観葉植物を室内で元気に育てる8つのポイント
室内に緑を置くと心地よい空間になります。観葉植物を元気に育てるために大切なこととは?
Naomi Wynn
2015年4月2日
部屋に置いた観葉植物が生き生きとしていると、それだけで嬉しくなります。植え替えをして、並べ替えてみるのも楽しみの1つ。一方で、手をかけすぎたり、世話を怠ったりして、つい枯らしてしまった経験がある人も多いのでは。でも大丈夫。基本的な知識と愛おしむ気持ち、それにちょっとしたやる気があれば、観葉植物は元気に育ってくれます。これからご紹介する8つのコツをぜひ実行してみてください。
1. 適切な場所に置くこと
これは非常に重要なこと。人間も住む場所によって健康状態を左右されますが、植物には置き場所がさらに大きく影響します。家の中では風通しがよく、自然光が入る場所に置きましょう。直射日光には当てないこと。こうした環境なら、植物のストレスが軽減され、水分の蒸発も防げるのですくすくと育ちます。
これは非常に重要なこと。人間も住む場所によって健康状態を左右されますが、植物には置き場所がさらに大きく影響します。家の中では風通しがよく、自然光が入る場所に置きましょう。直射日光には当てないこと。こうした環境なら、植物のストレスが軽減され、水分の蒸発も防げるのですくすくと育ちます。
2. 水のやりすぎに注意
室内の植物にとって、水のやり過ぎはありがた迷惑そのもの。水をやる頻度と量が適切なら、植物は枯れることなく、元気に育ちます。植物が水を欲しがっているサインは葉っぱに表れます。垂れ下がり始めたら、水が必要。ところがまぎらわしいことに、葉っぱは水をやりすぎてもしおれてしまいます。いったん根腐れしてしまうと、回復させるのは至難の業です。たいていの場合、土は湿らせておくぐらいがちょうどよく、水浸しにしてはだめ。指を差し込んでみて、表面から3センチ以下まで乾いているようなら、水をやりましょう。
その植物が野生の状態ではどんな場所でどのように育つかを知っていれば、必要な水の量の見当がつきます。たとえば、この写真にある鉢を見てください。気温が高く、乾いたところで育つ植物は左の鉢にまとめてあります。左の鉢の植物への水やりは、右の鉢に植わっている、雨林に育つシダ植物よりもはるかに少なくて大丈夫です。
室内の植物にとって、水のやり過ぎはありがた迷惑そのもの。水をやる頻度と量が適切なら、植物は枯れることなく、元気に育ちます。植物が水を欲しがっているサインは葉っぱに表れます。垂れ下がり始めたら、水が必要。ところがまぎらわしいことに、葉っぱは水をやりすぎてもしおれてしまいます。いったん根腐れしてしまうと、回復させるのは至難の業です。たいていの場合、土は湿らせておくぐらいがちょうどよく、水浸しにしてはだめ。指を差し込んでみて、表面から3センチ以下まで乾いているようなら、水をやりましょう。
その植物が野生の状態ではどんな場所でどのように育つかを知っていれば、必要な水の量の見当がつきます。たとえば、この写真にある鉢を見てください。気温が高く、乾いたところで育つ植物は左の鉢にまとめてあります。左の鉢の植物への水やりは、右の鉢に植わっている、雨林に育つシダ植物よりもはるかに少なくて大丈夫です。
3. 小さな鉢も大活躍
大きく、人目を引く装飾鉢を置くと、確かに部屋が印象的になりますが、小さな鉢もなかなかの仕事をします。小さめの鉢だと気軽に置き場所を変えられますし、屋外に持ち出して休ませたり、他の部屋に移動させたりするのも簡単です。この写真のように多肉植物(サボテンなど)をたくさん並べると、インパクトのあるアクセントになりますし、世話の手間もかかりません。
大きく、人目を引く装飾鉢を置くと、確かに部屋が印象的になりますが、小さな鉢もなかなかの仕事をします。小さめの鉢だと気軽に置き場所を変えられますし、屋外に持ち出して休ませたり、他の部屋に移動させたりするのも簡単です。この写真のように多肉植物(サボテンなど)をたくさん並べると、インパクトのあるアクセントになりますし、世話の手間もかかりません。
4. 成長するスペースを確保
この写真のトックリラン(学名:Beaucarnea recurvata。日本語ではポニーテールとも呼ばれます)のような、大きくて目立つ植物を置ける場合には、きちんと世話をする計画をたてましょう。大型植物はいわば投資のようなもので、入念な世話が欠かせません。鉢は、植物が数年にわたって成長できる余裕のあるものを選びましょう。トックリランはゆっくりと育つ種類の植物で、水やりはあまり必要ではありません。
この写真のトックリラン(学名:Beaucarnea recurvata。日本語ではポニーテールとも呼ばれます)のような、大きくて目立つ植物を置ける場合には、きちんと世話をする計画をたてましょう。大型植物はいわば投資のようなもので、入念な世話が欠かせません。鉢は、植物が数年にわたって成長できる余裕のあるものを選びましょう。トックリランはゆっくりと育つ種類の植物で、水やりはあまり必要ではありません。
