たくさんのフレームを並べて飾る、ギャラリーウォールのアイデア集
アートや写真を入れたフレームでおしゃれに壁を飾る「ギャラリーウォール」は、手軽にできる模様替え方法。大きさや色、素材の選び方、写真を飾る場所やおしゃれな並べ方を多く知っておくと、とても役に立ちます。
Motoko Sasaki
2015年6月22日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
フレームの中には、思い出の写真や好きなポストカード、一点もののアートなど大切なものが詰まっています。1つだけ飾るのも素敵ですが、飾り方は無限大。フレームがより輝くディスプレイ方法、おしゃれなギャラリーウォールの実例を探してみました。フレームの選び方、色使い、並べ方など、どの実例も参考になります。
ソファの後ろの壁面は、フォトフレームを飾るのにぴったりの場所。ここでは、ソファやクッションとカラーコーディネートすることがポイントです。フレーム本体は黒で統一されていますが、台紙や中身でバリエーションをつけているので、単調には感じません。フレームだけではなく、パネルを組み合わせるのも変化がついていいですね。
ソファコーナーの2面の壁にフレームがいっぱい。大きめのフレームが多くても、ゆとりを持たせてゆったりと飾っているので、窮屈さはゼロ。フレームの間に時計を掛けたり、ところどころにカラー写真を混ぜてアクセントにするなど、センスのよさを感じます。
大小さまざまなフレームをギュッとまとめて配置。フレーム全部まとめてひとつに見えるような絶妙なバランスがお見事。黄色やキャメル系のリビングに合わせて、茶色系のフレームを選ぶことで、落ち着いたコーナーに仕上がっています。
こちらは少しポップな印象。フレームの数が少なくても、クッションカバーとリンクするブルーを入れたり、挿し色のオレンジを入れるなど、色を使っているのでインパクトがあります。ラウンド形のフレームを組み合わせるなど、遊び心のあるセレクトもかわいい。
ウォールバーの上に、フレームを立てかけて置くディスプレイ方法。たくさんのピンを刺して壁を傷つけたくない人は、こんな方法も。バーに置くだけなので、模様替えもラクにできますね。色味を抑えたインテリアに合う、モノトーンを中心にしたフレームを並べているのがかっこいい。
こちらもウォールバーを使った例。2列の高さのバランスを考えながら、さまざまなフレームを並べて。少し色みのあるインテリアの中では、モノトーンのフレームだけだとちょっと寂しくなってしまうので、セピア色をところどころに置いてアクセントにしているのが◎。
ウォールラックの上に、フォトフレームがずらり。大きなフレーム、高さのあるものは後ろに、小さめのものは前に置くと、重なりを防ぎながらたくさん置くことができます。
家族の写真や大好きなペットの写真など、いつも眺めていたくなる写真はリビングに並べておきたいですね。
家族の写真や大好きなペットの写真など、いつも眺めていたくなる写真はリビングに並べておきたいですね。
ポストカードなどサイズが揃っているものは、フレームに入れて整然とディスプレイしてみて。ひとつひとつは小さくても、額装することで存在感がアップするので、ギャラリーのように楽しむことができます。
中身を入れ替えるときも同じフレームが使えるので、模様替えも簡単にできます。
中身を入れ替えるときも同じフレームが使えるので、模様替えも簡単にできます。
同じサイズにプリントした写真を同じフレームに入れて、きっちり12枚を整然とディスプレイ。壁に貼られた1枚の大きなポスターのようにも見えます。天井が高いと、大きなフレームを圧迫感なく並べられていいですね。
同サイズの大きなフレームを3枚並べるだけで、リビングの主役級の存在感が出ています。ブラックフレームにモノクロ写真が大人っぽくて素敵。写真とフレームの余白もバランスよく、シンプルモダンなインテリアによく合います。
モノクロの写真を飾るなら、フレームはやはり黒にするのが素敵。台紙に余白があると、写真のよさが引き立ちます。モノトーンのフレームは、サイズが違うものをたくさん並べてもスッキリ見えるのが◎。
小さめの古い窓ガラスをフォトフレームに見立てて使用するアイデア。シャビーな雰囲気の木枠の窓ガラスが、モノクロ写真と合わせることで少しモダンな雰囲気に変わります。
階段の壁面は、フォトフレームを飾るのにはうってつけ。階段の上りながら好きな写真が自然に目に入るように、視線の高さを意識して飾りたい。さまざまな鏡を飾ったコーナーもかわいいですね。
