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建てる前、リフォーム前が肝心! 事前の収納プランニング
収納プランナーでもある筆者が、ライフスタイルやライフステージに合った収納プランを立てる際に役立つポイントを、家のスペースごとにご紹介します。
ブラッキン・ヘザー
2015年5月15日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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夢の新築や念願のリフォーム。デザインや住み心地など、考えることはたくさんあります。そんななか、新しい住まいに現在の持ち物がすべて入りきるかご心配な方もいらっしゃるのでは。実は私の職業の一部である、収納プランナーのお仕事のなかで、住み始めて5年以内に収納のご相談を受けることが多くあります。実際に住み始めてから、ものが増えてしまって、うまく収納しきれなくて…とお困りの方々が結構いらっしゃるのです。
そんな問題を防ぐためには、最初からしっかりした収納の計画を立てることが肝心です。家を建てたり、リフォームを始めたりする前であれば、自分の持ち物やライフスタイルに合わせて、住まいのデザインと同時に収納も考えていく余裕も十分あるはずです。
成功する収納は、今の暮らしだけではなく、この先の暮らしを想定しながら計画されたもの。家族の成長に伴うライフスタイルの変化、今後10年、20年先の暮らしをなんとなくイメージしながらプランニングしていくことで、より維持しやすい、すっきりとした快適な住まいへとつながっていきます。
そんな問題を防ぐためには、最初からしっかりした収納の計画を立てることが肝心です。家を建てたり、リフォームを始めたりする前であれば、自分の持ち物やライフスタイルに合わせて、住まいのデザインと同時に収納も考えていく余裕も十分あるはずです。
成功する収納は、今の暮らしだけではなく、この先の暮らしを想定しながら計画されたもの。家族の成長に伴うライフスタイルの変化、今後10年、20年先の暮らしをなんとなくイメージしながらプランニングしていくことで、より維持しやすい、すっきりとした快適な住まいへとつながっていきます。
今の住まいをじっくり見てみましょう。どのような物がありますか? 新しい住まいで暮らすとき、それらはすべて必要ですか? もしそうであれば、新しい住まいには当然、それらの物の置き場が必要となります。
そして、今の住まいではすでに置き場がなくて困っている物や、上手にしまうことができない物はないでしょうか? 新しい住まいで同じような問題が起こらないよう、それらの物がきちっと入るスペースを確保しなければなりません。
つまり、持っている物をすべて把握し、新しい住まい計画の中にすべての物の置き場も残らず考慮することが大切なのです。
それではここから、どのようなことを考えれば上手な収納プランを立てられるか見てみましょう。
そして、今の住まいではすでに置き場がなくて困っている物や、上手にしまうことができない物はないでしょうか? 新しい住まいで同じような問題が起こらないよう、それらの物がきちっと入るスペースを確保しなければなりません。
つまり、持っている物をすべて把握し、新しい住まい計画の中にすべての物の置き場も残らず考慮することが大切なのです。
それではここから、どのようなことを考えれば上手な収納プランを立てられるか見てみましょう。
リビング
リビングは家族みんなで使う共有スペースです。そのため、家族全員の物が持ち込まれる場所でもあります。本や雑誌、ゲーム、DVD、趣味で使う物、子どものおもちゃなど、さまざまな物があると考えられます。また、お子さんが小さい頃はリビングでお着替えをすることも。そのような物をしまう十分なスペースを確保することで、素敵なリビングが日常の雑多な物に占領されず、すっきりした快適な空間になるでしょう。
リビングは家族みんなで使う共有スペースです。そのため、家族全員の物が持ち込まれる場所でもあります。本や雑誌、ゲーム、DVD、趣味で使う物、子どものおもちゃなど、さまざまな物があると考えられます。また、お子さんが小さい頃はリビングでお着替えをすることも。そのような物をしまう十分なスペースを確保することで、素敵なリビングが日常の雑多な物に占領されず、すっきりした快適な空間になるでしょう。
