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世界の暮らしとデザイン:とびきり楽しい「遊びのための家」16選
楽しい家ってどんな家? 世界各国のHouzzが見つけた、楽しく遊べる工夫にあふれた家をご紹介します!
Houzz
2015年8月28日
「世界の暮らしとデザイン」は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
楽しく遊ぶのは誰だって大好き。「遊び」とは、文化の違いも世代も越えた人類共通の活動のひとつです。でも、好きな遊びは人それぞれ。そこで、今回は、住まい空間を大人も子どもも楽しめる遊びスペースにしてしまった家を世界各地から集めてみました。みなさんも家の中で壁をよじ登ったり、大きなネットの上を飛び跳ねたり、部屋でスケボーしたりしたくなったら、こちらの例を参考に計画してみてはいかがでしょう?
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楽しく遊ぶのは誰だって大好き。「遊び」とは、文化の違いも世代も越えた人類共通の活動のひとつです。でも、好きな遊びは人それぞれ。そこで、今回は、住まい空間を大人も子どもも楽しめる遊びスペースにしてしまった家を世界各地から集めてみました。みなさんも家の中で壁をよじ登ったり、大きなネットの上を飛び跳ねたり、部屋でスケボーしたりしたくなったら、こちらの例を参考に計画してみてはいかがでしょう?
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Photo by Lindman Photography
1. スウェーデンの遊び心あふれるサマーハウス
所在地:スウェーデン中央部、ダーラナ県
どんなふうに遊べる?:ロープを伝って屋根のプラットフォームに上がる仕組み。高さの異なるプラットフォームから素晴らしい眺めを堪能できる
居住者:建築家、その妻と子どもたち。夏季には親戚や友人も滞在する。
設計:レオ・クヴァルセボ
駆け出し建築家の多くは、さまざまなコンペティションに応募することから始めるのが常だが、建築の学位を取得したレオ・クヴァルセボさんはまず実際に家を建ててみたいと考えた。その結果できたのがこのサマーハウス。クヴァルセボさんが設計し、おもにリサイクル建材や安く手に入る材料を使って、家族や友人の力を借りてゼロから作り上げた。
この家は、クヴァルセボさんが別荘に求める3つの条件を満たしている。ひとつは、ベッドに横になって8月の雷雨を眺めることのできる、大きな窓が付いたベッドルーム。ふたつめは、読書のためだけの部屋。そして3つめは、みんなを招いて料理の腕を振るうことのできる大きなキッチンだ。
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1. スウェーデンの遊び心あふれるサマーハウス
所在地:スウェーデン中央部、ダーラナ県
どんなふうに遊べる?:ロープを伝って屋根のプラットフォームに上がる仕組み。高さの異なるプラットフォームから素晴らしい眺めを堪能できる
居住者:建築家、その妻と子どもたち。夏季には親戚や友人も滞在する。
設計:レオ・クヴァルセボ
駆け出し建築家の多くは、さまざまなコンペティションに応募することから始めるのが常だが、建築の学位を取得したレオ・クヴァルセボさんはまず実際に家を建ててみたいと考えた。その結果できたのがこのサマーハウス。クヴァルセボさんが設計し、おもにリサイクル建材や安く手に入る材料を使って、家族や友人の力を借りてゼロから作り上げた。
この家は、クヴァルセボさんが別荘に求める3つの条件を満たしている。ひとつは、ベッドに横になって8月の雷雨を眺めることのできる、大きな窓が付いたベッドルーム。ふたつめは、読書のためだけの部屋。そして3つめは、みんなを招いて料理の腕を振るうことのできる大きなキッチンだ。
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2. ニュージーランドのジャングルチックな部屋
所在地:ニュージーランドの南島、ブレナム近郊のスプリングランズ地域。ワイン名産地のマールボロ地方に含まれる。
どんなふうに遊べる?:ジャングルの雰囲気たっぷりなリビングルーム
居住者:インテリアデザイナーのアレックス・フルトンさんと夫のジェフさん、娘のイスラちゃん11歳、ヴァイオレットちゃん10歳、ジャックラッセルテリアのデイジーとイタリアングレイハウンドのムー
設計:〈アレックス・フルトン・デザイン〉
四方の壁をトロピカルな〈アルテ (Arte)〉のウォールペーパーで覆い、ソファの布地まで同じ柄で統一したフルトン家のリビングルームは、鮮やかな緑があふれる空間だ。家族が「ジャングルルーム」と呼ぶこの部屋は、トラの形のラグや空気を入れて膨らませるサルの人形、そしてアニマルヘッドのコレクションが暖炉の周囲に並んでいる。
