世界の暮らしとデザイン:心がわくわくしてくる、世界のツリーハウス10選
子供用から大人用まで、大きなものから小さなものまで、冒険を楽しんだり、心静かに過ごしたり――世界にはこんなにいろんなツリーハウスがあるのです!
Houzz
2015年8月25日
「世界の暮らしとデザイン」は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
子供の心に返って冒険気分を楽しんだり、鳥の声を聞きながら眠ったり、木漏れ日のなかで物思いにふけってみたり、ツリーハウスは想像の翼を思う存分広げられる空間です。ロシア、ドイツ、イタリア、日本など、世界10ヵ国から、夢が広がる、素敵なツリーハウスをご紹介します!
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子供の心に返って冒険気分を楽しんだり、鳥の声を聞きながら眠ったり、木漏れ日のなかで物思いにふけってみたり、ツリーハウスは想像の翼を思う存分広げられる空間です。ロシア、ドイツ、イタリア、日本など、世界10ヵ国から、夢が広がる、素敵なツリーハウスをご紹介します!
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1. ママとパパが建てたスウェーデンのツリーハウス
所在地:スウェーデン南部のミェルビ
目的:2人の子供とその友達が遊ぶため
建てた人:ママとパパ
大地の上で遊ぶのも楽しいけれど、大きくなるにつれてこの家の2人の子どもたちは、もっとわくわくする空間で遊びたい、と思うようになった。例えば、木の上の家みたいな。
この家のパパも、子どもたちの意見には完全同意。何しろ、パパ自身、ものづくりが大好きだし、子供の頃はツリーハウスがほしいと思っていたからだ。
こうしてできたのが、こちらの可愛らしいツリーハウス。庭のオークの木の上にパパとママがつくってくれた。枝ぶりが完璧だったので、釘を打たなくてもツリーハウスをしっかりと固定できたのだそう。
所在地:スウェーデン南部のミェルビ
目的:2人の子供とその友達が遊ぶため
建てた人:ママとパパ
大地の上で遊ぶのも楽しいけれど、大きくなるにつれてこの家の2人の子どもたちは、もっとわくわくする空間で遊びたい、と思うようになった。例えば、木の上の家みたいな。
この家のパパも、子どもたちの意見には完全同意。何しろ、パパ自身、ものづくりが大好きだし、子供の頃はツリーハウスがほしいと思っていたからだ。
こうしてできたのが、こちらの可愛らしいツリーハウス。庭のオークの木の上にパパとママがつくってくれた。枝ぶりが完璧だったので、釘を打たなくてもツリーハウスをしっかりと固定できたのだそう。
特徴:ツリーハウスの中の家具は、ママが中古品店やマーケットで見つけてきたもの。白く塗ったので部屋が広く見えるし、カーテンやクッションの模様がとてもよく映える。
子どもたちはよくこのツリーハウスで友達と遊んでいる。とくに雨の日は格好のたまり場に。ママがシナモンブレッドをかごに入れて、差し入れてくれる。
子どもたちはよくこのツリーハウスで友達と遊んでいる。とくに雨の日は格好のたまり場に。ママがシナモンブレッドをかごに入れて、差し入れてくれる。
2. イタリアの眺めが素敵なプレイルーム
所在地:イタリア北部、ヴェローナ近郊のサン・ピエトロ
目的:2人の子供の遊び場。
建てた人:登山家、建築家、エンジニアがつくる〈ツリートップビルダー〉(TreeTopBuilder)というユニット。
2人の子供のために、柿の木の上にモミ材で作られたツリーハウスの名前は「ヴァジョル」。42平方メートルの遊び部屋に、ヴァルポリチェッラ地方(同名のワインで有名)を見渡す22平方メートルのバルコニーがついている。
所在地:イタリア北部、ヴェローナ近郊のサン・ピエトロ
目的:2人の子供の遊び場。
建てた人:登山家、建築家、エンジニアがつくる〈ツリートップビルダー〉(TreeTopBuilder)というユニット。
2人の子供のために、柿の木の上にモミ材で作られたツリーハウスの名前は「ヴァジョル」。42平方メートルの遊び部屋に、ヴァルポリチェッラ地方(同名のワインで有名)を見渡す22平方メートルのバルコニーがついている。
建築家のジャコポ・ゴッツィは、大学を卒業してすぐ、友人たちと、趣味のつもりでこのツリーハウスをつくり始めた。今では、もっと大きなツリーハウスもつくっている。つい最近、地上から7メートルの高さに280平方メートルのツリーハウスをつくったそうだ。
