コメント
家を買って暮らすメリット、賃貸で暮らすメリット
賃貸か新築か、はたまた中古物件を購入してリフォームやリノベーションをするのか、「住まい」には大きな決断が必要です。さまざまな選択肢があるなかでまず考えるべきことは何でしょうか?
tmkknk0419
2017年1月31日
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています。
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています... もっと見る
結婚や出産などさまざまなライフステージの変化に伴い、家族が快適に暮らすための土台でもある「住まい」について悩むことが多くなります。家を購入して暮らすべきか? はたまた賃貸で暮らすべきか? どちらが得で、どちらが損か、という議論はたびたびメディアで取り上げられるトピックです。
この記事では、持ち家で暮らすメリットと賃貸で暮らすメリットそれぞれを整理します。持ち家か賃貸か、ご自身で見極めるためのヒントになればと思います。
この記事では、持ち家で暮らすメリットと賃貸で暮らすメリットそれぞれを整理します。持ち家か賃貸か、ご自身で見極めるためのヒントになればと思います。
まずは、ライフプランや価値観を確認する
皆さんは、今どのようなライフステージにあり、どのようなライフスタイルを送っているのでしょう? 10年先、20年先、30年先……老後はどうでしょうか? 家族でライフプランや住まいに関する価値観をきちんと話し合い、お互いの考えなどを理解していますか?
皆さんは、今どのようなライフステージにあり、どのようなライフスタイルを送っているのでしょう? 10年先、20年先、30年先……老後はどうでしょうか? 家族でライフプランや住まいに関する価値観をきちんと話し合い、お互いの考えなどを理解していますか?
今まであまり考えたことがなかった場合は、是非一度立ち止まって考えてみましょう。家を買うか、賃貸で暮らすか、お金のことはもちろん重要です。ですが、損得だけで判断するのではなく、自分や家族のライフプランや価値観とマッチするのはどちらか? どんな状態が自分たちをハッピーにしてくれるのか?ーーそんなブレない軸を持っておくことが大切です。
家を買うメリットその1
好みの住環境にカスタマイズ可能
なんと言っても持ち家の場合は自由度がとても高く、住空間を自分の好きなようにカスタマイズできるのが魅力的です。一戸建てであれば、予算や敷地条件の許す限り最初から自由に思い通りの家を建てることができますし、分譲マンションの場合でも、住戸内のリフォームやリノベーションは自由にできます。
好みの住環境にカスタマイズ可能
なんと言っても持ち家の場合は自由度がとても高く、住空間を自分の好きなようにカスタマイズできるのが魅力的です。一戸建てであれば、予算や敷地条件の許す限り最初から自由に思い通りの家を建てることができますし、分譲マンションの場合でも、住戸内のリフォームやリノベーションは自由にできます。
一方で賃貸は自分の思い通りになかなかできません。最近は、DIYが可能な物件も少しずつ増えてきて、賃貸物件のDIY術の情報も見かけるようになりました。しかし、借りている物件である以上、退去する際には原状回復義務がある場合がほとんど。いろいろと制限があります。
例えば新築マンションを例にとってみましょう。分譲新築マンションの場合、売り手は物件の価値を上げたいため、キッチンのカウンタートップや、壁の仕上げ、バスやトイレの設備などもより高いグレードのものを使っています。一方、賃貸の場合は新築マンションであっても、多くの貸主(大家さん)はなるべく設備投資を抑えたいと考えるので、グレードは低くなる傾向があります。
家を買うメリットその2
資産になり、老後の生活の負担が少ない
家を購入した場合、ローンの支払いがある期間は「負債」になりますが、ローンの支払いが終われば「資産」となります。家族がいる場合は、資産として残すこともできます。万が一、転勤などで住めなくなってしまった場合も賃貸に出す、売却するなどの選択肢があります。
ただし、気をつけたいポイントがひとつ。新築物件を購入した場合、たとえ短期間でも一度住んでしまえば中古扱いになり、価格が下がってしまいます。メンテナンスやリフォーム、リノベーションをしたとしても、新築で購入したときより高い価格で売れる物件はほとんどありません。中古物件もリフォームやリノベーションで住み心地をよくすることは可能ですが、年数が経つにつれて基本的に資産価値は下がっていきます。
資産になり、老後の生活の負担が少ない
家を購入した場合、ローンの支払いがある期間は「負債」になりますが、ローンの支払いが終われば「資産」となります。家族がいる場合は、資産として残すこともできます。万が一、転勤などで住めなくなってしまった場合も賃貸に出す、売却するなどの選択肢があります。
ただし、気をつけたいポイントがひとつ。新築物件を購入した場合、たとえ短期間でも一度住んでしまえば中古扱いになり、価格が下がってしまいます。メンテナンスやリフォーム、リノベーションをしたとしても、新築で購入したときより高い価格で売れる物件はほとんどありません。中古物件もリフォームやリノベーションで住み心地をよくすることは可能ですが、年数が経つにつれて基本的に資産価値は下がっていきます。