秩序を好む乙女座のアレックスさんだが、かなりのコレクターでもある。アニマルヘッドの動物たちは、休暇で出かけた先やパーティーグッズのお店で買ったり、インスタグラムの写真がきっかけで手に入れたものも。「今ではみんなが、こんなのがあったよ、と教えてくれるほどになりました」とアレックスさん。
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所在地:ニュージーランドの南島、ブレナム近郊のスプリングランズ地域。ワイン名産地のマールボロ地方に含まれる。
どんなふうに遊べる?:ジャングルの雰囲気たっぷりなリビングルーム
居住者:インテリアデザイナーのアレックス・フルトンさんと夫のジェフさん、娘のイスラちゃん11歳、ヴァイオレットちゃん10歳、ジャックラッセルテリアのデイジーとイタリアングレイハウンドのムー
設計:〈アレックス・フルトン・デザイン〉
四方の壁をトロピカルな〈アルテ (Arte)〉のウォールペーパーで覆い、ソファの布地まで同じ柄で統一したフルトン家のリビングルームは、鮮やかな緑があふれる空間だ。家族が「ジャングルルーム」と呼ぶこの部屋は、トラの形のラグや空気を入れて膨らませるサルの人形、そしてアニマルヘッドのコレクションが暖炉の周囲に並んでいる。
秩序を好む乙女座のアレックスさんだが、かなりのコレクターでもある。アニマルヘッドの動物たちは、休暇で出かけた先やパーティーグッズのお店で買ったり、インスタグラムの写真がきっかけで手に入れたものも。「今ではみんなが、こんなのがあったよ、と教えてくれるほどになりました」とアレックスさん。
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3. 日本から、カラフルに色分けされた家族の空間
所在地:日本、東京
どんなふうに遊べる:カラフルなワンルームのファミリー空間
居住者:夫婦と子どもふたり
設計:〈ブルースタジオ〉
広さ86平方メートルの、リノベーションされた分譲マンション。オープンプランの部屋の中心にあるのは、黄色いホースシュー型のキッチンアイランドだ。周りには白いキッチン、緑の子ども部屋、赤い書斎、紫のベッドルームとリビングエリア。
空間の仕切りのほとんどは、背板のないスタイリッシュな白いシェルフ。おかげで、家族のみんなは家のどこにいてもコミュニケーションを取ることができる。
所在地:日本、東京
どんなふうに遊べる:カラフルなワンルームのファミリー空間
居住者:夫婦と子どもふたり
設計:〈ブルースタジオ〉
広さ86平方メートルの、リノベーションされた分譲マンション。オープンプランの部屋の中心にあるのは、黄色いホースシュー型のキッチンアイランドだ。周りには白いキッチン、緑の子ども部屋、赤い書斎、紫のベッドルームとリビングエリア。
空間の仕切りのほとんどは、背板のないスタイリッシュな白いシェルフ。おかげで、家族のみんなは家のどこにいてもコミュニケーションを取ることができる。
子どもたちには最高の空間だろう。家の形をしたオープンシェルフの向こうにあるのは子ども用図書室。適度に壁に囲まれて落ち着ける空間で、ゆっくり本を読んだり宿題ができる。
天井のフックはハンモックとブランコ用。リビングには登り棒もある。
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天井のフックはハンモックとブランコ用。リビングには登り棒もある。
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4.イタリアの色彩あふれる家
所在地:イタリア、ミラノ
どんなふうに遊べる?:絵画のようにデザインされたロフトアパートメント
居住者:デザイナーのアンナ・ジリさん
設計:アンナ・ジリ
こちらのロフトアパートメントは、20世紀初頭に建てられた産業用ビルの一部。オーナーであるデザイナーのアンナ・ジリさんは鮮やかな色使いでインダストリアルな雰囲気に温かみを加え、この空間に新しい命を吹き込んだ。
ジリさんはもともと画家兼パフォーマーというアーティストで、昔から色に魅かれていたと言う。「感情的にではなく、家の構造や機能面から色彩を捉えています」とジリさん。「蛍光色が大好きなんです。カラーコーディネートの専門家はフューシャピンクは住まいには向かないと言うかもしれませんが、私にとっては深いブルーと同じくらい落ち着ける色。私は建築を芸術的視点から見て、色を使って新しい空間を作り出すんです」
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所在地:イタリア、ミラノ
どんなふうに遊べる?:絵画のようにデザインされたロフトアパートメント
居住者:デザイナーのアンナ・ジリさん
設計:アンナ・ジリ
こちらのロフトアパートメントは、20世紀初頭に建てられた産業用ビルの一部。オーナーであるデザイナーのアンナ・ジリさんは鮮やかな色使いでインダストリアルな雰囲気に温かみを加え、この空間に新しい命を吹き込んだ。
ジリさんはもともと画家兼パフォーマーというアーティストで、昔から色に魅かれていたと言う。「感情的にではなく、家の構造や機能面から色彩を捉えています」とジリさん。「蛍光色が大好きなんです。カラーコーディネートの専門家はフューシャピンクは住まいには向かないと言うかもしれませんが、私にとっては深いブルーと同じくらい落ち着ける色。私は建築を芸術的視点から見て、色を使って新しい空間を作り出すんです」
