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見せる収納を楽しむ、食器のしまい方ベーシックルール
オープンシェルフを中心に、たくさん持っている器を使いやすく見た目よく並べるためのポイントをご紹介します。
Motoko Sasaki
2015年10月22日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
私が買うことをやめられないもの、それは食器です。たとえ割れても金継ぎをして使い続けるので、お気に入りが増えていく一方なのです。持っている器が多くて……という方、きっと多いのではないでしょうか。
わが家の食器は、もちろん食器棚には納まりきっていませんが、できることなら1カ所にすべての食器を納めたいと思っています。使いたい食器がすぐに取り出せるように、重ねずに置くことができ、大皿もゆとりをもって置くことができる……そんな食器棚をずっと探しています。Houzzでみなさんのお家を見ていると、「こんな食器棚がほしい」「これも素敵」と夢が広がりますが、見ているうちに、それぞれの棚に似合う収納方法があることを発見しました。棚のタイプ別に、食器の収納のポイントをご紹介してみたいと思います。
わが家の食器は、もちろん食器棚には納まりきっていませんが、できることなら1カ所にすべての食器を納めたいと思っています。使いたい食器がすぐに取り出せるように、重ねずに置くことができ、大皿もゆとりをもって置くことができる……そんな食器棚をずっと探しています。Houzzでみなさんのお家を見ていると、「こんな食器棚がほしい」「これも素敵」と夢が広がりますが、見ているうちに、それぞれの棚に似合う収納方法があることを発見しました。棚のタイプ別に、食器の収納のポイントをご紹介してみたいと思います。
オープン棚は素材や形別でまとめる
棚板にすのこのような隙間がある、シャビーシックテイストの白いオープンラック。すべてが見えてしまうオープンスタイルだからこそ、置くルールが必要です。下段には大皿やかご、上の方にはケーキドームやスタンドなど、用途や形が似ているものを並べて。また、木やガラス、アルミなど同じ素材のものをまとめることで、たくさん並べても美しく決まります。
棚板にすのこのような隙間がある、シャビーシックテイストの白いオープンラック。すべてが見えてしまうオープンスタイルだからこそ、置くルールが必要です。下段には大皿やかご、上の方にはケーキドームやスタンドなど、用途や形が似ているものを並べて。また、木やガラス、アルミなど同じ素材のものをまとめることで、たくさん並べても美しく決まります。
キッチンの壁に造り付けられた3段のラックは、絶好のディスプレイスペース。ここでは、隙間をあけながら、バランスよく食器を並べるのがポイント。また、使用頻度によって置く場所の高さを決めるのがポイント。よく使うお皿やマグは手の届きやすい下段に、あまり使わないティーポットなどは上段に置きましょう。
幅のある大容量の吊り戸棚は、スペースをざっくりと分けて、ジャンル別に収納しましょう。お皿は白に統一して下段の右端に、大ぶりな土もののボウルは上段中央に置くなど、色や素材、形を揃えると、ごちゃごちゃして見えません。新しい食器を買うときも、そこに並べてなじむかどうかを意識しながら買うといいですね。
キッチンの壁面に取り付けたレール式の収納ラックに食器がずらり。大皿は上段、鉢や小皿は下段と、ここでもやはり使う頻度によって、取り出しやすい位置に収納しています。白い食器、土もの、ガラス、カラフルなものに分けているので、取り出し&片づけもスムーズに。小さい子供がいる場合は、手の届く場所に割れ物を置かないなど工夫するといいでしょう。
食品と食器を置くスペースは区別する
憧れの、スライド式の扉がついた大容量のパントリー。食品のストック、キッチン家電、食器、料理本など何でも収納できるので、パントリーがあれば食器棚は不要かもしれません。
食品などの軽いものは上段に、重ねたお皿などの重いものは下段に収納するのがコツ。カトラリーやコースターなどのこまごましたものは、かごに入れてから収納するのもポイント。
憧れの、スライド式の扉がついた大容量のパントリー。食品のストック、キッチン家電、食器、料理本など何でも収納できるので、パントリーがあれば食器棚は不要かもしれません。
食品などの軽いものは上段に、重ねたお皿などの重いものは下段に収納するのがコツ。カトラリーやコースターなどのこまごましたものは、かごに入れてから収納するのもポイント。
冷蔵庫の横にぴたりと納まっている、まるでしつらえたような水屋箪笥がキッチン収納の要。下段には、お米や調味料などの必需品を収納して、上段を食器棚として区別しています。水屋箪笥は、1段1段の高さがあるので、重ねて置いても取り出しやすいのが◎。ただ、棚板の高さがあることによって、小鉢やグラスなどの小さなものはスペースが無駄になってしまいそうです。そんなときは、かごやボックス、引き出しを組み合わせて使いましょう。
仕切りや棚板が多い場合は、1スペースに1ジャンル
白×木目のナチュラルテイストのオープンシェルフ。こんなふうに棚板の数が多い棚の場合、ワイングラスやボウル、同じシリーズの食器、小鉢など、1つのスペースごとに入れるものを決めるのが大切です。棚板が可動タイプなら、食器のサイズによって高さが調節できるので、スペースも無駄になりません。
一部に扉がついているのもいいですね。こまごましたものや生活感のあるものは扉の中へ隠すことができます。
白×木目のナチュラルテイストのオープンシェルフ。こんなふうに棚板の数が多い棚の場合、ワイングラスやボウル、同じシリーズの食器、小鉢など、1つのスペースごとに入れるものを決めるのが大切です。棚板が可動タイプなら、食器のサイズによって高さが調節できるので、スペースも無駄になりません。
一部に扉がついているのもいいですね。こまごましたものや生活感のあるものは扉の中へ隠すことができます。
背の低いキャビネットは、上から軽い順に収納する
存在感のあるアンティークキャビネットは、ダイニングに置いてインテリアの主役にしたい。自慢の食器やオブジェを並べてコレクションケースのように楽しみましょう。
収納のルールとして、よく使うものは胸あたりの位置に置くのがベストと言われています。写真のような背が低めのキャビネットの場合、あまり使わないものを上段に置くのはNG。下段に使用頻度の低い重いものを、上段には使用頻度の高いグラスや小鉢等軽いものを置くと取り出しやすくなります。
存在感のあるアンティークキャビネットは、ダイニングに置いてインテリアの主役にしたい。自慢の食器やオブジェを並べてコレクションケースのように楽しみましょう。
収納のルールとして、よく使うものは胸あたりの位置に置くのがベストと言われています。写真のような背が低めのキャビネットの場合、あまり使わないものを上段に置くのはNG。下段に使用頻度の低い重いものを、上段には使用頻度の高いグラスや小鉢等軽いものを置くと取り出しやすくなります。
おもてなし用の食器はリビングに飾る
来客用の食器は、ダイニングやリビングなどキッチンとは別の場所にディスプレイしてもいいですね。食器=インテリア雑貨と考えて、自由に移動させてみましょう。壁に取り付けた木製ボックスにちょこんと置くだけで、カフェ風のおしゃれな空間になります。お気に入りの食器や、旅先で買った思い出のアンティークなど,
食器棚にしまっておくにはもったいないものを置けば、いつでも眺めて楽しめます。
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自由な発想で楽しむボックス収納
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