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スタイリッシュな朝食スペースを追加したキッチンリフォーム施工事例3選
朝食のための小さなスペースを加えるために座席と収納を増やした、キッチンリフォームの事例をご紹介します。

Bryan Anthony
2022年12月10日
キッチンにわざわざ朝食コーナーを設けることに懐疑的な意見もあるでしょう。それでも簡単に食事を取れる場所があると便利ではあります。
今回ご紹介する3つの米国のキッチンリフォーム事例では、デザイナーたちがさまざまな理由から朝食コーナーをキッチンに設置しています。どれも使いやすそうでなので、ぜひ参考になさってみてください。
今回ご紹介する3つの米国のキッチンリフォーム事例では、デザイナーたちがさまざまな理由から朝食コーナーをキッチンに設置しています。どれも使いやすそうでなので、ぜひ参考になさってみてください。
1. 薄暗さを解消!明るく華やかな雰囲気に
どんなキッチン?
住まい手: 夫妻+子ども3人
所在地: ボストン
面積:17平方メートル
デザイン: Vani Sayeed Studios
ビフォー: ボストンに住むオーナーは、コンパクトなキッチンと隣接する朝食用の部屋を、もっと明るくモダンで、機能的にすることを希望していました。これらのスペースを、あたたかみのある木材やニュートラルカラーを使ってつくり変え、さらに朝食コーナーにはブルーをアクセントとして取り入れるよう、オーナーはデザイナーのVani Sayeed(ヴァニ・サイード)さんに依頼しました。
サイードさんはキッチンのリフォームを始めるにあたり、Houzz上でアイディアブックを作成し、好みの素材や仕上げ、また嫌いな素材や仕上げの写真を共有することをオーナーに勧めました。「クライアントが好きなものの写真よりも、嫌いなものの写真からより多くのことがわかる場合があります」と彼女は言います。「クライアントが嫌いなものが最初からわかっていれば、間違った方向のデザインに進むことを避けられるので、時間を節約できます」
以前の朝食用の部屋は壁がオレンジ色で、窓の内側にはシャッターが付いており、4人がけの小さなテーブルが置かれていました。「本当に暗いスペースで、あまり居心地がよくありませんでした」とサイードさんは言います。
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どんなキッチン?
住まい手: 夫妻+子ども3人
所在地: ボストン
面積:17平方メートル
デザイン: Vani Sayeed Studios
ビフォー: ボストンに住むオーナーは、コンパクトなキッチンと隣接する朝食用の部屋を、もっと明るくモダンで、機能的にすることを希望していました。これらのスペースを、あたたかみのある木材やニュートラルカラーを使ってつくり変え、さらに朝食コーナーにはブルーをアクセントとして取り入れるよう、オーナーはデザイナーのVani Sayeed(ヴァニ・サイード)さんに依頼しました。
サイードさんはキッチンのリフォームを始めるにあたり、Houzz上でアイディアブックを作成し、好みの素材や仕上げ、また嫌いな素材や仕上げの写真を共有することをオーナーに勧めました。「クライアントが好きなものの写真よりも、嫌いなものの写真からより多くのことがわかる場合があります」と彼女は言います。「クライアントが嫌いなものが最初からわかっていれば、間違った方向のデザインに進むことを避けられるので、時間を節約できます」
以前の朝食用の部屋は壁がオレンジ色で、窓の内側にはシャッターが付いており、4人がけの小さなテーブルが置かれていました。「本当に暗いスペースで、あまり居心地がよくありませんでした」とサイードさんは言います。
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アフター: 明るいグレージュ(Farrow & Ball(ファロー&ボウル)の『Elephant’s Breath』)で壁を塗装することで、この朝食用の部屋を明るい空間に変えました。
また、シャッターを取り外し、ファブリックのシェードを取り付けています。テーブルの上には軽やかなGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)のペンダントライト『バブルランプ』が吊るされ、あたたかみのある光とモダンな雰囲気を空間に加えています。
また、シャッターを取り外し、ファブリックのシェードを取り付けています。テーブルの上には軽やかなGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)のペンダントライト『バブルランプ』が吊るされ、あたたかみのある光とモダンな雰囲気を空間に加えています。
新しく造り付けた壁際の長椅子は、ご家族5人が全員で座るのに十分な大きさです。
この長椅子のクッションのカバーには、ライトブルーのピンストライプ柄で、屋内外で使用できる生地を使用しています。長椅子の下には収納があり、オーナーはテーブルリネンやプレイスマットの収納に利用しています。
ダイニングテーブルはオーナーの友人が制作した特注品です。
この長椅子のクッションのカバーには、ライトブルーのピンストライプ柄で、屋内外で使用できる生地を使用しています。長椅子の下には収納があり、オーナーはテーブルリネンやプレイスマットの収納に利用しています。
ダイニングテーブルはオーナーの友人が制作した特注品です。
2. 冷蔵庫の移動
どんなキッチン?