このツリーハウスをつくるうちに、ゴッツィは自分がやりたい仕事が見えてきた。そこで、建築をに加え、樹木をもっとよく理解するために、植物学も学んだ。
特徴:ゴッツィさんいわく、「ただ単に木の上に木造の家をつくっているわけではありません。その木の形や佇まいから、ツリーハウスを導き出しています。木に負担をかけず、またある種のバランスをとりながらつくっていくのです」。
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このツリーハウスをつくるうちに、ゴッツィは自分がやりたい仕事が見えてきた。そこで、建築をに加え、樹木をもっとよく理解するために、植物学も学んだ。
特徴:ゴッツィさんいわく、「ただ単に木の上に木造の家をつくっているわけではありません。その木の形や佇まいから、ツリーハウスを導き出しています。木に負担をかけず、またある種のバランスをとりながらつくっていくのです」。
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3. ドイツの少女のための隠れ家
所在地:ドイツ西部、ゾーリンゲン
目的:建築家のミヒャエル・シューマッハーの娘、クララのための遊び部屋
建てた人:〈シュナイダー+シューマッハー〉(Schneider + Schumacher)
クララは祖母の家の庭にツリーハウスがあったらなあ、と夢見ていた。空中で遊んだり、読書したり、眠ったりしたいな、と思っていた。そこで、父で建築家のミヒャエル・シューマッハーさんは、7本のシラカバの木に囲まれた、楽しくて夢いっぱいのツリーハウスを制作。実はこのシラカバの木立は、シューマッハーさんが子供の頃に父と一緒に植えたものだった。
ツリーハウスの素材は安価なベニヤ板。最近は、建物やインテリアに合板を使うのが流行っており、この家もその流れに載っている。
特徴:緑色の防水素材の屋根をスチールロープで木に固定。周囲の自然になじんだ建築になっている。
所在地:ドイツ西部、ゾーリンゲン
目的:建築家のミヒャエル・シューマッハーの娘、クララのための遊び部屋
建てた人:〈シュナイダー+シューマッハー〉(Schneider + Schumacher)
クララは祖母の家の庭にツリーハウスがあったらなあ、と夢見ていた。空中で遊んだり、読書したり、眠ったりしたいな、と思っていた。そこで、父で建築家のミヒャエル・シューマッハーさんは、7本のシラカバの木に囲まれた、楽しくて夢いっぱいのツリーハウスを制作。実はこのシラカバの木立は、シューマッハーさんが子供の頃に父と一緒に植えたものだった。
ツリーハウスの素材は安価なベニヤ板。最近は、建物やインテリアに合板を使うのが流行っており、この家もその流れに載っている。
特徴:緑色の防水素材の屋根をスチールロープで木に固定。周囲の自然になじんだ建築になっている。
楽しいエピソード:シューマッハーさんとクララは、事務所近くの回転寿司でランチを食べているとき、ナプキンにこのツリーハウスのアイデアを描き始め、デザートに手を出すころにはデザインはほぼ完成していたのだとか。「まさに建築家とクライアントのすばらしきコラボレーションでしたね!」とシューマッハーさんは話してくれた。
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4. 家族で裏庭につくったアメリカのツリーハウス
所在地:アメリカ、カリフォルニア州バーリンゲーム(サンフランシスコから南に35キロほど行ったところ)
目的:家族が裏庭で遊ぶため
建てた人:リンダ&ダグ・スチュードベイカー夫妻と3人の子供たち
樹齢100年を超えるオークの木の上にツリーハウスをつくったスチュードベイカーさん一家。ツリーハウスづくりを通じて家族の絆が強くなったと話す。「ただ普通の良き父親であるだけでなく、何かクリエイティブですごくオリジナルなことを家族のためにやってみたい、と思っていたんですね。3人の子供たちも時間があれば手伝ってくれて、次第に家族に対する優しさや誇りが生まれていきました」とダグさん。
所在地:アメリカ、カリフォルニア州バーリンゲーム(サンフランシスコから南に35キロほど行ったところ)
目的:家族が裏庭で遊ぶため
建てた人:リンダ&ダグ・スチュードベイカー夫妻と3人の子供たち
樹齢100年を超えるオークの木の上にツリーハウスをつくったスチュードベイカーさん一家。ツリーハウスづくりを通じて家族の絆が強くなったと話す。「ただ普通の良き父親であるだけでなく、何かクリエイティブですごくオリジナルなことを家族のためにやってみたい、と思っていたんですね。3人の子供たちも時間があれば手伝ってくれて、次第に家族に対する優しさや誇りが生まれていきました」とダグさん。