まるでフォトフレーム柄の壁紙のように、螺旋階段の壁面にみっちりとフォトフレームをディスプレイ。リビングや廊下などにこれだけの数を飾ると圧迫感が出てしまいそうですが、階段やトイレなど、家の一部だけに限定して飾ると、空間にも変化が出て楽しいですね。
フォトフレームではなく、ミラーですが、フレームつながりということで、こちらも参考に。階段の外側の壁面に、テトリスのようにミラーのコレクションをディスプレイ。好きなフレームに鏡を貼ってリメイクしたり、古い鏡をペイントしてもいいですね。形の違うフレームを飾るときは、色を揃えるとすっきり見えますし、白×鏡は広く見えるという視覚効果もあります。
ローキャビネットとフレームの配置が絶妙。絵画やドローイング、サインポスターなど、アート系のテーマでまとめています。大きめのフレームが多く、黒っぽいもの、白っぽいものをバランスよく配置することで、遠くから見ても目を惹くコーナーになっています。
こちらも、窓ガラスをフレームに見立てた例。海の写真といっしょにサンゴやヒトデのオーナメントもいっしょに飾って、マリンテイストでまとめています。山の写真と葉っぱや枝、旅先の写真とそのときに手に入れた包装紙やカードといっしょに飾るなど、メモリアルボックスのようにコーディネートしてもいいですね。
フォトフレームを壁に飾るのではなく、かごに入れて飾るアイデア。アイアンのかごの中に、フレームや本を入れて、かごごとディスプレイするだけ。編み目が大きなかごを使うこと、大小のフレームを使って重ならないようにすること、かごにたくさん入れすぎないことがポイントです。
1枚でも絵になるアートフレームは、たくさん並べてもひとつひとつが生きてきます。ざっくりと黄色系でまとまっているので、統一感もありますね。フレームを使ったピアスの収納も気になります。フォトフレームにコルクボードをはめたら自分でも作れそう。
壁一面を好きなものでコラージュした、見ているだけでインスピレーションが湧いてくるようなディスプレイ。フォトフレームだけではなく、お皿やカード、小さな雑貨もたくさん飾っているのもかわいい。フォトフレームも、カラフルでデコレーションがついたタイプを選んでいるので、ぱっと目を惹くアクセントに。
白と黒のフレームに、ミュージシャンや映画のステッカー、CDなどを入れた、家主の好きなものがひと目でわかる楽しいコーナー。ガラスに挟んで使うフレームや、通常のフォトフレームの中の台紙を外してガラスだけで使うと、中身が浮いているように見えておもしろい。
テーブル脇の壁にたくさんのフレームをディスプレイするのもおすすめ。リビングダイニングなど、広い空間の中にダイニングテーブルがある場合、空間をさりげなく仕切ることもできます。
証明写真をいくつも並べて大きめのフレームに入れたり、1つのフレームに2枚の写真を入れたりと、入れ方も自由でおしゃれ。
証明写真をいくつも並べて大きめのフレームに入れたり、1つのフレームに2枚の写真を入れたりと、入れ方も自由でおしゃれ。
テーブル脇の壁に、イラストや作品などを飾って、アートなダイニングに。鴨居や柱が壁にある場合は、それをガイド替わりにして上や下のラインを揃えると見た目も美しく並べられます。こんなふうに、1枚ずつ好きな絵を集めて、少しずつ増やして広げていくのも楽しそう。
窓と階段の間の壁を、フレームのディスプレイ専用に。ポスターなどの大きなものから、手のひらサイズの小さなものまで、隙間を埋めるようにディスプレイ。ミッドセンチュリーモダンな部屋のテイストと、木製フレームやモノクロの写真がぴったり。大きなフレームや大判の写真は上へ、小さなフレームや写真は目線の高さへ飾るなど、見やすさも考慮して。
フレームそのものだけを使ったディスプレイ。大きさやデザインが違うゴールドのフレームを、バランスよく配置しています。
バスルームの壁面にフレームを飾ることを考えたことはありませんでしたが、水に強いペンキなどで塗装したフレームなら安心です。
バスルームの壁面にフレームを飾ることを考えたことはありませんでしたが、水に強いペンキなどで塗装したフレームなら安心です。
腰板の上に、小さなフォトフレームを等間隔にちょこちょこ並べているのがかわいい。バスルームのカラーに合わせて、ブラック&ゴールドに統一しているのが、すっきり見せるコツ。お気に入りの入浴剤を入れてリラックスしているとき、好きな写真をのんびり眺められるなんて、素敵です。
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