テーブルコーディネート初心者は、センターピースにフルーツを
簡単に手に入り、テクニック要らずの「フルーツ」を使って、おもてなしのテーブルに季節感やきれいな色、楽しいサプライズをプラスしてみましょう。

Ayumi Murakami
2015年8月30日
人を招く時のテーブルコーディネートを準備する際、どんなに素敵な食器を揃えても、きれいな色のクロスを敷いても、うーん、まだ何かが足りない!というときがあります。そんなときは「センターピース」をプラスしてみましょう。センターピースとは、テーブルの中央に置く、少し高さのある装飾品。これがあることで、テーブルコーディネートが締まり、またバランスもよくなります。
センターピースにはキャンドルやお花が使われることが多いのですが、実はこれが簡単なようで難しいもの。キャンドルは昼間のコーディネートにはあまり合わないですし、お花のアレンジメントは買うとそれなりにお値段がかかるのと、自分で作ろうとしても、慣れていないとかなり苦戦します。そんなときに使って欲しいのが「フルーツ」。簡単にテーブルに色や季節感を加えることができるので、初心者にはおすすめです。
今回は、フルーツを使ったコーディネートのアイデアをご紹介します。
センターピースにはキャンドルやお花が使われることが多いのですが、実はこれが簡単なようで難しいもの。キャンドルは昼間のコーディネートにはあまり合わないですし、お花のアレンジメントは買うとそれなりにお値段がかかるのと、自分で作ろうとしても、慣れていないとかなり苦戦します。そんなときに使って欲しいのが「フルーツ」。簡単にテーブルに色や季節感を加えることができるので、初心者にはおすすめです。
今回は、フルーツを使ったコーディネートのアイデアをご紹介します。
1. 大きなかごやお皿に盛る
最もポピュラーな方法です。使うフルーツは、「季節」と「色」を意識して選びましょう。今の時代、スーパーに行けば一年中たくさんの果物が売られていますが、テーブルコーディネートは「季節」を意識するのがお約束なので、その時季にぴったりの、旬のフルーツを準備しましょう。
最もポピュラーな方法です。使うフルーツは、「季節」と「色」を意識して選びましょう。今の時代、スーパーに行けば一年中たくさんの果物が売られていますが、テーブルコーディネートは「季節」を意識するのがお約束なので、その時季にぴったりの、旬のフルーツを準備しましょう。
そろそろスーパーから桃が少なくなり、ぶどうがたくさん出てくる季節。
ぶどうは、1房だけで存在感が出せますし、そこにあるだけで、秋だな~とゲストに感じてもらえるフルーツです。独特の深みのある色は、コーディネートを引き締めたいときなどにも効果的です。
ぶどうは、1房だけで存在感が出せますし、そこにあるだけで、秋だな~とゲストに感じてもらえるフルーツです。独特の深みのある色は、コーディネートを引き締めたいときなどにも効果的です。
輪島塗の漆器のお皿にレモンを盛りつけた、和風のコーディネートです。コーディネートのテーマカラーがイエローなので、「色」で合わせています。乾杯ドリンクもレモン酒。「季節」「色」「食事やドリンク」など、コーディネート全体で決めていくことをおすすめします。
2. 高さの出るお皿に盛る
高さのあるお皿に盛ることで、テーブルコーディネートの大事な要素のひとつである「高低差」を演出することができます。このコーディネートでは、ステム付きのグラスにマスカットを盛りつけています。
このときに気をつけたいのは、高くしすぎないこと。前に座っている方の顔が見えなくならない程度の高さを意識しましょう。通常、テーブルから25~30cm以下にしておけば問題ないようです。
同じぶどうの色でも、マスカットの淡い緑は、高さの出るお皿から垂れ下がるように盛ると、また違う雰囲気になりますね。
高さのあるお皿に盛ることで、テーブルコーディネートの大事な要素のひとつである「高低差」を演出することができます。このコーディネートでは、ステム付きのグラスにマスカットを盛りつけています。
このときに気をつけたいのは、高くしすぎないこと。前に座っている方の顔が見えなくならない程度の高さを意識しましょう。通常、テーブルから25~30cm以下にしておけば問題ないようです。
同じぶどうの色でも、マスカットの淡い緑は、高さの出るお皿から垂れ下がるように盛ると、また違う雰囲気になりますね。
こちらはひとつ持っておくと便利なケーキスタンドに、りんごを飾っています。ケーキスタンドのウッディーな質感と、りんごの赤い色で一気にアットホームであたたかみのある食卓になっています。これがもしガラスのケーキスタンドだったら、高級感のあるクラシカルな食卓になっていたでしょう。どんなものにフルーツを盛るかでもまったくイメージが変わってきます。
3.テーブルランナーの代わりに置く
テーブルの中央をパブリックスペース”といいますが、クロスの上からかけるテーブルランナーの代わりに、この位置にフルーツを置いてみましょう。
