世界のHouzzから:アメリカからオーストリアまで、世界各地の美しいクリスマス
みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか? クリスマス・イブの今日は、世界のHouzzから、7ヵ国の個性あふれるクリスマスを過ごしている家をご紹介します。
Jenny Drew
2015年12月24日
いよいよクリスマス。世界の国ではどんなクリスマスを迎えているのでしょうか。寒い夜、ディナーにローストチキンやターキーをいただく国、浜辺でバーベキューを楽しむ南半球の国、スペインのようにプレゼントは1月6日に渡す国、などなど。そこで、2015年のクリスマスのようすを7つの国からお届けします。
海辺のクリスマス
オーストラリア、モーニントン半島
2歳の息子のマックスくん、もうすぐ生まれてくるお腹の中の赤ちゃんと一緒にクリスマスを迎えるマーディ&ブレット・メイソンさん夫妻。クリスマスは南半球のオーストラリアらしく、くつろいだ時間をすごします。2013年に夢の海辺のマイホームを手に入れた夫妻は、流木を使って太陽の光あふれる夏のクリスマスらしい飾り付けをしています。
オーストラリア、モーニントン半島
2歳の息子のマックスくん、もうすぐ生まれてくるお腹の中の赤ちゃんと一緒にクリスマスを迎えるマーディ&ブレット・メイソンさん夫妻。クリスマスは南半球のオーストラリアらしく、くつろいだ時間をすごします。2013年に夢の海辺のマイホームを手に入れた夫妻は、流木を使って太陽の光あふれる夏のクリスマスらしい飾り付けをしています。
暖炉の上にはシンプルだけどとてもクリエイティブなツリーが。地元のビーチで拾ってきた流木を使った、ハンドメイドのツリーです。これなら、いたずら盛りのマックスくんが引っ張って倒すこともありません。「今年はマックスも物心がついてきて、クリスマスをとても楽しみにしているみたい。だから、クリスマスは家族だけでのんびりと過ごす特別な時間にするつもり」とマーディさん。
オーストラリアのクリスマスに欠かせないものは?
裸足、流木、パブロバ(クリーム入りのメレンゲケーキ)
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オーストラリアのクリスマスに欠かせないものは?
裸足、流木、パブロバ(クリーム入りのメレンゲケーキ)
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キラキラとかがやく飾り付け
アメリカ、ロサンゼルス
クリス&アンバー・アールさん夫妻は、暖炉の上のツリーをゴールドとシルバーで作り、キラキラと光るライトをたくさんつけた。「ウェディングで使った水銀ガラスの飾りを戸棚から出してきて、クリスマスの飾り付けに使うことにしたの」とアンバーさん。
暖炉の上の古い飾りは、先祖から受け継いできたもの。例えば、真鍮製サンタクロースはクリスさんの祖母が大切にしていたものだ。「こういうものを飾り付けに取り入れると、さりげなく特別な感じになりますよね」とアンバーさん。飾り付けの仕上げは、手作りのスノーフレークやウールを丸めたポンポン(小さなボール)で作ったガーランドだ。
クリスマスに欠かせないもの:
家族が受け継いできたもの、靴下、ウールのポンポン
アメリカ、ロサンゼルス
クリス&アンバー・アールさん夫妻は、暖炉の上のツリーをゴールドとシルバーで作り、キラキラと光るライトをたくさんつけた。「ウェディングで使った水銀ガラスの飾りを戸棚から出してきて、クリスマスの飾り付けに使うことにしたの」とアンバーさん。
暖炉の上の古い飾りは、先祖から受け継いできたもの。例えば、真鍮製サンタクロースはクリスさんの祖母が大切にしていたものだ。「こういうものを飾り付けに取り入れると、さりげなく特別な感じになりますよね」とアンバーさん。飾り付けの仕上げは、手作りのスノーフレークやウールを丸めたポンポン(小さなボール)で作ったガーランドだ。
クリスマスに欠かせないもの:
家族が受け継いできたもの、靴下、ウールのポンポン
カラフルなクリスマス
スウェーデンの田園地帯