そのためにも、購入する際はちょっとだけ投資家目線で考えてみることをお勧めします。資産価値があまり下がらないような立地か? 万が一のときは貸したり、売ったりすることができるか? といった視点を少し意識してみると良いと思います。
また、ローン支払い後の生活がぐっと楽になります。ローン完済後は完全に自分のものになるため、維持費や固定資産税の支払いは続くにせよ、住居費が大きく減り、老後の生活も経済的に楽になり、気持ちにゆとりができます。賃貸の場合は、この先ずっと賃貸料を払い続けることになるので、少し不安になる方もいるかもしれません。
こちらもあわせて
新築やリノベを考えている人へ、先輩たちからの7つのアドバイス
家に稼いでもらっておこづかいや副収入を増やす10の方法
こちらもあわせて
新築やリノベを考えている人へ、先輩たちからの7つのアドバイス
家に稼いでもらっておこづかいや副収入を増やす10の方法
家を買うメリットその3
安心感と信用力
家を購入すると、社会的な信用や安心感を得ることができるというメリットがあります。住宅ローンを組むとき、同時に家を担保に入れることになるので、社会的信用は高まります。また、老後に住むところがあるという安心感、マイホームを購入したという満足感などを得ることができます。
では、次は賃貸で暮らすメリットについてご紹介していきたいと思います。
こちらもあわせて
信頼できる住宅診断の専門家、ホームインスペクターを見つける方法
新築やリノベを考えている人へ、先輩たちからの7つのアドバイス
安心感と信用力
家を購入すると、社会的な信用や安心感を得ることができるというメリットがあります。住宅ローンを組むとき、同時に家を担保に入れることになるので、社会的信用は高まります。また、老後に住むところがあるという安心感、マイホームを購入したという満足感などを得ることができます。
では、次は賃貸で暮らすメリットについてご紹介していきたいと思います。
こちらもあわせて
信頼できる住宅診断の専門家、ホームインスペクターを見つける方法
新築やリノベを考えている人へ、先輩たちからの7つのアドバイス
賃貸で暮らすメリットその1
柔軟性が高い
環境の変化に応じて住み替えに柔軟に対応できるのは賃貸ならではの大きなメリットです。将来的に、収入が減ってしまったり、家族が増えたり、何かトラブル(例えば、災害や隣人トラブルなど)が発生した場合でも、比較的容易に引っ越しができます。
柔軟性が高い
環境の変化に応じて住み替えに柔軟に対応できるのは賃貸ならではの大きなメリットです。将来的に、収入が減ってしまったり、家族が増えたり、何かトラブル(例えば、災害や隣人トラブルなど)が発生した場合でも、比較的容易に引っ越しができます。
転勤が多い仕事をしている場合や家族構成がまだ定まっておらず、この先子どもが増えるかもしれない場合は賃貸で暮らしている方が都合が良いかもしれません。子どもが独立したら夫婦ふたりになるかもしれませんし、更にその先、親と同居することもあるかもしれません。状況にあわせて住み替えが簡単にできる点はとても魅力的です。
賃貸で暮らすメリットその2
初期費用が少ない
持ち家を購入するとなると頭金の用意や諸費用(例えば、決済や引渡時のさまざまな税金や費用、ローンを組む際の費用や保険料)がかなりかかります。しかし、賃貸の場合は住まいを借りるための敷金、礼金や手数料を準備すれば良いので、初期費用は圧倒的に少なくてすみます。
初期費用が少ない
持ち家を購入するとなると頭金の用意や諸費用(例えば、決済や引渡時のさまざまな税金や費用、ローンを組む際の費用や保険料)がかなりかかります。しかし、賃貸の場合は住まいを借りるための敷金、礼金や手数料を準備すれば良いので、初期費用は圧倒的に少なくてすみます。
賃貸で暮らすメリットその3
維持管理費や固定資産税などの負担が無い
実際に賃貸で暮らしている間、住まいのメンテナンスなどは大家さんがやってくれるので、管理費などを払うことがあっても、何かを修繕するための大きなお金がかかるということはありません。また、賃貸の場合は、固定資産税などの負担が無い分、手元に残るキャッシュが増えるのが良いところです。
ただし、老後も住居費を払い続けなければならないので、若いうちから貯蓄をしてお金を貯めたり、お金を殖やして定年後に備えておく必要がある点を忘れてはいけません。
維持管理費や固定資産税などの負担が無い
実際に賃貸で暮らしている間、住まいのメンテナンスなどは大家さんがやってくれるので、管理費などを払うことがあっても、何かを修繕するための大きなお金がかかるということはありません。また、賃貸の場合は、固定資産税などの負担が無い分、手元に残るキャッシュが増えるのが良いところです。
ただし、老後も住居費を払い続けなければならないので、若いうちから貯蓄をしてお金を貯めたり、お金を殖やして定年後に備えておく必要がある点を忘れてはいけません。
結局、持ち家購入 or 賃貸で暮らす?
