秋色を取り入れて、インテリアに季節感をプラスする方法
秋の休日は、季節の深まりを感じる、こっくりとした秋色を使ったインテリアに模様替えするベストタイミングです!
ブラッキン・ヘザー
2015年9月20日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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紅葉はまだまだ先のことと思ってしまいますが、気温は確実に少しずつ下がり、お店で売っている食べ物、野菜や果物を見ていても本格的な秋を感じるようになってきました。お部屋の中も、これから寒くなる季節に向けて準備を始めるころです。先日私も、海のモチーフの夏のデコレーションを片づけました。ブルーとホワイトのクッションカバーも取り外し、今はニュートラル系の色に。まだ秋の飾りはしていませんが、季節のものがまったく飾られていないリビングは、まるで真っ白なキャンバスのよう。これからところどころ、本格的に秋を感じられるアクセントを加えていこうと思っています。
秋の色と言えば、やっぱり紅葉や木の実の色をイメージしますね。赤、黄色、オレンジ、そしてブラウン。見ているだけで心も身体も温まるような色ばかり。そんな色を中心に、ちょっとした秋の模様替えをしてみませんか? 小物を飾ったり、カーテンやクッションカバーなど、ファブリックを替えるだけでもお部屋の印象は大きく変わってきます。ご紹介するお部屋をヒントに、このお休みの間にインテリアに秋色をプラスしてみましょう!
秋の色と言えば、やっぱり紅葉や木の実の色をイメージしますね。赤、黄色、オレンジ、そしてブラウン。見ているだけで心も身体も温まるような色ばかり。そんな色を中心に、ちょっとした秋の模様替えをしてみませんか? 小物を飾ったり、カーテンやクッションカバーなど、ファブリックを替えるだけでもお部屋の印象は大きく変わってきます。ご紹介するお部屋をヒントに、このお休みの間にインテリアに秋色をプラスしてみましょう!
秋色のアクセントカラーを数カ所ポイントに
通常は白が多い巾木や天井のモールディング、そして窓枠を、オレンジ色に塗る個性的なアイデア。壁は白のままに、木の部分だけをアクセントカラーに塗るのもおもしろいですね。でもそれだけではなく、それらをリンクする役割の色にもご注目を。ソファの背にかかっているブランケットスローがオレンジの存在感を強調し、全体をまとめる決め手に。また、全体がブラウンやオレンジの中、黄色のお花の存在が全体にぱっと明るさを与えてくれています。
通常は白が多い巾木や天井のモールディング、そして窓枠を、オレンジ色に塗る個性的なアイデア。壁は白のままに、木の部分だけをアクセントカラーに塗るのもおもしろいですね。でもそれだけではなく、それらをリンクする役割の色にもご注目を。ソファの背にかかっているブランケットスローがオレンジの存在感を強調し、全体をまとめる決め手に。また、全体がブラウンやオレンジの中、黄色のお花の存在が全体にぱっと明るさを与えてくれています。
ファブリックを秋色に替える
ベッドルームにももちろん、秋の空気を。ブランケットやスロー、それにクッションを替えるだけでお部屋の雰囲気も大きく変わります。そろそろ夜も冷えてくるころです。ブランケットを一枚、足元に置いておきたいですね。
ベッドルームにももちろん、秋の空気を。ブランケットやスロー、それにクッションを替えるだけでお部屋の雰囲気も大きく変わります。そろそろ夜も冷えてくるころです。ブランケットを一枚、足元に置いておきたいですね。
ダイニングチェアの色も秋色に。取り外し可能なファブリックカバーのチェアであれば簡単にできそうですね。私はついつい無地のもの自分の家に選んでしまいますが、ストライプも奥深くてなかなか素敵です。