エヴェリナ&ペール・ウッテルベリ夫妻は5人の子供たち(エンブラ、エルトン、エローナ、エンヤ、エリーゼ)2年半前にこの大きな赤い家に引っ越してきた。「ここは夫が育った家。夫の両親が小さな家に移ったので、私たちがこちらに住むことになったの」とエヴェリナさん。
スウェーデン中心部にも近いのに、近くに森や牧場があり、牛が放牧されているこの環境がとても気に入っている。「田舎の生活が気に入っています。子供たちが自然の中でたくさんの時間を過ごせる点も、すばらしいですね」とエヴェリナさん。
子供たちはテーブルを囲んでルセブッラールを食べている。ルッセブラールは、12月13日の聖ルチア祭のときにだけ食べる特別なパン(レーズン入りのサフラン風味の甘いロールパン)。
スウェーデンの田園地帯
エヴェリナ&ペール・ウッテルベリ夫妻は5人の子供たち(エンブラ、エルトン、エローナ、エンヤ、エリーゼ)2年半前にこの大きな赤い家に引っ越してきた。「ここは夫が育った家。夫の両親が小さな家に移ったので、私たちがこちらに住むことになったの」とエヴェリナさん。
スウェーデン中心部にも近いのに、近くに森や牧場があり、牛が放牧されているこの環境がとても気に入っている。「田舎の生活が気に入っています。子供たちが自然の中でたくさんの時間を過ごせる点も、すばらしいですね」とエヴェリナさん。
子供たちはテーブルを囲んでルセブッラールを食べている。ルッセブラールは、12月13日の聖ルチア祭のときにだけ食べる特別なパン(レーズン入りのサフラン風味の甘いロールパン)。
クリスマスの飾り付けは家族で行う。こちらのジンジャーブレッドハウスはハマビーズでつくってあるので、いつまでも長持ちする。「家族はみんな、ハマビーズでいろいろなものを作るのが大好きなんです。ふだんは特にお手本を使わないのですが、今回は特別に使いました。ハマビーズで作るのにぴったりなテーマですよね」とエヴェリナさん。
インテリアにあわせて、クリスマスのデコレーションもエクレクティックでカラフルな雰囲気。特に、明るいイエローやピンク、赤、青など、バブルガムみたいな色をたくさん使っている。キッチンテーブルの回りに置かれたチェアはガレージセールや中古品店で手に入れたもので、エヴェリナさんが色を塗った。「近くで見るときれいに塗れていないところもあるんですが、5人の子供たちが使うものですから、そんなに気にしていません」とエヴェリナさん。
クリスマスに欠かせないもの:
あたたかい光のキャンドル、ハマビーズ、レーズンパン
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あたたかい光のキャンドル、ハマビーズ、レーズンパン
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16世紀築の古民家で迎えるクリスマス
イギリス、ケント州
サイアン&イアン・ロス夫妻さんは、こじんまりとした居心地のよい16世紀築の家に個性あふれるシャビーシック飾り付けをして、クリスマスを迎える。
ドアには松ぼっくりを使ったラスティックなリースを選んで飾っている。白を基調とした室内は、キラキラと光る美しいライトやガラスのデコレーションできらびやかに、でもシックにまとめている。
イギリス、ケント州
サイアン&イアン・ロス夫妻さんは、こじんまりとした居心地のよい16世紀築の家に個性あふれるシャビーシック飾り付けをして、クリスマスを迎える。
ドアには松ぼっくりを使ったラスティックなリースを選んで飾っている。白を基調とした室内は、キラキラと光る美しいライトやガラスのデコレーションできらびやかに、でもシックにまとめている。
ダイニングの暖炉の上には、針葉樹の葉のついた枝とベリー類の赤い実のついたガーランドを飾り、センスのいいラスティックな飾り付けをしている。「小さな家らしいクリスマスにしているんです」とサイアンさん。
クリスマスに欠かせないもの:
クリスマスホーリー、飾りつけ用の豆電球ライト、ココア
クリスマスに欠かせないもの:
クリスマスホーリー、飾りつけ用の豆電球ライト、ココア
一家で歌うクリスマスキャロル
スペイン、マドリッド
