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My Houzz: 好きなものに囲まれて暮らす、お菓子箱みたいにカラフルな部屋!
ランチボックス、ペッツ、アート作品などなど、大好きなコレクションに囲まれて暮らす、NYのおしゃれな女子の部屋をご紹介します!
Rikki Snyder
2015年9月3日
My Houzzは自分らしい暮らしを送る人の住まいと生活をご紹介するシリーズです。
「お菓子の国のポップカルチャー博物館」のようだというジーニー・エンゲルバックさんのお宅は、まさにキャンディのようにカラフル。色鮮やかなものに目がないという写真オーガナイザー兼インテリアデザイナーの彼女は熱心なコレクターで、ランチボックスからペッツディスペンサーからボブルヘッドまで、マンハッタンのイーストヴィレッジにあるワンベッドルームのアパートメントには20年にわたり集めてきた懐かしいグッズがいっぱいだ。
「デザインのインスピレーションは9歳のころの私自身です。お菓子やテレビアニメ、70年代後半当時のポップカルチャー。鮮やかな色使いやキラキラしたものがとにかく大好きなんです」とエンゲルバックさん。
どんなHouzz?
居住者:ジーニー・エンゲルバックさんとイングリッシュブルドッグのテーター・トット(Tater Tot)
所在地:ニューヨーク市
規模:延床面積約74平方メートル、ベッドルーム×1、バスルーム(トイレ含む)×1
「お菓子の国のポップカルチャー博物館」のようだというジーニー・エンゲルバックさんのお宅は、まさにキャンディのようにカラフル。色鮮やかなものに目がないという写真オーガナイザー兼インテリアデザイナーの彼女は熱心なコレクターで、ランチボックスからペッツディスペンサーからボブルヘッドまで、マンハッタンのイーストヴィレッジにあるワンベッドルームのアパートメントには20年にわたり集めてきた懐かしいグッズがいっぱいだ。
「デザインのインスピレーションは9歳のころの私自身です。お菓子やテレビアニメ、70年代後半当時のポップカルチャー。鮮やかな色使いやキラキラしたものがとにかく大好きなんです」とエンゲルバックさん。
どんなHouzz?
居住者:ジーニー・エンゲルバックさんとイングリッシュブルドッグのテーター・トット(Tater Tot)
所在地:ニューヨーク市
規模:延床面積約74平方メートル、ベッドルーム×1、バスルーム(トイレ含む)×1
アパートメントはどこを見てもノスタルジックで楽しいアイテムがあふれている。
もとはシンプルな白いテーブルも、ベース部分にレパード柄のペイントを施して変身。親しい友人で家具装飾作家のケリー・ビーズリーさんの作品だ。ピンクのシャンデリアは、普通のチェーンカバーのかわりに造花を使い、天井から花が咲き乱れているような雰囲気に。「窓を開けていると外を通る人が『あのシャンデリア面白いね』って言っているのが聞こえてくるんです」とエンゲルバックさん。
ペイントした棚には祖母のティーカップコレクションが並ぶ。「祖母は陶器に彩色したりデコレーションするのが得意だったんです。名前だけじゃなくて、コレクター熱も祖母から受け継いだみたいですね」
もとはシンプルな白いテーブルも、ベース部分にレパード柄のペイントを施して変身。親しい友人で家具装飾作家のケリー・ビーズリーさんの作品だ。ピンクのシャンデリアは、普通のチェーンカバーのかわりに造花を使い、天井から花が咲き乱れているような雰囲気に。「窓を開けていると外を通る人が『あのシャンデリア面白いね』って言っているのが聞こえてくるんです」とエンゲルバックさん。
ペイントした棚には祖母のティーカップコレクションが並ぶ。「祖母は陶器に彩色したりデコレーションするのが得意だったんです。名前だけじゃなくて、コレクター熱も祖母から受け継いだみたいですね」
エンゲルバックさんがヴィンテージのランチボックスを集め始めたのは大学生のころ。当時はまだ金属製のものが製造され売られていた。「最初はそんなに集めてなかったんですが、そのうち友達が買ってきてくれるようになって。フリーマーケットやガレージセールで集めたものが多いですね」とエンゲルバックさん。
テーブルの上にはヴィンテージの炭酸飲料ボトルのコレクションをセンターピースとして飾っている。「炭酸飲料は飲むのも好きだし、1940~50年代のボトルの形や瓶に描かれたデザインが大好きなんです。」キャンドルホルダーとして使うこともあるそう。
テーブルの上にはヴィンテージの炭酸飲料ボトルのコレクションをセンターピースとして飾っている。「炭酸飲料は飲むのも好きだし、1940~50年代のボトルの形や瓶に描かれたデザインが大好きなんです。」キャンドルホルダーとして使うこともあるそう。
