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My Houzz:女優クリスティン・ベルが姉のために地下室をサプライズ・リノベーション!【動画&テキスト】
ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナの声優をはじめ、TVドラマや映画で活躍するアメリカの女優、クリスティン・ベル。彼女が心から敬愛する姉のために、暗くて使いづらい地下室をサプライズ・リノベーション。その一部始終を動画と記事でご紹介します!
Mitchell Parker
2017年3月7日
ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナの声優をつとめ、アメリカでは人気テレビドラマ・映画『ヴェロニカ・マーズ』の主演女優として人気のクリスティン・ベルさん。三人姉妹の末っ子として育った彼女にとって、お姉さんのサラさんはずっと憧れの存在だった。「妹って、『姉みたいになりたい』と思いながら育つもの。サラは、私にとってまさにスーパーウーマンです」。そんなクリスティンさんがサラさんのために実行した、お姉さんの家の地下室のサプライズ・リノベーションをご紹介しよう。
アフターの写真:Mars Photo and Design
どんな地下室?
住まい手:サラさん、夫のトムさん、4人の子どもたち
所在地:アメリカ、ミシガン州デトロイト市
設計:〈メドウラーク・デザイン+ビルド〉のメリッサ・ケネディー
動画はこちら「女優クリスティン・ベルが姉のために地下室をサプライズ・リノベーション」
12年前に夫のトムさんとともに、デトロイトの家に引っ越してきたサラさん。当時、3LDK+バス・トイレの家は夫婦ふたりの暮らしにはちょうどよい家だった。しかし、子どもが4人授かると窮屈に。「子どもたちが窓から飛び出そうでしたね」とクリスティンさん。
どんな地下室?
住まい手:サラさん、夫のトムさん、4人の子どもたち
所在地:アメリカ、ミシガン州デトロイト市
設計:〈メドウラーク・デザイン+ビルド〉のメリッサ・ケネディー
動画はこちら「女優クリスティン・ベルが姉のために地下室をサプライズ・リノベーション」
12年前に夫のトムさんとともに、デトロイトの家に引っ越してきたサラさん。当時、3LDK+バス・トイレの家は夫婦ふたりの暮らしにはちょうどよい家だった。しかし、子どもが4人授かると窮屈に。「子どもたちが窓から飛び出そうでしたね」とクリスティンさん。
ビフォー:今回のリノベーションでは地下を重視することにしたクリスティンさん。長年、ところどころ手を入れてきたせいで、仕上げがされているところとそうでないところがあり、間取りも非効率的で、居心地がよいとは言えなかった。「姉は子育てに忙しく、地下のリノベ案を考える時間がありません。そこで、この家を最大限に活用して、みんなにとって魅力ある地下をつくる方法を私が考えよう、と思ったんです」とクリスティンさんは言う。
動画はこちら
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アフター:クリスティンさんが暮らしているのはデトロイトから3200キロも離れたロサンゼルス。そこで、リノベにはハウズを活用することに。そして、このプロジェクトは、有名人が大切な家族のためにサプライズ・リノベーションをプレゼントするドキュメンタリー・シリーズ「My Houzz(マイ・ハウズ)」として記録されることになった。このシリーズのパイロット版であるアシュトン・カッチャー編はこちら。アシュトンはMy Houzzシリーズのエグゼクティブ・プロデューサーをつとめている。
クリスティンさんはまず、ハウズを使ってデトロイトにいる家づくりのプロを検索し、〈メドウラーク・デザイン+ビルド〉のメリッサ・ケネディさんを見つけた。設計と施工の両方を手がけている点が気に入ったとのこと。
もちろん、〈メドウラーク〉がハウズのアカウントにプロジェクトとして掲載している作品のスタイルも素敵でとても気に入ったし、レビューがどれもの高評価だったので、信頼できるプロだと感じたのだった。「この人になら、今回のプロジェクトを任せられる、とわかったんです」とクリスティンさん。できあがった部屋に加えた家具や小物のほとんどは、ハウズのマーケットプレイスで購入した。
ケネディさんと施工チームは、地下の内装の解体に着手。広々とした間取りにするため、壁を撤去していった。ケネディさんとクリスティンさんが選んだスタイルは、ケネディさんいわく「シンプルなトラディショナル。あたたかい色づかい、あたたかい質感、心地よい家具。クールすぎるものや飾り立てたものは使っていません」。
吊り天井を撤去し、あらわしにした梁を白っぽい色で塗装して部屋全体を明るくした。「20センチほど天井が高くなるだけで、視線が遠くまで届くようになります」とケネディさんは言う。床はコンクリートをうちなおした
