コメント
小さな部屋こそ、フルサイズの家具を使ってゆったり感を演出
「少ないことはいいことだ」の精神で、大きすぎるくらいの家具を数を絞って使えば、コンパ クトな空間にゆとりが生まれます。
tidgboutique
2016年2月22日
最近の家具市場では、狭いスペースでもモダンな部屋をつくる解決策として「マンション向けサイズ」のコンパクトな家具がたくさん提供されています。でも、小さめの家具を選ぶより、フルサイズ、あるいは、ちょっとオーバーサイズなくらいなくらいのアイテムを使ったほうが、空間をフルに使いこなせます。“less is more”(少ないことはいいことだ)というポリシーを持てば、インパクトのある部屋づくりが可能です。
目線を上に:
垂直方向の空間を活用すると、床面積を広くつかって印象的な空間をつくることができます。写真のカシワバゴムノキのように葉が生い茂る植物を選べば、生活動線を邪魔することなく、明るくて垢抜けた部屋をつくることができますし、視覚的な動きも生まれます。
垂直方向の空間を活用すると、床面積を広くつかって印象的な空間をつくることができます。写真のカシワバゴムノキのように葉が生い茂る植物を選べば、生活動線を邪魔することなく、明るくて垢抜けた部屋をつくることができますし、視覚的な動きも生まれます。
壁の使い方
このアイディアブックに掲載した部屋はどれも、壁はシンプルなまま使っています。つまり、部屋の背景となる部分は目立たせない、ということ。壁をシンプルに使えば、大きな家具と壁の関係が窮屈にならないため、部屋が広々と見えるのです。
このアイディアブックに掲載した部屋はどれも、壁はシンプルなまま使っています。つまり、部屋の背景となる部分は目立たせない、ということ。壁をシンプルに使えば、大きな家具と壁の関係が窮屈にならないため、部屋が広々と見えるのです。
低い天井
天井が低い部屋の場合、天井の低さに目がいかないよう、小さめの家具や小物を置くのが普通です。でも、そうすると実はますます窮屈で閉塞感のある部屋になってしまいがち。逆に、写真の部屋のように、背の低いアイテム(床置きの丸型ライトや背の低いソファ)と背の高いアイテム(少し大きすぎにさえ思えるフロアランプ)を組み合わせると、低い空間でも垂直方向の空間をしっかり 活用できます。この方法は、天井が斜めになっている部屋では、特に効果的です。天井が高い部分に照明を設置すれば、上方の空間を活用できますし、天井の低い部分に視線を集めずにすむからです。
天井が低い部屋の場合、天井の低さに目がいかないよう、小さめの家具や小物を置くのが普通です。でも、そうすると実はますます窮屈で閉塞感のある部屋になってしまいがち。逆に、写真の部屋のように、背の低いアイテム(床置きの丸型ライトや背の低いソファ)と背の高いアイテム(少し大きすぎにさえ思えるフロアランプ)を組み合わせると、低い空間でも垂直方向の空間をしっかり 活用できます。この方法は、天井が斜めになっている部屋では、特に効果的です。天井が高い部分に照明を設置すれば、上方の空間を活用できますし、天井の低い部分に視線を集めずにすむからです。
幅のない部屋
幅のないトンネルみたいな部屋では、空間を小さく分断するのではなく、空間の長さを活かして、フルサイズのソファを1つ置きましょう。(寝転がってのんびりくつろぎながら)テレビを観たり本を読んだりするときには、ソファが壁に面していても気にならないものです。それに、ソファの脇を歩いて通ってみると、空間の長さを今までより感じるはずです。
幅のないトンネルみたいな部屋では、空間を小さく分断するのではなく、空間の長さを活かして、フルサイズのソファを1つ置きましょう。(寝転がってのんびりくつろぎながら)テレビを観たり本を読んだりするときには、ソファが壁に面していても気にならないものです。それに、ソファの脇を歩いて通ってみると、空間の長さを今までより感じるはずです。
奥まったコーナー
空間がタイトな奥まったコーナーには、椅子を1つだけ置くのではなく、長椅子やソファ、造作ベンチなどを置いて、コーナーの幅をフル活用しましょう。細々とした物は置かず、大きさのあるアイテムを2つか3つだけにしぼって使うこと。小さな空間を最大限に活用した、ゆったりとしたコーナーになります。
空間がタイトな奥まったコーナーには、椅子を1つだけ置くのではなく、長椅子やソファ、造作ベンチなどを置いて、コーナーの幅をフル活用しましょう。細々とした物は置かず、大きさのあるアイテムを2つか3つだけにしぼって使うこと。小さな空間を最大限に活用した、ゆったりとしたコーナーになります。
食事用の小さなコーナー
同じように、食事用のコーナーも、一人がけの椅子をいくつも置くと、ただの狭苦しいダイニングルームになってしまいます。壁いっぱいの広さがあるベンチを設置すれば、ゆとりのあるプライベートな空間が生まれます。