住まい手:夫妻+子ども3人
所在地:サンディエゴ近郊
面積:23平方メートル
デザイン:Hope Pinc Design
ビフォー: サンディエゴ近郊にあるこのお宅の朝食エリアは、以前は窮屈で、オーナーご夫妻と3人の子どもたちが一緒に座れませんでした。そこで、オーナーはデザイナーのHope Pinc(ホープ・ピンク)さんに、キッチンの配置を考え直し、居心地のいい朝食コーナーをつくってほしいと依頼しました。
どんなキッチン?
住まい手:夫妻+子ども3人
所在地:サンディエゴ近郊
面積:23平方メートル
デザイン:Hope Pinc Design
ビフォー: サンディエゴ近郊にあるこのお宅の朝食エリアは、以前は窮屈で、オーナーご夫妻と3人の子どもたちが一緒に座れませんでした。そこで、オーナーはデザイナーのHope Pinc(ホープ・ピンク)さんに、キッチンの配置を考え直し、居心地のいい朝食コーナーをつくってほしいと依頼しました。
アフター: ピンクさんはこの冷蔵庫をシンクと反対側の壁に移動しました。写真の右側手前に見えるのが、冷蔵庫のシルバーの部分です。そして、不自然に短かったカウンタートップとキャビネットを交換することで、配置に大きな広がりを持たせました。このデザイン変更によって、シンク側の壁に、より大きなカウンタースペースと収納を設けることができ、ご家族は隣接する朝食エリアが利用しやすくなりました。
明るい色のキャビネットや引き出し。鮮やかなホワイト(Sherwin-Williamsの『Extra White』)の腰壁や窓枠を備えたミスティグレー(Dunn-Edwardsの『Foggy Day』)の壁。そしてそれらとコントラストを生み出す6.35センチ幅のオイルステイン仕上げのオーク床材は、家全体で見られる既存の堅木の床とマッチするよう選定されたものであり、部屋にあたたかみを与えています。
理想のキッチンデザインを実現させる7つのヒント
明るい色のキャビネットや引き出し。鮮やかなホワイト(Sherwin-Williamsの『Extra White』)の腰壁や窓枠を備えたミスティグレー(Dunn-Edwardsの『Foggy Day』)の壁。そしてそれらとコントラストを生み出す6.35センチ幅のオイルステイン仕上げのオーク床材は、家全体で見られる既存の堅木の床とマッチするよう選定されたものであり、部屋にあたたかみを与えています。
理想のキッチンデザインを実現させる7つのヒント
冷蔵庫を移動することで、より開放的で広々とした雰囲気に生まれ変わった朝食コーナー。
ロイヤルブルーのクッションを置いたベンチを造り付けることで座る場所が増え、座面下にはゲームやおもちゃを収納できるようになりました。「朝食や軽いランチに家族が集まるのにぴったりな、機能的なスペースが生まれました」とピンクさん。
「クッションの生地やピローによって、部屋にテクスチャーや色を加えました。そうすることで、バックスプラッシュやアクセントとして使ったオーク材、床材の色にまとまりをもたせています」
ロイヤルブルーのクッションを置いたベンチを造り付けることで座る場所が増え、座面下にはゲームやおもちゃを収納できるようになりました。「朝食や軽いランチに家族が集まるのにぴったりな、機能的なスペースが生まれました」とピンクさん。
「クッションの生地やピローによって、部屋にテクスチャーや色を加えました。そうすることで、バックスプラッシュやアクセントとして使ったオーク材、床材の色にまとまりをもたせています」
3. スタイリッシュに取り替える
どんなキッチン?
