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インテリアを彩り生活を豊かにする、ジャパンメイドの美しいソファ
シンプルなデザインにこだわりがたっぷり。日本の匠の技がつくり出した、日本の暮らしにぴったり合う、素敵なソファのコレクションをどうぞ。
takako kawaguchi
2016年7月20日
ゲストをもてなす場として、またプライベートなリラックスの空間として、インテリアの中で大きな役割を果たすのがソファである。家具の中では最もボリュームのある部類のため、気軽に買い替えることも少なく、自ずとセレクト基準は厳しくなるのではないだろうか。すべての基準を満たす、とことんシンプルなタイプも素敵だが、インテリアに合わせやすく、しかもライフスタイルにピタリとフィットする、そんな一台に出会えたらベスト。
そこで着目したいのが、日本人好みのテイストや機能、サイズ感などを反映させたジャパンメイドのソファ。上質なベーシックデザインに敬意を払いつつ、さらに日本人らしいセンスとアイデア、長年培った経験や知識を持つ職人の緻密な手仕事を融合させたプロダクトは、まさに今の私たちが理想とするスタイルを実現してくれるはずだ。
そこで着目したいのが、日本人好みのテイストや機能、サイズ感などを反映させたジャパンメイドのソファ。上質なベーシックデザインに敬意を払いつつ、さらに日本人らしいセンスとアイデア、長年培った経験や知識を持つ職人の緻密な手仕事を融合させたプロダクトは、まさに今の私たちが理想とするスタイルを実現してくれるはずだ。
インテリアの主役として視線を集める色や形、機能性を備えたソファ
そのボリュームから、スペースの中心的存在として配置されることの多いソファは、それひとつでインテリアの方向性やイメージを決定づけ、オーナーの嗜好を空間に満たす力がある。写真は北欧デザインを踏襲し、数々の美しい作品を世に送り出しているデザイナー・松岡智之氏と〈AREA〉のコラボレーションによる《sofa GARDEN》。ソファの上で、まるで庭にいるかのような心地よいくつろぎを得られたら、との思いを込めて名づけられたとか。
リラックスタイムはもちろん、たくさん並べれば大勢が集まるパーティにも大活躍し、誰もが開放的な気分で過ごせる雰囲気に。自由にユニットを組み合わせられ、ユニットごとに別々のテキスタイルを選んだり、背のクッションだけ本体と異なる張り地にするなどコーディネートする喜びもある。座面クッションの張り地には絞りの加工を施して豊かな表情に。座面クッションにはウレタン、背面クッションにはウレタンとフェザーを使用し、張り地は豊富なファブリックとレザーからチョイス可能だ。
〈AREA〉は既成概念にとらわれず流行を生み出すようなデザインを追求し、国内外を問わず選りすぐった素材でオリジナル家具などを製作している。
そのボリュームから、スペースの中心的存在として配置されることの多いソファは、それひとつでインテリアの方向性やイメージを決定づけ、オーナーの嗜好を空間に満たす力がある。写真は北欧デザインを踏襲し、数々の美しい作品を世に送り出しているデザイナー・松岡智之氏と〈AREA〉のコラボレーションによる《sofa GARDEN》。ソファの上で、まるで庭にいるかのような心地よいくつろぎを得られたら、との思いを込めて名づけられたとか。
リラックスタイムはもちろん、たくさん並べれば大勢が集まるパーティにも大活躍し、誰もが開放的な気分で過ごせる雰囲気に。自由にユニットを組み合わせられ、ユニットごとに別々のテキスタイルを選んだり、背のクッションだけ本体と異なる張り地にするなどコーディネートする喜びもある。座面クッションの張り地には絞りの加工を施して豊かな表情に。座面クッションにはウレタン、背面クッションにはウレタンとフェザーを使用し、張り地は豊富なファブリックとレザーからチョイス可能だ。
〈AREA〉は既成概念にとらわれず流行を生み出すようなデザインを追求し、国内外を問わず選りすぐった素材でオリジナル家具などを製作している。