充実した機能のテレビボードは、美しいリビングのための強い味方です。DVDやゲームのほかに、本や雑誌、リビングで使う日用品をすっきり収めることができます。テレビの下だけではなく、高さも使って、たっぷりの収納量を最初から確保しておいてはいかがでしょう。
造り付けの家具は、すっきり見えるうえ、インテリアとなじむようにデザインができるところが大きなメリットです。色や素材を床や建具などに合わせられ、完成度の高いインテリアにつながります。
物が増えるたびに新しい家具を足していくと、だんだんとちぐはぐに見えてくる危険があります。物は増える前提で(必ず増えます!)、最初からたっぷりと収納スペースを用意することが、賢い収納プランニングの第一歩です。
造り付けの家具は、すっきり見えるうえ、インテリアとなじむようにデザインができるところが大きなメリットです。色や素材を床や建具などに合わせられ、完成度の高いインテリアにつながります。
物が増えるたびに新しい家具を足していくと、だんだんとちぐはぐに見えてくる危険があります。物は増える前提で(必ず増えます!)、最初からたっぷりと収納スペースを用意することが、賢い収納プランニングの第一歩です。
あなたの好きな物は何ですか? 集めている物や、特定な物がたくさん増えるような趣味はありますか? たとえば本。本はどの家にもあると思いますが、その量や種類は人それぞれ。文庫本が多い人、大型の写真集が多い人など、さまざまです。本棚ももちろん、それによって大きさやデザインが変わってきます。現在の本棚の寸法をよく測り、新しい住まいではそれ以上の容量の本が入るように計画していければベストです。他の趣味の物でも同様。どれぐらいの量を入れたいか、イメージしながら計画してみてください。
ダイニング
キッチンに入りきらない食器やランチョンマット、カセットコンロやホットプレートなど、食卓で使う物もダイニングに置くことがあります。ダイニングで使う物は、ダイニング近くにあった方が便利ですね。また、食事以外の時でもダイニングテーブルを使っていますか? たとえばお子さんが宿題をしたり、奥さんの趣味や日常の雑事を行うスペースになることも、ダイニングの場合はよくあります。書類を見たり、パソコンを使ったり、趣味の作業をするのであれば、それに関わる物も近くに置ける場所があると助かるはずです。「使う場所に使う物を置く」という、収納の基本ルールをいつも頭に入れておくと計画しやすくなります。
キッチンに入りきらない食器やランチョンマット、カセットコンロやホットプレートなど、食卓で使う物もダイニングに置くことがあります。ダイニングで使う物は、ダイニング近くにあった方が便利ですね。また、食事以外の時でもダイニングテーブルを使っていますか? たとえばお子さんが宿題をしたり、奥さんの趣味や日常の雑事を行うスペースになることも、ダイニングの場合はよくあります。書類を見たり、パソコンを使ったり、趣味の作業をするのであれば、それに関わる物も近くに置ける場所があると助かるはずです。「使う場所に使う物を置く」という、収納の基本ルールをいつも頭に入れておくと計画しやすくなります。
私がダイニングの収納プランニングのお手伝いをするときにはよく、A4サイズの書類やプリントが入る棚を置くことをおすすめしています。お子さんが小さい頃はお絵描きや絵本や勉強道具、よく見る書類やプリントをダイニング近くに収めたいお客様も多いからです。そうなると、文具なども必要となるので、こまごまとした物が収納できる引き出しも、あるととても便利です。
使っていない時は、テーブルの上に好きなお花やフルーツボウル、キャンドルのようなセンターピースを飾るだけで、あとはいつもすっきりさせることを目指しましょう。お部屋の印象が、これだけで大きく変わります。
使っていない時は、テーブルの上に好きなお花やフルーツボウル、キャンドルのようなセンターピースを飾るだけで、あとはいつもすっきりさせることを目指しましょう。お部屋の印象が、これだけで大きく変わります。
もちろん、ダイニングテーブル以外の場所での書きものやパソコン作業、日常の書類の整理などができれば理想ですね。デスクコーナーが独立していれば、書類関係や文具も全部ここにまとめることができ、ダイニングに持ち込む必要もなくなります。場所さえ許せれば、つくって絶対に後悔しないスペースになるはずです。