特徴:室内はキルトやビンテージ家具、暖かいラグや少し個性的な小物を合わせた、居心地のいい空間。木の幹の一部が室内を貫いている。ダグさんによれば、できるだけ木にダメージを与えないように、細心の注意を払った結果、木々が枝を伸ばし続けていけるこのデザインになったそう。
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5. スペインの「子供限定」ツリーハウス
所在地:スペイン北部、カンタブリア州メディオ・クデージョ
目的:子供の遊び場
建てた人:マドリッドの建築家であるマルタ・オラルテさんとダニエル・シミノヴィッチさん(Marta Olarte and Daniel Simínovich)
グティエレス・ディアスさん一家の庭にあるツリーハウスは、PVCコーティングをした高張力ポリエステルでできている。アルミでできた昇降用具、スチールとステンレスでできた着脱式リング、昇降用のロープとストラップ、スチールワイヤーとチェーンが備品としてついている。
ツリーハウスの設置プロセスも驚くべきものだ。重機はまったく使わず、木にダメージを与えることもない。木登りの達人たちが滑車を使って、木々の間に吊り下げる。木が3本あれば、設置できるという。
所在地:スペイン北部、カンタブリア州メディオ・クデージョ
目的:子供の遊び場
建てた人:マドリッドの建築家であるマルタ・オラルテさんとダニエル・シミノヴィッチさん(Marta Olarte and Daniel Simínovich)
グティエレス・ディアスさん一家の庭にあるツリーハウスは、PVCコーティングをした高張力ポリエステルでできている。アルミでできた昇降用具、スチールとステンレスでできた着脱式リング、昇降用のロープとストラップ、スチールワイヤーとチェーンが備品としてついている。
ツリーハウスの設置プロセスも驚くべきものだ。重機はまったく使わず、木にダメージを与えることもない。木登りの達人たちが滑車を使って、木々の間に吊り下げる。木が3本あれば、設置できるという。
特徴:大人には登れないため、こちらのツリーハウスは3人の子供たちの専用スペースだ。なかでもいちばん小さな次女カルメンちゃんがどうやらボスらしく、兄のアンドレアスくんは妹に従う役。カルメンちゃんの指示に従って、中を掃除したりちょっとした手直しをしたり。長女がこのツリーハウスを使うときは、タブレットを片手に一人で過ごすことがほとんどだそう。
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6. 冒険を楽しむ日本のツリーハウス
所在地:山梨県河口湖の近く
目的:家族で過ごす週末の家の一部
建てた人:作庭家の四方谷毅さんと鍛造作家の四方谷礼子さん
このツリーハウスのオーナーは、会社を経営するビジネスマンで、以前から山梨県河口湖畔に別荘を所有していた。ある日ふと、「ツリーハウスで会議を開けたら素敵かも」と思いつき、作庭家でツリーハウスビルダーでもある四方谷毅さんに制作を依頼。
ツリーハウスを1本で支えるには充分に太い木がなかったので、3本の柱が独立する形状の真ん中に、生きたブナの木が貫通しているデザインにした。湿度も高い山の中では、地に着いた木材は腐りやすいので、特注のオーストラリアヒノキの原木で柱を制作。比重の高い木なので1本200キロもあり、あまりに重すぎて制作チームだけでは運べないので、オーナーの友人たちにも協力してもらい、人力で運び、固定した。
このプロジェクトを通してオーナーと四方谷さん夫妻の仲が深まり、ツリーハウスで一緒にくつろいだ時間を楽しんでいるそう。
所在地:山梨県河口湖の近く
目的:家族で過ごす週末の家の一部
建てた人:作庭家の四方谷毅さんと鍛造作家の四方谷礼子さん
このツリーハウスのオーナーは、会社を経営するビジネスマンで、以前から山梨県河口湖畔に別荘を所有していた。ある日ふと、「ツリーハウスで会議を開けたら素敵かも」と思いつき、作庭家でツリーハウスビルダーでもある四方谷毅さんに制作を依頼。
ツリーハウスを1本で支えるには充分に太い木がなかったので、3本の柱が独立する形状の真ん中に、生きたブナの木が貫通しているデザインにした。湿度も高い山の中では、地に着いた木材は腐りやすいので、特注のオーストラリアヒノキの原木で柱を制作。比重の高い木なので1本200キロもあり、あまりに重すぎて制作チームだけでは運べないので、オーナーの友人たちにも協力してもらい、人力で運び、固定した。