ヨーロッパなどで見られる、架け橋のような形に由来して《ブリッジ》とネーミングされたソファ。直線とアールを組み合わせたデザインと、それをぴっちり包み込むファブリックの縫製の高い完成度は、まるで芸術作品を見ているかのよう。卓越した技術を必要とするこの一台を作っているのは、日本屈指の家具生産地・北海道旭川にある〈宮田産業〉。ライトな見た目とは裏腹に、驚くほどラグジュアリーな座り心地も実現している。イタリアンテイストの《Mezzo ‐メッツォ‐ 》というコレクションの一環で、メッツォとはイタリア語で「半分」という意味。ソファでありながらダイニングベンチとしても使え、ソファとベンチの要素を半分ずつ持っているというコンセプトが表現されている。日常の場面に応じて、ダイニングからリビング、屋外が気持ちいい季節にはテラスへと、気軽に移動できるのも魅力。片側にデザインされた背もたれは右と左、好みの方向に指定可能。
広島県福山市に工場を持つソファ専門メーカー〈心石工芸〉製、タンニンなめしのヌメ革をベースに染色した、耐久性の高い日本産オイルレザー使用の贅沢な逸品。「本とじっくり向き合える、至福のソファ」として考案され、足を伸ばしたりゴロンと寝転んでゆったりと本が読めるよう、座面は奥行き75cmでフラットなつくりに。ひじ掛けも23cmと幅広でテーブル代わりにもなり、ひじ掛け下や背面にお気に入りの書籍や小物を置ける収納スペースを設置するなど、ディテールへのこだわりがたっぷりと盛り込まれている。クッションはしっかりと体をあずけられるダウンフェザー100%。ボルスター付きで、肩や腰の位置に合わせて快適に使うことができる。
正面から見たところ。男前なインダストリアルテイストにも、コンテンポラリーなインテリアにもぴったりマッチ。本やお茶をお供に、自分だけのリラックス空間を演出できそう。ひじ掛けと背面の棚はウォルナット材、ホワイトオーク材、ブラックチェリー材からチョイス可能。
こちらはソファとカウンターテーブルの機能をあわせもつカウンターソファ。LDKの空間構成の常識を覆す、革新的なアイデアである。「本を読みふける時間、涼や暖をとる時間、手紙を書く時間、うたた寝の時間、朝食をとる時間、並んで映画を見る時間。それらの “時間” をひとつの空間で体感できたら、今までにないコミュニケーションの “場” が生まれるのではないだろうか」という発想のもとに作られている。
手がけたのは福岡県柳川市の〈HIRASHIMA〉。心地よい緊張感が漂うミニマルな造形で、素材感を活かした家具製作をしている。背もたれは3層、座面は5層にし、ほどよい弾力が持続する、ベッドのような内部構造。厚さ2.7cmのカウンター天板は無垢材を贅沢に使っており、天然木ならではの風合いの変化も楽しめる。天板下は本などを並べられる収納を設け、空間を有効活用。これらの木部はすべて手作業で研磨・仕上げをしてあり、くつろぎ感を与えるなめらかな手触りだ。木材はウォルナット材かオーク材から、張り地はレザー、布地、合皮から選択可。
手がけたのは福岡県柳川市の〈HIRASHIMA〉。心地よい緊張感が漂うミニマルな造形で、素材感を活かした家具製作をしている。背もたれは3層、座面は5層にし、ほどよい弾力が持続する、ベッドのような内部構造。厚さ2.7cmのカウンター天板は無垢材を贅沢に使っており、天然木ならではの風合いの変化も楽しめる。天板下は本などを並べられる収納を設け、空間を有効活用。これらの木部はすべて手作業で研磨・仕上げをしてあり、くつろぎ感を与えるなめらかな手触りだ。木材はウォルナット材かオーク材から、張り地はレザー、布地、合皮から選択可。
雄大な海で泳ぐクジラの背でくつろいでいるかのような、伸びやかな気分に浸らせてくれる《Blue Whale ークジラソファー 》。デザイナーの榎本邦臣氏が、カウチを作ろうと形を削り出したときに、シロナガスクジラが脳裏に浮かび上がったことから誕生した形なのだそう。氏の故郷はかつてクジラの漁港でもあり、子供の頃に見た光景が、残像のようによみがえったのだろう、と語る。座も背も本体と一体型になっていてシンプルで美しく、ボトムラインがさりげなく目を惹くフォルム。適度な反発力のあるスプリングをベースに使い、密度の高いウレタンを組み合わせながら、堅めの触感で快適な座り心地を追求している。取り扱っている〈MINERVA〉は、主にソファや椅子のオーダー製作や修理・修繕までを行う東京都品川区の家具メーカー。
こちらのオーダーソファは、部屋の間取りや床材をヒアリングし、模型を作成しながらデザインや樹種を決め込んだというもの。チェリー材と深いターコイズブルーの組み合わせに、洗練された雰囲気が漂う一台だ。全体としては直線的な形状だが、やわらかい印象になるよう、木部の角を大きめのアールにし、手触りも優しく仕上げている。製作した〈WALDEN〉は打ち合わせから設計、製作、納品までを東京都八王子市の自社工房で行い、無垢材や突板など素材にこだわったシンプルデザインを提案。生地は、特にブルー系の色の出し方が絶妙で、質感もいいオーストラリアのメーカーのものを使用。