オレンジのプラスチック製の60年代モッズ風チェアは、先代のブルドッグだったリトル・ビットのために購入。「クッションがないから齧らないし、ちょうどよかったんです」
壁際に並ぶボブルヘッドのコレクション。「最近はそんなに集めていなくて、キッスのコレクションも欲しかったんですが、買わずに我慢できています」とのこと。
壁際に並ぶボブルヘッドのコレクション。「最近はそんなに集めていなくて、キッスのコレクションも欲しかったんですが、買わずに我慢できています」とのこと。
ライブラリーコーナーの主役は、エンゲルバックさんがビジュアルマネージャーとして働いていたことのある〈ABCカーペット&ホーム>のセールで買った長椅子。テーター・トットもこの椅子が大好き。
フレームに入ったポスターは、1984年にフィラデルフィア美術館で開催されたジョナサン・ボロフスキーの展覧会で手に入れたもの。「彼の作品に夢中になって、それ以来引っ越した部屋すべてで飾っているポスターです」とエンゲルバックさん。
ポスターの隣にあるのはエンゲルバックさん自作のアート作品。通りのゴミ箱脇で見つけたワインのコルクを使っている。その下は、20年以上前にオークションで買ったスクービー・ドゥーのランチボックスを解体したアート作品。
フレームに入ったポスターは、1984年にフィラデルフィア美術館で開催されたジョナサン・ボロフスキーの展覧会で手に入れたもの。「彼の作品に夢中になって、それ以来引っ越した部屋すべてで飾っているポスターです」とエンゲルバックさん。
ポスターの隣にあるのはエンゲルバックさん自作のアート作品。通りのゴミ箱脇で見つけたワインのコルクを使っている。その下は、20年以上前にオークションで買ったスクービー・ドゥーのランチボックスを解体したアート作品。
米国各地のフリーマーケットやセカンドハンドショップで集めた地球儀がライブラリーコーナーを飾る。
IKEAのCDシェルフは、奥の板に花柄のラッピングペーパーを張り、水玉模様のオレンジのグログランリボンを前面に張った。中央の本棚には黄色のグログランリボン。
IKEAのCDシェルフは、奥の板に花柄のラッピングペーパーを張り、水玉模様のオレンジのグログランリボンを前面に張った。中央の本棚には黄色のグログランリボン。
ソファとボックスベンチは向かい合わせて、お客さんを呼んでもてなすときや、テレビを見るときにも便利な配置に。「リビングエリアを真ん中にすることで、ソファに座ったままダイニングルームもライブラリーコーナーも玄関のほうも眺められるから気に入っています」とエンゲルバックさん。
リビングルームは「私そのものです」と言うエンゲルバックさん。「コレクションしたもの、鮮やかな色、手作りの作品、オイルクロス、フリーマーケットやゴミ収集場所で見つけたもの、家族の写真――そんな要素を全部混ぜ合わせるとクレイジーになりそうなんだけど、なぜか穏やかな雰囲気の部屋ができあがるんです」
ミッドセンチュリーモダンの赤い合皮ソファは、マンハッタンの埠頭で行われたウィンター・アンティーク・ショーで手に入れた。
ミッドセンチュリーモダンの赤い合皮ソファは、マンハッタンの埠頭で行われたウィンター・アンティーク・ショーで手に入れた。
26丁目のフリーマーケットで買ったコカコーラのヴィンテージ木箱がマガジンラック代わり。「私にとってはスタイルより機能のほうが大切。前は雑誌をテーブルに積み重ねていたんですが、今はこうして巻いて収納しています。」
ハリー・アレンのデザインした「リアリティ・バナナ・ボウル」に入っているのは、〈インポッシブル・プロジェクト〉のカメラで撮影したポラロイド。禁酒法時代をテーマにしたディナーや「殺人パーティ」なるものを開いたときの写真だ。オレゴン産ウイスキーの記念ボトルは、ポートランドに旅行したときのお土産。
ハリー・アレンのデザインした「リアリティ・バナナ・ボウル」に入っているのは、〈インポッシブル・プロジェクト〉のカメラで撮影したポラロイド。禁酒法時代をテーマにしたディナーや「殺人パーティ」なるものを開いたときの写真だ。オレゴン産ウイスキーの記念ボトルは、ポートランドに旅行したときのお土産。
木製のシェルフには家族の写真や思い出の品が並ぶ。ブロンズめっきした赤ちゃんの靴は母親のもの。エンゲルバックさんのお気に入りは、幼稚園時代の白黒の集合写真だ。
ハロゲンのフロアランプは、グリッターゴールドのカッティングシートと古い鍵でデコレーションした。「ランプとしては優秀だったんですが、あまりに味気ないデザインが嫌だったのでゴージャスに変身させました」とのこと。
コーヒーテーブルは特注品で、エンゲルバックさんの子供時代の家にあったもの。
