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ニュートラルな室内装飾でアンティーク建材に輝きを
シンプルで現代的な室内装飾は、アパートメントの華やかなステンドグラスやセメントタイルを引き立てます。
Laura Novo Muñoz
2023年6月8日
アパートのオーナーは、スペイン・マラガを散策していたときに、Marina Benavides(マリナ・ベナヴィデス)さんと彼女の家族が営むAldeaというインテリアデザイン、装飾、家具の店を発見しました。「最初にAldeaを訪れたのは家を購入したばかりの頃で、私たちは棚やベッドサイドテーブル、デスク、ドレッサーなどの収納ソリューションを探していました」とオーナーのSally Brainbridge(サリー・ブレインブリッジ)さんは語ります。彼女が経営するMalaga Design & Livingは、マラガの街でクライアントの住まい探しをサポートしています。
どんなHouzz?
住まい手: Málaga Design & Living代表Sally Bainbridgeと夫
所在地:スペイン、マラガ
インテリア・デザイン:Aldea
写真: Ángel Salas
ブレインブリッジさんと彼女の夫は共にイギリス人で、当初はマラガで数か月間過ごすだけのつもりでした。しかし、この街の気候や賑わい、地元住民の活気に魅せられて、今では一年のほとんどをここで過ごしています。
「ブレインブリッジさん夫妻のお住まいは19世紀後期建築の宝石というべきアパートで、非常に状態も良く、つい最近改装がおこなわれたばかりでした。美しい建物の中にあり、アンダルシアン・スタイルの屋内サンルームや美しいバルコニーを備え、天井は高く、マラガ大聖堂に臨むテラスからは素晴らしい景色を堪能できます」とベナヴィデスさんは語ります。
住まい手: Málaga Design & Living代表Sally Bainbridgeと夫
所在地:スペイン、マラガ
インテリア・デザイン:Aldea
写真: Ángel Salas
ブレインブリッジさんと彼女の夫は共にイギリス人で、当初はマラガで数か月間過ごすだけのつもりでした。しかし、この街の気候や賑わい、地元住民の活気に魅せられて、今では一年のほとんどをここで過ごしています。
「ブレインブリッジさん夫妻のお住まいは19世紀後期建築の宝石というべきアパートで、非常に状態も良く、つい最近改装がおこなわれたばかりでした。美しい建物の中にあり、アンダルシアン・スタイルの屋内サンルームや美しいバルコニーを備え、天井は高く、マラガ大聖堂に臨むテラスからは素晴らしい景色を堪能できます」とベナヴィデスさんは語ります。
「ブレインブリッジさんは、ご来店時にはすでに明確なビジョンを持たれていました。彼女は、購入済みのベッド以外のベッドルーム用家具に加え、装飾品や照明器具をお探しでした」とベナヴィデスさん。オーナーは元の建築を現代的なスタイルに刷新すべく、シンプルさ、くつろぎ、開放感といった要素を求めていたともいいます。
しかし、ベッドルームの家具を数品だけ購入するはずが、リビングルーム全体、3室のベッドルーム、そしてテラスも改装するというプロジェクトに発展しました。「優雅で落ち着いた雰囲気の住まいです。オーナーが二度と住まいを移したくないとおっしゃるのも頷けます」とベナヴィデスさんは話します。
しかし、ベッドルームの家具を数品だけ購入するはずが、リビングルーム全体、3室のベッドルーム、そしてテラスも改装するというプロジェクトに発展しました。「優雅で落ち着いた雰囲気の住まいです。オーナーが二度と住まいを移したくないとおっしゃるのも頷けます」とベナヴィデスさんは話します。
建物とアパート内のエントランス、そしてバスルームに敷かれたセメントタイルは、この住まいに元からあった非常に印象的な要素で、このインテリアデザインプロジェクトの中心テーマとなりました。さらに、大きな窓の一部には19世紀当時から残るオリジナルのステンドグラスが施されています。これらの窓を開け放つと、リビングルームから噴水や彫刻のある美しいサンルームとバルコニーがひと続きにつながります。
「リビングルームの家具の素材や色を、家全体の雰囲気と廊下のセメントタイルの色味に合わせることが最大の課題でした」とベナヴィデスさんは語ります。廊下に設置されたPunt Mobles(パント・モーブル)の靴置き棚とイタリアンブランドのSan Giacomo(サン・ジャコモ)のTVキャビネットはとくに苦労したといいます。
優雅で落ち着いた、居心地の良い雰囲気が漂う床材の色と、建設当初からある窓が、リノベーションプロジェクトのまとめ役を担いました。奥の壁に掛けられている時計もAldea(アルディア)のものです。
「装飾要素と家具のすべてが調和しています」と話すオーナーのブレインブリッジさんは、住まいのサイズ、室内の明るさ、そしてスタイルに合う家具を見つけるのに苦労した点も強調します。
「装飾要素と家具のすべてが調和しています」と話すオーナーのブレインブリッジさんは、住まいのサイズ、室内の明るさ、そしてスタイルに合う家具を見つけるのに苦労した点も強調します。
「リビングルームのステンドグラスの窓の前に、ウォールナット材のサイドボードを置いたのも良かったとおもいます」とベナヴィデスさん。
このプロジェクトは、住まいのオーナーと専門家のチームワークによって実現しました。
「このアパートはとても住み心地の良い空間になりました。一階と屋根裏の部屋には、明確なコントラストを付けています」とブレインブリッジさん。「さらに、キッチンスペースが開放的なつくりになっているため、リビングルームに心地よさを生み出しながら家具を備え付けるのが難しかったのですが、満足のいく結果になりました」
「このアパートはとても住み心地の良い空間になりました。一階と屋根裏の部屋には、明確なコントラストを付けています」とブレインブリッジさん。「さらに、キッチンスペースが開放的なつくりになっているため、リビングルームに心地よさを生み出しながら家具を備え付けるのが難しかったのですが、満足のいく結果になりました」
「私たちは、古めかしい感じや華美な印象を避けるために、シンプルかつ現代的な要素を選びました」とベナヴィデスさんは話し、例として読書好きのオーナー夫婦のために備え付けた廊下の本棚を挙げます。
ナチュラルでニュートラルな色を基調とした住まいのなかで、ベッドルームだけにはオレンジ色を取り入れています。
「私たちのもうひとつのお気に入りの家具は、ゲストルームのデスクです(写真)」とベナヴィデスさんは話します。
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