作る楽しみ、飾る楽しみ。クリスマスリースと過ごす12月
クリスマスまであと1カ月ですね。さまざまな国で楽しまれている、さまざまなクリスマスリースとその飾り方。あなたはどのタイプが好きですか？
吉川文子
2015年11月24日
この季節、あちこちで目にするクリスマスリース。玄関のドアに、素敵なリースを掛けているお宅も増えてきました。ご存じかと思いますが、Wreathとは、花や葉などで円形を形づくり、玄関や室内などに飾る装飾品のことです。円形だけでなく、馬蹄形、三日月などのバリエーションもあります。輪の形をしているのは、「はじめも終わりもなく、永遠につづく神の愛」を表しているそうです。
リースの起源を調べてみると……クリスマスリースの由来もさまざまな説がありますが、最も古くは古代ローマと言われているようですね。ローマ帝国時代、祭事の際の冠として身につけられたのが発祥といわれます。素材は花や枝、蔓、月桂樹の葉などで、手作りのものが多かったようです。威信の象徴として身に着けるものですが、男性が冠なのに対し、リースは主に女性に使われたとのことです。
また、ギリシャ・ローマ時代には花や枝、葉などで作った丸い輪を酒宴の時に用いたり、賞として授けたりしていたそうです。オリンピックのシーンに、それは今も残っていますね。
リースの起源を調べてみると……クリスマスリースの由来もさまざまな説がありますが、最も古くは古代ローマと言われているようですね。ローマ帝国時代、祭事の際の冠として身につけられたのが発祥といわれます。素材は花や枝、蔓、月桂樹の葉などで、手作りのものが多かったようです。威信の象徴として身に着けるものですが、男性が冠なのに対し、リースは主に女性に使われたとのことです。
また、ギリシャ・ローマ時代には花や枝、葉などで作った丸い輪を酒宴の時に用いたり、賞として授けたりしていたそうです。オリンピックのシーンに、それは今も残っていますね。
さまざまな素材で作られるリース。こちらは、晩秋からクリスマスにかけてずっと飾れそうな、秋の実を使った丹念な仕事が美しいリースです。ブラックの玄関ドアによく似合っています。
針葉樹で作ったリースは、お部屋をフレッシュな香りでいっぱいにしてくれます。ここで使っているのは、ひのき、もみ、コニファー、ジェニファー、ブルーアイスなど。針葉樹のグリーンの中にさらにユーカリや、ミモザの葉を入れると繊細さや、やわらかさが出て、表情も豊かになります。
テーブル上のリース
フレッシュな香りのするそんなリースができたら、玄関のドアやリビングルームの壁に掛けるのもいいけれど、置いて飾るのも素敵ですよ。テーブルの中心に置いて、サークルの真ん中にキャンドルを灯したら、ムード満点の演出になります。このイタリアのリースのように、脚付きの器にのせれば、移動も楽に。
フレッシュな香りのするそんなリースができたら、玄関のドアやリビングルームの壁に掛けるのもいいけれど、置いて飾るのも素敵ですよ。テーブルの中心に置いて、サークルの真ん中にキャンドルを灯したら、ムード満点の演出になります。このイタリアのリースのように、脚付きの器にのせれば、移動も楽に。
夕暮れどき、まわりに小さなリースをあしらったキャンドルに火を灯して。長くなった夜に向けて、気持ちは高まります。スウェーデンの風景から。
おもてなしのテーブルの中心に、グリーンと松ぼっくりをあしらったリースはスペインから。キャンドルと一緒にクリスマスのオーナメントを添える遊び心は、この季節ならではですね。
シンプルで簡単、手作りリース
蔦などのグリーンと多肉植物のシンプルなリース。蔓をくるくるっと巻いてとめて、グリーンや何かアイテムをあしらうだけで、それだけで世界にひとつのリースができ上がります。
ベース（土台）を作るのは意外と簡単。市販のフレームや、蔓を編んだものを使ってもいいですし、針葉樹や枝を使って、ワイヤーでくるくると巻いてとめながら作ることもできます。
蔦などのグリーンと多肉植物のシンプルなリース。蔓をくるくるっと巻いてとめて、グリーンや何かアイテムをあしらうだけで、それだけで世界にひとつのリースができ上がります。
ベース（土台）を作るのは意外と簡単。市販のフレームや、蔓を編んだものを使ってもいいですし、針葉樹や枝を使って、ワイヤーでくるくると巻いてとめながら作ることもできます。
お好きな実のついた枝やグリーンを少しずつ束ねてワイヤーで輪にするだけでも、ほらこんなに素敵です。こちらはオーストラリアのリースですが、カジュアルで軽やかですね。自分で作ったリースの形が多少いびつであったりしても、それはそれでさまになるはず。春先には、ふさふさしたミモザの花もきっと素敵なリースの素材になってくれます。
小さなリースを窓辺にたくさん下げています。いろんなグリーンを1種類ごとに、小さな輪にして好きなリボンでとめるだけ。こんな気軽なタイプなら、すぐに取り入れられそうですね！