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5.フランスから、子どもたちに合わせて姿を変える部屋
所在地:エクサンプロヴァンス
どんなふうに遊べる?:空間の形を変えるスライド式ドア
居住者:子ども3人の家族
設計:〈タルレ・アルシテクト〉
3人の子どもたちが仲良く過ごせるようにデザインされた地下の空間。部屋の中心となるのは、真ん中にあるふたつの箱状の構造で、この中にバスルームとドレッシングルームが隠れている。その周囲にはデスクエリア、4つのベッドルーム、そしてTVルームがある。
所在地:エクサンプロヴァンス
どんなふうに遊べる?:空間の形を変えるスライド式ドア
居住者:子ども3人の家族
設計:〈タルレ・アルシテクト〉
3人の子どもたちが仲良く過ごせるようにデザインされた地下の空間。部屋の中心となるのは、真ん中にあるふたつの箱状の構造で、この中にバスルームとドレッシングルームが隠れている。その周囲にはデスクエリア、4つのベッドルーム、そしてTVルームがある。
中央の箱の壁にはチェストナット材を使い、ツリーハウスをイメージした。そして周囲のスペースを仕切るため、スライド式ドアを設置。固定された壁を使わずに、それぞれのエリアを仕切ることのできるクリエイティブな方法だ。ドアを中央の箱の中に引き込めば周囲を広々と歩くことができ、空間を分割したいときにはドアを引き出して仕切りを作ることができる。
子どもたちのふたりがテレビを見ているときに、もうひとりはドアを閉めて長机で勉強することもできる。ベッドルームも閉め切ることが可能。必要に応じて形を変え、きょうだいげんかの防止にも有効な、よく考えられたモジュール式空間だ。
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子どもたちのふたりがテレビを見ているときに、もうひとりはドアを閉めて長机で勉強することもできる。ベッドルームも閉め切ることが可能。必要に応じて形を変え、きょうだいげんかの防止にも有効な、よく考えられたモジュール式空間だ。
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「物語り」ならぬ「家語り」と名付けられたジョヴァノーニさんの手法とは、プロジェクト期間を通して、建築家とクライアントとの間で絶え間ない対話を続けること。デザインの最終段階までローマで作業していたジョノヴァーニさんとフィンランドのトルッキさんとの間でやり取りしたEメールは400通以上になる。その後ジョノヴァーニさんはフィンランドに移り、最終的な事項をまとめた。そうしたクリエイティブなプロセスを通じて作り出されたトルッキさんのカラフルなアパートメントは、ふたりの友情のきっかけにもなった。
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7. デンマークから、キャンディーカラーのキッチン
所在地:デンマーク中部、イカスト
どんなふうに遊べる?:カラフルで不思議な柄のウォールペーパーが楽しい
居住者:1家族
設計:〈ファルベフセット・イカスト〉
こちらの不思議な柄の壁紙はいつも注目の的。人によってはちょっと鮮やかすぎると感じるかもしれないが、この家族はど楽しい雰囲気がどうしても欲しかった。デンマークのキッチンは白でまとめたシンプルなものが多く、このキッチンも壁紙以外は白をベースに、フレームやテラスへのドアに部分的に黒を用いている。この壁紙は、あえてミニマルなスタイルから大胆に一歩踏み出した選択だ。
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所在地:デンマーク中部、イカスト
どんなふうに遊べる?:カラフルで不思議な柄のウォールペーパーが楽しい
居住者:1家族
設計:〈ファルベフセット・イカスト〉
こちらの不思議な柄の壁紙はいつも注目の的。人によってはちょっと鮮やかすぎると感じるかもしれないが、この家族はど楽しい雰囲気がどうしても欲しかった。デンマークのキッチンは白でまとめたシンプルなものが多く、このキッチンも壁紙以外は白をベースに、フレームやテラスへのドアに部分的に黒を用いている。この壁紙は、あえてミニマルなスタイルから大胆に一歩踏み出した選択だ。
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8. ドイツから、垂直移動の家
所在地:ドイツ、ベルリン
どんなふうに遊べる?:階段の代わりに、助け合って人力で上の階に上るシステム
設計:〈BCO アルシテクテン〉
大小さまざまな窓が壁面を飾るこの建物は、外の通りから見てもよく目立つ。中にはアートギャラリーと、個人用のメゾネットがいくつか。階段もあるが、昇降用ハーネスで玄関まで登るほうが楽しいに決まっている。ほかの住人と協力するから仲間意識も生まれる。
