ピクチャーウィンドウをとりいれるべき3つの空間とは?
外の風景を美しく切り取るピクチャーウィンドウ。新築やリノベーションのときにとりいれることを考えたい、3つの空間とは?
小川のぞみ
2016年8月2日
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む。
ライター/コピーライター歴は10年以上。ウェブサイトや雑誌、ECサイトや通販誌、広告媒体(商業施設の冊子やポスター、大手企業発行の会報誌など)にて企画から携わる。担当分野は、住宅、インテリア、教育、ファッション、ランジェリー、インタビュー取材など。スタイリストの経験も多数。
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む... もっと見る
新築やリノベーションをするときに、重要になるのが窓の位置や形。採光、断熱など機能面だけでなく、インテリアやエクステリアの表情にも大きな影響を与えます。
デザイン性を大切に考えた家に必ずといってよいほど存在するのが、サッシが主張しない窓、ピクチャーウィンドウです。サッシ枠にガラスをはめ込んで固定した開閉しない窓(はめ殺し窓、フィックス窓)が主流ですが、突出し窓やすべりだし窓になっているなど、開閉するものもあります。窓そのものの存在がシンプルで美しいだけでなく、外の景色を切り取って上質な空間作りをかなえてくれます。
そこでこの記事では、ピクチャーウィンドウの魅力と、とりいれるべき3つの場所をご紹介します。
デザイン性を大切に考えた家に必ずといってよいほど存在するのが、サッシが主張しない窓、ピクチャーウィンドウです。サッシ枠にガラスをはめ込んで固定した開閉しない窓(はめ殺し窓、フィックス窓)が主流ですが、突出し窓やすべりだし窓になっているなど、開閉するものもあります。窓そのものの存在がシンプルで美しいだけでなく、外の景色を切り取って上質な空間作りをかなえてくれます。
そこでこの記事では、ピクチャーウィンドウの魅力と、とりいれるべき3つの場所をご紹介します。
1. LDKにとりいれて、最高のくつろぎ空間に
多くの家において、いちばん大きな居住空間であるLDK。そこにピクチャーウィンドウを取り付けると、迫力のインテリアになります。遠くから眺めれば、まさに絵画のよう。キッチンでの作業がはかどることでしょう。
多くの家において、いちばん大きな居住空間であるLDK。そこにピクチャーウィンドウを取り付けると、迫力のインテリアになります。遠くから眺めれば、まさに絵画のよう。キッチンでの作業がはかどることでしょう。
窓の近くに腰を下ろせば、目の前に緑と光が広がります。朝食、ティータイム、昼食や夕食をここで過ごせば、特別な時間に。季節ごとに様変わりする緑と光を感じられるのは幸せなことです。
LDKは長時間過ごす場所だからこそ、どこよりもくつろげる空間にしたい――そんな願いを実現してくれるのです。
LDKは長時間過ごす場所だからこそ、どこよりもくつろげる空間にしたい――そんな願いを実現してくれるのです。
2. 階段にとりいれて、狭い&暗いを一挙解決
閉鎖的で暗くなりがちな空間である階段も、ピクチャーウィンドウにすれば、一気に問題が解決します。
まず、狭いという問題については、ピクチャーウィンドウをとりいれると目線が外へ引きつけられ、空間に奥行きが生まれ、広さを感じられるようになります。
閉鎖的で暗くなりがちな空間である階段も、ピクチャーウィンドウにすれば、一気に問題が解決します。
まず、狭いという問題については、ピクチャーウィンドウをとりいれると目線が外へ引きつけられ、空間に奥行きが生まれ、広さを感じられるようになります。
日中でも暗いという問題についても、自然光が入るようになるので、明るく気持ちのよい空間になります。
階段に採用すると、ピクチャーウィンドウのメリットはとくに強く感じられるかもしれません。
階段に採用すると、ピクチャーウィンドウのメリットはとくに強く感じられるかもしれません。
3. バスルームにとりいれて、贅沢な空間を演出
バスルームから望む借景は気持ちのいいもの。リゾート施設のバスルームには、ピクチャーウィンドウがよくとりいれられています。
他人の視線が入らない場所であることが必須条件になるので、どんな家のバスルームでも可能というわけにはいかず、難易度は高いかもしれません。でも、実現すれば、毎日リゾート気分に浸れること間違いなしです。
左の写真のバスルームの場合は、はめ殺しではなく開閉するので、美しく風景を切り取るとともに、爽やかな風を招き入れます。
バスルームから望む借景は気持ちのいいもの。リゾート施設のバスルームには、ピクチャーウィンドウがよくとりいれられています。
他人の視線が入らない場所であることが必須条件になるので、どんな家のバスルームでも可能というわけにはいかず、難易度は高いかもしれません。でも、実現すれば、毎日リゾート気分に浸れること間違いなしです。
左の写真のバスルームの場合は、はめ殺しではなく開閉するので、美しく風景を切り取るとともに、爽やかな風を招き入れます。
お風呂に入りながら自然の風景を存分に楽しめるとしたらこれ以上贅沢なことはありません。
番外編:風景を切り取る和室の窓
最後に番外編として、和室の窓を挙げたいと思います。和室の障子を開けると、風景がぱっと広がります。これは、ピクチャーウィンドウと同じ効果になっている、と筆者は考えています。
最後に番外編として、和室の窓を挙げたいと思います。和室の障子を開けると、風景がぱっと広がります。これは、ピクチャーウィンドウと同じ効果になっている、と筆者は考えています。
おすすめの記事
照明
住まいの印象を大きく変える、ダウンライトの使い方まとめ
文/藤間紗花
複数使うことで空間に陰影をつくり、スタイリッシュな印象を与えてくれるダウンライト。これまでご紹介した、ダウンライトの活用法についての記事を、まとめてお届けします。
続きを読む
写真特集
内と外の境界を曖昧にする、インナーテラスの事例集
文/藤間紗花
天候に関係なく利用でき、かつ陽の光や風の流れを感じられるインナーテラス。事例写真とともに、メリットや設計のポイントについて、それぞれの事例を手がけた専門家に聞きました。
続きを読む
家づくりのヒント
草屋根とは?専門家に聞く取り入れ方
文/藤間紗花
草屋根とは、その名の通り緑化された屋根のこと。住まいの屋根を草屋根にすることにより、どんなメリット・デメリットがあるのでしょう? 施工費用やメンテナンス方法まで、5人の専門家が詳しく解説します。
続きを読む
選んでいただいてありがとうございます。皆さんのように大掛かりなことはできませんが、今あるものでいろいろ工夫したり考えることが大好きです。