サンスクリット語で「森」を意味する《ヴァーナ》という名を持つソファ。木の生命力を感じ、無垢な表情を楽しめる幅15cmのアームや、丸みを帯びたフレームが、空間に安心感とゆとりを与えてくれる。フレームは北海道産のナラ材かウォルナット材から選択可能。座面は厚さ約18cmのボリュームクッションを使用し、深々とした座り心地がゆったりとリラックスした気分へと誘ってくれそうだ。スプリングはデンマークの金物メーカーが開発した「グローブスプリング」を採用。螺旋状のスチール製で、クッション性、耐久性に優れ、デンマークの他、多くの海外メーカーの椅子やソファにも使われている。スペースに合わせてサイズオーダーもでき、張り地は300種類以上のファブリックやレザーから選択可能。洗練されたデザインが目を引く〈トリシュナ・ジバーナ〉は、細かなサイズ変更や素材、塗装にこだわった家具のオーダーにも対応している。
圧迫感がなく、軽やかに空間に映えるソファ
ゆとりのある空間に優雅なビッグサイズのソファを置くのは多くの人の憧れ。とはいえ、スペースが限られた日本の住環境では、なかなか実現は難しいものだ。そんな事情をしっかりと考慮し、空間は圧迫せずにゆったりとした座り心地を追求したのがこちら。マンション用に開発したソファで、背の高さや、ひじ掛けをどのくらいセットバックさせるかなどの全体的なバランスにも、数mm単位でこだわって仕上げてある。「両肘のソファが欲しいけれどボリュームは抑えたい」「キッチンからソファ背面が見えるので、後ろから見ても圧迫感のないソファがいい」という人にはぴったり。どの角度から眺めてもすっきりときれいな佇まいで、空間を仕切るアイテムとしても重宝しそうである。ファブリックは数十種類からセレクト可能。製作したのは広島県福山市でオリジナル家具製作を行う〈ALGORHYTHM〉。
ゆとりのある空間に優雅なビッグサイズのソファを置くのは多くの人の憧れ。とはいえ、スペースが限られた日本の住環境では、なかなか実現は難しいものだ。そんな事情をしっかりと考慮し、空間は圧迫せずにゆったりとした座り心地を追求したのがこちら。マンション用に開発したソファで、背の高さや、ひじ掛けをどのくらいセットバックさせるかなどの全体的なバランスにも、数mm単位でこだわって仕上げてある。「両肘のソファが欲しいけれどボリュームは抑えたい」「キッチンからソファ背面が見えるので、後ろから見ても圧迫感のないソファがいい」という人にはぴったり。どの角度から眺めてもすっきりときれいな佇まいで、空間を仕切るアイテムとしても重宝しそうである。ファブリックは数十種類からセレクト可能。製作したのは広島県福山市でオリジナル家具製作を行う〈ALGORHYTHM〉。
一枚の天板にクッションをのせた、シンプルですっきりとした形。ひじ掛けがないので横からポンと荷物を置けたり、並んで腰掛けたり、フラットな形状がなんとも気軽な使いやすさである。幅152cmとコンパクトで、限られたスペースにもうまくおさまるサイズ感。クッションやオプションのオットマンのアレンジ次第で、使い方の幅が広がりそうだ。家族をつなぐプラットフォームとなることをイメージし、《プラットソファ》とネーミング。木部はオイル仕上げで、メープル材、ウォルナット材の2樹種を展開している。長い年月を掛けて育った木を大切に使い切る工夫をしながら、暮らしに寄り添う生活道具を作っている、北海道旭川市の〈コサイン〉製。
良質な広葉樹の無垢材を使って家具を製作している、山形県鶴岡市の家具工房〈trusty wood works〉のソファ。直線と面で構成されたフォルムがミニマルで軽さを感じさせる。ていねいに組んで作ったフレームは背面から見ても美しく、置く場所を選ばない。ファブリッククッションは堅めで長時間座っても疲れにくく、ゆったりとくつろげるのが魅力だ。形は片ひじタイプの他、両ひじ、ひじなしもあり、2人掛け、3人掛けもオーダー可能。写真はチェリー材のオイルフィニッシュ。耐久性に定評があり、カラーも豊富なイギリスメーカー〈カークビーデザイン〉のファブリックも取り扱いあり(写真のソファは別ファブリック)。
