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紙の本を楽しむインテリア
タブレットやスマホ、PCの画面でも、本を読むことができる時代。 それでも紙でできた「本物の本」にはつきることのない魅力があります。
Liz Durnan
2016年6月1日
電子書籍より紙の本に魅力を感じる理由――それは手に持って読むときの感触でしょうか?古い本のかすかにかびくさいような匂いや、年月を感じさせる手ざわり?それとも真新しい本がもつ紙の匂い?あるいは単純に棚に並べた姿が美しいからでしょうか?読むにしても、並べ流にしても、紙の本がいつまでも魅力的でありつづけることがわかる事例写真を見ていきましょう。
目に美しい本
本があると家の空間に活気が生まれます。これから紹介する写真の空間にもし本がなかったら、いきいきとした個性は失われてしまうでしょう。
ラグと生花をのぞけば全体がほぼニュートラルなクリーム色のこちらの部屋も、カラフルな本の背表紙のおかげで色とぬくもりが加わっています。
本があると家の空間に活気が生まれます。これから紹介する写真の空間にもし本がなかったら、いきいきとした個性は失われてしまうでしょう。
ラグと生花をのぞけば全体がほぼニュートラルなクリーム色のこちらの部屋も、カラフルな本の背表紙のおかげで色とぬくもりが加わっています。
本のない書斎は……
本が一切見あたらないこちらの書斎。物を置かないミニマルな空間が好きなら、これもいいのかもしれません。
本が一切見あたらないこちらの書斎。物を置かないミニマルな空間が好きなら、これもいいのかもしれません。
本のある書斎
同じ書斎ですが、右側の本棚にはたくさんの本が並んでいます。こうして見ると、同じ空間がぐっと活気づいて見えますね。
同じ書斎ですが、右側の本棚にはたくさんの本が並んでいます。こうして見ると、同じ空間がぐっと活気づいて見えますね。
壁や廊下を彩る本
本棚は家のどこにでも作れますが、廊下に設けるのも賢いスペースの使いかたです。いい本棚があれば、本を収める場所として活躍するほか、家に色彩から個性、アート感覚まで演出してくれますから、手間とコストをかけるだけの価値があります。
本棚は家のどこにでも作れますが、廊下に設けるのも賢いスペースの使いかたです。いい本棚があれば、本を収める場所として活躍するほか、家に色彩から個性、アート感覚まで演出してくれますから、手間とコストをかけるだけの価値があります。
色を楽しむ
家具と本の組み合わせで色を楽しむのは、電子書籍ではできない楽しみかたです。黒の本棚とラグが印象的な写真の部屋は、色とりどりの本の存在が白を基調にした部屋を引き立てています。
家具と本の組み合わせで色を楽しむのは、電子書籍ではできない楽しみかたです。黒の本棚とラグが印象的な写真の部屋は、色とりどりの本の存在が白を基調にした部屋を引き立てています。
本棚の外でも
電子書籍ではできないことがもう1つ。いろいろな本を「積む」楽しさ。
電子書籍ではできないことがもう1つ。いろいろな本を「積む」楽しさ。
壁一面を本に囲まれて
床から天井まで一面を本で埋めつくすこともできます。実用を兼ねたはしごがアクセントに。本のコレクションを手に取って、じっくりながめながら並べる作業は、ぜいたくな趣味の時間といえそうです。ジャンルで分類するほか、背表紙の色別に分ける、タイトルのアルファベット順に並べる、なんてこともできそう。
床から天井まで一面を本で埋めつくすこともできます。実用を兼ねたはしごがアクセントに。本のコレクションを手に取って、じっくりながめながら並べる作業は、ぜいたくな趣味の時間といえそうです。ジャンルで分類するほか、背表紙の色別に分ける、タイトルのアルファベット順に並べる、なんてこともできそう。
ベッドルームに本を
本には居心地のいい空間を作る力がある気がします。ベッドルームに本棚があるとほっとなごみますし、夜に目が覚めてしまったときに1冊取り出して読みながら眠りにつく、なんてことも。
本には居心地のいい空間を作る力がある気がします。ベッドルームに本棚があるとほっとなごみますし、夜に目が覚めてしまったときに1冊取り出して読みながら眠りにつく、なんてことも。
画面を見ない時間
「電子書籍は便利だよ」とたびたび周りからすすめられるのですが、ただでさえパソコンやスマートフォンの画面を見ている時間が長い生活。1日の終わりにはすっかり目が疲れ、できれば画面を見たくない、というのが私の気持ち。本に囲まれた空間でページをめくりながら小説を読むのは、画面から離れてほっとできるひとときです。
「電子書籍は便利だよ」とたびたび周りからすすめられるのですが、ただでさえパソコンやスマートフォンの画面を見ている時間が長い生活。1日の終わりにはすっかり目が疲れ、できれば画面を見たくない、というのが私の気持ち。本に囲まれた空間でページをめくりながら小説を読むのは、画面から離れてほっとできるひとときです。
いっぽう、夜更けの読書、電子書籍端末の画面では、目が冴えてしまう危険も。
子ども部屋と本
子どもたちが画面と向き合っている時間をもう少し減らしたい、と考えている大人は多いはず。こんなふうにあっと驚く本棚に楽しく本を並べてみると、子どもたちの本を読みたい気持ちがさらにふくらみそうです。
子どもたちが画面と向き合っている時間をもう少し減らしたい、と考えている大人は多いはず。こんなふうにあっと驚く本棚に楽しく本を並べてみると、子どもたちの本を読みたい気持ちがさらにふくらみそうです。
ホームライブラリー
紙の本を買わなくなったら、ホームライブラリーを持つ理由はなくなってしまいます。スペースが許せば、ホームライブラリーは家の中でもひときわ端正で美しい空間になるでしょう。
紙の本を買わなくなったら、ホームライブラリーを持つ理由はなくなってしまいます。スペースが許せば、ホームライブラリーは家の中でもひときわ端正で美しい空間になるでしょう。
本は残る
紙の本は友人同士で貸し借りしたり、家族の間で受け継いで次の世代へと引き継ぐことだってできます。「読む権利を買う」電子書籍との違いです。
紙の本は友人同士で貸し借りしたり、家族の間で受け継いで次の世代へと引き継ぐことだってできます。「読む権利を買う」電子書籍との違いです。
自分がダウンロードした電子書籍や音楽のコレクションを誰かに譲れるのかな、と考えたことはあるでしょうか?電子書籍は普及して日が浅く、デジタルコンテンツの譲渡についてはまだ十分に法が整備されていないため、今のところは権利を誰かに残すことはできないのが現状です。
紙の本は持ち主がいなくなっても残りますが、電子書籍はそうはいかないのですね。そう考えると、紙の本の時代は終わったわけではなさそうです。本よ永遠に!
紙の本は持ち主がいなくなっても残りますが、電子書籍はそうはいかないのですね。そう考えると、紙の本の時代は終わったわけではなさそうです。本よ永遠に!
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