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所在地:ドイツ、ベルリン
どんなふうに遊べる?:階段の代わりに、助け合って人力で上の階に上るシステム
設計:〈BCO アルシテクテン〉
大小さまざまな窓が壁面を飾るこの建物は、外の通りから見てもよく目立つ。中にはアートギャラリーと、個人用のメゾネットがいくつか。階段もあるが、昇降用ハーネスで玄関まで登るほうが楽しいに決まっている。ほかの住人と協力するから仲間意識も生まれる。
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9. イングランドから、グラフィティのあるクールなラウンジ空間
所在地:英国イングランド、オックスフォード
どんなふうに遊べる?:大きな「ソファベッド」と特注グラフィティの壁がユニークな家族のラウンジ
居住者:4人の子どもがいる家族
設計:〈リアック・アーキテクツ〉
ぱっと見たところは、改装された品の良いヴィクトリアン様式の住宅。美しい当時の構造を復元し、明るく風通しの良いキッチンを付け加えている。しかし、地下に一歩足を踏み入れると、まったく違うトーンに驚かされる。
4人の子どもたち用のラウンジとしてリフォームした、地下の広々とした空間。オリジナルなテイストにしたかったので、スペイン・イビサ島のグラフィティ・アーティストに依頼して家族みんなの趣味であるサーフィンがテーマの作品を奥の壁に描いてもらい、遊び心のある、家族の特別な部屋になった。ビリヤード台と巨大な「ソファベッド」がリラックスした楽しい空間を作り出している。
壁をよく見ると、大好きなサーフィンをしている家族全員がそれぞれ描かれている。これぞパーソナルなアート作品だ。
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所在地:英国イングランド、オックスフォード
どんなふうに遊べる?:大きな「ソファベッド」と特注グラフィティの壁がユニークな家族のラウンジ
居住者:4人の子どもがいる家族
設計:〈リアック・アーキテクツ〉
ぱっと見たところは、改装された品の良いヴィクトリアン様式の住宅。美しい当時の構造を復元し、明るく風通しの良いキッチンを付け加えている。しかし、地下に一歩足を踏み入れると、まったく違うトーンに驚かされる。
4人の子どもたち用のラウンジとしてリフォームした、地下の広々とした空間。オリジナルなテイストにしたかったので、スペイン・イビサ島のグラフィティ・アーティストに依頼して家族みんなの趣味であるサーフィンがテーマの作品を奥の壁に描いてもらい、遊び心のある、家族の特別な部屋になった。ビリヤード台と巨大な「ソファベッド」がリラックスした楽しい空間を作り出している。
壁をよく見ると、大好きなサーフィンをしている家族全員がそれぞれ描かれている。これぞパーソナルなアート作品だ。
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10. ドイツの屋内遊技場
所在地:ハンブルク
どんなふうに遊べる?:遊具付きの運動場みたいな子ども部屋で遊ぶ
居住者:3人の子どもがいる家族
設計:パスカル・スノエックさん
ここに住む子どもたちは本当に幸せだ。広さ85平方メートル、3歳から6歳までの3人の男の子たちの部屋には、ゆっくりくつろげる静かなスペースもあれば、この滑り台のような楽しい仕掛けもある。寝室も兼ねていて、遊具構造の中に各自のベッドが組み込まれている。
設計段階で、スノエックさんは1:1の実物大スケールの紙の上に部屋のレイアウトを描き、設計がうまくいくことを確認。一方で、色はというと、現場で部屋の雰囲気をつかんでから決めて塗っていった。使った素材はHPLコーティングを施したMDF材で、デスクには黒板塗料を塗っている。宿題まで楽しくなりそうだ。
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所在地:ハンブルク
どんなふうに遊べる?:遊具付きの運動場みたいな子ども部屋で遊ぶ
居住者:3人の子どもがいる家族
設計:パスカル・スノエックさん
ここに住む子どもたちは本当に幸せだ。広さ85平方メートル、3歳から6歳までの3人の男の子たちの部屋には、ゆっくりくつろげる静かなスペースもあれば、この滑り台のような楽しい仕掛けもある。寝室も兼ねていて、遊具構造の中に各自のベッドが組み込まれている。
設計段階で、スノエックさんは1:1の実物大スケールの紙の上に部屋のレイアウトを描き、設計がうまくいくことを確認。一方で、色はというと、現場で部屋の雰囲気をつかんでから決めて塗っていった。使った素材はHPLコーティングを施したMDF材で、デスクには黒板塗料を塗っている。宿題まで楽しくなりそうだ。
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11. アメリカから、家の中のスケートパーク
所在地:ミネソタ州ミネアポリス
どんなふうに遊べる?:屋内スケートでプロの「ホームスケーター」に?!