少し変わった素材をリースにするのも、実は自由自在。パン屋さんにはこの季節、パンでできたリースがリボンと一緒に、クリスマスツリーに飾られていたりします。そしてこちらはなんと、氷でできたリース！溶けるのがもったいないですが、短時間でも楽しんで。
インテリアテイストに合わせて
リースの個性がお部屋のテイストにぴったり合っていると素敵ですね。こちらはシックな小枝のリースをクラシックなインテリアに。部屋の象徴である暖炉の上に、ベースカラーに合ったシンボリックなリースが映えています。
リースの個性がお部屋のテイストにぴったり合っていると素敵ですね。こちらはシックな小枝のリースをクラシックなインテリアに。部屋の象徴である暖炉の上に、ベースカラーに合ったシンボリックなリースが映えています。
スウェーデンから、北欧スタイルのシンプルリースです。ダイニングルームの窓辺に。お部屋全体がすっきり、日本のインテリアにも似合いそうですね。
華やかなフューシャピンクがポイントのリビングに、色を揃えた大きなリースを。
吹き抜けの壁に大胆にあしらったリース。枝の自由な造形を活かして、アーティスティックな雰囲気が部屋全体のデコレーションにフィットしています。
ときにはシンプルでミニマルなアートのようにあしらう、こんなリースもいいですね。
ウェルカムの気持ちを表したリース
鮮やかな水色のドアには、グリーンだけのたっぷりしたリースにシンプルにリボンをひとつだけ。つけたのが斜め位置なのもしゃれています。
鮮やかな水色のドアには、グリーンだけのたっぷりしたリースにシンプルにリボンをひとつだけ。つけたのが斜め位置なのもしゃれています。
エントランスのゲートに。扉を開ける向こうに広がるのは、冬のガーデンでしょうか？
シンメトリーなデコレーションの真ん中と左右にクリスマスリースを。こんなふうに豪華に飾られた玄関に迎えられたら、とても印象に残りそう。
お部屋のどんな場所にも
めいめいのダイニングチェアの背に小さなリースを。こんなおもてなしができたら素敵ですね！
めいめいのダイニングチェアの背に小さなリースを。こんなおもてなしができたら素敵ですね！
キッチンキャビネットにもリースを飾って、クリスマス仕様のキッチンに！
すっきりとして温かな雰囲気の、カナダのベッドルーム。寝室のベッドの上の壁に、こんなふうにシンプルなリースを掛けてみるのもいいですね。それだけで、とても聖なるムードになります。それもそのはず、リースには「永遠」を願う気持ちも込められています。サークルは、無限に続くことの象徴。静謐で安らかな眠りをもたらしてくれる寝室にはぴったりですね。
こちらはノルウェーのベビールーム。優しい色のピンクのリボンを使い、松ぼっくりをつなげたシンプルなリースが、可愛らしいアクセントになっています。
パウダールームの鏡の真ん中に。こんなアイデアは、リースが好きな人なら、クリスマスの時期に限らずとも、季節ごとのリースをさりげなく掛けて楽しめるのでは。
ユーカリをあしらったリース、ミモザのリース、紫陽花のリース、秋の木の実のリースなども素敵だと思います。
ユーカリをあしらったリース、ミモザのリース、紫陽花のリース、秋の木の実のリースなども素敵だと思います。
ユーティリティや水まわりにも、リースを。カウンターにはアイビーもあしらって。グリーンと、フレッシュなリースで、清潔感がアップします。
クリスマスらしいにぎやかな配色の、イギリスのキッチンのアレンジメント。この季節の壁やドアにはやっぱり、場がぱっと華やぐ赤い色を使ったリースが欠かせません。
こんなふうに、あらゆる場所に飾られ、親しまれているリース。リースの魅力に一度はまってしまうと、毎年、シーズンごとのリースを作るのがとても楽しみなイベントのひとつになってきます。
さあ、クリスマスまで、あとひと月となりました。みなさんは今年、どんなリースを用意しますか？
あなたらしいリースをドアに飾って、家族や大好きな友人や恋人、そして幸せな出来事を迎え入れましょう！
ハッピークリスマス！
こちらの記事もおすすめ：
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ブルーポイント一級建築士事務所様 楽しんで頂けて光栄です！飾っているうちに盛り上がっていき、ウレタン材のビームをを使ってこんな装飾も行いました。グラス横のローズマリーは本物で、ビームは本物の木ではないのですが雰囲気があったと思います。
失礼いたしました。別のアカウントからコメントを記入してしまいました。
混乱させてしまっていたら申し訳ございません。
ビームを使ったクリスマス装飾も当社ハウディー株式会社のものです。
Yuko Tange様
ハウディー株式会社様
グラスに入った、キャンドルでしょうか？火が灯ったらとても綺麗でしょうね！
ローズマリーもいい香りですよね！私も大好きです～＾＾
ありがとうございます☆