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インテリアのアクセント、メタル素材を取り入れるには?
真鍮などの渋いゴールド色やマットなアンティークゴールド、カッパーなど、メタル素材を取り入れたインテリアがここ数年人気です。おすすめアイテムや取り入れ方のコツを改めてご紹介しましょう。
黒田美津子
2016年5月9日
インテリアスタイリスト スタイル・ディレクター インテリアデコレーター ライター。
1988年「Hanako」(マガジンハウス)創刊メンバーとして雑誌記者に。
8年間のhanako記者生活の後、フリーランスとして出版各社の女性誌、デザイン誌を中心に各誌で記事制作、執筆、スタイリングを担当。現在は広告、イベント、展示、商業施設、ホテル、住宅、レストランのインテリアディレクション、スタイリング、コンセプトワークまで幅広く手がける。著書「HAPPY STYLE a to z」(ギャップ出版)など。
インテリアスタイリスト スタイル・ディレクター インテリアデコレーター ライター。
1988年「Hanako」(マガジンハウス)創刊メンバーとして雑誌記者に。
8年間のhanako記者生活の後、フリーランスとして出版各社の女性誌、デザイン誌を中心に各誌で記事制作、執筆、スタイリングを担当。現在は広告、イベント、展示、商業施設、ホテル、住宅、レストランのインテリアディレクション、スタイリング、コンセプトワークまで幅広く手がける。著書「HAPPY... もっと見る
ここ数年、インテリアの世界で人気が続いているメタル素材づかい。真鍮(黄銅)などゴールド色のメタル、カッパー(銅)、ピューター、マットなアンティークメタルなど、金属の質感をプラスするインテリアが新鮮です。
ペンダントランプなどの照明でゴールドの質感を加えたり、家具の部材に真鍮製のものを選んだり。また花瓶や置物などのインテリア雑貨類にも、ゴールドやピューター、カッパーなどのメタルカラーと質感が好まれています。
モダンな家具や内装にアンティークの小道具を効かせる、クラシック×モダンのミックススタイルが広まっているので、そのクールな素材感で空間を引き締めることができるメタル素材は、アクセントとしてとても重宝。そんな点も人気の理由のひとつかもしれません。ゴールドやカッパーなど旬のメタル素材を取り入れて今らしい空間を実現している、いろいろなシーンを見てみましょう。
ペンダントランプなどの照明でゴールドの質感を加えたり、家具の部材に真鍮製のものを選んだり。また花瓶や置物などのインテリア雑貨類にも、ゴールドやピューター、カッパーなどのメタルカラーと質感が好まれています。
モダンな家具や内装にアンティークの小道具を効かせる、クラシック×モダンのミックススタイルが広まっているので、そのクールな素材感で空間を引き締めることができるメタル素材は、アクセントとしてとても重宝。そんな点も人気の理由のひとつかもしれません。ゴールドやカッパーなど旬のメタル素材を取り入れて今らしい空間を実現している、いろいろなシーンを見てみましょう。
おすすめアイテム①
取り入れやすいアイテムとしてまず挙げたいのは、メタリック素材のペンダント。こちらの〈オルーチェ〉の大ぶりのペンダントランプは、外側が黒で内側がゴールドのシックなタイプ。ブラックの迫力で空間を引き締める効果があるうえ、内側のゴールドが華やかで、光量の面でもよい効果が得られます。
- メタリックづかいのペンダントライト
取り入れやすいアイテムとしてまず挙げたいのは、メタリック素材のペンダント。こちらの〈オルーチェ〉の大ぶりのペンダントランプは、外側が黒で内側がゴールドのシックなタイプ。ブラックの迫力で空間を引き締める効果があるうえ、内側のゴールドが華やかで、光量の面でもよい効果が得られます。
ペンダントライトはやはり3灯あると、コーディネートがまとまりやすいですね。部屋の広さやカウンターとのバランスに合わせて間隔を調整できますし、空間にリズムがつきます。ホワイトが基調の空間にメタル色を合わせる場合は、グレーなど中間色をどこかに持ってくるとなじみやすく、落ち着いた印象の部屋になります。
旬のゴールドやカッパーをシンプルにさりげなく取り入れる8つの方法
旬のゴールドやカッパーをシンプルにさりげなく取り入れる8つの方法
ここまで3つはゴールド色の照明でしたが、こちらはカッパー色。ピンク味を帯びたやわらかい色合いなので、金属特有の冷たさが少なく、優しい印象を与えるので、意外と取り入れやすい色、そして素材です。
真鍮色のシックな輝きも見逃せません。ここでは、階段ホールなど、ある程度広さのある空間に華やかな真鍮づかいの照明を採用。照明が印象的だと、大掛かりな改装を施さなくても、空間の印象がかなり変わります。
おすすめアイテム②
水まわりの金具もゴールドが旬。これまでステンレスのシルバー色が一般的だった日本でも、ホテルやレストランあたりから、ゴールドの水まわりがよく見られるようになってきました。こちらはごく淡いブルーにホワイトのクラシックタイプの洗面ボウルとゴールドの水栓金具という清潔感のある組み合わせ。スタンドの脚が同素材なのも素敵です。
- ゴールド色の水栓金具
水まわりの金具もゴールドが旬。これまでステンレスのシルバー色が一般的だった日本でも、ホテルやレストランあたりから、ゴールドの水まわりがよく見られるようになってきました。こちらはごく淡いブルーにホワイトのクラシックタイプの洗面ボウルとゴールドの水栓金具という清潔感のある組み合わせ。スタンドの脚が同素材なのも素敵です。
アンティークテーブルをリメイクした、オリジナルの洗面ボウルをパウダールームのアクセントに。木の温もりのある質感にも、水栓金具などにマットな質感のゴールドを採用すると少しバランスが変わり、新鮮に映ります。
- 部材や金具もゴールドが新鮮
- ダークカラーを背景に
こちらもダークカラーの壁に、アンティークチェストに使われた金具とフロアランプで少しだけメタルの要素をプラス。メタリック素材が浮き上がらず、上手にトレンドを取り入れているよい例です。
海外インテリアに学ぶ、カッパーを取り入れる15のアイデア
海外インテリアに学ぶ、カッパーを取り入れる15のアイデア
- 広い面積に使う
アンティークの照明や家具に使われているゴールド色の場合は、時代がついて落ち着いたシックな色みになっているので、上品で大人っぽい印象になります。床材もヘリンボーンやチェッカーなどクラシックなタイプが人気復活している中、相性もぴったりです。
- 何か所かにリピートする
エレガントなマットゴールドの水栓金具に、キッチン収納のつまみ、そして食器のハンドルにもゴールド色。決してピカピカではなく、優しいニュアンスのあるマットなゴールドだからこそ素敵な、そして今の気分を感じるキッチンのワンシーンです。
ソファが主役のリビングのコーナーですが、よく見るとオブジェなどの雑貨、アートフレーム、パーテーションなど、メタル素材またはメタル色をところどころに採用しています。渋めのニュアンスのメタリックなら、要素がある程度多くてもうるさくなく、大人っぽい空間の演出に一役買います。
ほんの少し加えるだけで、旬なイメージを生み出せるメタル素材のアイテム。気になったアイテムや取り入れ方があったらぜひ、トライしてみてください。
Houzzでインテリアの専門家を探す
ほんの少し加えるだけで、旬なイメージを生み出せるメタル素材のアイテム。気になったアイテムや取り入れ方があったらぜひ、トライしてみてください。
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