居住者:ウィルくん(8歳)、ベンくん(9歳)、ジャックくん(11歳)の3兄弟と両親
設計:〈WB ビルダーズ〉のロンダ・ブランドヴォルド
ミネアポリスの冬は厳しい。2014年1月6日、ミネアポリス・セントポール都市圏の体感温度は骨まで凍りそうな摂氏マイナス44度を記録した。町でスケボーをするのが大好きな3人の子どもたちも、外に出られるような気候ではない。
新しい家を作ることになったとき、デザイナーのロンダ・ブランドヴォルドさんと建設会社〈WB ビルダーズ〉の主幹プロジェクトマネージャーである夫のティム(Tim)さんは、子どもたちが1年中スケボーを楽しめるように特注のスケートパークを地下に作ることを決めた。
メゾナイト(硬質繊維板)を使って、グラインド用のレールと、ジャンプやトリックのためのランプを製作。天井は高さ2.7メートルで、ジャンプする余裕も十分にある。ヘルメットとスケートボードは特注のラックに掛けて収納。そして腰高の壁で囲んでいるため、スケートボーダーが飛び出して来て周囲のベッドルームやバスルームの壁にぶつかることも防げる。
トラス(小屋組み)が見える構造やコンクリート打放しの壁、子どもの友人が描いたグラフィティが、ストリートの雰囲気を作り出す。「インダストリアルな、都市のイメージにしたかったんです」とロンダさん。そして、このスケートパークを利用するのは子どもたちだけじゃないそうだ。「たまにお父さんが滑ってるのを見かけることもありますよ」とのこと。
所在地:ミネソタ州ミネアポリス
どんなふうに遊べる?:屋内スケートでプロの「ホームスケーター」に?!
居住者:ウィルくん(8歳)、ベンくん(9歳)、ジャックくん(11歳)の3兄弟と両親
設計:〈WB ビルダーズ〉のロンダ・ブランドヴォルド
ミネアポリスの冬は厳しい。2014年1月6日、ミネアポリス・セントポール都市圏の体感温度は骨まで凍りそうな摂氏マイナス44度を記録した。町でスケボーをするのが大好きな3人の子どもたちも、外に出られるような気候ではない。
新しい家を作ることになったとき、デザイナーのロンダ・ブランドヴォルドさんと建設会社〈WB ビルダーズ〉の主幹プロジェクトマネージャーである夫のティム(Tim)さんは、子どもたちが1年中スケボーを楽しめるように特注のスケートパークを地下に作ることを決めた。
メゾナイト(硬質繊維板)を使って、グラインド用のレールと、ジャンプやトリックのためのランプを製作。天井は高さ2.7メートルで、ジャンプする余裕も十分にある。ヘルメットとスケートボードは特注のラックに掛けて収納。そして腰高の壁で囲んでいるため、スケートボーダーが飛び出して来て周囲のベッドルームやバスルームの壁にぶつかることも防げる。
トラス(小屋組み)が見える構造やコンクリート打放しの壁、子どもの友人が描いたグラフィティが、ストリートの雰囲気を作り出す。「インダストリアルな、都市のイメージにしたかったんです」とロンダさん。そして、このスケートパークを利用するのは子どもたちだけじゃないそうだ。「たまにお父さんが滑ってるのを見かけることもありますよ」とのこと。
12. ロシアから、登れるフレーム型収納ボックス
所在地:ロシア、モスクワ
どんなふうに遊べる:おもちゃの収納ユニットが遊び場・間仕切り・ジムを兼ねている
居住者:ふたりの子どもがいる家族
設計:ルエテンプル
ここに住むオーナーたちはクリエイティブな人種で、ふつうのデザインじゃ耐えられない、というタイプ。そんなわけで、この家の家具もほとんどが造作の特注品だ。
子ども部屋のアイデアは建設作業中も変化し続けた。「はじめは、下の子どものためのロープの橋だけを考えていたんですが、最終的にモジュール式の間仕切りとロフトベッドをふたつ作りました」と建築家のアレクサンドル・クディモフさん。
このユニットで18平方メートルの部屋を2つに区切っている。らせん状の階段は、ステップの内側が収納になっており、おもちゃをしまう場所がたっぷり。ロープの橋がある上段にはフックがたくさんついており、パンチングバッグやぶらんこ、よじ登るためのロープなど、これから増えていく運動具を掛けられるようになっている。子どもたちの成長につれて、部屋も進化していくことができるのだ。
間仕切りは、ベニヤ板と金属パイプでできた構造をパネルで覆って塗装したもので、とても頑丈だ。明るい黄色は、母親がどうしても選びたかった色。
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所在地:ロシア、モスクワ