住まい手: 夫妻+娘2人
所在地: シカゴ
面積:27平方メートル
デザイン:KitchenLab Interiors(Rebekah Zaveloff and Kat Andrejevic)
ビフォー: シカゴに住むオーナーは、キッチンのレイアウトとデザインを再考するにあたり、先見性のあるデザイナーの助けが必要だと感じていました。そこで、彼らはインテリアデザイナーのRebekah Zaveloff(レベッカ・ザヴェロフ)さんに、より軽やかで明るく、機能的で楽しいキッチンスペースを家族のためにデザインしてほしいと依頼しました。ザヴェロフさんはコンパクトなレイアウトのキッチンをデザインし、そこにウォークイン式のパントリーや大型のアイランドカウンター、多目的に利用できる朝食コーナーを加えました。
新たに朝食コーナーとなった場所は、以前は机とパソコンが置かれていましたが、なんとも場違いで、スペースを有効利用できているとはいえませんでした。
どんなキッチン?
住まい手: 夫妻+娘2人
所在地: シカゴ
面積:27平方メートル
デザイン:KitchenLab Interiors(Rebekah Zaveloff and Kat Andrejevic)
ビフォー: シカゴに住むオーナーは、キッチンのレイアウトとデザインを再考するにあたり、先見性のあるデザイナーの助けが必要だと感じていました。そこで、彼らはインテリアデザイナーのRebekah Zaveloff(レベッカ・ザヴェロフ)さんに、より軽やかで明るく、機能的で楽しいキッチンスペースを家族のためにデザインしてほしいと依頼しました。ザヴェロフさんはコンパクトなレイアウトのキッチンをデザインし、そこにウォークイン式のパントリーや大型のアイランドカウンター、多目的に利用できる朝食コーナーを加えました。
新たに朝食コーナーとなった場所は、以前は机とパソコンが置かれていましたが、なんとも場違いで、スペースを有効利用できているとはいえませんでした。
アフター: ザヴェロフさんは机が置かれていたこの場所を、特注のベンチソファや、ハリー・ベルトイアの『ワイヤーチェア』、ミッドセンチュリー風のウォルナットテーブル、ジョージ・ネルソンのペンダントライトなどを配した、家族にとって使いやすい多機能なダイニングスペースにつくり替えました。
「ベンチソファが好きなんです。こういったスペースは、居心地がよく、快適なものであってほしいと思います。また、テーブルまわりに椅子を置くよりもずっとすっきりした感じになります。椅子は引き出しっぱなしでは雑然として見えてしまいがちなので」と彼女は言います。
「オーナーは、このエリアでノートパソコンを開いて仕事をしたり、宿題を片付けたり、ワインを楽しんだり、料理中の誰かとおしゃべりすることができます」
「ベンチソファが好きなんです。こういったスペースは、居心地がよく、快適なものであってほしいと思います。また、テーブルまわりに椅子を置くよりもずっとすっきりした感じになります。椅子は引き出しっぱなしでは雑然として見えてしまいがちなので」と彼女は言います。
「オーナーは、このエリアでノートパソコンを開いて仕事をしたり、宿題を片付けたり、ワインを楽しんだり、料理中の誰かとおしゃべりすることができます」
この写真は、いかにこのダイニングエリアがアイランドカウンターとうまくつながっているかを示しています。
楕円形のウォルナット材のテーブルを選んだ理由について、ザヴェロスさんは、「この部屋にはあまりにもたくさんの長方形のものであふれているので、これを崩すために多少の曲線を取り入れる必要がありました。長方形のテーブルよりもうまくこのコーナーに納まっています」と話します。
テーブルの左側には化粧室がありますが、ザヴェロフさんは化粧室への動線を邪魔したくなかったのだそう。「この空間に柔らかさをもたせるという意図もあります。部屋に入ったときにまず目に入るのがこのテーブルですから」
お近くのインテリアデザイナー・コーディネーターを探す
楕円形のウォルナット材のテーブルを選んだ理由について、ザヴェロスさんは、「この部屋にはあまりにもたくさんの長方形のものであふれているので、これを崩すために多少の曲線を取り入れる必要がありました。長方形のテーブルよりもうまくこのコーナーに納まっています」と話します。
テーブルの左側には化粧室がありますが、ザヴェロフさんは化粧室への動線を邪魔したくなかったのだそう。「この空間に柔らかさをもたせるという意図もあります。部屋に入ったときにまず目に入るのがこのテーブルですから」
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