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デジタル・デトックス:ネット中毒を改善するための10の方法
気がつけばスマホやPCでネットを見てばかりいる――そんな人のための、デジタル・デトックスの方法をご紹介します。
Liz Durnan
2016年4月15日
目の前に話し相手がいるのに、携帯電話をのぞき込んだり、メールを読んだり書いたり、ソーシャルメディアで「いいね」数をチェックしたりするのに忙しくて、他人の話を半分しか聞いていない……なんて人、周りにいますよね。相手のスマホを取り上げて、ゴミ箱に放り込んでやりたいと思ったことだってあるのでは? ええ、私は実際にそうしたことがあんです。やりすぎと思われるかもしれませんが、相手はとても親しい友人で、半分冗談でしたから。でも、長年の友人とレストランでゆっくり食事をしているときにちゃんと話を聞いてくれるように頼むのは、本当にやり過ぎでしょうか?
もちろん、私も完璧ではないし、オンラインの世界が嫌いなわけでもありません。実際、海外にいる友達とつながるのはありがたいし、ニュースサイトやソーシャルメディアはしょっちゅうチェックしているし、こんなふうにオンラインの記事も執筆しています。でも、それにかまけて子供たちの話が上の空になってしまい、ひどく怒らせてしまったこともあります。
こういう状況は、いまやめずらしくありません。ソーシャルメディアやインターネットの過度の使用は薬物中毒と同じ、という研究も増えています。最近は重度の中毒の人のためにデジタルデトックスを提供する高級リゾートまであります。でも私はそこまで必要だとは思いません。家の周りでも、デジタル機器使用禁止の神聖な時間や場所を作り出すことはできますから。いくつかアイデアをご紹介しましょう。
もちろん、私も完璧ではないし、オンラインの世界が嫌いなわけでもありません。実際、海外にいる友達とつながるのはありがたいし、ニュースサイトやソーシャルメディアはしょっちゅうチェックしているし、こんなふうにオンラインの記事も執筆しています。でも、それにかまけて子供たちの話が上の空になってしまい、ひどく怒らせてしまったこともあります。
こういう状況は、いまやめずらしくありません。ソーシャルメディアやインターネットの過度の使用は薬物中毒と同じ、という研究も増えています。最近は重度の中毒の人のためにデジタルデトックスを提供する高級リゾートまであります。でも私はそこまで必要だとは思いません。家の周りでも、デジタル機器使用禁止の神聖な時間や場所を作り出すことはできますから。いくつかアイデアをご紹介しましょう。
1. アウトドアを楽しむ
オフラインにしたがらない人たちの話を集めた本に、ありとあらゆる言い訳が書かれていました。例えば「私はテレビの仕事をしているから、毎日24時間連絡が受けられるようにしておかないと……」とか。ここで話しているのは、若者ではなく私と同じくらいの年の、つまり中年の人。当直のお医者さんや救急隊の人なら話は分かります。でも、ときには完全にスイッチを切らないと、実は生産性が落ちるのです。休憩ほどリフレッシュできるものはありません。たまにはデジタル機器を持たずに外をのんびり歩きながら新鮮な空気を吸えば、いい休憩になりますし、お金もかかりません。
オフラインにしたがらない人たちの話を集めた本に、ありとあらゆる言い訳が書かれていました。例えば「私はテレビの仕事をしているから、毎日24時間連絡が受けられるようにしておかないと……」とか。ここで話しているのは、若者ではなく私と同じくらいの年の、つまり中年の人。当直のお医者さんや救急隊の人なら話は分かります。でも、ときには完全にスイッチを切らないと、実は生産性が落ちるのです。休憩ほどリフレッシュできるものはありません。たまにはデジタル機器を持たずに外をのんびり歩きながら新鮮な空気を吸えば、いい休憩になりますし、お金もかかりません。
2. 朝食は神聖な時間
一日のなかで、画面を見ない時間、誰も携帯電話やノートパソコンを触らない時間を必ずつくりましょう。朝食の時間、特に週末がおすすめです。一日の始まりに画面をちらちら見るのをやめると、よい習慣が身につくし、朝から疲れ切ってしまうこともなくなります。朝には何か昔風のことをしてみましょう。例えば、気分を変えてラジオを聞くのはいかがですか?
一日のなかで、画面を見ない時間、誰も携帯電話やノートパソコンを触らない時間を必ずつくりましょう。朝食の時間、特に週末がおすすめです。一日の始まりに画面をちらちら見るのをやめると、よい習慣が身につくし、朝から疲れ切ってしまうこともなくなります。朝には何か昔風のことをしてみましょう。例えば、気分を変えてラジオを聞くのはいかがですか?