キッチン
家事や料理を効率よく行うためには、調理道具や家電、食器や食料品などがすべて使いやすい場所、使いやすい高さにあることが大切です。
デザインももちろん重要な要素ですが、そのためだけに収納スペースを犠牲にしてしまうと、後から困ることも。結局物が出しっぱなしのままになり、せっかくのデザインも台なしになってしまいます。どちらもバランスよく考えることで、美しさも損なわず、使いやすいキッチンになるでしょう。
そして、ちょっとリアルな話になりますが、もうひとつ忘れてはいけないのがゴミ箱。お住まいの地域の分別のルールに応じて必要な容量のゴミ箱スペースを確保することは、すっきりした、使いやすいキッチンへ重要なステップのひとつです。
家事や料理を効率よく行うためには、調理道具や家電、食器や食料品などがすべて使いやすい場所、使いやすい高さにあることが大切です。
デザインももちろん重要な要素ですが、そのためだけに収納スペースを犠牲にしてしまうと、後から困ることも。結局物が出しっぱなしのままになり、せっかくのデザインも台なしになってしまいます。どちらもバランスよく考えることで、美しさも損なわず、使いやすいキッチンになるでしょう。
そして、ちょっとリアルな話になりますが、もうひとつ忘れてはいけないのがゴミ箱。お住まいの地域の分別のルールに応じて必要な容量のゴミ箱スペースを確保することは、すっきりした、使いやすいキッチンへ重要なステップのひとつです。
パントリー
最近はキッチンの一角にパントリーがついている住まいも増えてきましたね。特にストックの食材類が多い方には欠かせないスペースです。パントリーと一言でいっても、大中小さまざまなサイズのものがあります。また、キッチンそのものはとにかくデザインを重視し、収納は基本的にパントリースペースに、という考えの方もいらっしゃいます。その場合は特に充実したパントリーがあることが大切です。
どのような物を置くのか、アクセスはどうなっているかも大事なことです。買い物袋や重たい箱を玄関から運ぶことや、お料理の最中に必要な物をキッチンからさっと取りに行けることも考えながら計画するとよいでしょう。
最近はキッチンの一角にパントリーがついている住まいも増えてきましたね。特にストックの食材類が多い方には欠かせないスペースです。パントリーと一言でいっても、大中小さまざまなサイズのものがあります。また、キッチンそのものはとにかくデザインを重視し、収納は基本的にパントリースペースに、という考えの方もいらっしゃいます。その場合は特に充実したパントリーがあることが大切です。
どのような物を置くのか、アクセスはどうなっているかも大事なことです。買い物袋や重たい箱を玄関から運ぶことや、お料理の最中に必要な物をキッチンからさっと取りに行けることも考えながら計画するとよいでしょう。
ユーティリティ
お掃除道具やトイレットペーパー、ティッシュのストックなど、日々使う家事道具や家庭用品の置き場には意外と多くの方が困っているようです。掃除機の置き場がなかったり、出し入れが面倒でリビングの一角に出しっぱなしになっていたり、トイレットペーパーのストックが廊下に置いてあったりしているようなこと、ありませんか?
家事効率をアップさせるために欲しいのがユーティリティクローゼットです。掃除機をはじめ、お掃除道具や工具箱、電球、電池、トイレットペーパーのストックなど、家の物を1か所にまとめることで、日々の家事が一段と楽になります。場所としては階段下のスペースや、廊下のクローゼットが最適です。
また、ハンディクリーナーなど、充電が必要な機器なら、クローゼット内にコンセントがあるとそのまま充電しながら収納ができます。
2階建ての家では各階に掃除機を置く人も少なくありません。でも2階の掃除機を収納する場所をうっかり忘れてしまった、といったケースもあるようです。家事は基本的に、1階と2階と分けて考えると効率がアップします。ちょっとしたユーティリティクローゼットが2階の廊下にもあると、かなり便利ですよ。
お掃除道具やトイレットペーパー、ティッシュのストックなど、日々使う家事道具や家庭用品の置き場には意外と多くの方が困っているようです。掃除機の置き場がなかったり、出し入れが面倒でリビングの一角に出しっぱなしになっていたり、トイレットペーパーのストックが廊下に置いてあったりしているようなこと、ありませんか?
