バスルームのプラン:最もくつろげるバスタブの形と設置のタイプを選ぼう!
長湯が好き、半身浴が習慣、肩まで浸かりたい……バスタイムに望む快適性は人によって違います。バスタブ(浴槽)の形や設置のタイプのバリエーションを知って、くつろげるバスルームを計画しましょう。
バスルームの主役になるバスタブ。毎日使うからこそ、自分や家族が心も体もくつろげる、そして元気をチャージできる場所にしたいもの。バスタブにはさまざまな形や設置のタイプがあることをご存じですか?
日本国内で販売されているバスタブの形には、「洋バス」、「和バス」、その中間の「和洋折衷バス」の3種類があり、それぞれ深さと長さ、背もたれの形が違います。
「長い時間ゆっくり浸かりたい」「半身浴がしたい」という人におすすめなのが、深さ35~40センチ程度で背もたれがカーブし、寝そべるような姿勢で浸かれる「洋バス」。浅いため、子供や高齢者がまたぎやすい、湯量が少ないので経済的、などのメリットもあります。いっぽう、「熱いお湯に肩まで浸かりたい」という人は、深さ50~60センチで湯量が多い「和バス」がおすすめです。また、メーカーごとに異なりますが、さまざまな入浴姿勢に合わせやすい「和洋折衷バス」もあります。
長さもそれぞれ違い、洋バスは1.6~1.8メートル、和バスは~1.4メートルが主流。日本では1.6メートル幅でバスルームをつくる場合が多いため、長さ1.4~1.6メートルのバスタブの種類が豊富ですが、たとえば男性がゆったり足を伸ばして入浴できる1.7メートルのバスタブを入れたいなど、大きさにこだわるなら、設計の早い段階で計画しておきましょう。
そして、使いやすさとデザインに大きくかかわるのが設置のタイプ。大きく分けて「埋め込み」「フリースタンディング」「エプロンつき」の3種類があり、それぞれに合うバスタブを選ぶ必要があります。日々、どんなバスタイムを過ごしたいかはもちろんのこと、掃除やメンテナンスのことも考えて選ぶことが大切。それぞれの特徴とメリット、デメリットを紹介します。
日本国内で販売されているバスタブの形には、「洋バス」、「和バス」、その中間の「和洋折衷バス」の3種類があり、それぞれ深さと長さ、背もたれの形が違います。
「長い時間ゆっくり浸かりたい」「半身浴がしたい」という人におすすめなのが、深さ35~40センチ程度で背もたれがカーブし、寝そべるような姿勢で浸かれる「洋バス」。浅いため、子供や高齢者がまたぎやすい、湯量が少ないので経済的、などのメリットもあります。いっぽう、「熱いお湯に肩まで浸かりたい」という人は、深さ50~60センチで湯量が多い「和バス」がおすすめです。また、メーカーごとに異なりますが、さまざまな入浴姿勢に合わせやすい「和洋折衷バス」もあります。
長さもそれぞれ違い、洋バスは1.6~1.8メートル、和バスは~1.4メートルが主流。日本では1.6メートル幅でバスルームをつくる場合が多いため、長さ1.4~1.6メートルのバスタブの種類が豊富ですが、たとえば男性がゆったり足を伸ばして入浴できる1.7メートルのバスタブを入れたいなど、大きさにこだわるなら、設計の早い段階で計画しておきましょう。
そして、使いやすさとデザインに大きくかかわるのが設置のタイプ。大きく分けて「埋め込み」「フリースタンディング」「エプロンつき」の3種類があり、それぞれに合うバスタブを選ぶ必要があります。日々、どんなバスタイムを過ごしたいかはもちろんのこと、掃除やメンテナンスのことも考えて選ぶことが大切。それぞれの特徴とメリット、デメリットを紹介します。
バスタブの周囲にフラットなスペースをつくる
入浴の合間にちょっと腰掛けて休憩できるのはもちろん、入浴中に飲むドリンクを置いたり、ラジオやテレビを置いて半身浴を楽しんだり。キャンドルを並べて、その明かりで幻想的なバスタイムを楽しんでも素敵です。窓の大きなバスルームなら、ディスプレイ感覚で植物を置いてもいいですね。また、バスタブと壁の間にスペースができるので、お湯に浸かったときに頭が壁に当たりにくく、リラックスできます。
入浴の合間にちょっと腰掛けて休憩できるのはもちろん、入浴中に飲むドリンクを置いたり、ラジオやテレビを置いて半身浴を楽しんだり。キャンドルを並べて、その明かりで幻想的なバスタイムを楽しんでも素敵です。窓の大きなバスルームなら、ディスプレイ感覚で植物を置いてもいいですね。また、バスタブと壁の間にスペースができるので、お湯に浸かったときに頭が壁に当たりにくく、リラックスできます。
ただし、比較的広さを要するデザインなので、バスタブはコンパクトなものを選ぶなど工夫が必要な場合も。また、周囲のスペースに水がたまりやすく、こまめな掃除が必要になります。
