手すりの揺れを解消する方法スチール階段のかねてからの問題である手すりの揺れを解消する方法を公開します。
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階段のサンプルデータをダウンロードしてください。スチール階段の作り方はこれといったものはありませんので設計者独自の判断によるものが大半です。ここで紹介するスチール階段も私独自の設計ですが、一級建築士や金物屋さんのアドバイスを受けてのものですので、すでに安全性は保証されています。では写真では数字が潰れてしまっていますのでPDFのデータをダウンロードしてごらんください。→サンプルデータ
階段の設計ポイントを説明しますはじめに「38」という数字がポイントとなります。それはなぜか?手すりに使うスチールバーの幅の寸法が38mmだからで、その手すりに木(モク)を乗せる場合には、スチールと同じ幅が何かと都合が良いからです。この写真を見ればピンとくるはずです。
よく見かけるストレート階段の解説この写真を見てください。ササラと手すりが一体になっていることが分かります。(段板を設置したあとに手すりを付けたのではありません。)そのためブレなどは発生しなくなります。
スチールバーの寸法スチールバーの寸法ですが手すりは厚さ9mm、幅38mmとしています。手すり子部分は38mmで、壁からの離れの分だけ折り返したものとしていることが分かるでしょうか、この折り返し部分に段差が生じないように段板の厚さも38mmとしているわけです。段板は通常30mmの集成材をそのまま使うものが多いのですが、ここはあえて38mmにこだわります。
ササラから段板をはみ出す形とした時には手すり子の厚さ9mm分のスキマができますのでその部分はあとで木を埋めると良いのです。段板にベースを付けるよりもスッキリと納まります。
ベースを付けたい時には段板に埋め込むようにすると良いでしょう。→スチール階段設計データ集はこちらです
手すりの揺れを解消する方法スチール階段のかねてからの問題である手すりの揺れを解消する方法を公開します。
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