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Houzzで見つけた、世界で人気の子ども部屋
2022年上半期、Houzzユーザーから人気を集めた子ども部屋をご紹介します。
Houzz Japan
2022年11月13日
Houzz Japan 公式アカウント
最高の子ども部屋とは、子どもたちにとって快適な隠れ家であると同時に、大人にとっても納得のいくスタイリッシュさを兼ね備えています。
この記事では、世界中のHouzzユーザーがアイデアブックに保存した、人気の子ども部屋を、国別にご紹介します。最新のトレンド動向を把握するため、2021年1月以降にHouzzに投稿された施工事例のうち、2022年上半期に保存されたものだけを対象としています。
各国で人気のあった子ども部屋を見てみると、住まい全体のインテリアトレンドが、よりカラフルでマキシマリスト的な空間へと向かっているのに対し、反対の方向に向かっているということがよくわかります。つまり、より明るく、パステルトーンを主体とした抑制されたカラーパレット(今年の展示会などで広く見られたパステルカラーのトレンドともつながっています)が好まれているようです。そういった色使いによって、部屋に面白みと心地よさが加わっています。
この記事では、世界中のHouzzユーザーがアイデアブックに保存した、人気の子ども部屋を、国別にご紹介します。最新のトレンド動向を把握するため、2021年1月以降にHouzzに投稿された施工事例のうち、2022年上半期に保存されたものだけを対象としています。
各国で人気のあった子ども部屋を見てみると、住まい全体のインテリアトレンドが、よりカラフルでマキシマリスト的な空間へと向かっているのに対し、反対の方向に向かっているということがよくわかります。つまり、より明るく、パステルトーンを主体とした抑制されたカラーパレット(今年の展示会などで広く見られたパステルカラーのトレンドともつながっています)が好まれているようです。そういった色使いによって、部屋に面白みと心地よさが加わっています。
オーストラリア
子どもたちは何かにくるまるのが好きですが、ABI Interiorsが手がけたこの部屋は、さまざまな面でその欲求に応えています。
例えば、頭から足先まで包み込む造作家具に囲まれた造り付けのベッドや、ニッチの飾り棚、収納になるベッド下の引き出しなどです。
パネリングや明るいカラーパレット、そして曲線要素のおかげで、質感の面白みが加わり、部屋が洞窟っぽくなりすぎるのを防いでいます。LEDの壁付け照明は、この家の別の場所にある丸窓と呼応してます。異なる材料を抑制された色使いで、美しく混在させた住まいです。
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子どもたちは何かにくるまるのが好きですが、ABI Interiorsが手がけたこの部屋は、さまざまな面でその欲求に応えています。
例えば、頭から足先まで包み込む造作家具に囲まれた造り付けのベッドや、ニッチの飾り棚、収納になるベッド下の引き出しなどです。
パネリングや明るいカラーパレット、そして曲線要素のおかげで、質感の面白みが加わり、部屋が洞窟っぽくなりすぎるのを防いでいます。LEDの壁付け照明は、この家の別の場所にある丸窓と呼応してます。異なる材料を抑制された色使いで、美しく混在させた住まいです。
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ドイツ
そぎ落とされたデザインの子ども部屋というトレンドが顕著にあらわれている事例です。
Fluidlab Architektur Designによるこの空間は、むしろ小さなおうちとして、ベッドの装飾に焦点をあてています。
この写真が撮られたあとで、いくつかの家具と、もっとたくさんのおもちゃが運び込まれたことでしょう。
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そぎ落とされたデザインの子ども部屋というトレンドが顕著にあらわれている事例です。
Fluidlab Architektur Designによるこの空間は、むしろ小さなおうちとして、ベッドの装飾に焦点をあてています。
この写真が撮られたあとで、いくつかの家具と、もっとたくさんのおもちゃが運び込まれたことでしょう。
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スペイン
Laboratorio de Arquitectura en Barcelonaによる、直線や機能性が特徴のこの空間がユーザーを惹きつけたのは、おそらくそのシンプルさゆえでしょう。
大きな造り付けの衣類収納があって、スペインの典型的な子供部屋ともいえます。部屋の全長にわたる机がありますが、白い色のおかげで、閉塞感を与えていません。
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Laboratorio de Arquitectura en Barcelonaによる、直線や機能性が特徴のこの空間がユーザーを惹きつけたのは、おそらくそのシンプルさゆえでしょう。
大きな造り付けの衣類収納があって、スペインの典型的な子供部屋ともいえます。部屋の全長にわたる机がありますが、白い色のおかげで、閉塞感を与えていません。
