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〈メゾン・エ・オブジェ〉で見つけた2016年インテリアのトレンド素材
家具とインテリアの見本市〈メゾン・エ・オブジェ〉が今年も1月にパリで開催されました。そこでフランスのHouzzチームが取材した「トレンドレポート」をお届けします、大理石、籐、木など、「自然」と「ルーツへの回帰」がキーワードです。
Christelle Rousselin
2016年2月15日
新しいものや最新の流行はお好きですか? 1月に開催されたインテリアと家具の見本市、〈メゾン・エ・オブジェ〉では、今回もインテリアやデザイン関係の出展者数千社が一堂に会しました。Houzzが見つけたトレンド素材をご紹介します。
1. 大理石はインテリア小物に
大理石のインテリアでの使い方に少し変化が起こっています。これ見よがしの総大理石作りはとっくの昔に時代遅れ。代わって、花瓶やキャンドルホルダー、サイドテーブル、テーブルの天板など、控え目に、ときには軽やかにインテリア小物として大理石を使うのが流行の兆し。大理石の柄をプリントした布もあり、大理石モチーフのアイテムが充実しています。
大理石のインテリアでの使い方に少し変化が起こっています。これ見よがしの総大理石作りはとっくの昔に時代遅れ。代わって、花瓶やキャンドルホルダー、サイドテーブル、テーブルの天板など、控え目に、ときには軽やかにインテリア小物として大理石を使うのが流行の兆し。大理石の柄をプリントした布もあり、大理石モチーフのアイテムが充実しています。
2. 木
木は今年いちばん注目の素材。野性的は雰囲気も、あるいは、木が本来もつ優しいよさも、どちらも人気。木はインテリアのさまざまなところに使われますが、塗装をしたシャビーシック調ではなく、木の本来の良さが生かすのが今年のトレンド。山小屋風にならないよう、木を他の素材と組み合わせるのがポイントです。
木は今年いちばん注目の素材。野性的は雰囲気も、あるいは、木が本来もつ優しいよさも、どちらも人気。木はインテリアのさまざまなところに使われますが、塗装をしたシャビーシック調ではなく、木の本来の良さが生かすのが今年のトレンド。山小屋風にならないよう、木を他の素材と組み合わせるのがポイントです。
3. エスニックプリントの布
エスニックプリントのシックな布を使って、リビングにカラーと元気を取り入れましょう。ただし、派手になりすぎないように。色のバランスを考えながらプリント柄を重ねて、シンプルな室内に彩りを添えます。
エスニックプリントのシックな布を使って、リビングにカラーと元気を取り入れましょう。ただし、派手になりすぎないように。色のバランスを考えながらプリント柄を重ねて、シンプルな室内に彩りを添えます。
4. 銅は控えめに
銅は存在感の強い素材。控え目に使うのが今年らしい使い方です。写真のように、ぴかぴかでゴージャス過ぎる大きな銅製のランプではなく、もっと控え目なペンダントライトなら、シンプルな空間にも似合います。
花瓶やキャンドルホルダーなどインテリア小物でも銅製人気。空間に1点だけ使うのたポイントです。
銅は存在感の強い素材。控え目に使うのが今年らしい使い方です。写真のように、ぴかぴかでゴージャス過ぎる大きな銅製のランプではなく、もっと控え目なペンダントライトなら、シンプルな空間にも似合います。
花瓶やキャンドルホルダーなどインテリア小物でも銅製人気。空間に1点だけ使うのたポイントです。
5. 木×メタル
デザイン性の高いものや、北欧風、ヴィンテージ風など、スタイルを問わずウッドとメタルの相性は抜群です。柔らかい色合いに合わせた明るい色の木を選べば北欧スタイルになりますし、ダークな色の木にメタル素材や濃い色でコントラストつければ、ヴィンテージスタイルのアクセントが効いたインテリアになります。
メタル素材はつやあり、つや消しのいずれも、かわらぬ人気が続いています。木などの天然素材と合わせる場合は、ブラックやグレー、ダークグレーなどの色で仕上げると素敵です。
デザイン性の高いものや、北欧風、ヴィンテージ風など、スタイルを問わずウッドとメタルの相性は抜群です。柔らかい色合いに合わせた明るい色の木を選べば北欧スタイルになりますし、ダークな色の木にメタル素材や濃い色でコントラストつければ、ヴィンテージスタイルのアクセントが効いたインテリアになります。
メタル素材はつやあり、つや消しのいずれも、かわらぬ人気が続いています。木などの天然素材と合わせる場合は、ブラックやグレー、ダークグレーなどの色で仕上げると素敵です。
7. 籐
時代遅れでもう流行らないと思われていた籐(ラタン)の素材が、ここ数年再び登場し、今年は人気素材になっています。最近リバイバルしているボヘミアンスタイルやエスニックスタイルにも、もちろんぴったり。
写真の籐の椅子は繭のようなデザイン。座れば子供時代を思い出しそうですね。ベッドルームの窓のから外の景色を眺めれば、素晴らしいリラックスタイムが過ごせるでしょう。
時代遅れでもう流行らないと思われていた籐(ラタン)の素材が、ここ数年再び登場し、今年は人気素材になっています。最近リバイバルしているボヘミアンスタイルやエスニックスタイルにも、もちろんぴったり。
写真の籐の椅子は繭のようなデザイン。座れば子供時代を思い出しそうですね。ベッドルームの窓のから外の景色を眺めれば、素晴らしいリラックスタイムが過ごせるでしょう。
8. 編みひも
ずっと忘れ去られていた、アメリカ西海岸のマクラメが最近リバイバルしています。手作り編みひものDIYで鉢植えを吊るせば、素敵なアートになります。
ずっと忘れ去られていた、アメリカ西海岸のマクラメが最近リバイバルしています。手作り編みひものDIYで鉢植えを吊るせば、素敵なアートになります。
この流行は、まだ始まったばかり。しかも、昔のとは異なる洗練が加えられています。アート作品制作に使うウールやシルク、綿などのあらゆるひも素材が使われますし、そこが今年のトレンドでもあります。2016年はまさに「ルーツへの回帰」と「自然」がキーワードなのです。
教えてHouzz
取り入れてみたいトレンドはありますか?
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ドラマチックでスパイシー。おしゃれなインパクト、ワンポイントの赤の使い方世界のHouzzから:2016年に流行するインテリアの色、柄、素材の組み合わせ
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