3. 食事に集中する
できるなら、食事中は画面を見ないことを徹底するのがベターです。食べることに集中して、家族と話をしましょう。一人暮らしなら、食べ物のことだけを考えましょう。そのほうが健康にもよいはずです。他のことを考えながら無意識に食べ物を口に入れるのではなく、食べるという行為に集中した方が、食べる量が減ると言われていますから。
できるなら、食事中は画面を見ないことを徹底するのがベターです。食べることに集中して、家族と話をしましょう。一人暮らしなら、食べ物のことだけを考えましょう。そのほうが健康にもよいはずです。他のことを考えながら無意識に食べ物を口に入れるのではなく、食べるという行為に集中した方が、食べる量が減ると言われていますから。
友達と食事をしたり人を招いたりするときも同じです。お客さんをもてなすときに、ハイテク禁止ゾーンを作るのは悪いことではありません。お友達はあなたに感謝さえするかもしれません。たとえ入り口に携帯などを置いていくように言われたときは渋々だったとしてもです。
4. ときには紙で読む
オンラインと印刷物は二者択一のように言われることもありますが、実際には多くの人が両方を楽しんでいます。私はオンラインで読むことが好きですが、時々昔ながらの新聞や雑誌の感触を手に感じてみたくなります。また、オンラインだと気が散ってサイトからサイトへ飛び回ってしまいがちですが、紙だと違う集中の仕方ができます。
私自身は、小説を電子書籍リーダーで読むのにはまだなじめませんが、両方を使い分けるのが好きという人なら、たくさん知っています。
オンラインと印刷物は二者択一のように言われることもありますが、実際には多くの人が両方を楽しんでいます。私はオンラインで読むことが好きですが、時々昔ながらの新聞や雑誌の感触を手に感じてみたくなります。また、オンラインだと気が散ってサイトからサイトへ飛び回ってしまいがちですが、紙だと違う集中の仕方ができます。
私自身は、小説を電子書籍リーダーで読むのにはまだなじめませんが、両方を使い分けるのが好きという人なら、たくさん知っています。
5. 映画を見る
デジタル機器のスイッチを切る話をしているのですから、妙な話と思われるかも。でも私はテレビはデジタル機器だと考えていませんし、テレビはむしろ古風で昔ながらのものという感じもします。私は最近はほとんどテレビ番組を観ませんが、インターネットから離れてなつかしいボックスセットや映画を見ています。子供にも見るように言うことがあります。私が子供の頃はテレビはいけないもののように思われていましたが、今ではインターネットを離れて一息つかせてくれるものになったと思っています。なので、息子がテレビを見ながら同時にiPadを使っているのを見つけると、本当に頭にきます!
デジタル機器のスイッチを切る話をしているのですから、妙な話と思われるかも。でも私はテレビはデジタル機器だと考えていませんし、テレビはむしろ古風で昔ながらのものという感じもします。私は最近はほとんどテレビ番組を観ませんが、インターネットから離れてなつかしいボックスセットや映画を見ています。子供にも見るように言うことがあります。私が子供の頃はテレビはいけないもののように思われていましたが、今ではインターネットを離れて一息つかせてくれるものになったと思っています。なので、息子がテレビを見ながら同時にiPadを使っているのを見つけると、本当に頭にきます!
6. 夜はゲームを楽しむ
本物のゲームをするのはなんて楽しいのでしょう。先日、私が子供時代に遊んだトランプゲームを子供たちが一つも知らないことに気づいて悲しくなりました。考えてみれば、私の親や祖父母は私にこういうゲームを教えてくれましたが、私は子どもたちにそうしなかったわけです。この手のゲームの多くは、(そんなことは考えもしませんでしたが)計算能力を伸ばしてくれますし、対話式でもありました。そんなわけで、最近は、みんなでテーブルを囲んでゲームをする時間を作るようにしています。
本物のゲームをするのはなんて楽しいのでしょう。先日、私が子供時代に遊んだトランプゲームを子供たちが一つも知らないことに気づいて悲しくなりました。考えてみれば、私の親や祖父母は私にこういうゲームを教えてくれましたが、私は子どもたちにそうしなかったわけです。この手のゲームの多くは、(そんなことは考えもしませんでしたが)計算能力を伸ばしてくれますし、対話式でもありました。そんなわけで、最近は、みんなでテーブルを囲んでゲームをする時間を作るようにしています。
定期的に、例えば金曜日の夜などと決めて、家族全員でボードゲームをするのもよいでしょう。モノポリー、スクラブル、クルード、チェスなどの面白さを再発見するのは嬉しいし、子供たちも喜んでいます。一人で画面を見つめてコンピューターゲームをするのとは大違いですし、ゲームを取り上げられても不機嫌にはなりません。
7. 寝室はIT禁止ゾーンにする
つい安易に携帯電話を使い始めたり、ノートパソコンをベッドに持って行ったりしてしまいますが、寝る前にあまり画面を見るのは眠りに悪いと考えられています。家の中でこの部屋だけは、画面をまったく見ない場所にしませんか?
