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観葉植物がよく育つ、幸せな部屋をつくるコツ
インテリアをぱっと明るくしてくれる鉢植えの観葉植物。育てるコツをマスターして、緑のある幸せな空間を楽しみましょう
Laura Gaskill
2015年8月26日
家に観葉植物が目にあると心がなごみますね。生きている植物は酸素を出して空気を浄化し、どんな部屋もさわやかにしてくれます。とはいえ、「植物を育てるのは苦手」という人にとっては、枯らさずに育てることさえ至難の業に思えるもの。この記事では、簡単な手入れのコツやディスプレイのアイデアをご紹介します。元気と幸せをくれる植物のある暮らしを楽しんでみませんか?
デッドスペースも生き生きと
風水では、家の中で気を補う必要のある空間には観葉植物を置くのが効果的であるとされています。使っていないスペースや使いづらい変形スペースに鉢植えやハンギングの植物を1つ置いてみると、ぱっと印象が変わります。注意点は、置くスペースの日当たり具合に適した植物を選ぶこと。花屋さんやガーデニング店で相談してみましょう。
風水では、家の中で気を補う必要のある空間には観葉植物を置くのが効果的であるとされています。使っていないスペースや使いづらい変形スペースに鉢植えやハンギングの植物を1つ置いてみると、ぱっと印象が変わります。注意点は、置くスペースの日当たり具合に適した植物を選ぶこと。花屋さんやガーデニング店で相談してみましょう。
キッチンを明るく
繊細なつるを棚の上から下へ這わせたり、ハーブの鉢を置き、ときどき摘んで料理に使ったりと、キッチンは植物を置くのにぴったりの場所。壁の色やキャビネットを変えられない賃貸集合住宅の場合は、植物の効果は絶大です。みずみずしい植物を取り入れるだけで、簡単に、しかもお金をかけずに自分だけの空間をつくれます。
繊細なつるを棚の上から下へ這わせたり、ハーブの鉢を置き、ときどき摘んで料理に使ったりと、キッチンは植物を置くのにぴったりの場所。壁の色やキャビネットを変えられない賃貸集合住宅の場合は、植物の効果は絶大です。みずみずしい植物を取り入れるだけで、簡単に、しかもお金をかけずに自分だけの空間をつくれます。
元気に育てるヒント:植物はまとめて置く
過去に植物を枯らしてしまった経験がある人は、複数の鉢を一か所にまとめて置いてみましょう。まとまっていれば水やりも忘れませんし、植物が集まっていると周辺の湿度が一定になり、植物が水分を保持しやすくなるので、枯れにくくなるのです。
過去に植物を枯らしてしまった経験がある人は、複数の鉢を一か所にまとめて置いてみましょう。まとまっていれば水やりも忘れませんし、植物が集まっていると周辺の湿度が一定になり、植物が水分を保持しやすくなるので、枯れにくくなるのです。
写真のような風通しのよいオープンシェルフなら、たくさんの鉢もゆったりと余裕を持ってスタイリッシュに飾れます。背面と両サイドに壁がある普通の本棚などは、自然光が十分にあたらないため、植物を置くのには向いていません。
プロに聞く!観葉植物でおしゃれなインテリアを作る方法
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ダイニングをジャングルに
ダイニングを植物でいっぱいにして、緑あふれる空間にしてしまいましょう。大型の鉢植えをいくつか床に置き、小さめの鉢を窓の敷居やサイドボードの上に複数並べ、天井からもつるすと、ますますジャングルっぽさが増します。
植物でリゾートのような非日常を
ダイニングを植物でいっぱいにして、緑あふれる空間にしてしまいましょう。大型の鉢植えをいくつか床に置き、小さめの鉢を窓の敷居やサイドボードの上に複数並べ、天井からもつるすと、ますますジャングルっぽさが増します。
植物でリゾートのような非日常を
テーブルのセンターピースに
切り花を取り替えるのが面倒という人におすすめなのが、テーブルの上に草木の鉢を集めてセンターピースを作ってしまう方法。室内の空気に酸素も供給してくれます。おすすめはシバムギやえん麦、ハーブ類ですが、小さな鉢植えなら基本的に何でもOK。鉢の下には必ず受け皿を敷き、テーブルが濡れないようにしましょう。花を飾るときもそうですが、高さのある植物は外すこと。向かいに座っている人の顔が隠れてしまいますから。
切り花を取り替えるのが面倒という人におすすめなのが、テーブルの上に草木の鉢を集めてセンターピースを作ってしまう方法。室内の空気に酸素も供給してくれます。おすすめはシバムギやえん麦、ハーブ類ですが、小さな鉢植えなら基本的に何でもOK。鉢の下には必ず受け皿を敷き、テーブルが濡れないようにしましょう。花を飾るときもそうですが、高さのある植物は外すこと。向かいに座っている人の顔が隠れてしまいますから。
花のある温室をつくる
もしもお住まいの家に運よくサンルーム(あるいは天窓と大きな窓がたくさんあるスペース)があるなら、きれいな花と植物でいっぱいにするのは義務と心得ましょう。他の部屋と違い、サンルームなら間接光を好む植物でなくても育てられます。ストレリチア(極楽鳥花)のような南国の植物だって楽しめます。
