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世界の暮らしとデザイン:工夫いっぱいの収納スペース11選
暮らしているうちに増えていくものを整理整頓するには? モスクワ、パリ、ロンドンからメルボルンまで、スペースを隅々まで使いこなす賢い収納のアイデアをご紹介します!
Houzz
2015年8月31日
「世界の暮らしとデザイン」は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
収納はあればあるほどありがたいもの。 今回は、世界各地のホームオーナーやデザイナーが考えついた、住まいのスペースを増やすユニークな工夫がある11の家をご紹介します。床下のおもちゃ箱に、移動できる壁や多機能階段。あなたならどの収納を選びますか?
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1. スペインから、変幻自在の収納ブロック
所在地:スペイン、マドリッド北部
居住者:20代の女性
設計:〈エストゥーディオ PKMN〉
合板製の3つの可動ユニットから成る収納棚。業務用にも使われる頑丈なレールに取り付けられていて簡単に動かすことができる。
こちらに住む若い女性が引っ越してきたとき、部屋の寸法に合わせて造り付けてもらったものだ。もとは彼女の祖母の家だったそう。
この仕組みのおかげで簡単にインテリアのレイアウトを変えることができ、本から電化製品からベッドまで、必要なものにすぐ手が届くので整理整頓もしやすい。わずか44平方メートルの空間に、何種類も家があるみたいだ、とオーナーは言う。たとえば大好きなヨガをするときには、棚を端に寄せるだけで広々ストレッチできるスペースが現れる。
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所在地:スペイン、マドリッド北部
居住者:20代の女性
設計:〈エストゥーディオ PKMN〉
合板製の3つの可動ユニットから成る収納棚。業務用にも使われる頑丈なレールに取り付けられていて簡単に動かすことができる。
こちらに住む若い女性が引っ越してきたとき、部屋の寸法に合わせて造り付けてもらったものだ。もとは彼女の祖母の家だったそう。
この仕組みのおかげで簡単にインテリアのレイアウトを変えることができ、本から電化製品からベッドまで、必要なものにすぐ手が届くので整理整頓もしやすい。わずか44平方メートルの空間に、何種類も家があるみたいだ、とオーナーは言う。たとえば大好きなヨガをするときには、棚を端に寄せるだけで広々ストレッチできるスペースが現れる。
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2. オーストラリアから、床下のおもちゃ箱
所在地:オーストラリア、メルボルン
居住者:若い夫婦と小さい子供ひとり
設計:〈アンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉
写真の奥に見えている床下収納は、幼い子供が散らかしたものをなんでも飲み込んでくれる「おもちゃ箱の床」と呼ばれているそうだ。親はおもちゃをいちいち拾い集めるかわりに、レゴもパズルも全部まとめて床の中に放り込んでしまうことができる。台を乗せたような形状の上げ底床には、上面と側面にヒンジ開閉式のパネルが付いていて、これを開くと深さ380ミリほどの床下スペースになっている。この中に潜り込んでかくれんぼもできるので、子どもやお友だちも気に入っている。
これを考案したのはアンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉の代表のメイナードさん。自身が子どもを育てたときの経験から思いついた。子どもがいることで大きく変わる日々のライフスタイルと、片付けても片付けても散らかってしまうモノにいかに対処するか、が課題だったという。
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所在地:オーストラリア、メルボルン
居住者:若い夫婦と小さい子供ひとり
設計:〈アンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉
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これを考案したのはアンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉の代表のメイナードさん。自身が子どもを育てたときの経験から思いついた。子どもがいることで大きく変わる日々のライフスタイルと、片付けても片付けても散らかってしまうモノにいかに対処するか、が課題だったという。
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3. ロシアから、ベッド・ワードローブ・本棚の一体型収納
所在地:ロシア、モスクワ
居住者:子どもが4人いる一家の長女
設計:〈INT2アーキテクチャー〉のアレックス・マリニンとアナスタシア・シェヴェレヴァ
窓を囲うように、合板で立方体(キューブ)の空間をつくっている。中にはフルサイズのベッドと、右側に引き出し式の造作ワードローブ、左と上には本棚、そしてベッドの下にはシーツやブランケットを収納するためのボックス型収納が2つ。
オーディオシステムとプロジェクターも上の本棚に組み込まれていて、反対側の壁に映像を映し出す仕組みだ。この部屋はテレビ番組の一環で制作されたプロジェクト。
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所在地:ロシア、モスクワ
居住者:子どもが4人いる一家の長女
設計:〈INT2アーキテクチャー〉のアレックス・マリニンとアナスタシア・シェヴェレヴァ
窓を囲うように、合板で立方体(キューブ)の空間をつくっている。中にはフルサイズのベッドと、右側に引き出し式の造作ワードローブ、左と上には本棚、そしてベッドの下にはシーツやブランケットを収納するためのボックス型収納が2つ。
オーディオシステムとプロジェクターも上の本棚に組み込まれていて、反対側の壁に映像を映し出す仕組みだ。この部屋はテレビ番組の一環で制作されたプロジェクト。
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4. フランスから、キッチンのお絵かきスペース
所在地:フランス、パリ18区
居住者:夫婦と幼い娘
設計:〈BKBS アルシテクト〉
アイランドユニットの壁に作りつけられた折り畳みデスクは、空間を有効活用しつつ、料理をしている間も幼い娘さんから目を離さないための工夫。ここでお絵かきしたり、おままごと(家族みんなで遊びながら小さい頃から料理に親しませるにはぴったり)をして遊ぶことができる。部屋を広く見せて無駄なスペースをなくすため、使わないときは畳んでおくことができる。
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所在地:フランス、パリ18区
居住者:夫婦と幼い娘
設計:〈BKBS アルシテクト〉
アイランドユニットの壁に作りつけられた折り畳みデスクは、空間を有効活用しつつ、料理をしている間も幼い娘さんから目を離さないための工夫。ここでお絵かきしたり、おままごと(家族みんなで遊びながら小さい頃から料理に親しませるにはぴったり)をして遊ぶことができる。部屋を広く見せて無駄なスペースをなくすため、使わないときは畳んでおくことができる。
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5. スウェーデンから、省スペースのスパイラルデザイン
所在地:スウェーデン、ヨーテボリ
居住者:歴史学の教授
設計:トルステン・オッテスジョ
わずか17 x 3.6メートルの小さなアパートメントだが、この中に階段が2か所、ベッドルーム、バスルーム、機能的なキッチン、オフィス、ワードローブ、リビング兼ゲストルーム、ダイニングエリアが揃っている。
キッチンにはいたるところに収納があるが、ごちゃごちゃした印象にならないよう配置が工夫されている。隙間スペースや、リビングエリアに上がる階段のステップの中まで活用。
建築家のトルステン・オッテスジョさんが目指す建築の1つが、その地域で生産されるリーズナブルな素材を使って、小さな居心地良いスペースを作ること。こちらのアパートメントも、サステナブルな街づくりの可能性を示してくれる素晴らしい例だ。「人を包み込むようなアパートメント」という彼のモットーがこの住まいにはよく表れている。
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居住者:歴史学の教授
設計:トルステン・オッテスジョ
わずか17 x 3.6メートルの小さなアパートメントだが、この中に階段が2か所、ベッドルーム、バスルーム、機能的なキッチン、オフィス、ワードローブ、リビング兼ゲストルーム、ダイニングエリアが揃っている。