このコーディネートではレモンだけでなく、レモンの葉や枝も置いていて、とても印象的なコーディネートに仕上がっています。中央に存在感のあるアイテムがあるので、食器類は白と青ですっきりまとめるのもポイントです。
テーブルの中央をパブリックスペース”といいますが、クロスの上からかけるテーブルランナーの代わりに、この位置にフルーツを置いてみましょう。
このコーディネートではレモンだけでなく、レモンの葉や枝も置いていて、とても印象的なコーディネートに仕上がっています。中央に存在感のあるアイテムがあるので、食器類は白と青ですっきりまとめるのもポイントです。
こちらもテーブルランナーを敷く位置にフルーツをコーディネートしています。
いくつかの落ち着いた色のフルーツを組み合わせて、下に葉っぱを敷くことで、どこかアジアの雰囲気を感じさせるコーディネートになっています。
アジア風のコーディネートにするには、色合いや食器の素材も大事です。色はアースカラーを中心に選びましょう。大地や木の幹の色、空や海の水の色、季節によって変化する葉の色など、自然界に存在する色を使います。食器の素材は、木や竹を使い、クロスもリネンなどを使うとアジアのコーディネートのよさが引き立ちます。
いくつかの落ち着いた色のフルーツを組み合わせて、下に葉っぱを敷くことで、どこかアジアの雰囲気を感じさせるコーディネートになっています。
アジア風のコーディネートにするには、色合いや食器の素材も大事です。色はアースカラーを中心に選びましょう。大地や木の幹の色、空や海の水の色、季節によって変化する葉の色など、自然界に存在する色を使います。食器の素材は、木や竹を使い、クロスもリネンなどを使うとアジアのコーディネートのよさが引き立ちます。
4.花瓶の中にフルーツを
ちょっと大胆ですが、花瓶の中にフルーツを入れる方法もおすすめです。花瓶の中で、お花の位置などが定まらないときなどにもこの方法が役立ちます。フルーツとフルーツの隙間にお花の茎を入れることで、位置を定められ、思い通りに飾ることができます。
ちょっと大胆ですが、花瓶の中にフルーツを入れる方法もおすすめです。花瓶の中で、お花の位置などが定まらないときなどにもこの方法が役立ちます。フルーツとフルーツの隙間にお花の茎を入れることで、位置を定められ、思い通りに飾ることができます。
丸ごと入れるだけでなく、こんな風に切って断面を見せるのもおしゃれです。
人をもてなすときの大事な“3S”の中に、Surprise(驚き)という項目があります。コーディネートの中にも、ゲストが「わあ!」と驚くポイントをつくってみましょう。その驚きがきっかけでまわりの人との会話も生まれます。サプライズは立派なコミュニケーションツールのひとつです。
人をもてなすときの大事な“3S”の中に、Surprise(驚き)という項目があります。コーディネートの中にも、ゲストが「わあ!」と驚くポイントをつくってみましょう。その驚きがきっかけでまわりの人との会話も生まれます。サプライズは立派なコミュニケーションツールのひとつです。
5.さりげなく置くだけでも十分
センターピースにはなりませんが、ポイントとしてのフルーツ使いも効果的です。
テーマカラーがピンクのホームパーティーでも、赤いりんごを少し転がしておくだけで、コーディネートのアクセントになります。
センターピースにはなりませんが、ポイントとしてのフルーツ使いも効果的です。
テーマカラーがピンクのホームパーティーでも、赤いりんごを少し転がしておくだけで、コーディネートのアクセントになります。
こちらではお皿の上にひとつずつ洋梨がセッティングされています。テーブルナプキンなどで凝った形に折る演出もありますが、そこまで手間をかけなくても冷蔵庫の中にあったフルーツをポイント使いするだけで、センスのよいテーブルのでき上がりです。
フルーツを使ったコーディネート、いかがでしたか?
簡単に安く手に入れることのできるフルーツは、初心者のテーブルコーディネートにとても役立つアイテムです。
フルーツを使ったコーディネート、いかがでしたか?
簡単に安く手に入れることのできるフルーツは、初心者のテーブルコーディネートにとても役立つアイテムです。
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弊社の写真を載せていただきありがとうございます!たくさんの素晴らしい飾り付けの中にいれていただき、とても嬉しくおもいます。テーブルセッティングはいつも悩んでいます。豪華すぎてもお客様からここまでできない、、と言われてしまうことから、手の届くさりげなくできること、かつこんなステキに飾りたい!と思ってもらえるのは何かなと模索の日々です。他の方の飾り方を一緒に拝見できることで、またアイデアが広がります。ありがとうございました。
Natural Livingさん
コメントありがとうございます!
豪華すぎず、手の届くステキさ 難しいですよね~。
私もいつも模索しています。素敵なお写真ありがとうございました^^