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インテリアを少しだけサマーリゾート風にする色づかいのヒント
ベーシックなニュートラルカラーから鮮やかなスパイスカラーまで。配分のバランスにも注意しながら、リゾート気分を運んでくれる色づかいを見てみましょう。
Mai Yamamoto
2015年7月23日
夏は柄物の服やカラフルな服などを着たくなるように、インテリアにもいつもより色をプラスしたくなる季節。インテリアに色を取り入れる際には難しく考えず、壁など部屋の大部分を占めるメインカラーを約6割、カーテンやラグ、ソファなどのサブカラー約3割、クッションや小物などアクセントカラーを約1割と、基本的に3色ほど取り入れると、全体的にバランスよくまとまると言われています。この黄金比率を少しだけ意識して夏らしいスパイスカラーを加え、家の中で少しだけリゾート気分を楽しんでみませんか?
ブラウン系のニュートラルトーン
メインカラーのホワイト、サブカラーのブラウン、アクセントカラーのベージュ。この穏やかなニュートラルトーンも、船やロープ、貝殻などのモチーフによって、くつろぎ感のあるリゾートの色になっています。海辺で拾った貝をガラスジャーに入れたり、キャンドルと一緒にトレイにのせて飾るだけで、白や砂色のリゾートディスプレイに。
メインカラーのホワイト、サブカラーのブラウン、アクセントカラーのベージュ。この穏やかなニュートラルトーンも、船やロープ、貝殻などのモチーフによって、くつろぎ感のあるリゾートの色になっています。海辺で拾った貝をガラスジャーに入れたり、キャンドルと一緒にトレイにのせて飾るだけで、白や砂色のリゾートディスプレイに。
ブラウン+黒でアジアンスタイル
濃いめのブラウンの家具につや消しの黒の小物の組み合わせが、アジアンテイストのリゾート空間をつくっています。ここでのメインカラーはホワイト、サブはブラウン、アクセントはブラック。存在感のある壺や小物などをアシンメトリーに並べるのがポイントです。
濃いめのブラウンの家具につや消しの黒の小物の組み合わせが、アジアンテイストのリゾート空間をつくっています。ここでのメインカラーはホワイト、サブはブラウン、アクセントはブラック。存在感のある壺や小物などをアシンメトリーに並べるのがポイントです。
ブラウン+グリーンのボタニカル柄
コロニアルテイストのラタンのソファと、奥の観葉植物(モンテスラ)の組み合わせがリゾート気分にぴったり。また、大胆なボタニカルパターンによって、メインカラーのブラウン、サブカラーのホワイト、アクセントカラーのグリーンと6:3:1の配分ができています。観葉植物は正面から見た場合の目線の対角線上の向こう側に配置すること。奥まで目線が流れるように届き、部屋が広く見える効果も期待できます。
コロニアルテイストのラタンのソファと、奥の観葉植物(モンテスラ)の組み合わせがリゾート気分にぴったり。また、大胆なボタニカルパターンによって、メインカラーのブラウン、サブカラーのホワイト、アクセントカラーのグリーンと6:3:1の配分ができています。観葉植物は正面から見た場合の目線の対角線上の向こう側に配置すること。奥まで目線が流れるように届き、部屋が広く見える効果も期待できます。
ブラウン+ブルー系で夏気分
同じブラウン系のラタン家具でも、ブルーを合わせると、よりさわやかで涼しげな印象に。ダイニングチェアの座面は簡単に張り替えできるものが多いので、この夏インテリアをちょっと変えてみたい方はお手持ちのものをぜひチェックしてみてください。写真のようにアクセントカラーと同じ色が入っているアートを置くと、空間がしっくりまとまります。
同じブラウン系のラタン家具でも、ブルーを合わせると、よりさわやかで涼しげな印象に。ダイニングチェアの座面は簡単に張り替えできるものが多いので、この夏インテリアをちょっと変えてみたい方はお手持ちのものをぜひチェックしてみてください。写真のようにアクセントカラーと同じ色が入っているアートを置くと、空間がしっくりまとまります。
さまざまなトーンのブルーを
メインは壁のホワイト、サブはテーブルや照明などのブラック。アクセントはさまざまなトーンのブルーです。サンゴのモチーフのクッションとキャンドルスタンドのターコイズ、高い位置から吊るしたカーテンのラピスラズリのような濃いブルーなど、まるで海のブルーを集めたような多彩なトーンのハーモニーが美しいリビングです。
メインは壁のホワイト、サブはテーブルや照明などのブラック。アクセントはさまざまなトーンのブルーです。サンゴのモチーフのクッションとキャンドルスタンドのターコイズ、高い位置から吊るしたカーテンのラピスラズリのような濃いブルーなど、まるで海のブルーを集めたような多彩なトーンのハーモニーが美しいリビングです。
陽気なイエローのマジック
メインカラーのイエローが弾ける元気をくれるキッチン。観葉植物の色との組み合わせで、陽気なリゾートの雰囲気になっています。
大きな壁面に色を取り入れるのには勇気が必要ですが、変化が欲しいとき、たとえばキッチンやトイレなど、小さな空間をペイントしてみてください。色がある部屋があることでリズムができ、トータルとして見ても遊び心がある印象の家になります。
メインカラーのイエローが弾ける元気をくれるキッチン。観葉植物の色との組み合わせで、陽気なリゾートの雰囲気になっています。
大きな壁面に色を取り入れるのには勇気が必要ですが、変化が欲しいとき、たとえばキッチンやトイレなど、小さな空間をペイントしてみてください。色がある部屋があることでリズムができ、トータルとして見ても遊び心がある印象の家になります。
スパイシーなオレンジをプラス
サブカラーのグリーンのシーツに、アクセントカラーのオレンジのクッションを。スパイシーなオレンジは寒色のブルーやグリーンと合わせることによってリゾート感が演出できる色です。気持ちよさそうな窓辺のデイベッドですが、見晴らしのいい腰窓の下にソファを置いてカーテンをすっきりしたシェードに替えるだけでも、こんなふうに風を感じる、くつろげる場所に。
サブカラーのグリーンのシーツに、アクセントカラーのオレンジのクッションを。スパイシーなオレンジは寒色のブルーやグリーンと合わせることによってリゾート感が演出できる色です。気持ちよさそうな窓辺のデイベッドですが、見晴らしのいい腰窓の下にソファを置いてカーテンをすっきりしたシェードに替えるだけでも、こんなふうに風を感じる、くつろげる場所に。
アクセントカラーはクッションで
ちなみに、ラグジュアリーな空間を演出したいときはソファにたっぷりクッションを並べるのが手軽な方法ですが、ベーシックな配色の空間に鮮やかなアクセントカラーのクッションを並べるだけでも、リゾート感を出すのに十分な効果があります。クッションとランプシェードでカラフルにまとめたこの空間では、ヤシの木と海を描いたトロンプイユ(騙し絵)も空間にとけ込んだフォーカルポイントになっています。
ちなみに、ラグジュアリーな空間を演出したいときはソファにたっぷりクッションを並べるのが手軽な方法ですが、ベーシックな配色の空間に鮮やかなアクセントカラーのクッションを並べるだけでも、リゾート感を出すのに十分な効果があります。クッションとランプシェードでカラフルにまとめたこの空間では、ヤシの木と海を描いたトロンプイユ(騙し絵)も空間にとけ込んだフォーカルポイントになっています。
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