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秋らしさ満点、ブラウン+α のカラーコーディネート8選
紅葉のようなレッド系にモノトーン、アースカラーやオーガニックなグリーン……どんな色を加えても似合う、ブラウンをベースにした秋色の組み合わせをご紹介します。
Motoko Sasaki
2016年9月26日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
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秋色といわれて真っ先に思い浮かぶのはやはり、木の実や落ち葉などを連想するこっくりとした茶色。床やドアや建具などに木を多用する日本の家にはブラウン系の色がもともとたくさんあるので、この色をベースにした色づかいのインテリアは親しみやすいはずです。とはいえ、茶色のコーディネートは、なんだかおとなしく無難で、地味な印象になりがち。そんなときは、茶色を引き立てる色と組み合わせたり、差し色に使ったりすることを考えてみましょう。秋らしいあたたかみのあるおしゃれなインテリアをつくる、ブラウンと相性のいい色づかいの例をご紹介します。
1. 自然素材のブラウン×ヴィンテージテイストの黒
アイアンや工業系の黒い家具と、木や革など自然素材のぬくもりのある茶色の組み合わせ。ベーシックな色づかいの中に、時を重ねた風合いとハードな質感を取り入れた、シックで居心地のいい空間になっています。
アイアンや工業系の黒い家具と、木や革など自然素材のぬくもりのある茶色の組み合わせ。ベーシックな色づかいの中に、時を重ねた風合いとハードな質感を取り入れた、シックで居心地のいい空間になっています。
こちらはもう少しライトに、ベージュやリネンなどの同系色でまとめて、ブラウンのグラデーションカラーで仕上げたコーナー。黒はアートに効かせています。籐の椅子や麻、ハラコのカーペットなど、素材感が違うアイテムがあることにも注目。上質素材の表情の違いが、インテリアに風格と奥行きを感じさせます。
2. シャープなモノトーン×優しいブラウンのポイント
モノトーンでインテリアをまとめている人は、茶色のクッションやピローをひとつプラスしてみましょう。アクセントにするブラウンが活きるのはこんなシーン。クールなインテリアにほっとするあたたかみが生まれます。
モノトーンでインテリアをまとめている人は、茶色のクッションやピローをひとつプラスしてみましょう。アクセントにするブラウンが活きるのはこんなシーン。クールなインテリアにほっとするあたたかみが生まれます。
3. ダークな壁×広めの面積のブラウン
家具や壁など、広範囲に黒を使っている部屋なら、カーペットやクッションなど茶色の分量も多めに配置するのがポイント。カーテンをブラウンにするのもいいですね。黒、または黒に近いグレーと、ブラウンの面積をほぼ同じにすると、ダークな色どうしの効果で落ち着きのある空間になります。
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4. ブラウン×紅葉を思わせる赤とオレンジ
ブラウンは、暖色との相性も抜群です。オレンジや赤のクッションカバーは、秋の紅葉を楽しむようなイメージでインテリアに置いてみましょう。濃い目のブラウンを選んだことで、ちょっと派手かなと思うオレンジのカーペットも、ナチュラルになじんでいます。
ブラウンは、暖色との相性も抜群です。オレンジや赤のクッションカバーは、秋の紅葉を楽しむようなイメージでインテリアに置いてみましょう。濃い目のブラウンを選んだことで、ちょっと派手かなと思うオレンジのカーペットも、ナチュラルになじんでいます。
インパクトのある赤やオレンジも、彩度を落としていくと茶色に近づいていくので、ある意味、同系色ともいえます。この組み合わせが落ち着いた雰囲気になるのはこういった理由から。やや派手なデザインの暖色系のテキスタイルがあったら、ブラウン系のアイテムといっしょに並べてみてください。この色のなじませ効果で、しっくり溶け込みます。
5. ダークブラウン×森を思わせるナチュラルなグリーン
茶色とグリーンの組み合わせは、森や自然を思わせます。上はソファやダイニングチェアの落ち着いたグリーンが、シンプルで広々とした空間の差し色になったレトロモダンな空間。左は明るいグリーンにペイントしたベッドサイドのコンソールと、味わいのある濃茶のベッドを並べたバランスが素敵。木の家具に、植物を合わせるだけでもつくれる色合わせですが、このさわやかな季節に目にするとちょっと新鮮な秋色の組み合わせに映ります。
茶色とグリーンの組み合わせは、森や自然を思わせます。上はソファやダイニングチェアの落ち着いたグリーンが、シンプルで広々とした空間の差し色になったレトロモダンな空間。左は明るいグリーンにペイントしたベッドサイドのコンソールと、味わいのある濃茶のベッドを並べたバランスが素敵。木の家具に、植物を合わせるだけでもつくれる色合わせですが、このさわやかな季節に目にするとちょっと新鮮な秋色の組み合わせに映ります。
6. アースカラーのグラデーション
ライト~ミディアムの木が基調のインテリアなら、オーガニックなアースカラーのコーディネートが秋にぴったり。秋らしさを出すには、少し濃い目の色をポイントにしたいところです。上はこげ茶のベッドスロー、左はモスグリーンのエリアラグが、シンプルな空間を引き締めています。をプラスして、ベッドスローやエリアラグは手軽に部屋の雰囲気を変えられるアイテム。季節によって色を変えて楽しむのもいいですね。
ライト~ミディアムの木が基調のインテリアなら、オーガニックなアースカラーのコーディネートが秋にぴったり。秋らしさを出すには、少し濃い目の色をポイントにしたいところです。上はこげ茶のベッドスロー、左はモスグリーンのエリアラグが、シンプルな空間を引き締めています。をプラスして、ベッドスローやエリアラグは手軽に部屋の雰囲気を変えられるアイテム。季節によって色を変えて楽しむのもいいですね。
同じアースカラーのグラデーションも、ベージュやグレーなどの淡い色合いでまとめると、優しくやわらかな雰囲気になります。
7. ブラウン×澄んだ北欧調のブルー
茶色と冴えわたったブルーは、スカンジナビアンテイストの定番の組み合わせ。茶色の大きなソファが鎮座するリビングに、空や湖を思わせるブルーでさわやかさをプラス。秋から冬のひんやりとした気候も感じさせてくれます。
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ブラウンの中に置くブルーは、クッションひとつ、花瓶ひとつでもこのとおり、充分なインパクトがあります。サーフボードのある海好きの人の部屋が、ファーやビロード素材のファブリックの質感とこのカラーコーディネートの効果で、秋冬らしいテイストに変身しています。
8. ブラウン×柄物の多色づかい
ブラウンのソファは、季節感のあるクッションを並べて自由に模様替えができる素敵なステージになります。オレンジ色の入ったクッションと、テーブルに敷いたランナーをリンクさせているのがカラーコーディネートのポイント。クッションをシンメトリーに並べることで、存在感が増しています。ベッドまわりにも応用できそうなテクニック。
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かなり大胆な柄物どうしの組み合わせですが、どの柄にもブラウンが入っていることで、にぎやかな秋らしい色合わせになっています。特に、ブラウンとマスタードイエローの組み合わせが今年らしい。オリジナリティのある色合わせを思いついたら、クッションカバーを手作りしてみてもいいのでは。レースやリボンを組み合わせて、自分だけの秋色クッションを作るのもおすすめです。
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