このプロジェクトを通してオーナーと四方谷さん夫妻の仲が深まり、ツリーハウスで一緒にくつろいだ時間を楽しんでいるそう。
特徴:完成後、オーナーは実際に何度もここで会議を開いたそうだ。
友人を招いたり家族と過ごすにも最高の、冒険やくつろぎの時間を楽しめる場所。ツリーハウスに設置されたジップラインで遊ぶこともできる。
友人を招いたり家族と過ごすにも最高の、冒険やくつろぎの時間を楽しめる場所。ツリーハウスに設置されたジップラインで遊ぶこともできる。
7. 娘のために建てたロシアのツリーハウス
所在地:ロシア、モスクワ郊外
目的:娘が一人で過ごす場所
建てた人:アレクセイ・コジール (Alexey Kozyr) さん
モスクワ郊外の別荘の庭にあるこちらのツリーハウスは、あるご両親が娘のために建てたもの。木工職人にかごの部分をつくってもらい、それを木に設置。ちょうど、木の幹が大黒柱になっている。木の幹が太くなってもかごの部分を調整できるよう、木にかごの部分を固定するバンドには、特別な伸縮素材を使っている。
かごをまず設置し、次に松の木の皮の色に塗り、屋根となるテントをかけた。その姿は、まるで卵か蜂の巣のよう。建築家は、ロシアの柳細工からもヒントを得て設計したとのこと。
所在地:ロシア、モスクワ郊外
目的:娘が一人で過ごす場所
建てた人:アレクセイ・コジール (Alexey Kozyr) さん
モスクワ郊外の別荘の庭にあるこちらのツリーハウスは、あるご両親が娘のために建てたもの。木工職人にかごの部分をつくってもらい、それを木に設置。ちょうど、木の幹が大黒柱になっている。木の幹が太くなってもかごの部分を調整できるよう、木にかごの部分を固定するバンドには、特別な伸縮素材を使っている。
かごをまず設置し、次に松の木の皮の色に塗り、屋根となるテントをかけた。その姿は、まるで卵か蜂の巣のよう。建築家は、ロシアの柳細工からもヒントを得て設計したとのこと。
特徴:こちらの別荘は「ドーヴィル」という名の別荘地にある。そう、フランスのドーヴィルを意識した高級別荘地だ。建築家のコジールさんによれば、クライアントは依頼時に「この別荘地の建築熱をちょっと冷ましたいので、少しばかり皮肉をこめてこのツリーハウスをつくってほしい」と言っていたそうだ。
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8. 子供時代の夢をかなえたフランスのツリーハウス
所在地:フランス南部、グルノーブル近くのヴォワロン
目的:子供の遊び部屋、ゲストルーム
建てた人:キャバネオ(Cabaneo) のジュリアン・ラショームさん
ここに長年暮らし、ずっとツリーハウスがほしいと思っていた夫妻が、子供時代からの夢を叶えるべくつくったのが、このツリーハウス。ツリーハウスビルダーのジュリアン・ラショームさんの手を借りて、2000平方メートルの庭の3本のカラマツの木にツリーハウスをつくった。素材には、腐りにくい加熱滅菌済みマツ材を使用している。
子供たちの安全を考えて、公園の木登り遊具と同じく、1メートルほど高さにセーフネットを設置している。
特徴:12平方メートルのツリーハウスは、1ヵ月前に完成したばかり。最近ようやくソファベッドを運び込んだので、これからはゲストハウスとして使用する予定。もちろん自分たちでも泊まってみるつもりだそう。なんといっても、母屋からは見えないラ・ヴイーズの山々が見えるのだから。
所在地:フランス南部、グルノーブル近くのヴォワロン
目的:子供の遊び部屋、ゲストルーム
建てた人:キャバネオ(Cabaneo) のジュリアン・ラショームさん
ここに長年暮らし、ずっとツリーハウスがほしいと思っていた夫妻が、子供時代からの夢を叶えるべくつくったのが、このツリーハウス。ツリーハウスビルダーのジュリアン・ラショームさんの手を借りて、2000平方メートルの庭の3本のカラマツの木にツリーハウスをつくった。素材には、腐りにくい加熱滅菌済みマツ材を使用している。
子供たちの安全を考えて、公園の木登り遊具と同じく、1メートルほど高さにセーフネットを設置している。
特徴:12平方メートルのツリーハウスは、1ヵ月前に完成したばかり。最近ようやくソファベッドを運び込んだので、これからはゲストハウスとして使用する予定。もちろん自分たちでも泊まってみるつもりだそう。なんといっても、母屋からは見えないラ・ヴイーズの山々が見えるのだから。
9. ニュージーランドの木の上でビールを楽しむ
所在地:ニュージーランド、北島のパルマーストン・ノース郊外目的:友達と遊ぶ場所
