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天蓋とドレープづかいで、ベッドまわりを心地よく
大判の布一枚で実現できるものから、支柱付きのタイプまで。長い夜を過ごすベッドまわりを心地よいスペースにする方法のひとつ、天蓋を使った寝室のインテリアをご紹介します。
Rie Yoshihara
2016年11月5日
フレンチ&ナチュラルなインテリア雑貨のオンラインショップ。白いインテリアとシャビー、ジャンクな古びた風合いの似合うインテリアを提案。
DIYでリフォームした自宅ですべての撮影を行っています。
個人では、著書あり。
「手作りで楽しむナチュラルインテリア」「小さな手作りとナチュラルインテリア」(以上主婦の友社)「私の手仕事」(毎日コミュニケーションズ)
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海外のインテリアでよく目にする、ベッドの頭上に布を下げる装飾用の天蓋(キャノピー)。最近は日本でもいろいろな既製品が揃うようになりましたし、手作りの例も見かけます。寝室のインテリアに上品でエレガントな雰囲気を加える天蓋をベッドまわりに取り入れてみたい人に向けて、さまざまなドレープの掛け方とコーディネートのポイントをピックアップしてみました。
美しく、心地よい眠りを誘う天蓋
天蓋付きベッドには、装飾として美しい以外にもさまざまなメリットがあります。たとえば寒い季節には、冷気で頭や顔が寒くないようにガードする役割も期待できるでしょう。頭まわりだけでも、布が一枚かかっているだけで、ほんわかと温かみを感じ、熟睡できそう。暑い季節なら涼しげな素材で、エアコンの風が直接かかるのを防ぐ役割も。また、まわりが囲まれている安心感もあって、寝つきもよくなりそうです。
天蓋付きベッドには、装飾として美しい以外にもさまざまなメリットがあります。たとえば寒い季節には、冷気で頭や顔が寒くないようにガードする役割も期待できるでしょう。頭まわりだけでも、布が一枚かかっているだけで、ほんわかと温かみを感じ、熟睡できそう。暑い季節なら涼しげな素材で、エアコンの風が直接かかるのを防ぐ役割も。また、まわりが囲まれている安心感もあって、寝つきもよくなりそうです。
オーソドックスな天蓋はこんなふうに、リング状の器具に、ドレープをたっぷりとったファブリックを掛けて垂らす形です。器具を天井から吊るすだけなので、設置が比較的簡単なのもうれしいところ。また、生地の素材や色で部屋の印象が変わるので、子供部屋なら思い切り可愛らしく、大人の寝室ならシックにも、ナチュラルにも、ロマンチックにもコーディネート可能。ベッドファブリックと組み合わせる楽しさもあります。
専用器具がなくても布さえあれば
大判の布が一枚あれば、さまざまな天蓋風のアレンジができます。こちらは、むき出しの梁から布を両サイドに垂らしているパターン。最もシンプルな天蓋です。眠るときは、頭まわりにファブリックを寄せて、起きたらさっと引き、ベッドヘッドにかけてすっきりとさせます。梁がない部屋でも、天井にフックを取り付けて下げれば同じようにできそうです。
大判の布が一枚あれば、さまざまな天蓋風のアレンジができます。こちらは、むき出しの梁から布を両サイドに垂らしているパターン。最もシンプルな天蓋です。眠るときは、頭まわりにファブリックを寄せて、起きたらさっと引き、ベッドヘッドにかけてすっきりとさせます。梁がない部屋でも、天井にフックを取り付けて下げれば同じようにできそうです。
リゾート風に、オーガンジーでつくった天蓋。天井から吊ったひもに布を掛け、それを引っ張り合わせて留めることでベッドを囲んでいます。アウトドアキャンプなどで、タープやテントを張るようなイメージですね。これも特別な道具が要らないので、どのお宅でもできそうです。
こちらは、天井にベッドの大きさに合わせたバーを取り付け、布にドレープをつけてふんわりと渡しています。ベッドに横になるとたっぷりのドレープが目に入り、眠りの際の心地よい視覚的効果を重視した、リゾートテイストのアレンジです。ドレープをもっとベッドに近づけるように垂らしても、また違った雰囲気になるでしょう。