クッションカバーは簡単に取り替えられます。でもやっぱりそれだけではちょっと寂しいことも。壁にも赤などが入ったアートをかけるのも一つのアイデアです。低い位置にあるクッションと高い位置の絵がちょうどよいバランスになっていてお部屋全体にまとまり感が出ています。
肌寒くなってきたころ、秋色を取り入れると同時に、もこもこのフェイクファーや、ベルベットなど温かみのある質感のアイテムもぜひ加えたい要素です。
こちらのようなコンテンポラリーなお部屋で、フェイクファーなど温かみの素材を引き立てるのが、それとは正反対の質感を持つクールな素材。たとえば光沢のある真っ白なテーブルトップや、テーブルの上に置いてあるメタリックなオブジェ、なめらかなレザーのソファなどがあるからこそ、ふわふわしたファーのスローやオットマンのインパクトがより強く感じられます。
こちらのようなコンテンポラリーなお部屋で、フェイクファーなど温かみの素材を引き立てるのが、それとは正反対の質感を持つクールな素材。たとえば光沢のある真っ白なテーブルトップや、テーブルの上に置いてあるメタリックなオブジェ、なめらかなレザーのソファなどがあるからこそ、ふわふわしたファーのスローやオットマンのインパクトがより強く感じられます。
ウィンドウトリートメントに秋の色を
そろそろ薄手のカーテンでは物足りなくなる時期に。夏のカーテンのクリーニングを機に、秋色のカーテンやシェードに取り替えてみませんか? 同じ空間でも、オレンジと黄色と、さりげなく違った色のカーテンとシェードを組み合わせているところがとても素敵です。色のトーンや素材が統一されていれば、このような組み合わせはちょっと変化があって、窓をより印象的なアクセントにしてくれます。
そろそろ薄手のカーテンでは物足りなくなる時期に。夏のカーテンのクリーニングを機に、秋色のカーテンやシェードに取り替えてみませんか? 同じ空間でも、オレンジと黄色と、さりげなく違った色のカーテンとシェードを組み合わせているところがとても素敵です。色のトーンや素材が統一されていれば、このような組み合わせはちょっと変化があって、窓をより印象的なアクセントにしてくれます。
足元を温めるラグにぬくもりのあるポイントカラー
ラグを替えるだけでお部屋の印象は大きく変わります。レッドブラウンの家具ともぴったりのトーンで、全体に温かみが感じられるスカンジナビアンテイストのお部屋です。
ラグを替えるだけでお部屋の印象は大きく変わります。レッドブラウンの家具ともぴったりのトーンで、全体に温かみが感じられるスカンジナビアンテイストのお部屋です。
朱赤の壁で深みのあるお部屋に
落ち着いた朱赤の壁が静かなアクセントになっているこちらの和室。インパクトが強すぎず、日本の秋を思わせてくれる優しい色です。障子に映る木ともどことなく関連性がら感じられますね。和ならではの繊細な情緒のある、素晴らしいシーンです。
落ち着いた朱赤の壁が静かなアクセントになっているこちらの和室。インパクトが強すぎず、日本の秋を思わせてくれる優しい色です。障子に映る木ともどことなく関連性がら感じられますね。和ならではの繊細な情緒のある、素晴らしいシーンです。
ディスプレイで季節感を取り入れる
お部屋のディスプレイも秋色に。写真を赤いフレームに入れ替えたり、壁のアートも取り替えるだけでもお部屋のムードを変えることができます。こちらのディスプレイは、秋色を使いながらも、黄色い明るい壁や、ユーモアのあるポスター、オレンジのラインの入っているランプスタンドなどが、明るい、ハッピーなイメージですね。秋色でも、さまざまな使い方があるのでご自宅に合うイメージで取り入れてみてください。
お部屋のディスプレイも秋色に。写真を赤いフレームに入れ替えたり、壁のアートも取り替えるだけでもお部屋のムードを変えることができます。こちらのディスプレイは、秋色を使いながらも、黄色い明るい壁や、ユーモアのあるポスター、オレンジのラインの入っているランプスタンドなどが、明るい、ハッピーなイメージですね。秋色でも、さまざまな使い方があるのでご自宅に合うイメージで取り入れてみてください。