どんなふうに遊べる:おもちゃの収納ユニットが遊び場・間仕切り・ジムを兼ねている
居住者:ふたりの子どもがいる家族
設計:ルエテンプル
ここに住むオーナーたちはクリエイティブな人種で、ふつうのデザインじゃ耐えられない、というタイプ。そんなわけで、この家の家具もほとんどが造作の特注品だ。
子ども部屋のアイデアは建設作業中も変化し続けた。「はじめは、下の子どものためのロープの橋だけを考えていたんですが、最終的にモジュール式の間仕切りとロフトベッドをふたつ作りました」と建築家のアレクサンドル・クディモフさん。
このユニットで18平方メートルの部屋を2つに区切っている。らせん状の階段は、ステップの内側が収納になっており、おもちゃをしまう場所がたっぷり。ロープの橋がある上段にはフックがたくさんついており、パンチングバッグやぶらんこ、よじ登るためのロープなど、これから増えていく運動具を掛けられるようになっている。子どもたちの成長につれて、部屋も進化していくことができるのだ。
間仕切りは、ベニヤ板と金属パイプでできた構造をパネルで覆って塗装したもので、とても頑丈だ。明るい黄色は、母親がどうしても選びたかった色。
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13. スペインの室内でウォールクライミングができる家
所在地:スペイン、マドリッドのオルタレサ区
どんなふうに遊べる?:家の中にいながら10メートルの高さまでクライミングできる
居住者:子どもが2人いる家族
設計:〈プレイオフィス 〉
こちらのコンテンポラリースタイルのお宅では、家の正面側にある大きな窓と各階の床との間が離れており、屋内にベランダがあるような状態になっている。こうして窓と床との間にできた隙間スペースを、格好のプレイエリアとして活用した。
家はもともと建築家ハビエル・カルボ (Javier Calvo) の設計だが、都心のため外で遊ぶ場所がない子どもたちに配慮して、遊べる空間へのアレンジを〈プレイオフィス〉に依頼。窓との隙間スペースを活用して、3階まで続くクライミングウォールを設置した。
3階でクライミングウォールはプレイルームへとつながっている。プレイルームにはロープやマット、ネットなどさまざまな運動道具が揃う。マドリッドの冬は寒く、子どもたちは家の中で遊ぶことが多くなるが、この家のふたりの子どもたちはウォールクライミングが大好きになってしまい、今では野外でも練習しているそうだ。
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所在地:スペイン、マドリッドのオルタレサ区
どんなふうに遊べる?:家の中にいながら10メートルの高さまでクライミングできる
居住者:子どもが2人いる家族
設計:〈プレイオフィス 〉
こちらのコンテンポラリースタイルのお宅では、家の正面側にある大きな窓と各階の床との間が離れており、屋内にベランダがあるような状態になっている。こうして窓と床との間にできた隙間スペースを、格好のプレイエリアとして活用した。
家はもともと建築家ハビエル・カルボ (Javier Calvo) の設計だが、都心のため外で遊ぶ場所がない子どもたちに配慮して、遊べる空間へのアレンジを〈プレイオフィス〉に依頼。窓との隙間スペースを活用して、3階まで続くクライミングウォールを設置した。
3階でクライミングウォールはプレイルームへとつながっている。プレイルームにはロープやマット、ネットなどさまざまな運動道具が揃う。マドリッドの冬は寒く、子どもたちは家の中で遊ぶことが多くなるが、この家のふたりの子どもたちはウォールクライミングが大好きになってしまい、今では野外でも練習しているそうだ。
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14. ネットの上で遊べる、オーストラリアの家
所在地:オーストラリア、メルボルン近郊のアルフィントン
どんなふうに遊べる?:天井近くに張ったネットの上で飛んだり跳ねたり
居住者:夫婦と双子の男の子
設計:〈アンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉
勉強部屋と遊び部屋を兼ねた、規格外に楽しい子どもたちのお城。増築したタワー型建物の縦長空間を最大限に活用し、デスクと造作シェルフの上の空間に巨大な転落防止ネットを張って、1階から階段を使って上がれるようにした。子どもたちはここで本を読んだり、跳ねまわったり、窓から外を眺めたり。ネットは壁から壁に取り付けられていて、何人も乗っても大丈夫な強度がある。
タワー型の増築部分は、8歳の双子の兄弟のアイデアだった。下見張りの住宅を改装・増築するために両親と建築家のアンドリュー・メイナードさんが話し合っていたとき、双子たちが持って来たのがこのタワーを描いた絵。新築したいくつかの建物をつなぎ合わせて全体の家を構成しているのだが、中でもいちばん背の高いのがこのタワーで、近所の景観に圧迫感を与えることなくユニークなシルエットの家に仕上がった。
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所在地:オーストラリア、メルボルン近郊のアルフィントン
どんなふうに遊べる?:天井近くに張ったネットの上で飛んだり跳ねたり
居住者:夫婦と双子の男の子
設計:〈アンドリュー・メイナード・アーキテクツ〉
勉強部屋と遊び部屋を兼ねた、規格外に楽しい子どもたちのお城。増築したタワー型建物の縦長空間を最大限に活用し、デスクと造作シェルフの上の空間に巨大な転落防止ネットを張って、1階から階段を使って上がれるようにした。子どもたちはここで本を読んだり、跳ねまわったり、窓から外を眺めたり。ネットは壁から壁に取り付けられていて、何人も乗っても大丈夫な強度がある。
タワー型の増築部分は、8歳の双子の兄弟のアイデアだった。下見張りの住宅を改装・増築するために両親と建築家のアンドリュー・メイナードさんが話し合っていたとき、双子たちが持って来たのがこのタワーを描いた絵。新築したいくつかの建物をつなぎ合わせて全体の家を構成しているのだが、中でもいちばん背の高いのがこのタワーで、近所の景観に圧迫感を与えることなくユニークなシルエットの家に仕上がった。
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15. アメリカから、使い方いろいろなカーポート
所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
どんなふうに遊べる?:消防士の出動ポール、ブランコ、遊び部屋、青いガラスの空中通路、人工芝など
居住者:4人家族
設計:〈ジェフ・キング&カンパニー〉
建築家のジェフ・キングさんに託された課題は、車1台ぶんの駐車スペースと家の脇にあったぱっとしない庭を、カーポート、パティオ、周囲を囲ったプレイエリアというたくさんの機能を備えたクールなスペースに変身させること。しかも場所は、都心の密集した地域である。
カーポートはただの車置き場という役割を超えて、屋上ダイニングパティオ、ふたつのぶらんこ、特注の消防士の出動ポールなどの楽しい仕組みを支える基盤となっている。
家族で夕食を食べたり夕暮れ時のパーティを開いたりする屋上パティオは、焼付け彩色したコンクリートタイル敷き。子どもたちは人工芝を走りまわったり、隣にあるセコイア材とファイバーグラスで作られた遊び部屋で過ごしたり。
所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
どんなふうに遊べる?:消防士の出動ポール、ブランコ、遊び部屋、青いガラスの空中通路、人工芝など
居住者:4人家族
設計:〈ジェフ・キング&カンパニー〉
建築家のジェフ・キングさんに託された課題は、車1台ぶんの駐車スペースと家の脇にあったぱっとしない庭を、カーポート、パティオ、周囲を囲ったプレイエリアというたくさんの機能を備えたクールなスペースに変身させること。しかも場所は、都心の密集した地域である。
カーポートはただの車置き場という役割を超えて、屋上ダイニングパティオ、ふたつのぶらんこ、特注の消防士の出動ポールなどの楽しい仕組みを支える基盤となっている。
家族で夕食を食べたり夕暮れ時のパーティを開いたりする屋上パティオは、焼付け彩色したコンクリートタイル敷き。子どもたちは人工芝を走りまわったり、隣にあるセコイア材とファイバーグラスで作られた遊び部屋で過ごしたり。
周囲を囲った1階のプレイエリアで子どもたちは思い切り遊び、大人たちはその上のキッチンの窓から遊んでいる子どもたちに目を配ることができる。大人にも子どもにも人気の消防士ポールを使うには、屋上デッキのテンションワイヤーを張ったゲートから外へ。青いガラスの通路は屋外ダイニングエリアから2階の廊下へとつながっている。