つい安易に携帯電話を使い始めたり、ノートパソコンをベッドに持って行ったりしてしまいますが、寝る前にあまり画面を見るのは眠りに悪いと考えられています。家の中でこの部屋だけは、画面をまったく見ない場所にしませんか?
8. デジタル・デトックス用のアプリを使う
確かに、テクノロジーから離れるためにテクノロジーの力を借りるというのはちょっと皮肉かもしれません。でも、アプリやウェブサイトがたくさんあるのなら、活用しない手はありません。これらは一度に一つのことに集中するのに大変役立ちます。自宅で仕事をしているけれど、どこかのウェブサイトに気を取られていて、気づけば5時になるのにほとんど何もできていない、なんてことがある人は、こういうアプリをダウンロードすべき時期かもしれません。人気のサイトを一定時間ブロックしたり、自分の利用傾向を分析して特定のサイトにどれだけ時間を使っているか表示したり、もっと上手な時間管理に役立てたりすることができます。
では、1日の予定を立てることにしましょう。メールの返信、ソーシャルネットワークやニュースサイトの利用などにそれぞれ時間を割り当て、もし仕事上可能なら、1日のうち数時間は完全に電話やメールのスイッチを切って、やるべきことに集中できるようにしましょう。メッセージがひっきりなしに来て返信に追われていると、何もできなくなってしまうことがあります。
確かに、テクノロジーから離れるためにテクノロジーの力を借りるというのはちょっと皮肉かもしれません。でも、アプリやウェブサイトがたくさんあるのなら、活用しない手はありません。これらは一度に一つのことに集中するのに大変役立ちます。自宅で仕事をしているけれど、どこかのウェブサイトに気を取られていて、気づけば5時になるのにほとんど何もできていない、なんてことがある人は、こういうアプリをダウンロードすべき時期かもしれません。人気のサイトを一定時間ブロックしたり、自分の利用傾向を分析して特定のサイトにどれだけ時間を使っているか表示したり、もっと上手な時間管理に役立てたりすることができます。
では、1日の予定を立てることにしましょう。メールの返信、ソーシャルネットワークやニュースサイトの利用などにそれぞれ時間を割り当て、もし仕事上可能なら、1日のうち数時間は完全に電話やメールのスイッチを切って、やるべきことに集中できるようにしましょう。メッセージがひっきりなしに来て返信に追われていると、何もできなくなってしまうことがあります。
9. 散歩する
これがスイッチを切る最高の方法の一つだと思います。健康にもよいですし。時間がないと思うかもしれませんが、たとえ数分でも(できればもっと長い方がよいですが)外に出て歩く習慣をつけた方が、生産性が上がるのです。散歩(電話は持たないか、少なくともサイレントモードにしておきましょう。)は、意識を集中し、考えを整理するのにとても役立ち、エネルギーを与えてくれるものだと思います。ジョギング、ウォーキング、のんびり歩くなど何でも構いません。毎日やってみるだけの価値はあります。
これがスイッチを切る最高の方法の一つだと思います。健康にもよいですし。時間がないと思うかもしれませんが、たとえ数分でも(できればもっと長い方がよいですが)外に出て歩く習慣をつけた方が、生産性が上がるのです。散歩(電話は持たないか、少なくともサイレントモードにしておきましょう。)は、意識を集中し、考えを整理するのにとても役立ち、エネルギーを与えてくれるものだと思います。ジョギング、ウォーキング、のんびり歩くなど何でも構いません。毎日やってみるだけの価値はあります。
10. 後ろめたいと思わない
これは簡単なことではありません。いつでもスイッチを入れている状態に慣れていると、メールやメッセージ、電話にすぐ返事をするものだと期待されてしまうからです。もしそうであれば、ほかの作業に集中するためにスイッチを切る時間があるとみんなに伝えましょう。境界を決めるようにすれば、あなたが一日中いつでもつかまるわけではないことに、周りの人たちもすぐ慣れるでしょう。
教えてHouzz
スマホやPCを見過ぎている、と思うことはありますか?
これは簡単なことではありません。いつでもスイッチを入れている状態に慣れていると、メールやメッセージ、電話にすぐ返事をするものだと期待されてしまうからです。もしそうであれば、ほかの作業に集中するためにスイッチを切る時間があるとみんなに伝えましょう。境界を決めるようにすれば、あなたが一日中いつでもつかまるわけではないことに、周りの人たちもすぐ慣れるでしょう。
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