クリスティンさんはまず、ハウズを使ってデトロイトにいる家づくりのプロを検索し、〈メドウラーク・デザイン+ビルド〉のメリッサ・ケネディさんを見つけた。設計と施工の両方を手がけている点が気に入ったとのこと。
もちろん、〈メドウラーク〉がハウズのアカウントにプロジェクトとして掲載している作品のスタイルも素敵でとても気に入ったし、レビューがどれもの高評価だったので、信頼できるプロだと感じたのだった。「この人になら、今回のプロジェクトを任せられる、とわかったんです」とクリスティンさん。できあがった部屋に加えた家具や小物のほとんどは、ハウズのマーケットプレイスで購入した。
ケネディさんと施工チームは、地下の内装の解体に着手。広々とした間取りにするため、壁を撤去していった。ケネディさんとクリスティンさんが選んだスタイルは、ケネディさんいわく「シンプルなトラディショナル。あたたかい色づかい、あたたかい質感、心地よい家具。クールすぎるものや飾り立てたものは使っていません」。
吊り天井を撤去し、あらわしにした梁を白っぽい色で塗装して部屋全体を明るくした。「20センチほど天井が高くなるだけで、視線が遠くまで届くようになります」とケネディさんは言う。床はコンクリートをうちなおした
自然光が入らないため照明を追加し、蛍光灯を3000ケルビン温度の電球に変更した。「あたたかみがありすぎてもダメなんです。自然光に近い、少しクールな光を導入しました。」
ビフォー:地下の約半分はリビング兼仕事部屋で、残りは内装しないまま、ランドリールームや道具を入れる物置きとして使っていた。リビングと仕事部屋の間は室内窓でつながっているが、ランドリールームを通り抜けないと行き来できない間取りだった。「リビングと仕事部屋は見た目はつながっているのに、実際にはつながっていなかったんです」とケネディさん。
アフター:リノベーション後、ケネディさんはテレビを新設した壁に設置した(写真)。ホリデーシーズン用の飾りや小物などを収納した棚は、木目模様の壁紙を貼った引き戸で隠している。「設計がよければ、いつでも取り出しやすいし、整理整頓する気になるものです。」
ビフォー:階段とその下の収納は、以前は壁に隠れていた。
アフター:階段を隠していた壁は撤去し、上階とのつながりが目に見えるように改装した。「こうすれば、地下の孤独な部屋に降りていくんだ、という雰囲気がなくなります。もっと気軽に行き来する部屋にしたかったんです」とケネディさん。
クリスティンさんが夫で俳優のダックス・シェパードさんや子どもたちと暮らす家には、階段下にくつろげるコーナーがあるが、それと似た空間をここにもつくりたいと考えた。こうしてできたのが、奥行き約80センチのこちらのスペース。クッションの下は、子どもたちのおもちゃを収納した造作キャビネットだ。
クリスティンさんが夫で俳優のダックス・シェパードさんや子どもたちと暮らす家には、階段下にくつろげるコーナーがあるが、それと似た空間をここにもつくりたいと考えた。こうしてできたのが、奥行き約80センチのこちらのスペース。クッションの下は、子どもたちのおもちゃを収納した造作キャビネットだ。
こちらは子どもたちが宿題や工作をするスペース。気晴らしが必要なときは、3つのゲームが楽しめるテーブルやダーツボードで遊べる。
地下の新しいバスルームには、大きめの洗面室とウォークインシャワーを設置。
クリスティンさんの希望でつくられた空間の1つが、11歳の姪、ルーシーちゃんの部屋。ほとんど使われていなかった仕事部屋の代わりにこの部屋をつくった。これで「ルーシーがひとりになって考えごとができる場所、弟たちに散らかされない自分だけの場所ができました」とクリスティンさん。ケネディさんが小さな窓を新たにつけてくれたので、自然光が部屋に入るようになった。
壁の色はオフホワイトにしたので、今、ルーシーちゃんが大好きなピンクやパープルにも合うし、成長とともに好みが変わっても合わせやすい色だ。「この色なら、壁の塗替えに悩む必要もありません」とケネディさん。
壁の色はオフホワイトにしたので、今、ルーシーちゃんが大好きなピンクやパープルにも合うし、成長とともに好みが変わっても合わせやすい色だ。「この色なら、壁の塗替えに悩む必要もありません」とケネディさん。
チェストはクリスティンさんとサラさんのおばあさんが使っていたもの。ケネディさんにとって、地下室の設計にこの家具をどうとりいれるかが、とても重要だった。新しくつくった窓の高さにぴったりだったので、ルーシーちゃんの部屋で使うことに。大改造はせず、把手をパープルのものにつけかえてイメージチェンジした。
アフター:リノベーション後の間取り。新しいリビングは右側に。上側は小さなデスクエリアがあり、宿題をしたりゲームを楽しんだりする空間に。左上には新しいランドリールーム、その下にはルーシーちゃんの部屋をつくった。下の中央に新しいトイレがある。
完成した地下室を見て、姉のサラさん(写真右)は「何も言うことはないわ、本当に!」と喜んでいた。
動画もあわせて
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