「塩系インテリア」で叶えるおしゃれで雰囲気のある空間づくり
盛り上がりを見せるインテリアのバズワード、「塩系インテリア」とはどんなインテリアなのかご紹介していきます。
渡辺安紀 |Aki Watanabe
2017年2月27日
1980年代、男性アイドルたちの顔立ちを「しょうゆ顔」と「ソース顔」に分けるのが流行りましたが、最近話題なのが「塩系男子」です。目元が一重か奥二重で、サッパリとした顔立ちのアイドルや俳優たちが「塩系男子」と呼ばれています。実はその「塩系」は俳優たちにとどまらず、インテリアでも話題です。 インテリア好きの間で「塩系インテリア」がちょっとしたバズワードになっているのです。
塩系インテリアは、「色素薄め」「無骨」「生活感を感じさせない」「さっぱり」「余白」「観葉植物」がキーワード。Houzzの1300万枚の写真のなかから「塩系インテリア」の写真を集め、そのポイントをご紹介します。
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「男前インテリア」から色を引く
インダストリアルスタイルに、DIYのクラフト感やヴィンテージアイテムのジャンク感がプラスされた「男前インテリア」。レンガや木材の茶系、ヴィンテージ家具のペンキが剥がれたニュアンスが特徴ですが、「塩系」はそこから色を抜きます。
木材なら独特なアンティークの風合いをもつグレイウッドはまさに塩系です。グレイウッドとは自然環境で灰色に風化した古材のこと。写真はインダストリアルテイストの小物とグレーと白のリネンを合わせて、塩系ベッドルームを完成させています。
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「シャビーシック」からデコラティブな要素を引く
「シャビーシック」とは、年月を重ねた色褪せた風合いのスタイルです。地中海のセカンドハウスがイメージの原型と言われています。コテージのイメージもあるスタイルでデコラティブなヴィンテージ家具が使われますが、「塩系」は色褪せたヴィンテージの風合いがあるアイテムを使いながらも、飾りのない美しいフォルムを選ぶのがポイントです。
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家具選びで余白をつくる
ラインの美しいテーブルや、装飾の要素の少ないシンプルな棚などを選び、空間に抜け感を作ります。
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壁紙で取り入れる
古材やヴィンテージアイテムが手に入らなくても壁紙で「塩系」を取り入れるという手もあります。
写真のキッチンカウンターの腰壁に使われている《ヴィンテージワインボックス シャビーシックグレー》は「男前インテリアや、ヴィンテージスタイル好きで落ち着いた空間を求める30代から40代の男女に人気です。この写真の事例以外にも木目家具と相性が良い《コンクリートウォールペーパー》はモノトーンのすっきりとしたインテリアが好きな男性が購入しています。」と「塩系インテリア」にあう壁紙を提案している〈壁紙屋本舗〉の宮本佳代さんは話す。カウンター以外にもトイレ、洗面所などでアクセントに使うのもおすすめ。
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ユニセックスな小物を選ぶ
「シャビーシック」は女性らしいアイテムを、「男前スタイル」は男性的なアイテムを取り入れます。そして「塩系」はユニセックスなアイテムを選ぶのがポイント。男女、シングル、家族を問わず幅広い人が楽しめるスタイルです。
「シャビーシック」は女性らしいアイテムを、「男前スタイル」は男性的なアイテムを取り入れます。そして「塩系」はユニセックスなアイテムを選ぶのがポイント。男女、シングル、家族を問わず幅広い人が楽しめるスタイルです。
潮風を感じるアイテムも
海辺の町で外に置いたままになっていたかのような潮風を感じるアイテムも「塩系」の空間づくりにぴったりです。写真の浜辺に流れついた流木を組み立てたようなスツールは、シンプルなタスクライトをあわせるだけで玄関のフォーカルポイントに。スツール以外にもディスプレイ用のハシゴやハンガーラック、照明器具などに流木が使われていたりするので、探してみるのも楽しいでしょう。
海辺の町で外に置いたままになっていたかのような潮風を感じるアイテムも「塩系」の空間づくりにぴったりです。写真の浜辺に流れついた流木を組み立てたようなスツールは、シンプルなタスクライトをあわせるだけで玄関のフォーカルポイントに。スツール以外にもディスプレイ用のハシゴやハンガーラック、照明器具などに流木が使われていたりするので、探してみるのも楽しいでしょう。
観葉植物を足す
「塩系インテリア」では、さまざまなスタイルから少しずつ引き算をして、さっぱりとした空間をつくり、仕上げに観葉植物をプラスします。例えば写真の部屋では、高い位置、中程の位置、床の上と3つの高さにグリーンを置いて、空間に生き生きとした雰囲気を加えています。
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高さや葉の形が異なる、形が面白い多肉植物を飾るのもおすすめです。「センスの良いディスプレイを叶える「3」の法則」でも紹介しているように、空間におもしろさが加わります。
「塩系」とは頑張らないミニマリスト
ヴィンテージスタイルやシャビーシックスタイル、男前インテリアの人気に続いて、ミニマルなスタイルや観葉植物といったトレンドが続きました。それぞれの要素を少しずつ減らしたり足したりしながら心地よいバランスを感じるインテリア、それが「塩系インテリア」。外から入ってきた良いものを少し取り入れつつ自分の感覚で完成させる、日本らしいインテリアトレンドです。
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塩系インテリアを実践してみたいと思いますか?
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「塩系」とは頑張らないミニマリスト いいフレーズですね。
経年変化のおもしろい素材たちを組み合わせるのっていいですよね。好きです。
lune lunaさま ありがとうございます。
我が家にも経年変化が楽しめる家具がいくつかありますが、購入時とそれを使ってきた今までの思い出も一緒に楽しめるのがいいですよね。