今の自分や家族のライフスタイルや価値観、また20年先、30年先という長いスパンで見た生活を考えたとき、どちらの方がより理想の暮らし、理想の住まいに近かったでしょうか? 目先のことだけでなく、子育て、老後などもあわせて考えてみることが重要です。
こちらもあわせて
リノベーションをするとなったら、心がけておくべき11のこと
今の自分や家族のライフスタイルや価値観、また20年先、30年先という長いスパンで見た生活を考えたとき、どちらの方がより理想の暮らし、理想の住まいに近かったでしょうか? 目先のことだけでなく、子育て、老後などもあわせて考えてみることが重要です。
こちらもあわせて
リノベーションをするとなったら、心がけておくべき11のこと
ずっと賃貸で暮らすのか? しばらくは賃貸で、どこかのタイミングで家を購入するのか? それとも、早めに家を買うのか? 答えは人それぞれ、家族それぞれです。ついついわかりやすい指標である「お金」の部分だけで判断してしまいがちですが、是非「今」だけではなく、「少し先の人生」も視野に入れつつ、自分と家族のライフプランや価値観、そしてそれぞれのメリットを照らし合わせてみてください。いろいろなことをすべてひっくるめて考えてみることで、より自分たちに合うスタイルが見えてくるのではないでしょうか。
Houzzツアーをテーマ別に読む
My Houzz/日本/北米/中南米/ヨーロッパ/北欧/中東/アジア/オセアニア/新築/リノベーション/別荘/二世帯住宅
Houzzの写真を部屋別に見る
キッチン/バス・トイレ/ベッドルーム/リビング/ダイニング/庭・アウトドア/ベビー・キッズルーム/書斎・ホームオフィス/収納・クローゼット/エクステリア(外観)/地下室/玄関/ガレージ・物置小屋/ホームジム/ホームバー/ホームシアター/ファミリールーム/サンルーム/廊下/ランドリールーム/階段/ワインセラー/プール/庭/テラス・中庭/ポーチ・ベランダ/デッキ
教えてHouzz
新築、中古物件、賃貸のなかでどれを選びますか? またすでに決めた方は決め手となった理由を教えてください。
Houzzツアーをテーマ別に読む
My Houzz/日本/北米/中南米/ヨーロッパ/北欧/中東/アジア/オセアニア/新築/リノベーション/別荘/二世帯住宅
Houzzの写真を部屋別に見る
キッチン/バス・トイレ/ベッドルーム/リビング/ダイニング/庭・アウトドア/ベビー・キッズルーム/書斎・ホームオフィス/収納・クローゼット/エクステリア(外観)/地下室/玄関/ガレージ・物置小屋/ホームジム/ホームバー/ホームシアター/ファミリールーム/サンルーム/廊下/ランドリールーム/階段/ワインセラー/プール/庭/テラス・中庭/ポーチ・ベランダ/デッキ
教えてHouzz
新築、中古物件、賃貸のなかでどれを選びますか? またすでに決めた方は決め手となった理由を教えてください。
おすすめの記事
家事・掃除
家事からはじめるマインドフルネス
著名なビジネスマンも実践するマインドフルネス。目を閉じるだけが瞑想ではないって知っていましたか? 「今」に意識を向けストレスを減らしましょう。
続きを読む
家事・掃除
計画的に少しずつ、今からできる大掃除ウィークリープラン
今から気負わず始められて、年末には家じゅうきれいになるお掃除プランと進め方のポイントをお届けします。そろそろ大掃除か、気が重いな……という人はぜひ読んでください!
続きを読む
インテリア
テレビのあり方を考えよう。テレビを主役にしないインテリアのススメ
「かっこいいリビングには大きなテレビが必要」と思い込んでいませんか? ライフスタイルが変化している今、テレビのあり方やリビングでの過ごし方について考えてみましょう。
続きを読む
ライフスタイル
中古マンションのリノベーション、いちばん気になる予算の考え方は?
文/大村哲弥
最近人気と注目が集まっている中古マンションのリノベーション。物件の価格やリノベーションの費用についての概要をまとめました。
続きを読む