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ダイニングルームのペンダントライト選び
たとえば、ダイニングの照明を新調したいと思ったとき、すぐに商品を検索したり、お店に行ったりしますか? その前にこんなふうに、Houzzで関連するインテリア写真を集めて全体のバランスなどを検討しておくと、自分の好きなスタイルや選ぶ際の指針がさらにはっきりしてきます。
mikiko taguchi
2015年7月14日
新居への引っ越しや模様替え、手軽に気分を変えたいときにも空間のポイントとなるのが「照明」です。実用性とデザイン性の両方が求められるアイテムですが、カタログやインテリアショップでスペックやデザインをチェックしても、実際に設置する空間とのバランスや、日々の暮らしでの実際の使い勝手など、リアルにイメージしにくいアイテムでもあります。実際に自分の家に置き換えることは難しくても、Houzzにアップされている国内外の照明の取り入れ方からイメージをふくらませてみることは、きっと役に立つと思います。ここではダイニングルームとシンプルなペンダントライトを例にとって、設置する数と照明のサイズによるバリエーションをご紹介します。
小ぶりなペンダントライトをシンプルに
ペンダントライトは、天井付けのシーリングライトとは異なり、シェードの素材やサイズによって、空間にさまざまな光の表情を生み出します。光源がテーブルに近いほど光の範囲は狭く強く、遠いほど柔らかく光が広がります。テーブルの上に小ぶりなタイプをひとつ設置するだけでも、いつもの食卓の印象が変わります。
ペンダントライトは、天井付けのシーリングライトとは異なり、シェードの素材やサイズによって、空間にさまざまな光の表情を生み出します。光源がテーブルに近いほど光の範囲は狭く強く、遠いほど柔らかく光が広がります。テーブルの上に小ぶりなタイプをひとつ設置するだけでも、いつもの食卓の印象が変わります。
落ち着いたカラーでシンプルに統一したインテリアなら、シェードで空間に差し色をプラスするのはいかがでしょう? 小ぶりな照明でもポップできれいな色のシェードは空間のポイントになります。
天井の電源の位置によっては、テーブルの設置場所に頭を悩ませることも。でもこんなふうに長めのコードをワンクッションおいてポイントどめすることで、ふんわりと垂れたコードの曲線もインテリアの一部になります。
ペンダントライトを2つ並べてみるのもおすすめです。光量が倍になりしっかりと明るさを確保できるだけでなく、まるでカフェのような空間に。色違いで2つ設置するなど、選ぶ楽しみも増えます。
ペンダントライト2つ使いも、同じ色のランプならすっきりと。インテリアに取り入れると重くなりがちな黒も、白い空間には美しいオブジェのようにシックな印象。小さなものでも十分なインパクトがあります。
小ぶりなペンダントライトをいくつも
光源としての照明の役割に、インテリア的な要素をさらにプラスするなら、ペンダントライトの数をさらに増やしてみましょう。手軽なのはテーブルの長さに合わせてペンダントライトを設置する方法。あえてさまざまにしたコードの色が、インテリアのポイントにもなります。
光源としての照明の役割に、インテリア的な要素をさらにプラスするなら、ペンダントライトの数をさらに増やしてみましょう。手軽なのはテーブルの長さに合わせてペンダントライトを設置する方法。あえてさまざまにしたコードの色が、インテリアのポイントにもなります。
サイズ違いのペンダントライトをいくつか並べてみると、たちまちユニークな空間に。空間が散漫にならないようにするには、同シリーズ、同カラーでまとめるのがポイントになります。
デザイン性の高いペンダントライトはひとつでもインパクトがありますが、たとえば写真のようにコードを長めにしていくつもバランスよく設置すると、まるでモビールのように。美しい照明の設置アイデアです。
ガラス製の照明なら、たくさん集めても空間を軽やかに演出してくれます。そのさわやかなたたずまいは、夜はもちろん、あかりの灯らない日中の暮らしも美しく彩ってくれます。
大きなペンダントライトで大胆に
大きめの照明は、空間にメリハリをもたせ、おしゃれで洗練された雰囲気に変身させてくれるアイテムです。壁やインテリアの色に合わせたシェードなら、空間の圧迫感もありませんし、むしろ空間に溶け込み、広さを演出してくれる視覚的な効果も期待できます。
大きめの照明は、空間にメリハリをもたせ、おしゃれで洗練された雰囲気に変身させてくれるアイテムです。壁やインテリアの色に合わせたシェードなら、空間の圧迫感もありませんし、むしろ空間に溶け込み、広さを演出してくれる視覚的な効果も期待できます。
大きなシェードは存在感がありますから、無難な色を選びがちですが、たとえば白い空間に白のシェードでは味気ないと感じたら、色調を揃えて選んでみましょう。白っぽい空間には、グレーや黒などの無彩色ならしっくりと収まります。大ぶりなシェードが空間のポイントに。少し色が加わるだけで空間にメリハリが生まれます。
シェード選び、色調の他には家具のテイストに合わせるのもおすすめです。こちらは、ダイニングチェアとテイストを合わせて選んだラタンシェード。ラタンの魅力は夜に網目からあふれる光。空間に優しい表情が生まれます。
個性的なランタンタイプの大きなライトをいくつも設置すると、楽しげで華やかな空間に早変わり。ホームパーティにもぴったりなユニークなアイデアです。
そのほかの照明アイデア
ライティングレールをセンスよく活用する方法として、小ぶりなスポットライトや裸ランプをたくさん設置してみましょう。小さな光の集合体はまるで天井に輝く星のよう。光の色を合わせることで、統一感が生まれます。
ライティングレールをセンスよく活用する方法として、小ぶりなスポットライトや裸ランプをたくさん設置してみましょう。小さな光の集合体はまるで天井に輝く星のよう。光の色を合わせることで、統一感が生まれます。
アームの角度が調整できる大きなフロアランプを、食卓を照らすペンダントライトの代わりにいかが? 天井に電源がない空間に取り入れられるという実用性だけでなく、この意外性がインテリア的にもインパクトのある空間を演出してくれます。
いつの時代も空間の主役級のアイテム、シャンデリア。装飾の多いゴージャスで派手なデザインはインテリアを選びますが、写真のようなシンプルでモダンなタイプなら、どんな部屋にもマッチし、それでいてちょっとした華やぎも添えてくれます。
最後にちょっと変わった照明もひとつご紹介します。特別な夜には天井から下げた吊棚に、キャンドルをいくつも並べて照明代わりに。火を使わないタイプのキャンドルライトなら、管理も手軽なので日常使いでも。
さまざまなダイニングの照明アイデア、いかがでしたか? 「サイズ」と「数」を軸に「シェードの色」や「テイスト」にも注目するだけでも、これだけのバリエーションがあります。皆さんの空間にぴったりの照明選びの参考にしてみてください。
ダイニング照明のバリエーションをもっと見る:
イメージチェンジはペンダントランプで
さまざまなダイニングの照明アイデア、いかがでしたか? 「サイズ」と「数」を軸に「シェードの色」や「テイスト」にも注目するだけでも、これだけのバリエーションがあります。皆さんの空間にぴったりの照明選びの参考にしてみてください。
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