周囲のスペースを広くつくれば、平場に取り付けるタイプのバス給湯水栓も設置可能。このタイプの水栓は、ハンドシャワーが引き出し式のタイプが多いので、見た目がすっきりおさまるのが魅力です。
周囲のスペースを広くつくれば、平場に取り付けるタイプのバス給湯水栓も設置可能。このタイプの水栓は、ハンドシャワーが引き出し式のタイプが多いので、見た目がすっきりおさまるのが魅力です。
コンパクトにおさめる
周囲にフラットなスペースをつくらず、立ち上がり部分とバスタブを一体に仕上げると、すっきりコンパクトにおさまります。空間に対して最大限のサイズのバスタブを選ぶことができますが、浸かったときに頭が壁に当たりやすくなる可能性もあります。
周囲にフラットなスペースをつくらず、立ち上がり部分とバスタブを一体に仕上げると、すっきりコンパクトにおさまります。空間に対して最大限のサイズのバスタブを選ぶことができますが、浸かったときに頭が壁に当たりやすくなる可能性もあります。
立ち上がり部分がバスタブと一体に見えるデザインなので、それを前提に素材を選びましょう。縁が広いタイプのバスタブを選べば、物を置くスペースにも。
縁まで石で覆う
バスタブの周囲を、縁まで大理石などの石で覆うデザイン。バスタブの内側しか目に入らず、非日常的でラグジュアリーな雰囲気になることから、高級ホテルのバスルームに多く見られます。
もちろんコストは高く、加工には高い技術を要しますが、石の上質な表情を楽しむ素敵なバスルームが実現します。
バスタブの周囲を、縁まで大理石などの石で覆うデザイン。バスタブの内側しか目に入らず、非日常的でラグジュアリーな雰囲気になることから、高級ホテルのバスルームに多く見られます。
もちろんコストは高く、加工には高い技術を要しますが、石の上質な表情を楽しむ素敵なバスルームが実現します。
バスタブの一部を床に埋め込んで低く見せる
バスタブの立ち上がりを低くおさめることで、空間を広く見せる効果があります。洗い場からバスタブに移動するときにまたぐ動作がしやすくなりますが、逆に洗い場に出る時は、バスタブの深さ分またぐことに。
バスタブの立ち上がりを低くおさめることで、空間を広く見せる効果があります。洗い場からバスタブに移動するときにまたぐ動作がしやすくなりますが、逆に洗い場に出る時は、バスタブの深さ分またぐことに。
視線が下がるので、たとえばバスルームの窓の外に見える風景や空を見上げながら、ゆったりお湯に浸かりたいといった場合におすすめです。
ただし、洗い場の水はねやシャワーの湯がバスタブの中に入りやすくなるので、可能なら洗い場から離す、写真のようにシャワーブースを分けるなどの工夫を。もちろん床下にスペースが必要になるので、設計の早い段階から計画しておく必要があります。
ただし、洗い場の水はねやシャワーの湯がバスタブの中に入りやすくなるので、可能なら洗い場から離す、写真のようにシャワーブースを分けるなどの工夫を。もちろん床下にスペースが必要になるので、設計の早い段階から計画しておく必要があります。
バスタブをすべて床に埋め込む
視線の高さが床面と同じになり、空や緑を見上げながらゆったりしたバスタイムを楽しめます。さらに、空間を広く感じられるメリットも。
視線の高さが床面と同じになり、空や緑を見上げながらゆったりしたバスタイムを楽しめます。さらに、空間を広く感じられるメリットも。
ただし、部分的に埋め込む場合と同様、洗い場の水はねやシャワーがバスタブの中に入りやすくなります。写真のバスルームでは、奥にガラスで仕切ったシャワースペースをつくり、排水がバスタブに入らないよう工夫されています。
- フリースタンディングタイプ
設置や交換は比較的しやすいですが、注意したいのが掃除のためのスペース。四方すべてに人が通って作業できる程度のスペースを確保しておかないと、掃除ができません。そのため、比較的広さに余裕があるバスルームにおすすめです。
バス給湯水栓も、床から立ち上がるタイプのフリースタンディング型を組み合わせると素敵です。バスタブ掃除のために、ハンドシャワーつきの水栓を選びましょう。また、バスタブ底面と床の間に隙間があるデザインは、掃除する部分が多いので要注意。毎日使う場所だからこそ、掃除のこともしっかり考慮して選ぶことが大切です。
- エプロンつきタイプ
形やサイズはもちろん、設置方法や仕上げ素材によって、空間の表情や使いやすさも変わってくるのがバスタブ。理想的なバスタイムの過ごし方をイメージするのはもちろん、手入れやコストについてもじっくり検討して選びましょう。
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- 埋め込みタイプ
バスタブの周囲の立ち上がり部分をタイルや石張りで仕上げる方法。立ち上がり部分の素材や広さによって雰囲気が変わり、以下に挙げるとおり、設置のバリエーションが最も多いタイプです。