ハロゲンのフロアランプは、グリッターゴールドのカッティングシートと古い鍵でデコレーションした。「ランプとしては優秀だったんですが、あまりに味気ないデザインが嫌だったのでゴージャスに変身させました」とのこと。
コーヒーテーブルは特注品で、エンゲルバックさんの子供時代の家にあったもの。
大きな木製のボックスベンチは、誕生日に奮発して〈アンソロポロジー〉で購入。オレンジのシートクッションは〈ザリン・ファブリックス〉で特注した。「このベンチは色と柄の爆発という感じで、実際座る場所はほとんどありませんね」とエンゲルバックさん。
ペッツを集め始めたのは子供のころ。「お菓子とおもちゃが一緒になってるなんて、集めないではいられませんよね!常に新しいシリーズが出てくるし、安いし、楽しいし、どこでも手に入る。コレクション対象として理想的なんです」と言う。ブルックリンのアーティスト、スティーヴ・キーンさんのペイントした引出しを使ってコレクションをディスプレイしている。
ヴィンテージのツイスターゲームの盤を使った時計。
ヴィンテージのツイスターゲームの盤を使った時計。
こちらの壁掛け式照明は、メリーゴーランドの柵だった部分。メディアコンソールにはお気に入りの石膏細工の置物や、タイ製のピンクと赤の樹脂の仏像、ソーホー地区の<パール・リバー(Pearl River)>で買った小さなブルドッグのボブルヘッド、そして以前は祖父の洋だんすに飾られていたベネチアングラスのボトルセットが置かれている。このボトルセットは、祖父と一緒に過ごした幸せな時間を思い出させてくれるという。「このコーナーには私の人生のいろんな場面が詰まっているんです」とエンゲルバックさん。
廊下も、「わずかな場所だけど楽しくデコレーションするべき」というエンゲルバックさん。ほかの部屋と同様、アートと家族の思い出とがミックスされているが、ここでは物を控えめにして色を空間の主役に。
狭いスペースということもあり、すっきりと清潔感のある白を選んだバスルーム。シャドーボックスにディスプレイしているのは、テネシー州メンフィスの〈シュワブ・ドライ・グッズ・ストア〉のヴィンテージの化粧品。
照明器具はピンクにペイントし、「Queen」の文字入りのティアラを取り付けた。鏡を見る人に、自分がクイーンだということを忘れないで、という気持ちを込めたそう。
照明器具はピンクにペイントし、「Queen」の文字入りのティアラを取り付けた。鏡を見る人に、自分がクイーンだということを忘れないで、という気持ちを込めたそう。
エンゲルバックさんいわく、「お菓子の箱の中にいるみたい」なベッドルーム。
デスクは道端で見つけたもの。クランプ式のライトを取り付け、引出しを補強し、下にはオイルクロスで巻いた棚板を取り付けた。
こちらの壁には、〈プランクトン〉、グレッグ・ゴッセル、ジョシュア・ペトカーによるお気に入りのアート作品が飾られている。窓際の黄色と青のドレッサーは特注品で、エンゲルバックさんの母親からのプレゼント。
テレビ台として使っているのは70年物の電話台。人工芝、貝殻、ヒトデ、そして紙製のフラスカートでデコレーションした。
テレビ台として使っているのは70年物の電話台。人工芝、貝殻、ヒトデ、そして紙製のフラスカートでデコレーションした。
ベッドサイドのテーブルは鮮やかなライムグリーンにペイントし、脚元には赤い炎を描いた。隣にあるIKEAの鏡は、ジル・エルブグレンのピンナップカレンダーの写真をカラーコピーしたものをフレームに貼り付けている。
窓まわりはそのままにしておきたかったけれど、天井と窓の間のわずかな壁を隠したかったので、〈ポップ・インク〉のプレートを裏側からフックで壁に掛けてアレンジした。
キッチンの奥の壁は光沢のあるオレンジにペイントし、バックスプラッシュにはオイルクロスを使用。大家さんの了承を得て、もとはリノリウムだった床も張り替えた。
キャビネットの上段に並ぶ炭酸飲料ボトルコレクション。ガラスにデザインが印刷されたクラシックなタイプで、中身も入ったまま。エンゲルバックさんはスチュワーツのボトルが特にお気に入りだ。
キャビネットの上段に並ぶ炭酸飲料ボトルコレクション。ガラスにデザインが印刷されたクラシックなタイプで、中身も入ったまま。エンゲルバックさんはスチュワーツのボトルが特にお気に入りだ。
「私のアパートメントはジグソーパズルみたいなもの」と言うエンゲルバックさん。「今まで手に入れてきたものの集大成だから、ばらばらな要素をどうまとめるか、ひとつの空間の中でどう調和させるかに気を配っています」。写真はテーター・トットと一緒に。
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