キッチンにはいたるところに収納があるが、ごちゃごちゃした印象にならないよう配置が工夫されている。隙間スペースや、リビングエリアに上がる階段のステップの中まで活用。
建築家のトルステン・オッテスジョさんが目指す建築の1つが、その地域で生産されるリーズナブルな素材を使って、小さな居心地良いスペースを作ること。こちらのアパートメントも、サステナブルな街づくりの可能性を示してくれる素晴らしい例だ。「人を包み込むようなアパートメント」という彼のモットーがこの住まいにはよく表れている。
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6. 日本、小さな小さなパントリー
所在地:日本、東京
居住者:夫婦と娘ふたり
設計:〈LiB contents〉
日本の分譲マンションの常で、もともとは造り付けのキッチンがあったのだが、この一家には小さすぎたため、オーナーはキッチンデザイナーに依頼して広く改装してもらうことにした。既製品のキッチンの幅は規格で225センチ。これでは小さいが、あまり広げるとその分廊下が狭くなり……と悩んだ結果、キッチンスペースの幅は、225センチ+壊した壁の厚み9センチ+4センチの238センチに。シンクとコンロの背面にある白い引き戸の奥に、すっきりと隠せる収納をリクエスト。収納と電化製品で半分以上のスペースが埋まり、残ったのは冷蔵庫の奥行き78センチと棚の間のわずか15センチのスペース。そこでこの小さな隙間を最大限に活用して、食品を収納する深い引出しタイプのパントリーに変身させた。
デザイナーが苦労したのは引出しに最適な素材探し。食品を保管するため風通しを良くする必要があるが、規格外サイズのため既製品がない。最終的に、DIYショップで金属メッシュ板を見つけ、時間ぎりぎりに工場に送って間に合ったそうだ。
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日本の分譲マンションの常で、もともとは造り付けのキッチンがあったのだが、この一家には小さすぎたため、オーナーはキッチンデザイナーに依頼して広く改装してもらうことにした。既製品のキッチンの幅は規格で225センチ。これでは小さいが、あまり広げるとその分廊下が狭くなり……と悩んだ結果、キッチンスペースの幅は、225センチ+壊した壁の厚み9センチ+4センチの238センチに。シンクとコンロの背面にある白い引き戸の奥に、すっきりと隠せる収納をリクエスト。収納と電化製品で半分以上のスペースが埋まり、残ったのは冷蔵庫の奥行き78センチと棚の間のわずか15センチのスペース。そこでこの小さな隙間を最大限に活用して、食品を収納する深い引出しタイプのパントリーに変身させた。
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7. イタリアから、2階分の壁全体を本棚に
所在地:イタリア、トリノ
居住者:フリーランス在宅ワーカー
設計:〈MARC アーキテクツ〉
広さ100平方メートルのアパートメントには、仕事場と住まいという両方の機能を果たすにはスペースが足りないと感じていたオーナー。建築家が考えたのは、屋根の下のスペースを活用すること。屋根裏と部屋を隔てていた天井の大部分を取り壊して、2階分の高さのある空間を作ることにした。大きい本棚が欲しいというオーナーの希望に応えて壁全体を棚にし、どの場所にある本にも手が届くようにL字型の階段をデザインした。階段自体にも収納を加えている。
トリノといえばジャンドゥイオット・チョコレートやフィアットの自動車工場、アルプスの美しい眺めで有名。1950年代に活躍したイタリア人ジャズシンガー、フレッド・ブスカリオーネもこの建物に住んでいたことがある。きっと彼もここから見える山の景色を眺めていたのだろう。
所在地:イタリア、トリノ
居住者:フリーランス在宅ワーカー
設計:〈MARC アーキテクツ〉
広さ100平方メートルのアパートメントには、仕事場と住まいという両方の機能を果たすにはスペースが足りないと感じていたオーナー。建築家が考えたのは、屋根の下のスペースを活用すること。屋根裏と部屋を隔てていた天井の大部分を取り壊して、2階分の高さのある空間を作ることにした。大きい本棚が欲しいというオーナーの希望に応えて壁全体を棚にし、どの場所にある本にも手が届くようにL字型の階段をデザインした。階段自体にも収納を加えている。