孟宗竹を集成材にして家具が作れないかと研究・試作を重ね、エコ素材の竹の特徴を最大限に活かした商品づくりを長年行っている、岡山県倉敷市の〈TEORI〉。写真のソファは、まっすぐな竹のフレームがシャープな印象を与え、板の中にクッションが沈み込んだような、個性的なデザイン。クッションは少し堅めにし、座の下にウェービングを取り付けたことで、適度なやわらかさを感じる座り心地に。木部は竹集成材、竹突板合板を使用。張り地は9種類の中からチョイスできる。
床や畳でのライフスタイルを意識したソファ
こちらは、日本人のライフスタイルから発想したというフラットなソファ。座面と背の弾力を抑え、日本人が好きな畳の感触に近い堅さに仕上げてある。デザイナーの西邨正貢氏は「畳の上であぐらをかいたり、ゴロゴロする感覚でデザインした」と語る。クッションは置き型で、腰や頭の後ろなど、自由に位置を調節できる仕組み。ソファがあることによって、かえって空間に広がりを感じさせる、そんなデザイン性の高さと洗練性をまとったアイテムだ。1人、2人、3人掛けの他、オットマンやインサートテーブルもラインナップ。写真のメイプル材の他、ウォルナット材も注文可。〈匠工芸〉は、北海道東神楽町で手仕事を大切に木製家具をつくり続けている専門メーカー。
こちらは、日本人のライフスタイルから発想したというフラットなソファ。座面と背の弾力を抑え、日本人が好きな畳の感触に近い堅さに仕上げてある。デザイナーの西邨正貢氏は「畳の上であぐらをかいたり、ゴロゴロする感覚でデザインした」と語る。クッションは置き型で、腰や頭の後ろなど、自由に位置を調節できる仕組み。ソファがあることによって、かえって空間に広がりを感じさせる、そんなデザイン性の高さと洗練性をまとったアイテムだ。1人、2人、3人掛けの他、オットマンやインサートテーブルもラインナップ。写真のメイプル材の他、ウォルナット材も注文可。〈匠工芸〉は、北海道東神楽町で手仕事を大切に木製家具をつくり続けている専門メーカー。
ワンランク上の “床座生活” が楽しめそうなパーソナルソファ。「特等席をご用意しました。ごゆっくりおくつろぎください」というブランドメッセージが印象的だ。座面奥行きは54cm、69cm、84cmの3段階に、背もたれはなんと45段階の微妙な角度調整が可能。アームレストは座ったときはゆったりとひじを掛けられ、立ち座りの際には邪魔にならないことや、あぐらをかいたときには膝が逃げるようあえてハーフサイズに。背もたれは、首と頭を支えるピロー使いの際も、クッション性と当たりの優しい形状を追求している。まるでファーストクラスのシートを思わせるような、床へと足を伸ばせてほぼ全身をサポートする心底くつろげる一脚。張り地の色は写真のホワイトの他、ブラックとブラウンが、木部の色は写真のクリアの他にダークがある。手がけたのは京都府舞鶴市でオリジナルやオーダー家具の企画・デザインを行う〈Mona.Dee〉。
愛知県名古屋市で高機能なオーダー家具などを提案する〈SCHOLE〉(スコレー)が手掛けた《KODAMA sofa -コダマソファ- 》。 岐阜県と愛知県を流れる木曽川の「上流と下流をつなぐ」というコンセプトで誕生したソファである。フレームは木曽川の上流、岐阜県東白川村で育ったスギを地元製材所で加工、隣の付知町の木工所で製作したもの。クッションは川を下った愛知県名古屋市のソファメーカー製となっている。ベースの板の厚みは4cmありながらも、床から浮遊したようなデザインで軽やかなビジュアルに。サイドへ長く伸びたスペースは、読みかけの本やグリーンなどを置いたり、ときには足を伸ばしたりと、座面の延長のような感覚で使うことができて便利。
最後にこちらの子供用ソファをご紹介したい。使う時期が限られている子供椅子の、しかもソファタイプとはなんとも贅沢なアイテムだが、製作した長野県松本市のオリジナル&オーダーメイド家具メーカー〈浅村家具製作所〉は、子供が使わなくなったらそのまま部屋のデコレーションとして飾れるデザインを意識したのだとか。子供が大きくなっても家族の宝物として大切にされ、目にするたびに幼い頃の微笑ましい姿がよみがえる、幸せの象徴となる一脚。さらに次の世代までも愛されることを願い、構造は大人が使う通常のソファと同じに、デザインの核となるクッションには、ボリュームを持たせてしっかりとつくられている。ファブリックはチェック柄で15色から選択可能。写真はハードメイプル材を使用。スケールアップした大人用の《Large》もあり、親子お揃いで使うこともできる。
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