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シンプルでいて温かな心が伝わる、クリスマスのおもてなしテーブルアイデア
英国在住の人気料理研究家が伝授する、クリスマスのおもてなしのヒント。身近な材料や家にあるアイテムで工夫して、心温まるテーブルをつくってみましょう。
エリオットゆかり
2016年12月17日
ちょっとおしゃれをして、仲良しの友達や大切な家族と囲むクリスマスのテーブル。クリスマスシーズンはおもてなしをしたり、されたりが楽しい季節です。華やかなテーブルはパーティーの大切なスパイスでもあります。ご自宅で気軽に楽しめるアイデアを、いくつかご紹介してみたいと思います。
ベースはシンプルな白で。高さも意識することが大切
食卓の雰囲気を明るく、きちんとした雰囲気に演出してくれる真っ白なテーブルクロスと、料理を引き立ててくれる白いお皿。クリスマスに限らず、テーブルコーディネートのベースはシンプルがいちばん。そして、おもてなしのときに私が最も気をつかうのが、テーブルに配置するアイテムの高さです。前に座っている方の顔を見て会話を楽しめる高さがベスト。私は、座ったときに顎の高さより上にならないことを基準にしています。ついつい気合が入りすぎて、豪華なお花を飾りたくなるかもしれませんが、食卓に飾る場合は高さを抑え、見た目に邪魔にならない心地よさを意識することをおすすめします。
食卓の雰囲気を明るく、きちんとした雰囲気に演出してくれる真っ白なテーブルクロスと、料理を引き立ててくれる白いお皿。クリスマスに限らず、テーブルコーディネートのベースはシンプルがいちばん。そして、おもてなしのときに私が最も気をつかうのが、テーブルに配置するアイテムの高さです。前に座っている方の顔を見て会話を楽しめる高さがベスト。私は、座ったときに顎の高さより上にならないことを基準にしています。ついつい気合が入りすぎて、豪華なお花を飾りたくなるかもしれませんが、食卓に飾る場合は高さを抑え、見た目に邪魔にならない心地よさを意識することをおすすめします。
クリスマスリースをセンターピースに
その点、クリスマスシーズンのおもてなしのセンターピースとして最適なのが、リースで飾ったキャンドルです。生花を使うリースアレンジはエレガントでフレッシュな仕上がりが魅力ですし、リース用のフローラルフォームがあれば作るのも案外簡単。このリースはドア飾り用に手作りしたものですが(このお話は後述しますね)、テーブルに置いて真ん中にキャンドルを置いてみると、見る角度の違いでまったく違う表情になります。
その点、クリスマスシーズンのおもてなしのセンターピースとして最適なのが、リースで飾ったキャンドルです。生花を使うリースアレンジはエレガントでフレッシュな仕上がりが魅力ですし、リース用のフローラルフォームがあれば作るのも案外簡単。このリースはドア飾り用に手作りしたものですが(このお話は後述しますね)、テーブルに置いて真ん中にキャンドルを置いてみると、見る角度の違いでまったく違う表情になります。
自然のアイテムで飾って、冬らしい温かみを
自然素材のぬくもりを大切にした素朴で温かなテーブルコーディネートが好きです。こちらも白いテーブルクロスをベースにして、自然素材のマットを敷き、木の葉や実、草花など植物をモチーフにしたボタニカル柄の器を合わせました。自分で森で拾ったり、採ってきたりしたものも組み合わせてアレンジ。おもてなしをする相手を思い浮かべながら材料を探しに出かける、このときからすでにおもてなしがスタートしています。
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おもてなしの気持ちをさりげなく伝えるナチュラルなテーブルデコレーション
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いつものディスプレイにプラスアルファしたセンターピース
普段、このハンドメイドの木のボウルの中には大きな松ぼっくりを入れて飾っています。クリスマスの時期はドライオレンジとヒイラギの葉でアクセントをつけます。
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シンプルなキャンドルを使いこなす
この時期はやはりキャンドルの灯りが欠かせません。ヨーロッパの冬は暗くなるのが早くて夜が長く、そんな夜を心地よく過ごすために、ゆらゆら揺れる炎を見ながらゆっくり過ごすことも、イギリスに来て学んだくつろぎの方法です。
キャンドルホルダーは単品で買うより、同じものをいくつか揃えておくと、テーブルで使うときにまとまりが出ます。種類もあればあるほどテーブルの雰囲気のバリエーションも広がりますが、最初に購入するなら、ガラス素材のシンプルで小さなものが万能でおすすめです。テーブルの上はキャンドルの炎だけでじゅうぶんに華やかになってくれるはずです。どんなアレンジでも邪魔にならず、おしゃれな空間を演出してくれるでしょう。
テーブルコーディネートの色味は基本的に2~3色に抑えたいので、キャンドルはニュートラルなカラーがベスト。テーブルのまとまりがよくなります。私は普段用に定番のティーライトといわれる小さなものを100個はストックしています。色は白。長めのキャンドル、太さのあるキャンドルもあると重宝です。そして大切なことですが、料理の邪魔にならないように、必ず無臭のものを使いましょう。
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オレンジポマンダーのキャンドルスタンド