トリノといえばジャンドゥイオット・チョコレートやフィアットの自動車工場、アルプスの美しい眺めで有名。1950年代に活躍したイタリア人ジャズシンガー、フレッド・ブスカリオーネもこの建物に住んでいたことがある。きっと彼もここから見える山の景色を眺めていたのだろう。
8.ドイツから、鮮やかな色が覗く収納
所在地:ドイツ、ベルリンのプレンツラウワーベルク地域
居住者:独身男性
設計:〈reinhardt_jung〉のダグマール・ラインハルトとアレグザンダー・ユング
1900年頃に建てられたベルリンのアパートメント。フルリノベーションした際、普通の仕切り壁のかわりに収納を兼ねた壁をデザインした。「牡蠣の貝殻のように、内側が光を発するような印象の収納にしたかったんです」と建築家のユングさんは言う。内側を明るい色で塗装し、白系のトーンでまとめたアパートメントと対比させた。外側はつやのある仕上げで壁面に溶け込み、部屋に入ってすぐには収納とわからない。
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9. イギリスから、本棚タワーハウス
所在地:イギリス、ロンドン
居住者:成人の子ども4人がいる家族
設計:〈プラットフォーム 5 アーキテクツ〉
本の収納が家自体の設計デザインに組み込まれているこちらのお宅は、その名も「本棚タワーの家」。家の中央に位置する空間が、ふたつの階をまたぐ縦長の書庫のようになっており、オーク材の本棚に囲まれた階段が上下をつないでいる。
収納を重要視した設計のため、あらゆるスペースを活用する工夫がされていて、戸口の横や上にも棚が組み込まれている。階段を上ると、造作デスクがあるコンパクトな書斎エリアで、そこから下の階の様子が見える。控えめな色や素材を使っているため、本自体の色や質感が映え、うるさくなりすぎることもない。
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10.アメリカ、伸縮するカクテルバー
所在地:アメリカ、ニューヨーク市
居住者:ソフトウェア会社マーケティング担当の独身男性
設計:〈マイケル・チェン・アーキテクツ 〉
広さ93平方メートルほどのマンハッタンのアパートメントだが、玄関の廊下スペースには多機能なカクテルバーエリアが用意されている。マイケル・チェンさんがデザインしたのは、ウッドパネルと白いラッカー塗装のMDFパネルで作られたバーキャビネット。中にはホームオーナーのスコッチやバーボンのコレクション、グラス、ビール樽用のタップなどが並ぶ。シーダー無垢材の小さな引出しはガラスの蓋がついていて、葉巻コレクション用の保湿ケースになっている。
さらにバー部分を広げると、二人きりですごせる親密なディナー空間に。畳めば部屋を広く使うことができる。
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さらにバー部分を広げると、二人きりですごせる親密なディナー空間に。畳めば部屋を広く使うことができる。
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11. デンマーク、カラフルな特注シェルフ
所在地:デンマーク、コペンハーゲン
居住者:ロンベルグ一家
設計:〈デザイン・バイ・アス〉
壁にサイズを合わせて作っているので、周囲にしっくりなじみ溶け込んでいるホームオフィスの収納。デザインするにあたり、この家の持つ古い貴族邸宅風スタイルを残しつつホームオフィスをリフレッシュするため、以前この部屋が「ジェントルメンズ・ルーム(紳士の部屋)」として使われていた頃の面影を残すことにした。当時はここに男性たちが集まって煙草を吸ったり、政治談議をしていたそうだ。
そのような部屋では棚やドアを壁よりワントーン濃い色にペイントするのが習慣で、こちらもそれにならった色使いに。
「オーナーが必要な機能をそなえた、ひとつの完成された部屋を作りたかったんです。この灰色がかったブルーはぜひ使いたかった色で、MDF材のシェルフは車体用ラッカーで塗装しました」と担当したリゼット・ベルンホフトさんは言う。インテリアデザイン事務所〈デザイン・バイ・アス〉は、デンマークの家に多く見られるような、白くミニマルにすっきり、というスカンジナビアンデザインとは一線を画し、鮮やかで目を引く楽しい色使いを特徴としている。
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教えてHouzz:
収納の工夫やアイデアをご存じでしたらコメント欄で教えてください。
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