建てた人:デザインエンジニアのジョノ・ウィリアムズさん。ガールフレンドのキム・ロックさんを始め、たくさんの友達の手を借りてつくった。
5年前にほんの遊び心から建てたというツリーハウス。「友達みんなでビールを飲める場所があったらいいな、と思って」とジョノ・ウィリアムズさん。良心の家から歩いて10分、自宅からは車で10分の緑あふれる場所にこのツリーハウスを建てた。勾配のきつい丘の上にあり、前の部分が後ろよりも高い位置にある。
3本のマツの間に三角形のブレースをわたして基礎部分の骨組みをつくった。おかげで、木々が揺れてもツリーハウスに影響してダメージを与えることがない。
ツリーハウス自体は10平方メートル足らずの小さなもの。カスタムメイドの暖房システムを設置し、ソファを置いているので、暖かく過ごせる。
所在地:ニュージーランド、北島のパルマーストン・ノース郊外目的:友達と遊ぶ場所
建てた人:デザインエンジニアのジョノ・ウィリアムズさん。ガールフレンドのキム・ロックさんを始め、たくさんの友達の手を借りてつくった。
5年前にほんの遊び心から建てたというツリーハウス。「友達みんなでビールを飲める場所があったらいいな、と思って」とジョノ・ウィリアムズさん。良心の家から歩いて10分、自宅からは車で10分の緑あふれる場所にこのツリーハウスを建てた。勾配のきつい丘の上にあり、前の部分が後ろよりも高い位置にある。
3本のマツの間に三角形のブレースをわたして基礎部分の骨組みをつくった。おかげで、木々が揺れてもツリーハウスに影響してダメージを与えることがない。
ツリーハウス自体は10平方メートル足らずの小さなもの。カスタムメイドの暖房システムを設置し、ソファを置いているので、暖かく過ごせる。
特徴:ウィリアムズさんのお気に入りが、モーターで動く跳ね橋(ドローブリッジ)。「丘の上の木にキーパッドがあって、暗証番号を入れるとツリーハウスからドローブリッジが出てくるしくみなんです」とウィリアムズさん。別の木からは、暖かいお風呂が出てきて、目の前の峡谷を見下ろしながら入ることができる。「素敵な眺めを見ながらビール片手に人生に思いを馳せたいな、と思ってつくったんです」とウィリアムズさん。
10. スコットランドのコクーンハウス
所在地:スコットランド
目的:夫婦がふたりきりで過ごす場所
建てた人:〈エコー・リヴィング〉(Echo Living)のサム・ブース(Sam Booth)さん
木の上にある家ではないけれど、3雲みたいな形の3つの家は、まるでツリーハウスのよう。中の面積は11.7平方メートルで、1つめの家の中はベッドスペース、ダイニング、キッチンを兼ねたワンルームの空間になっており、2つめの家はバス・トイレがあり、その間には小さな廊下がある。3つめの家には元気関係の設備を納めている。
小さな窓から光が差し込んでくる。「木漏れ日のようなまだらな光を採り込みたいとおもったんです」と設計を担当したサム・ブースさん。ツリーハウスといえば子供のものが多いが、こちらは大人の夫婦が使用している。
家は地元産のベイマツ製で、外装はトタン仕上げ。壁の間と屋根にはウールをはって断熱しているため、スコットランドの厳しい冬も暖かく過ごすことができる。
所在地:スコットランド
目的:夫婦がふたりきりで過ごす場所
建てた人:〈エコー・リヴィング〉(Echo Living)のサム・ブース(Sam Booth)さん
木の上にある家ではないけれど、3雲みたいな形の3つの家は、まるでツリーハウスのよう。中の面積は11.7平方メートルで、1つめの家の中はベッドスペース、ダイニング、キッチンを兼ねたワンルームの空間になっており、2つめの家はバス・トイレがあり、その間には小さな廊下がある。3つめの家には元気関係の設備を納めている。
小さな窓から光が差し込んでくる。「木漏れ日のようなまだらな光を採り込みたいとおもったんです」と設計を担当したサム・ブースさん。ツリーハウスといえば子供のものが多いが、こちらは大人の夫婦が使用している。
家は地元産のベイマツ製で、外装はトタン仕上げ。壁の間と屋根にはウールをはって断熱しているため、スコットランドの厳しい冬も暖かく過ごすことができる。
特徴:ベッドの上には家の端から端までのスカイライト(天窓)がある。「これは夜用の天窓。降るような星を眺められるんですよ」とブースさん。ベッドに横になると、木の枝越しに、夜空を眺めることができる。「星空の下で寝ている気分になれるし、安心感もあるんです」とブースさん。
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