同じように、食事用のコーナーも、一人がけの椅子をいくつも置くと、ただの狭苦しいダイニングルームになってしまいます。壁いっぱいの広さがあるベンチを設置すれば、ゆとりのあるプライベートな空間が生まれます。
食事用コーナーを最大活用するもうひとつの方法は、幅の広い長椅子を使ってアクセントにすること。視覚的に抜けのある椅子やスツールと合わせましょう。そうすれば、お客さまをたくさん招いたときにもソファに座っていただけますし、普段は家族が食事をくつろぎながら楽しめる贅沢な場所になります。
座る場所を確保する
ダイニングの座席のしつらえ方は、リビングルームにも応用できます。大きくて長さのあるソファや長椅子を1つ置けば、毎日、寝転がってのんびりできる快適な場所になります。人を招いたときには、小さめの椅子を数脚(必要なときにダイニングから持ってくるのでもかまいません)か豪華なオットマンを合わせて使えば、座っていただく座席を確保できます。写真の部屋の場合、普通はサイドテーブルを置く場所も座席用のスペースとして使っていて、気持ちよくお昼寝もできそうです。
ダイニングの座席のしつらえ方は、リビングルームにも応用できます。大きくて長さのあるソファや長椅子を1つ置けば、毎日、寝転がってのんびりできる快適な場所になります。人を招いたときには、小さめの椅子を数脚(必要なときにダイニングから持ってくるのでもかまいません)か豪華なオットマンを合わせて使えば、座っていただく座席を確保できます。写真の部屋の場合、普通はサイドテーブルを置く場所も座席用のスペースとして使っていて、気持ちよくお昼寝もできそうです。
大きなアート作品
一般的なルールとして、空間をできるだけ大きく使うには、サイズの大きいのアイテムを少なく使うこと。思い切って数を絞るのがポイント。垂直な壁面は最初に目がいくところなので、小さなものをごちゃごちゃと飾らないようにしましょう。
一般的なルールとして、空間をできるだけ大きく使うには、サイズの大きいのアイテムを少なく使うこと。思い切って数を絞るのがポイント。垂直な壁面は最初に目がいくところなので、小さなものをごちゃごちゃと飾らないようにしましょう。
大きなアート作品を使うと、壁に小さな物をたくさん飾ったり、細かい模様を使ったりした場合よりも空間にゆとりが生まれます。ブラインドやカーテンもシンプルにしましょう。
買い物をするなら、フルサイズの家具を扱うショップに行き、家に長く置きたいと思える素敵なアイテムを手に入れましょう。大きな目標をしっかり持てば、妥協することなく、小さな空間を最大限に活用できるでしょう。
買い物をするなら、フルサイズの家具を扱うショップに行き、家に長く置きたいと思える素敵なアイテムを手に入れましょう。大きな目標をしっかり持てば、妥協することなく、小さな空間を最大限に活用できるでしょう。
おすすめの記事
リビングの記事
コンパクトリビングの賢いスペース活用法
コンパクトな空間は、ひとつひとつの要素が持つ「意味」が大切。スペースを最大限に生かしながら、快適に過ごせるテクニックと実例をご紹介しましょう。
続きを読む
インテリア
狭い寝室のためのベッドとベッドまわりのアイデア
寝室をリラックスできる空間にし、ぐっすり眠るのは重要です。狭い寝室を快適にするための、インテリアのアイデアをチェックしてみましょう。
続きを読む
片付け
幅や間口の狭い部屋を快適に使う13のアイデア
幅や間口の狭い部屋は使いにくいものと思い込んでいませんか? 家具の選び方や配置、色使いで、実際よりも広く使いやすい空間を作り出すことができます。
続きを読む
タイニーハウス
工夫がいっぱい!ポートランドの森にあるタイニーハウス
小さな空間を使いこなすために、デザインに工夫を凝らし、廃品を再利用したタイニーハウス。コンパクトでも快適な空間を実現するためのアイデアをご覧ください。
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
モダニスト住宅が並ぶシーランチに建つ、建築家とデザイナーの別荘
カリフォルニアのソノマ海岸に計画された、多くのモダニスト住宅が建つ別荘地に、デザイナー夫妻が自分たちのために設計したスタイリッシュな住まいです。
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
50平米の小さな家で4人家族が送るシンプルでサステナブルな暮らし
文/Houzz
床面積わずか52平方メートルの家に暮らす夫妻と2人の子供の4人家族。家庭菜園からの収穫で野菜や果物はほとんど自給自足しているとのこと。シンプルでサステナブルな生活を通して、家族の絆が育まれていきます。
続きを読む
家づくりのヒント
パリの20平米以下のお部屋に学ぶ!狭い空間をおしゃれに住みこなす工夫まとめ
文/藤間紗花
「小さな家だから、インテリアを思うように楽しめない……」と悩んでいませんか? 狭小でもインテリアを楽しむ、パリのアパルトマンににみられるアイデアをご紹介します。
続きを読む