモリアルボックスが複数になる場合は、人別、種類別などに分け、外から一目でわかるようにラベル管理をしましょう。
また、中身に関しては、簡単なリストを作ってボックスの中に入れておくのがおすすめです。このボックスに思い出の品を追加するときは、リストに書き足していく仕組みです。中身は箱に入る分だけと目安を決めておけば、都度見直しができます。リストにしたり、見直すことで、思い出は色あせることなく、やがて実物がなくても輝くということに気づけるのです。
今年からでも、まずはじめてみる
これらの提案を読むと、後回しにしてきたこれまでの思い出のモノもなんとかしなくてはいけない、と考えてしまうのではないでしょうか。一気に着手できれば理想的ですが、思い出のモノは、決断に時間がかかったり、見返しているうちに脱線してしまうこともあります。まずはこの春に増えたモノからだけでいいので、後回しにせずに取り掛かってみてください。ん。
これらの提案を読むと、後回しにしてきたこれまでの思い出のモノもなんとかしなくてはいけない、と考えてしまうのではないでしょうか。一気に着手できれば理想的ですが、思い出のモノは、決断に時間がかかったり、見返しているうちに脱線してしまうこともあります。まずはこの春に増えたモノからだけでいいので、後回しにせずに取り掛かってみてください。ん。
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