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災害に強いインテリアは、“いつも”が“もしも”に役立つ「分散収納」で!
快適な“いつも”の暮らしと、“もしも”の災害時を切り離さない、収納場所の考え方と暮らし方のヒントです。ぜひブックマークを!
mikiko taguchi
2016年2月29日
「分散収納」とは、その名のとおり、分けて収納をすることです。たとえば、靴を玄関のシューズボックス1箇所に置いておくのではなく、外に出入りできる玄関以外の場所にも収納する、という具合に。何のためかというと、災害の発生時に困らないため。いつ、大きな災害が起こっても不思議ではない今の時代、もしものときに備えて、この機会にいつもの暮らしや収納場所を見直してみましょう。
玄関以外の出入り口に、靴を1足
災害発生時、家のどこにいるかは予測できません。さらに、もしかすると玄関から出られない、という可能性もあるかもしれません。もしもときのために、靴を1足、玄関とは反対方向の、外に出られる窓際などに収納しておきましょう。こんなふうに蓋つきのバスケットなら、たとえリビングに置いても、インテリアとして素敵ですね。
災害発生時、家のどこにいるかは予測できません。さらに、もしかすると玄関から出られない、という可能性もあるかもしれません。もしもときのために、靴を1足、玄関とは反対方向の、外に出られる窓際などに収納しておきましょう。こんなふうに蓋つきのバスケットなら、たとえリビングに置いても、インテリアとして素敵ですね。
ベッドサイドにも靴を
就寝時に災害が起こった際、外に出るまでに家の中で怪我をすることも考えられなくはありません。スリッパはその場しのぎには役に立ちますが、長時間となると結局は靴が必要に。ぜひベッド近くに靴を1足。そうすれば、そのまま外へ出ることができます。できればベッドルームのクロ-ゼットの中ではなく、ベッドの下や、チェストタイプのサイドテーブルのいちばん下など、さっと取り出せる場所を定位置に。
就寝時に災害が起こった際、外に出るまでに家の中で怪我をすることも考えられなくはありません。スリッパはその場しのぎには役に立ちますが、長時間となると結局は靴が必要に。ぜひベッド近くに靴を1足。そうすれば、そのまま外へ出ることができます。できればベッドルームのクロ-ゼットの中ではなく、ベッドの下や、チェストタイプのサイドテーブルのいちばん下など、さっと取り出せる場所を定位置に。
防災用品のストックコーナー
リュックひとつでさっと避難できる便利な防災グッズもたくさんあり、用意しておくだけで安心ですよね。でも、もしものときにそのリュックを収納している場所まで行けないとしたら、まったく意味がありません。いくつも用意できればより安心ですが、現実的ではありませんよね。そこで、靴の場合と同じように、2つをそれぞれ離れた2箇所に収納しましょう。たとえば、ひとつは玄関のシューズボックスの中に、ひとつはリビングルームになど、あそこにしかない、のではなく、あそこにもある!という安心が大切です。
リュックひとつでさっと避難できる便利な防災グッズもたくさんあり、用意しておくだけで安心ですよね。でも、もしものときにそのリュックを収納している場所まで行けないとしたら、まったく意味がありません。いくつも用意できればより安心ですが、現実的ではありませんよね。そこで、靴の場合と同じように、2つをそれぞれ離れた2箇所に収納しましょう。たとえば、ひとつは玄関のシューズボックスの中に、ひとつはリビングルームになど、あそこにしかない、のではなく、あそこにもある!という安心が大切です。
防災グッズをリビングルームやベッドルームに収納する場合、クローゼットに入れると、普段使わないものだけに、どうしても奥深くにしまわれがち。「防災用品は独立して収納」と決めましょう。ベンチ下にかごを設置すればいつもはすっきり、もしもの際はさっと取り出せます。
上着は部屋に戻らなくてもいいように
コートや雨具などは、寝室のクローゼットにしまっている方も多いのでは。もしものときに取りに戻らなくてもいいように、寝室以外にも上着の収納コーナーをつくっておきましょう。もし玄関スペースに余裕があれば、普段から設置場所をそこにするのもおすすめです。ホコリなどを部屋に持ち込まずにすむというメリットも。
コートや雨具などは、寝室のクローゼットにしまっている方も多いのでは。もしものときに取りに戻らなくてもいいように、寝室以外にも上着の収納コーナーをつくっておきましょう。もし玄関スペースに余裕があれば、普段から設置場所をそこにするのもおすすめです。ホコリなどを部屋に持ち込まずにすむというメリットも。
リビングルームにハンガーコーナーをつくるなら、こんなふうにお気に入りたちを集めて、インテリアの主役にしても。洋服をたくさん掛けすぎないのがポイントですね。
食料は非常食を消費しながらストック
かつての非常食といえば、乾パンなどの非常時に食べるものでしたが、近頃ではフリーズドライのおいしい長期保存フードがたくさんあります。非常時にも、普段から食べ慣れているもののほうが安心。そこで、非常食は非常食専用に保管してしまうのではなく、定期的に食べ、食べた分を買い足しましょう。この方法は「ローリングストック」と呼ばれ、賞味期限切れという無駄をなくすだけでなく、日頃から防災の意識を高める役目も果たします。
かつての非常食といえば、乾パンなどの非常時に食べるものでしたが、近頃ではフリーズドライのおいしい長期保存フードがたくさんあります。非常時にも、普段から食べ慣れているもののほうが安心。そこで、非常食は非常食専用に保管してしまうのではなく、定期的に食べ、食べた分を買い足しましょう。この方法は「ローリングストック」と呼ばれ、賞味期限切れという無駄をなくすだけでなく、日頃から防災の意識を高める役目も果たします。
食品類はロフトや階段下の収納スペースなどにストックし、定期的にキッチンへ移動させて消費しましょう。キッチンだけでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、大規模な災害に備えて政府が推奨している備蓄量は、約2週間分。どのくらい必要かは農林水産省などのホームページで、ぜひチェックしてみてください。
快適ないつもの暮らしと、災害時のもしものときを切り離さない収納方法。ぜひ実践してみてください。
こちらの記事もおすすめ:
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