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フランス
Marie-Sophie Donnedieu(マリー=ソフィー・ドナデュー)さんがリノベーションを手がけたこのベッドルームは、オーナーの子どもの成長とともに変化するニーズに合わせる必要がありました。必要とされたのは、大きなベッド、しっかりとしたデスク、たくさん入る収納、そして十分に遊べる広さのあるスペースでした。
パリのアパートの例にもれず、この部屋もとても小さく、9平方メートルほどしかありません。そこでマリーさんが提案したのは、家具職人がオーダーメードで製作する、ロフトベッドやデスク、クローゼットを含む家具一式。そのおかげで、たっぷりとした遊びのスペースを残すことができました。
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Marie-Sophie Donnedieu(マリー=ソフィー・ドナデュー)さんがリノベーションを手がけたこのベッドルームは、オーナーの子どもの成長とともに変化するニーズに合わせる必要がありました。必要とされたのは、大きなベッド、しっかりとしたデスク、たくさん入る収納、そして十分に遊べる広さのあるスペースでした。
パリのアパートの例にもれず、この部屋もとても小さく、9平方メートルほどしかありません。そこでマリーさんが提案したのは、家具職人がオーダーメードで製作する、ロフトベッドやデスク、クローゼットを含む家具一式。そのおかげで、たっぷりとした遊びのスペースを残すことができました。
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アイルランド
この一棟リノベーションのデザイン方針は「あたたかく、穏やかで、成長していく4人家族にふさわしいこと」だったと語るのは、EP Interior Designのデザイナー、Elise Peng(エリーズ・ペン)さんです。そして、その居心地の良いリラックスした感じは、優しい色使いと柔らかな布地を幾重にも重ねた子ども部屋にも確かに届いています。
壁は、部屋の主と一緒に時を重ねていくのに最適な中間色でペイントされています。もし子どもの好みが変わっても、部屋全体を装飾し直すことなく、布地や小物をアップデートすればよいのです。
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この一棟リノベーションのデザイン方針は「あたたかく、穏やかで、成長していく4人家族にふさわしいこと」だったと語るのは、EP Interior Designのデザイナー、Elise Peng(エリーズ・ペン)さんです。そして、その居心地の良いリラックスした感じは、優しい色使いと柔らかな布地を幾重にも重ねた子ども部屋にも確かに届いています。
壁は、部屋の主と一緒に時を重ねていくのに最適な中間色でペイントされています。もし子どもの好みが変わっても、部屋全体を装飾し直すことなく、布地や小物をアップデートすればよいのです。
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イタリア
オーナーの8歳と10歳の子どもが暮らすこの部屋のリノベーションを依頼されたのは、建築家のChiara Mangiarotti(キアラ・マンジャロッティ)さんです。オーナーの希望は、心地よく安全に眠ったり遊んだりできるスペースをつくりながら、たくさんのおもちゃのための場所を空けておくことでした。
「私たちは部屋の高さを利用することにしました。高さ140センチのロフト階を設計してMDFで製作し、安全を確保するため手すりをつけました。ロフトの下には衣類収納とおもちゃ用のキャビネットが備えられています。ロフトに上がる階段にも、さらに多くの収納が隠れています。ロフトの上の天井の色によって、部屋がより広く見えます」とキアラさん。「オーナーとアイデアをシェアしたりブレインストーミングしたりするのに、Houzzのアイデアブックを使いました」
ちなみに、このプロジェクトは、完全リモートで依頼・設計・施工されました。ミラノにあるアパートのリノベーションを担当した建築家と、ブラジルに住むオーナーは、1度も直接顔を合わせることがありませんでした。
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オーナーの8歳と10歳の子どもが暮らすこの部屋のリノベーションを依頼されたのは、建築家のChiara Mangiarotti(キアラ・マンジャロッティ)さんです。オーナーの希望は、心地よく安全に眠ったり遊んだりできるスペースをつくりながら、たくさんのおもちゃのための場所を空けておくことでした。
「私たちは部屋の高さを利用することにしました。高さ140センチのロフト階を設計してMDFで製作し、安全を確保するため手すりをつけました。ロフトの下には衣類収納とおもちゃ用のキャビネットが備えられています。ロフトに上がる階段にも、さらに多くの収納が隠れています。ロフトの上の天井の色によって、部屋がより広く見えます」とキアラさん。「オーナーとアイデアをシェアしたりブレインストーミングしたりするのに、Houzzのアイデアブックを使いました」