フルーツポマンダー、別名「香り玉」。病気予防や魔よけのお守りとして、古くからヨーロッパの家庭に伝わるアイテムです。こちらはそんな、香りのお守りといわれるポマンダーをヒントに手作りしたキャンドルスタンド。オレンジやレモンなどのフルーツに、殺菌、抗菌効果の高いスパイスとして知られるクローブをひとつずつ刺していくだけで作れ、これがあるとかなりクリスマスムードがアップします。
オレンジとスパイスといえばこの時期、ヨーロッパでは「モルドワイン」という温かいワインも人気です。オレンジ、クローブ、シナモンスティック、砂糖を沸騰しないようにしながら温めて作ります。最初に半量のワインを火にかけて、スパイスの香りがワインに移ってから、残りのワインを加えると、程よいアルコール度のものが仕上がります。
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おみやげにもなるウェルカムプレート
おもてなしテーブルコーディネートの極意はやはり、テーブルを見た瞬間のWow!(ワオ!)と言う驚き。席で最初にゲストをお迎えするのに、こんなセッティングはいかがでしょう。クリスマスデコレーションによく使われるドライオレンジ、シナモンスティック、クローブ、八角、松ぼっくり、ポマンダー、ヒイラギを並べた、眺めるだけでクリスマス気分が盛り上がるウェルカムプレートです。香りも程よく空間のエッセンスに。お手頃なクリアタイプのラッピング袋やボックス、リボンがあれば、おみやげとして持ち帰っていただく記念のプレゼントになります。
おもてなしテーブルコーディネートの極意はやはり、テーブルを見た瞬間のWow!(ワオ!)と言う驚き。席で最初にゲストをお迎えするのに、こんなセッティングはいかがでしょう。クリスマスデコレーションによく使われるドライオレンジ、シナモンスティック、クローブ、八角、松ぼっくり、ポマンダー、ヒイラギを並べた、眺めるだけでクリスマス気分が盛り上がるウェルカムプレートです。香りも程よく空間のエッセンスに。お手頃なクリアタイプのラッピング袋やボックス、リボンがあれば、おみやげとして持ち帰っていただく記念のプレゼントになります。
窓に電飾のガーランドを
テーブルコーディネートはもちろんですが、テーブル以外のインテリア空間でもお客様を華やかにお迎えしたいと思い、毎回趣向を凝らします。パーティーのときはキラキラと光るガーランドタイプの電球を、透明な吸盤で窓に留めて飾ります。お客様の集まるダイニングに花を添える、気軽なアイデアです。
テーブルコーディネートはもちろんですが、テーブル以外のインテリア空間でもお客様を華やかにお迎えしたいと思い、毎回趣向を凝らします。パーティーのときはキラキラと光るガーランドタイプの電球を、透明な吸盤で窓に留めて飾ります。お客様の集まるダイニングに花を添える、気軽なアイデアです。
このとき大事なのは、点滅しないタイプを選ぶこと。強すぎない光がついたままのほうがきれいです。
森で見つけたグリーンと買ってきた花でリース作り
さて、冒頭にご紹介したテーブルで中央に飾っているのは、こちらのクリスマスリースでした。今年のクリスマスリースはちょっと大人っぽい雰囲気にしたかったので、紫をアクセントに作ってみました。使った花はアスチルべとアストランティア。ドライオレンジやシナモンスティックもちりばめて、エレガントで品のあるリースを目指しました。落ち着いた色合いの中にも華やかさは欲しいですね。
さて、冒頭にご紹介したテーブルで中央に飾っているのは、こちらのクリスマスリースでした。今年のクリスマスリースはちょっと大人っぽい雰囲気にしたかったので、紫をアクセントに作ってみました。使った花はアスチルべとアストランティア。ドライオレンジやシナモンスティックもちりばめて、エレガントで品のあるリースを目指しました。落ち着いた色合いの中にも華やかさは欲しいですね。
私はカントリーサイドに住んでいますが、よかったと思えることのひとつは近くに自然がいっぱいあること。森の中を飼い犬と一緒にお散歩するのが日課です。クリスマス時期には、リースのベースにするのにぴったりのアイビーベリーを摘みに、大きな袋とよく切れる花ばさみをもってお散歩に行きます。自生するアイビーの中でも使いやすそうなシェイプのものを選びながら摘んでいくと、あっという間に時間が経過していきます。
おすすめの花材、アイビーベリー
リース型のフローラルフォームに、このアイビーベリーをすきまなく差していきます。このままでもシックでいいかもと思えるほど、ナチュラルな存在感がある植物です。このベリーの実はドライにもできるので、最近ナチュラル志向の方に人気のプランツジュエリー(本物の植物で作るアクセサリー)などにもよく使われます。私もロンドンのコベントガーデンにあるお花の学校に通っていたことがあるのですが、カリキュラムの中にワイヤーを使ってフレッシュなお花で作る授業がありました。コサージュや小物にもこのベリーを使いました。
リース型のフローラルフォームに、このアイビーベリーをすきまなく差していきます。このままでもシックでいいかもと思えるほど、ナチュラルな存在感がある植物です。このベリーの実はドライにもできるので、最近ナチュラル志向の方に人気のプランツジュエリー(本物の植物で作るアクセサリー)などにもよく使われます。私もロンドンのコベントガーデンにあるお花の学校に通っていたことがあるのですが、カリキュラムの中にワイヤーを使ってフレッシュなお花で作る授業がありました。コサージュや小物にもこのベリーを使いました。
最後に、 ホストの自分も一緒に楽しむことも、ゲストへ気をつかわせない大切なおもてなしです。おもてなしは何度か実践していくと自分流のスタイルができ上がって、満足感もアップしていきます。お料理もすべて手作りでなくてもいいので、上手に市販品とも組み合わせて、ぜひカジュアルに楽しんでみてください。
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