バエナ家はクリスマスを伝統的なスタイルで、一族で心をこめて祝う。家族はもちろん、祖父母、叔父たち、いとこたちもこの家にやってくる。クリスマスキャロルを聞きながら、妻のエヴァさんがテーブルに飾る花や星、キャンドルを仕上げ、子供たちがテーブルセッティングのお手伝いをする。
「どんなことにも子供たちの手を借ります。子供たちが主役。24日のランチの後は、クリスマスキャロルを歌い、夜中の12時にやってくるサンタクロースを待ちます。といっても、たいていは少し早めにくるのですが(笑)」とエヴァさん。
スペイン、マドリッド
バエナ家はクリスマスを伝統的なスタイルで、一族で心をこめて祝う。家族はもちろん、祖父母、叔父たち、いとこたちもこの家にやってくる。クリスマスキャロルを聞きながら、妻のエヴァさんがテーブルに飾る花や星、キャンドルを仕上げ、子供たちがテーブルセッティングのお手伝いをする。
「どんなことにも子供たちの手を借ります。子供たちが主役。24日のランチの後は、クリスマスキャロルを歌い、夜中の12時にやってくるサンタクロースを待ちます。といっても、たいていは少し早めにくるのですが(笑)」とエヴァさん。
スペインの人々にとって、東方の三賢人が家にやってくる1月6日の夜が、クリスマスでいちばん大切な時間だ。「三賢人のために軽食を用意し、ラクダのために水とミルクを用意します。翌朝、プレゼントを見つけた子供たちが歓声を上げる瞬間が、いちばん素敵ですね。朝食には、ロスコンと呼ばれる、スペインのクリスマス用のお菓子を食べるんですよ」とエヴァさん。
クリスマスに欠かせないもの:
クリスマスキャロル、赤いベリーの実のデコレーション、ロスコン
クリスマスに欠かせないもの:
クリスマスキャロル、赤いベリーの実のデコレーション、ロスコン
クリスマスは新年の後に祝う
ロシア
ロシアでは、クリスマスは1月7日。でもお祝い気分は12月31日の大晦日から始まるそう。ガリーナ・カルコヴァさんは、今年は家族で伝統的なクリスマスを祝う予定だ。「家族が集まって、ゲームをしながら、マロース爺さん(ロシアのサンタクロース)を待つんです。みんなクリスマス用の衣装を着て、かごに入れた紙の雪玉を投げ合うんです。あと、糸で吊るしたキャンディーをハサミで切るゲームもします」とガリーナさん。
ロシア
ロシアでは、クリスマスは1月7日。でもお祝い気分は12月31日の大晦日から始まるそう。ガリーナ・カルコヴァさんは、今年は家族で伝統的なクリスマスを祝う予定だ。「家族が集まって、ゲームをしながら、マロース爺さん(ロシアのサンタクロース)を待つんです。みんなクリスマス用の衣装を着て、かごに入れた紙の雪玉を投げ合うんです。あと、糸で吊るしたキャンディーをハサミで切るゲームもします」とガリーナさん。
大晦日とクリスマスのお祝い用に、モミの木には伝統的なガラスのオーナメントを飾っている。写真のマーメイドなど、ヨット好きの夫のために、海をテーマにしたオーナメントも加えている。
クリスマスに欠かせないもの:
ゲームを楽しむこと、オリヴィエ・サラダ(首都サラダ)、モミの木
クリスマスに欠かせないもの:
ゲームを楽しむこと、オリヴィエ・サラダ(首都サラダ)、モミの木
3世代で祝うクリスマス
ニュージーランド、ワイトキ
今年、娘夫妻の家の敷地の片隅に小さな家を建てたウェイン&アイリーン・ヴィールズ夫妻。今年はこの家が一家のクリスマスの舞台になる。
夫妻はクリスマスを迎えるために、新しい家を美しく飾り付けた。この家で、家族みんな揃ってクリスマスランチを楽しみ、プレゼントを開けて喜ぶ姿を見るのを心待ちにしている。
ニュージーランド、ワイトキ
今年、娘夫妻の家の敷地の片隅に小さな家を建てたウェイン&アイリーン・ヴィールズ夫妻。今年はこの家が一家のクリスマスの舞台になる。
夫妻はクリスマスを迎えるために、新しい家を美しく飾り付けた。この家で、家族みんな揃ってクリスマスランチを楽しみ、プレゼントを開けて喜ぶ姿を見るのを心待ちにしている。
一家総出で背の高いツリーに、ゴールドと白の飾り付けた。目と鼻の先に孫たちが暮らしているので、頻繁に行き来している。
「娘夫婦の家と楽に行き来できるつくりになっているので、お互いに助けあったり、みんなで一緒の時間を楽しんだりしています。だから、クリスマスも当然家族みんなで楽しむことに」とアイリーンさん。
クリスマスに欠かせないもの:
家族と友だち、みんなでつくる料理、のどかな田園風景
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「娘夫婦の家と楽に行き来できるつくりになっているので、お互いに助けあったり、みんなで一緒の時間を楽しんだりしています。だから、クリスマスも当然家族みんなで楽しむことに」とアイリーンさん。
クリスマスに欠かせないもの:
家族と友だち、みんなでつくる料理、のどかな田園風景
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モダンなファームハウスで過ごすクリスマス
アメリカ、オースティン
イベントプランナーでありインテリアデコレーターでもあるブランディ・ハインズさんは、自分用のアドベントカレンダー(クリスマスのための準備スケジュール)を作り、クリスマスのお祝いのために大人が力をあわせて、子供たちは遊びを楽しめる特別な場所づくりを進めてきた。「クリスマスの休暇は、家族の絆を強くしてくれますね」とブランデーさん。
クリスマスに向けて、毎晩家族はアドベントカレンダーをじっくりと検討。リビングの端(キッチンのすぐ脇)にはDIYでクリスマスの日に子供たちがプレゼントを開けるためのコーナーをつくった。
アメリカ、オースティン
イベントプランナーでありインテリアデコレーターでもあるブランディ・ハインズさんは、自分用のアドベントカレンダー(クリスマスのための準備スケジュール)を作り、クリスマスのお祝いのために大人が力をあわせて、子供たちは遊びを楽しめる特別な場所づくりを進めてきた。「クリスマスの休暇は、家族の絆を強くしてくれますね」とブランデーさん。
クリスマスに向けて、毎晩家族はアドベントカレンダーをじっくりと検討。リビングの端(キッチンのすぐ脇)にはDIYでクリスマスの日に子供たちがプレゼントを開けるためのコーナーをつくった。
ブランディさんは毎年クリスマスを義理の母の家で過ごし、家族で贈り物を交換し、一緒に食事を楽しむ。「ちょっとした家族の伝統があるんです。みんなで特別なパジャマを着て、サンタのために少しだけクッキーを残しておき、みんなで『サンタクロースがきた』の詩を朗読するんです。すると、サンタが靴下の中やツリーの下にプレゼントを置いていってくれるんです」とブランディさん。
「一緒に過ごすということが、いちばん大切なこと。だから、『ポーラー・エクスプレス』をみんなで観たり、地元のクリスマスイルミネーションを見に行ったりするんです」とブランディさん。
写真は、プレゼントを開けて大喜びの息子、パーカーくん。この家は2015年6月にリノベーションしたばかり。「リノベーションして初めて迎えるクリスマスなので、今年は本当に楽しみです」とブランディさんは話してくれた。
クリスマスに欠かせないもの:パジャマ、クッキー、クリスマス映画
教えてHouzz
みなさんはどんなクリスマスを過ごしていますか? クリスマスにまつわるエピソード、写真など、コメント欄で教えてください。
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基本的にクリスマスと言う習慣は個々の心の中にある神聖な魂であると思います。世界中に宗教が沢山ありますが何々教であれ心の魂は同じことなんですよ・・・・争い事は本当に無くなる事を祈っております。
@keiko Yさん、Houzzロシアのエディターによると、おっしゃるとおり、ロシア正教ではクリスマスは1月なのだそうです。
少し前にHouzzのコミュニティ担当者の共同企画で「クリスマスのリースは自分で作りますか」という投票を行いました(12月初旬のことで、出題者は実は私でした)。
そのときにロシアの担当者が「クリスマスのリースというのはロシア的じゃないし(西欧の習慣というイメージ)、そもそも12月にはクリスマスを祝わないし」と言われたのを思い出しました。クリスマス休暇に相当するものは1月に入ってから取得する、とも話していましたね。また、ドイツの担当からは「クリスマスのリースに関する出題は12月に入ってからでは遅すぎるよ」と言われました。リースは11月に用意するものだ、と。国によって、クリスマスの習慣もさまざまですね。。