家事効率をアップさせるために欲しいのがユーティリティクローゼットです。掃除機をはじめ、お掃除道具や工具箱、電球、電池、トイレットペーパーのストックなど、家の物を1か所にまとめることで、日々の家事が一段と楽になります。場所としては階段下のスペースや、廊下のクローゼットが最適です。
また、ハンディクリーナーなど、充電が必要な機器なら、クローゼット内にコンセントがあるとそのまま充電しながら収納ができます。
2階建ての家では各階に掃除機を置く人も少なくありません。でも2階の掃除機を収納する場所をうっかり忘れてしまった、といったケースもあるようです。家事は基本的に、1階と2階と分けて考えると効率がアップします。ちょっとしたユーティリティクローゼットが2階の廊下にもあると、かなり便利ですよ。
玄関
今持っている靴はもちろんですが、お子さんが小さければ、これからますます増えることも想定して玄関の収納プランニングをするとよいでしょう。特にお子さんが女の子の場合、高校生になる頃にはお母さんと同じ、もしくはもっと多くの靴の数を持つことになることもあるかもしれません。
靴箱は後から足すのものなかなか難しいものです。最初から十分な容量を用意しておくことで、将来玄関が「靴だらけで…」と困ることも防ぐことができます。
今持っている靴はもちろんですが、お子さんが小さければ、これからますます増えることも想定して玄関の収納プランニングをするとよいでしょう。特にお子さんが女の子の場合、高校生になる頃にはお母さんと同じ、もしくはもっと多くの靴の数を持つことになることもあるかもしれません。
靴箱は後から足すのものなかなか難しいものです。最初から十分な容量を用意しておくことで、将来玄関が「靴だらけで…」と困ることも防ぐことができます。
シューズクローク
また、玄関には靴以外にも置きたい物はないでしょうか? 傘やレイングッズ、玄関先で使うガーデニング用品、ペットがいればたくさんのペットグッズ。食品の宅配ボックスの一時置きのための場所も必要かもしれません。お子さんが小さいうちは外で遊ぶおもちゃがあったり、ちょっと大きくなるとスポーツ用品も増えてくるかもしれません。アウトドアやキャンプ用品も玄関に置きたい、とおっしゃるお客様もよくいらっしゃいます。そう考えていくと、かなりの量の収納が必要になりますね。
また、玄関には靴以外にも置きたい物はないでしょうか? 傘やレイングッズ、玄関先で使うガーデニング用品、ペットがいればたくさんのペットグッズ。食品の宅配ボックスの一時置きのための場所も必要かもしれません。お子さんが小さいうちは外で遊ぶおもちゃがあったり、ちょっと大きくなるとスポーツ用品も増えてくるかもしれません。アウトドアやキャンプ用品も玄関に置きたい、とおっしゃるお客様もよくいらっしゃいます。そう考えていくと、かなりの量の収納が必要になりますね。
欧米では、屋外で使う物を玄関の横か、裏口にある「マッドルーム」と呼ばれる空間に置くことがよくあります。「マッドルーム」を直訳すれば「泥部屋」。家の中に持ち込みたくないような、屋外グッズを置くスペースです。日本で言えば、昔であれば土間、最近ですとよく見られるシューズクロークと似たようなコンセプトですね。これは、家の第一印象でもある玄関をいつでもきれいにしておくために大変役立つアイデアです。
クローゼット
多くの人が持ちたいと希望するウォークインクローゼット。新しい住まいにスペースの余裕があればぜひとり入れたいですね。クローゼットを計画する際には、まず今どれくらいの量の洋服を持っているか確認しましょう。現在使っているハンガーパイプの長さがよい目安になります。また、クローゼットにかかっている服はシャツやブラウス、スーツなど、丈の短いものが多いですか? その場合、ハンガーパイプを上下に2段設置する方法もあります。そうすれば容量もあっという間に倍になるうれしい話です! もちろん、ワンピースやロングコートをかけるためのスペースも、一部残しておいてくださいね。
多くの人が持ちたいと希望するウォークインクローゼット。新しい住まいにスペースの余裕があればぜひとり入れたいですね。クローゼットを計画する際には、まず今どれくらいの量の洋服を持っているか確認しましょう。現在使っているハンガーパイプの長さがよい目安になります。また、クローゼットにかかっている服はシャツやブラウス、スーツなど、丈の短いものが多いですか? その場合、ハンガーパイプを上下に2段設置する方法もあります。そうすれば容量もあっという間に倍になるうれしい話です! もちろん、ワンピースやロングコートをかけるためのスペースも、一部残しておいてくださいね。