家族恒例のムービーナイトには、車を通りに止めて、カーポートの奥の壁に映画やスポーツ試合をプロジェクターで映して楽しむそうだ。空いたカーポートのスペースが映写に必要な空間にちょうどいい。
家族恒例のムービーナイトには、車を通りに止めて、カーポートの奥の壁に映画やスポーツ試合をプロジェクターで映して楽しむそうだ。空いたカーポートのスペースが映写に必要な空間にちょうどいい。
16. ロシアから、遊びのためのサマーハウス
所在地:ロシア、モスクワ郊外のゼンキノ村
どんなふうに遊べる:シーソー、ジム、プールのある遊びとフィットネスのために作られた家
居住者:セルゲイ・ゲラノヴィさん、妻ナディアさんと娘さん
設計:ピョートル・コステロフ
こちらの広さ71平方メートルの家は、テレビ番組の企画の一環で建てられたもの。そのため建築家のピョートル・コステロフさんは好きなようにできたという。「バスケットボールコート以外は何でもOK」というのがオーナーの条件だった。
そこでコステロフさんが作ったのは、ジム、バドミントンコート、バレーボールコート、プール、サウナ、そしてシーソー。屋上はスポーツ観戦に最高の場所だが、オーナーたちはもっぱらのんびり日光浴するのに使っているようだ。
所在地:ロシア、モスクワ郊外のゼンキノ村
どんなふうに遊べる:シーソー、ジム、プールのある遊びとフィットネスのために作られた家
居住者:セルゲイ・ゲラノヴィさん、妻ナディアさんと娘さん
設計:ピョートル・コステロフ
こちらの広さ71平方メートルの家は、テレビ番組の企画の一環で建てられたもの。そのため建築家のピョートル・コステロフさんは好きなようにできたという。「バスケットボールコート以外は何でもOK」というのがオーナーの条件だった。
そこでコステロフさんが作ったのは、ジム、バドミントンコート、バレーボールコート、プール、サウナ、そしてシーソー。屋上はスポーツ観戦に最高の場所だが、オーナーたちはもっぱらのんびり日光浴するのに使っているようだ。
ロシアでは珍しいのだが、この家はエネルギー効率にも配慮している。屋根のソーラーパネルで電力と温水用のエネルギーを供給。雨水を集める仕組みもあり、サウナ上がりの氷バケツ用にちょうどいい。
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畳店と建築家が教える、子どもと暮らす住まいに畳スペースを設けるメリット
文/藤間紗花
おむつ替えやお昼寝スペースとして。読書やお絵描きを楽しむスペースとして。子どもと暮らす住まいに畳スペースを設けると、さまざまなシーンで役立ちます。
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Houzzツアー (お宅紹介)
子どもと一緒に成長するスタイリッシュな子ども部屋
イギリス・ケント郡にある納屋を改修した住宅の子ども部屋。新鮮で遊び心に溢れていながらも、子どもの成長に適応させることのできる上品なデザインが魅力です。
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片付け・収納・家事
散らかり放題のレゴ!子供に片付けてもらうための収納アイデア
レゴは知育には最高のおもちゃですが、すぐに散らかるし、踏めば痛いのが難点。でも、上手な収納方法をマスターすれば、快適な空間づくりにつながるだけでなく、子供が片付け上手になるかもしれません!
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インテリア
子供部屋を自分で片付けてもらうには?年齢別のポイント
文/塩月恵美子
毎日成長する子供たちの部屋は散らかってしまうのもの。片付け習慣を身につけてもらうために、親はどういう心構えでいるとよいのでしょうか。年齢別に見ていきましょう。
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インテリア
片付かない部屋でも褒めていい!子供部屋をつくる時に知っておきたいこと
文/塩月恵美子
子供が成長すると、子供部屋をつくるタイミングがきます。初めての自分の部屋は、すっきりと使ってほしいですよね。今回は個室を与える時に、気をつけておきたいことをご説明します。
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