ちなみに、このプロジェクトは、完全リモートで依頼・設計・施工されました。ミラノにあるアパートのリノベーションを担当した建築家と、ブラジルに住むオーナーは、1度も直接顔を合わせることがありませんでした。
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日本
築30年の和風住宅を、5人家族で楽しく暮らせるように、えぬぷらす一級建築士事務所がリノベーションした事例です。ファミリールームの中央に吹抜けを設けて、その周りに3人の子供たちだけでなく、大人も楽しめる遊び場をつくりました。
2階へ続く階段の壁面部分にダーク色のOSB(配向性ストランドボード)合板でボルタリングウォールを製作し、その壁の右下には、なんと隠し扉も設置されています。扉を開けると、階段下の空洞スペースが格好の隠れ場所になっています。
吹き抜け天井にはハンモックを張り、その他にも梯子(はしご)やロープなども付けたので、わんぱくな子どもたちは大はしゃぎ! オーナーご夫妻も、お子さんたちの様子を見ながら、料理や食事ができます。
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築30年の和風住宅を、5人家族で楽しく暮らせるように、えぬぷらす一級建築士事務所がリノベーションした事例です。ファミリールームの中央に吹抜けを設けて、その周りに3人の子供たちだけでなく、大人も楽しめる遊び場をつくりました。
2階へ続く階段の壁面部分にダーク色のOSB(配向性ストランドボード)合板でボルタリングウォールを製作し、その壁の右下には、なんと隠し扉も設置されています。扉を開けると、階段下の空洞スペースが格好の隠れ場所になっています。
吹き抜け天井にはハンモックを張り、その他にも梯子(はしご)やロープなども付けたので、わんぱくな子どもたちは大はしゃぎ! オーナーご夫妻も、お子さんたちの様子を見ながら、料理や食事ができます。
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イギリス
このエドワード朝の家にある便利なデスクエリアは、Kirsty Elizabeth Interiorsのデザイナー、Kirsty Niven(カースティ・ナイヴン)さん自身の、10代の息子さんのためのものです。
当初このスペースはセミウォークインクローゼットの一部として使う予定でしたが、別の機能を追加するのに十分な幅があると考えて決めたのでした。
「クローゼットを切り落として小さな空間をつくることで、息子が宿題をできるデスクエリアをつくることにしました」と彼女は語ります。「ちょっとした遊び心を利かせて、飛行機柄の壁紙を貼ったんです」
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このエドワード朝の家にある便利なデスクエリアは、Kirsty Elizabeth Interiorsのデザイナー、Kirsty Niven(カースティ・ナイヴン)さん自身の、10代の息子さんのためのものです。
当初このスペースはセミウォークインクローゼットの一部として使う予定でしたが、別の機能を追加するのに十分な幅があると考えて決めたのでした。
「クローゼットを切り落として小さな空間をつくることで、息子が宿題をできるデスクエリアをつくることにしました」と彼女は語ります。「ちょっとした遊び心を利かせて、飛行機柄の壁紙を貼ったんです」
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アメリカ
このかっこいい山小屋のようなベッドルームは、ミネソタ州の湖畔の家にあります。部屋を彩るのは、黒塗装木のアクセントウォールと、色を合わせたベッドフレーム、特製のレザーストラップがついた壁付けのヘッドボードに、床全体を覆う格子模様のカーペットです。
それぞれのベッドの足元には、革を編んだスツールが2脚ずつ置かれています。壁はSherwin-Williams(シャーウィン・ウィリアムズ)の『Shoji White』で塗られています。この新築の家は、Tays & Co Design Studios、New Heritageの建築家Collin Jacobs(コリン・ジェイコブズ)さん、そしてWes Hanson Buildersが手がけました。
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このかっこいい山小屋のようなベッドルームは、ミネソタ州の湖畔の家にあります。部屋を彩るのは、黒塗装木のアクセントウォールと、色を合わせたベッドフレーム、特製のレザーストラップがついた壁付けのヘッドボードに、床全体を覆う格子模様のカーペットです。
それぞれのベッドの足元には、革を編んだスツールが2脚ずつ置かれています。壁はSherwin-Williams(シャーウィン・ウィリアムズ)の『Shoji White』で塗られています。この新築の家は、Tays & Co Design Studios、New Heritageの建築家Collin Jacobs(コリン・ジェイコブズ)さん、そしてWes Hanson Buildersが手がけました。
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