壁一面クローゼットのメリットは、明るいお部屋で広々と使えることです。場合によっては小さなウォークインよりさらに使い勝手がよく、収納量も多いこともあります。扉の素材や色を慎重に選ぶことで、寝室の素敵なアクセントにも。扉の一部を鏡にすれば姿見にもなり、お部屋を広く、そして明るく感じさせる効果もあります。
ハンガーにかける洋服の量とたたむ服の量、ベルトやスカーフ、バッグなどの小物も考慮しながら、クローゼット計画を立てていきましょう。
ハンガーにかける洋服の量とたたむ服の量、ベルトやスカーフ、バッグなどの小物も考慮しながら、クローゼット計画を立てていきましょう。
子ども部屋
子ども部屋の収納でもっとも重要なのは、今後の成長を考慮した柔軟性のある工夫です。小さいうちはクローゼットのハンガーパイプを低い位置に設置すれば、お子さんにとってお洋服の出し入れがしやすくなります。成長に伴ってハンガーパイプや棚の位置を調整できると、とても便利です。自分でちょっとしたお片づけができるように工夫をしてあげるとよいでしょう。
子どものライフスタイルはどんどん変わります。子ども部屋は小さいころは遊びが中心ですが、そのうち勉強をする場所に変わります。中学や高校に入ると部活があったり、おしゃれにも興味を持ち出し、身のまわりの物がさらに増えます。常に変化があることを想定しながら、収納を考えることが大切です。
子ども部屋の収納でもっとも重要なのは、今後の成長を考慮した柔軟性のある工夫です。小さいうちはクローゼットのハンガーパイプを低い位置に設置すれば、お子さんにとってお洋服の出し入れがしやすくなります。成長に伴ってハンガーパイプや棚の位置を調整できると、とても便利です。自分でちょっとしたお片づけができるように工夫をしてあげるとよいでしょう。
子どものライフスタイルはどんどん変わります。子ども部屋は小さいころは遊びが中心ですが、そのうち勉強をする場所に変わります。中学や高校に入ると部活があったり、おしゃれにも興味を持ち出し、身のまわりの物がさらに増えます。常に変化があることを想定しながら、収納を考えることが大切です。
バスルーム
洗面室にはコンパクトスペースながら、たくさんの物が置いてあります。洗濯機があればもちろん、洗剤や洗濯用品がありますよね。そしてお風呂場のお掃除グッズも。タオルやシャンプー類のストックもありませんか? もちろん日々使う化粧品も、家族の人数分あるはずです。私が収納プランナーの仕事を始めてから初めて知ったのが、洗面室に下着やパジャマを収納する方も意外と多くいらっしゃることです。最初は驚きましたが、よく考えると毎日お風呂に入ってそこで着替えをするのですから、下着やパジャマが洗面室にあっても決しておかしくないのですよね。さすが日本人、とその合理的精神に感心しました! そのような家庭ではもちろん、それぞれの下着とパジャマが入る引き出しも必要になってきます。洗面室は、物が結構多いわりに意外と収納が少ないことが多いので、ここはじっくりと計算しながら考えてみてください。
洗面室にはコンパクトスペースながら、たくさんの物が置いてあります。洗濯機があればもちろん、洗剤や洗濯用品がありますよね。そしてお風呂場のお掃除グッズも。タオルやシャンプー類のストックもありませんか? もちろん日々使う化粧品も、家族の人数分あるはずです。私が収納プランナーの仕事を始めてから初めて知ったのが、洗面室に下着やパジャマを収納する方も意外と多くいらっしゃることです。最初は驚きましたが、よく考えると毎日お風呂に入ってそこで着替えをするのですから、下着やパジャマが洗面室にあっても決しておかしくないのですよね。さすが日本人、とその合理的精神に感心しました! そのような家庭ではもちろん、それぞれの下着とパジャマが入る引き出しも必要になってきます。洗面室は、物が結構多いわりに意外と収納が少ないことが多いので、ここはじっくりと計算しながら考えてみてください。
有効な収納スペースがたっぷりある新しい住まいをイメージしてみてください。お部屋がすっきり、そして日々の暮らしがかなり楽で、ちょっとのびのびとした気持ちになるのでは? 住まいとは「物を置く場所」ではなく、住んでいる人たちが暮らしを楽しむ場所です。物に占領されない、優雅な暮らしを想像しながら、ぜひ新しい住まいの収納プランを立てることができるといいですね。
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