5. いつでもきれいに
植物は葉で光合成して養分を摂ります。葉の表面には小さな気孔がたくさんありますが、開閉するうちにちりで詰まってしまうことがあります。屋外なら、植物は雨を受けて自然に洗われますが、室内ではそういうわけにいきません。きれいな布を少し湿らせ、1か月に1回程度、そっと拭いてやると葉がぴかぴかになり、生き生きして見えます。
植物は葉で光合成して養分を摂ります。葉の表面には小さな気孔がたくさんありますが、開閉するうちにちりで詰まってしまうことがあります。屋外なら、植物は雨を受けて自然に洗われますが、室内ではそういうわけにいきません。きれいな布を少し湿らせ、1か月に1回程度、そっと拭いてやると葉がぴかぴかになり、生き生きして見えます。
ヤシなどの葉が入り組んでいる植物は、外に出して一晩おいておくと、驚くほど葉がきれいになります。雨の日に出せば、植物が雨水ならではの恵みを受けられるのでさらに効果的です。
6. 養分を与える
どんな植物でも、少し肥料を足してやると元気になります。鉢植えの植物にはさらにはっきりと効果が現れるので、常に最適な培養土を選ぶことが大切です。緩効性肥料や保水剤が混ざっているものがいいでしょう。ランやサボテン、柑橘系といった特定の種類の植物を植えるときや、テラコッタの鉢を使うときには、種類や鉢の特性に合わせて特別に配合された培養土を選びます。とはいえ、いくらいい培養土でも、時間がたてば効果が薄れてきます。毎年、または2年に1回は植え替えをしましょう。最もゆっくりと効果が表れる肥料は6~9か月もちます。選んだ培養土にこうした肥料が含まれている場合、効果がなくなるころに補充します。1か月に1~2回、じょうろで液体肥料をやってもいいでしょう。
どんな植物でも、少し肥料を足してやると元気になります。鉢植えの植物にはさらにはっきりと効果が現れるので、常に最適な培養土を選ぶことが大切です。緩効性肥料や保水剤が混ざっているものがいいでしょう。ランやサボテン、柑橘系といった特定の種類の植物を植えるときや、テラコッタの鉢を使うときには、種類や鉢の特性に合わせて特別に配合された培養土を選びます。とはいえ、いくらいい培養土でも、時間がたてば効果が薄れてきます。毎年、または2年に1回は植え替えをしましょう。最もゆっくりと効果が表れる肥料は6~9か月もちます。選んだ培養土にこうした肥料が含まれている場合、効果がなくなるころに補充します。1か月に1~2回、じょうろで液体肥料をやってもいいでしょう。
7. 時には休息を
室内の植物は、時々屋外で休ませてやると喜びます。小型や中型の鉢は、順番を決めて定期的に外に出してやりましょう。屋外に出すときは、室内の置き場所と似た環境に置きます。ふだん直射日光を浴びていない植物の場合、置き場所を間違えると葉が日焼けして、場合によっては枯れてしまうこともあります。
室内の植物は、時々屋外で休ませてやると喜びます。小型や中型の鉢は、順番を決めて定期的に外に出してやりましょう。屋外に出すときは、室内の置き場所と似た環境に置きます。ふだん直射日光を浴びていない植物の場合、置き場所を間違えると葉が日焼けして、場合によっては枯れてしまうこともあります。
8. 適切な鉢を選ぶ
植物は鉢なしでは生きられないので、適切な鉢を選ぶことが大切です。鉢の中には、空でも非常に重いものがあります。プラスチック製のポットに植えられた植物をふさわしい鉢に入れれば、水のやりすぎになることもありませんし、植え替えなどの世話がずっと簡単になります。鉢が二重になっていればトレイを鉢の中に敷けるので、水がカーペットにあふれ出すのを防げて、土の水はけもよくなります。また、自動水やり機能のついた鉢もあり、これを使えばむらなく、コンスタントに水をやれます。
植物は鉢なしでは生きられないので、適切な鉢を選ぶことが大切です。鉢の中には、空でも非常に重いものがあります。プラスチック製のポットに植えられた植物をふさわしい鉢に入れれば、水のやりすぎになることもありませんし、植え替えなどの世話がずっと簡単になります。鉢が二重になっていればトレイを鉢の中に敷けるので、水がカーペットにあふれ出すのを防げて、土の水はけもよくなります。また、自動水やり機能のついた鉢もあり、これを使えばむらなく、コンスタントに水をやれます。
水のやりすぎで植物を枯らしてしまった経験があるなら、この写真にあるカネノナルキ(学名:Crassula ovata)のように、丈夫な多肉植物がおすすめです。室内用の植物の中には、誰でも簡単に育てられるものがあります。ちょっとしたリサーチをして、守るべき習慣を身につければ、あなたもきっと植物を生き生きと育てられるでしょう。
観葉植物のある空間をもっと見る
おしえてHouzz
あなたの家ではどんな植物を育てていますか? 育て方のコツは? コメントや写真でシェアしましょう!
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まさに僕が求めていた内容です!!ありがとうございます!!!