ベッドスペースをカーテンで区切る
天蓋とは少し違いますが、ベッドスペースを区切ってカーテンを下げるのも、居心地よく過ごせる方法。小さく区切られたスペースに囲まれると、人は安心するものですし、ドアへの視線を遮ることもでき、さらに落ち着いた空間に。狭い部屋でも試せるアイデアです。
天蓋とは少し違いますが、ベッドスペースを区切ってカーテンを下げるのも、居心地よく過ごせる方法。小さく区切られたスペースに囲まれると、人は安心するものですし、ドアへの視線を遮ることもでき、さらに落ち着いた空間に。狭い部屋でも試せるアイデアです。
天蓋ドレープをカーテンと同素材に
またこんなふうに、キャノピーに使うドレープをカーテンと同素材にしてコーディネートするのも素敵です。白いファブリックのドレープの美しい流れが、深い色の壁と照明の灯りによく映え、シックな寝室の雰囲気を盛り上げています。
またこんなふうに、キャノピーに使うドレープをカーテンと同素材にしてコーディネートするのも素敵です。白いファブリックのドレープの美しい流れが、深い色の壁と照明の灯りによく映え、シックな寝室の雰囲気を盛り上げています。
ベビー&キッズルームには
こちらはベビーベッド用ですが、部屋の中央から四隅に向かってファブリックを垂らす方法も新鮮。こんな天蓋とドレープなら、赤ちゃんや小さな子供が、ひとりでもぐっすり眠れる空間をつくってあげられます。子供用のキャノピー付きベッドをつくる際は、通気性がよく、外から様子が見えるような薄めのファブリックを使うと安心です。
こちらはベビーベッド用ですが、部屋の中央から四隅に向かってファブリックを垂らす方法も新鮮。こんな天蓋とドレープなら、赤ちゃんや小さな子供が、ひとりでもぐっすり眠れる空間をつくってあげられます。子供用のキャノピー付きベッドをつくる際は、通気性がよく、外から様子が見えるような薄めのファブリックを使うと安心です。
木の枝のナチュラルなフレーム
ベッドのまわりを4本の支柱で囲んだトラディショナルなフォーポスターベッドも、天然の枝を使ったこんな楽しいフレームにすると、まったく違った印象に。素朴なナチュラルテイストのファブリックづかいで、ぬくもりのあるプライベート空間になっています。
ベッドのまわりを4本の支柱で囲んだトラディショナルなフォーポスターベッドも、天然の枝を使ったこんな楽しいフレームにすると、まったく違った印象に。素朴なナチュラルテイストのファブリックづかいで、ぬくもりのあるプライベート空間になっています。
楽しいアレンジをプラスして
こちらも支柱付きのタイプですが、フレームまわりをインテリアのイメージにぴったりなガーランドで可愛らしく飾っています。狭いスペースでも、お気に入りのシーンに囲まれることで、眠る前のひとときがさらに楽しいものになりそうです。
こちらも支柱付きのタイプですが、フレームまわりをインテリアのイメージにぴったりなガーランドで可愛らしく飾っています。狭いスペースでも、お気に入りのシーンに囲まれることで、眠る前のひとときがさらに楽しいものになりそうです。
こちらはぬくもりのある灯りをたくさんプラスしたシンプルなキャノピー付きベッド。布をさらりと掛けて、内側と外側に大小のライトを配し、狭さを感じさせないベッドまわりに仕上げています。たくさん並べたクッションも、自分だけの居心地のよいリラックス空間をつくる大切なポイント。
天蓋付きというとお姫様のベッドのようなイメージが強いですが、このように、案外簡単に実現できるものもあります。使うファブリックはレースのカーテンでもいいし、少し厚手のテーブルクロスなどでも。布をさりげなく一枚ふわりと掛けるだけで、寝室のイメージも、居心地も少し違ったものになるのが、天蓋付きベッドです。
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天蓋付きベッドにするとしたら、どんなタイプが好みですか?
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