もしもお住まいの家に運よくサンルーム(あるいは天窓と大きな窓がたくさんあるスペース)があるなら、きれいな花と植物でいっぱいにするのは義務と心得ましょう。他の部屋と違い、サンルームなら間接光を好む植物でなくても育てられます。ストレリチア(極楽鳥花)のような南国の植物だって楽しめます。
緑の力でぐっすり眠る
ベッドルームに鉢植えを1つ2つ置けば、空気をリフレッシュしてくれるので、快適な眠りのための環境をつくれます。自然光があまり入らない部屋なら、室内でいちばん日のあたる場所を選び、スツールやプラントスタンドの上など高い場所に置いて、できるだけ日光があたるようにします。
ベッドルームに鉢植えを1つ2つ置けば、空気をリフレッシュしてくれるので、快適な眠りのための環境をつくれます。自然光があまり入らない部屋なら、室内でいちばん日のあたる場所を選び、スツールやプラントスタンドの上など高い場所に置いて、できるだけ日光があたるようにします。
元気に育てるためのヒント:気むずかしい植物はバスルームがお好き
バスルームでは、シャワーやバスタブの蒸気が適度な湿気となるので、シダ類のような環境に敏感な植物にとっては安息の地。硬質な素材に囲まれたバスルームも、植物があるとぐっと印象が和らぎます。
観葉植物を枯らさないためのポイント
バスルームでは、シャワーやバスタブの蒸気が適度な湿気となるので、シダ類のような環境に敏感な植物にとっては安息の地。硬質な素材に囲まれたバスルームも、植物があるとぐっと印象が和らぎます。
観葉植物を枯らさないためのポイント
マクラメを活用する
1970年代に流行したのち、近年再びリバイバルしているマクラメ(糸やひもを結んで編むクラフト)。明るい色のものなら、モダンなボヘミアンスタイルにぴったりです。マクラメを鉢植えのハンギングに使い、単独でつるすもよし、いくつかつるして緑深いジャングル風にするもよし。中でもシダ類や枝垂れるタイプの植物はハンギングプランターに向いています。
1970年代に流行したのち、近年再びリバイバルしているマクラメ(糸やひもを結んで編むクラフト)。明るい色のものなら、モダンなボヘミアンスタイルにぴったりです。マクラメを鉢植えのハンギングに使い、単独でつるすもよし、いくつかつるして緑深いジャングル風にするもよし。中でもシダ類や枝垂れるタイプの植物はハンギングプランターに向いています。
小さなものから始めよう
ベッドわきのテーブルに置いたエアプラント。これだけでも、毎朝目覚めたときに最初に目にすれば気持ちが明るくなります。どこから始めたらいいかわからない人は、まず小さな植物を1つ取り入れて、大切に手をかけて育ててみましょう。
ベッドわきのテーブルに置いたエアプラント。これだけでも、毎朝目覚めたときに最初に目にすれば気持ちが明るくなります。どこから始めたらいいかわからない人は、まず小さな植物を1つ取り入れて、大切に手をかけて育ててみましょう。
思い切って大きなものを
部屋がなんとなく気に入らないという人は、大型の観葉植物を置くと、印象ががらっと変わることがあります。大きな鉢植えの植物(小型の樹木でも)は空間に個性を出してくれるだけでなく、狭いスペースを広く感じさせてくれますし、逆に広すぎる空間に落ち着きをもたらしてくれます。
部屋がなんとなく気に入らないという人は、大型の観葉植物を置くと、印象ががらっと変わることがあります。大きな鉢植えの植物(小型の樹木でも)は空間に個性を出してくれるだけでなく、狭いスペースを広く感じさせてくれますし、逆に広すぎる空間に落ち着きをもたらしてくれます。
あきらめずに育てつづける
誰でも植物を枯らしてしまうことはあるもの。人よりその頻度が高いという人もいるでしょう。前回うまくいかなかったからといって、自分には植物のある暮らしを楽しむ資格がない、と決めてしまう必要はありません。またチャレンジしてみればいいのです。過去の自分を許して前に進むこと。信頼できる店で元気な植物を選んだり、知識のある店員さんの助けを借りて部屋に合った植物を選んだり、スマートフォンのお知らせ機能を使うなどテクノロジーを活用して水やりを忘れないようにするなど、工夫をすること。そうすれば、きっと次は元気に育ちますよ。
ミレニアル世代はなぜ観葉植物を好むのか?
誰でも植物を枯らしてしまうことはあるもの。人よりその頻度が高いという人もいるでしょう。前回うまくいかなかったからといって、自分には植物のある暮らしを楽しむ資格がない、と決めてしまう必要はありません。またチャレンジしてみればいいのです。過去の自分を許して前に進むこと。信頼できる店で元気な植物を選んだり、知識のある店員さんの助けを借りて部屋に合った植物を選んだり、スマートフォンのお知らせ機能を使うなどテクノロジーを活用して水やりを忘れないようにするなど、工夫をすること。そうすれば、きっと次は元気に育ちますよ。
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