自然界のモチーフを上手に使う
クリーム色とブラックのシックでエレガントなデスクコーナーに、木の実や赤い本が秋らしいアクセントになっています。りんごと洋梨をモチーフにしたブックエンドや、椅子の背にかかっている白いブランケットも、さりげなく季節を感じさせてくれています。
クリーム色とブラックのシックでエレガントなデスクコーナーに、木の実や赤い本が秋らしいアクセントになっています。りんごと洋梨をモチーフにしたブックエンドや、椅子の背にかかっている白いブランケットも、さりげなく季節を感じさせてくれています。
ブラウンをベースに、赤をアクセントカラーにしたこちらのリビング。そこに紅葉を飾ることでオレンジや黄色も加わり、お部屋のカラーコーディネートにさらに深みを出してくれています。
果物をメインディスプレイに
実りの秋は果物を飾りたくなる季節。りんごや洋梨、ぶどう、いちじくなど、おいしい、そして深みのある色の果物がいっぱい見られるシーズンです。落ち葉やキャンドルも添えて、温もりあふれたディスプレイをつくってみてはいかがでしょう。
実りの秋は果物を飾りたくなる季節。りんごや洋梨、ぶどう、いちじくなど、おいしい、そして深みのある色の果物がいっぱい見られるシーズンです。落ち葉やキャンドルも添えて、温もりあふれたディスプレイをつくってみてはいかがでしょう。
私にとって秋といえば、大好きな柿のシーズン。わが家のダイニングテーブルのセンターピースには、秋になると必ず柿が登場します。年じゅう愛用しているブルーと白の大皿に飾ると、熟した柿の色がより鮮やかに映えてきれいに見えます。このエキゾチックなお皿と柿の「和」という組み合わせが結構気に入っています。
木のボウルにさりげなくアレンジされたフルーツ。コンパクトで素敵なアレンジメントですね。ガラスジャーに入れたハーブも添えられ、デリケートでナチュラルなスタイルのセンターピースになっています。
キャンドルをテーブルのセンターピースに
キャンドルというアイテムは、火をつけなくても置くだけでお部屋が温まるような気持ちになりませんか? 私は実際に使っていないキャンドルを家じゅうに飾っています。ディスプレイのサポート役として、結構役立つアイテムです。
リネンのテーブルランナーに、木の実やキャンドルを置くだけの簡単なセンターピースは今年の秋、わが家でも真似してみたいスタイル。
そして、ラグやクッションにも秋の色を取り入れている、奥のコンパクトなリビングスペースにもご注目を。いくつかアイテムを変えるだけで季節感を取り入れ、お部屋の雰囲気を大きく変えることが簡単にできるのがよくわかります。
キャンドルというアイテムは、火をつけなくても置くだけでお部屋が温まるような気持ちになりませんか? 私は実際に使っていないキャンドルを家じゅうに飾っています。ディスプレイのサポート役として、結構役立つアイテムです。
リネンのテーブルランナーに、木の実やキャンドルを置くだけの簡単なセンターピースは今年の秋、わが家でも真似してみたいスタイル。
そして、ラグやクッションにも秋の色を取り入れている、奥のコンパクトなリビングスペースにもご注目を。いくつかアイテムを変えるだけで季節感を取り入れ、お部屋の雰囲気を大きく変えることが簡単にできるのがよくわかります。
アウトドアで季節の変化を楽しむ
テラスやバルコニーから紅葉が楽しめるなんてうらやましいですね。秋になったらアウトドアファニチャーにも秋の色を取り入れてみてはいかがでしょう。お天気のよい日は、温かみのある赤やオレンジなどに囲まれて読書やお茶を楽めるちょっとした空間に。こんなポーチでブランケットを膝にかけて、温かいミルクティーを飲みながら、のんびりと一人の時間を満喫してみたいものです。
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