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Houzzツアー:世界各地の民芸品をセンスよく使った、明るくてぬくもりのあるインテリア
世界各地の民芸品を使い、スパニッシュリヴァイヴァル様式の家をぬくもりのある心地よい住まいにリノベーション。
Houzz
2016年3月10日
カリフォルニア州マリン郡にある居心地のよいこの家のユニークなスタイルについて、インテリアデザインを手がけたアリソン・デイヴィンさんは「オーナーの女性は、非の打ちどころのないすばらしいセンスの持ち主です。それに、ピースコープ(ケネディ大統領が創設した「平和部隊」。発展途上国援助への農業・教育援助を行う長期ボランティア派遣プログラム)での経験も、インテリアに反映されていると思います」と話す。
シャープでピカピカに新しい感じよりも、暖かくて生活感のある家をつくってほしい、というのがオーナーからデイヴィンさんへの要望だった。「インテリアのアイテムとして、ヴィンテージや世界各地で長年使われてきたものが数多く選ばれたのも、自然なことだと思います」とデイヴィンさん。
どんなHouzz
居住者:3人家族
所在地:カリフォルニア州サンアンセルモ
規模:約90平方メートル
シャープでピカピカに新しい感じよりも、暖かくて生活感のある家をつくってほしい、というのがオーナーからデイヴィンさんへの要望だった。「インテリアのアイテムとして、ヴィンテージや世界各地で長年使われてきたものが数多く選ばれたのも、自然なことだと思います」とデイヴィンさん。
どんなHouzz
居住者:3人家族
所在地:カリフォルニア州サンアンセルモ
規模:約90平方メートル
「家の中のどこを見ても、ピカピカに新しい感じはありません。オーナーは小物に至るまで、歴史を感じさせるものを求めました」とデイヴィンさん。
天井には、再生材(ベイスギ)の梁を加えた。この家の本来のスタイルであるスパニッシュリヴァイヴァル様式に合わせたもの。白いインテリアにぬくもりを与えると同時に、コンパクトなリビングに視覚的な広がりを感じさせる効果もある。片側の壁には、家族写真をギャラリースタイルで飾っている。
ポイント
ギャラリースタイルで絵や写真を飾るときには、きっちりと整列させずに、少しずつずらして配置すると、スタイリッシュすぎない雰囲気になる。フレームの色を数色に絞れば、視覚的にうるさい感じもしない。デイヴィンさんは黒、バーチ、シルバーを使った。
ポイント
ギャラリースタイルで絵や写真を飾るときには、きっちりと整列させずに、少しずつずらして配置すると、スタイリッシュすぎない雰囲気になる。フレームの色を数色に絞れば、視覚的にうるさい感じもしない。デイヴィンさんは黒、バーチ、シルバーを使った。
ポイント
直線や直角が多いところには、少しカーブのあるものを置くとよい。直線が多く、天井にもまっすぐのびる梁が見える暖炉周りの空間を、ヴィンテージの時計、樽のタガ、ひょうたんのような形の花瓶を置くことでソフトにまとめている。
直線や直角が多いところには、少しカーブのあるものを置くとよい。直線が多く、天井にもまっすぐのびる梁が見える暖炉周りの空間を、ヴィンテージの時計、樽のタガ、ひょうたんのような形の花瓶を置くことでソフトにまとめている。
デイヴィンさんのお気に入りは明るいキッチン。オーナー好みの世界各国の民芸・工芸品を飾っている。照明は、わら紙を魚を獲る網でくるんだ〈タッカー・ロビンス〉のティアドロップ型ライトを使い、壁にはアフリカで食事を載せて使うボウルを飾った。ベンチとダイニングテーブルは再生材でできている。
ポイント
ダイニングテーブルには、ベンチ(奥に脚だけが見えている)の向かい側にあえて異なる椅子2脚を並べて、ミスマッチなバランスを楽しんでいる。ベンチを使うと座れる人数を増やすことができる。
ダイニングテーブルには、ベンチ(奥に脚だけが見えている)の向かい側にあえて異なる椅子2脚を並べて、ミスマッチなバランスを楽しんでいる。ベンチを使うと座れる人数を増やすことができる。
「キッチンにはほとんど手を加えていません。前のオーナーが使っていた状態に、表面的に手を加えただけです」とデイヴィンさん。引き出しは色を塗り直し、取手を付け替えた。クリーム色、白、ブラウンで構成された静かなインテリアに、黄色とトープのタイルがアクセントを加えている。
娘さんの部屋も、この家全体のニュートラルな雰囲気をベースにしつつ、ティピやアートワーク、キッズサイズのテーブルやスツールで、子供部屋らしい楽しさを加えている。
「ティピはオーナーが持っていたもの。家の中にティピをおきたいというのも彼女のアイデア。子供部屋にはぴったりだと思います」とデイヴィンさん。
ポイント
子供部屋にも大人用のスタイリッシュなアイテムを使うこと。デイヴィンさんは、子供部屋の窓まわりに〈ロモ〉の高級テキスタイルを使用したカスタムメイドのローマンシェードを使っている。リビングでも使いやすい控えめな色のラグが、室内の家具のまとめ役になっている。
「ティピはオーナーが持っていたもの。家の中にティピをおきたいというのも彼女のアイデア。子供部屋にはぴったりだと思います」とデイヴィンさん。
ポイント
子供部屋にも大人用のスタイリッシュなアイテムを使うこと。デイヴィンさんは、子供部屋の窓まわりに〈ロモ〉の高級テキスタイルを使用したカスタムメイドのローマンシェードを使っている。リビングでも使いやすい控えめな色のラグが、室内の家具のまとめ役になっている。
壁際にいろいろなサイズの箱を使ってデイヴィンさんが作った棚が、エクレクティックな雰囲気を醸しだしている。
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