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家族全員で夏を思い切り楽しめる、プール付きの庭
ドイツのとある家の庭。子どもと犬に優しいデザインの施された庭には、ご家族の夢であった塩水プールが設けられています。
Aline van Hoorn
2022年7月2日
オーナーご家族は、新興開発地区に新しく建てられた家に引っ越してきましたが、庭や外構はまったくもって簡素なものでした。
「よくあることですが、ゼネコンから提供されたのは、たった数平米のテラス、シンプルな敷石、それから舗装された一般的なエントランスといった、標準的な庭でした」と話すのは、Giffel GmbH - Garten.PoolのJan Giffel(ヤン・ジッフェル)さんです。
子どもが2人いるオーナーご家族は、この標準的なデザインは自分たちの新しい住まいにふさわしくないと感じ、家が建った後に「自分たちのニーズや理想に合うよう庭をデザインし直したい」と考えていました。
「よくあることですが、ゼネコンから提供されたのは、たった数平米のテラス、シンプルな敷石、それから舗装された一般的なエントランスといった、標準的な庭でした」と話すのは、Giffel GmbH - Garten.PoolのJan Giffel(ヤン・ジッフェル)さんです。
子どもが2人いるオーナーご家族は、この標準的なデザインは自分たちの新しい住まいにふさわしくないと感じ、家が建った後に「自分たちのニーズや理想に合うよう庭をデザインし直したい」と考えていました。
どんなHouzz?
住まい手:オーナーご夫妻と2人のお子さん、2匹の愛犬
所在地:ドイツ、ラインラントのブリュール
面積:170平方メートル(7×3メートルのプール付き)
デザイン:Giffel GmbH - Garten.Pool(ヤン・ジッフェル)
住まい手:オーナーご夫妻と2人のお子さん、2匹の愛犬
所在地:ドイツ、ラインラントのブリュール
面積:170平方メートル(7×3メートルのプール付き)
デザイン:Giffel GmbH - Garten.Pool(ヤン・ジッフェル)
ひとつのプロジェクトから次のプロジェクトへ
塗装会社を営んでいるオーナーは、複数の業者が関わる複雑な大型プロジェクトの内装と外装の塗装を統括しており、そこでランドスケープデザインを担当していたのがジッフェルさんでした。ジッフェルさんが空間をどのように変化させるのかを実際に目の当たりにしたオーナーは、庭に専用プールをつくるというご家族との夢を叶えるために、プロジェクトを終えた1年半後に、ジッフェルさんに依頼することにしました。
塗装会社を営んでいるオーナーは、複数の業者が関わる複雑な大型プロジェクトの内装と外装の塗装を統括しており、そこでランドスケープデザインを担当していたのがジッフェルさんでした。ジッフェルさんが空間をどのように変化させるのかを実際に目の当たりにしたオーナーは、庭に専用プールをつくるというご家族との夢を叶えるために、プロジェクトを終えた1年半後に、ジッフェルさんに依頼することにしました。
構想
この家族の新しい住まいは、約420平米の土地に建っています。家が完成するとすぐに、彼らは外部空間の計画を始めました。
家族がプールを求めていることは明白でした。しかし、わずか170平米の庭に、2人の娘さんと2匹の大型犬が遊べる、十分なスペースを確保する必要もありました。そこで奥様は、子どもにも犬にも優しい庭となるよう入念に計画を練ったそう。
「オーナーの理想像を理解し、それを全体のコンセプトに落とし込むのはとてもワクワクする作業でした」とジッフェルさんは言います。彼らはHouzzのアイデアブックを使ってアイデアを集め、そこからインスピレーションを得ました。
この家族の新しい住まいは、約420平米の土地に建っています。家が完成するとすぐに、彼らは外部空間の計画を始めました。
家族がプールを求めていることは明白でした。しかし、わずか170平米の庭に、2人の娘さんと2匹の大型犬が遊べる、十分なスペースを確保する必要もありました。そこで奥様は、子どもにも犬にも優しい庭となるよう入念に計画を練ったそう。
「オーナーの理想像を理解し、それを全体のコンセプトに落とし込むのはとてもワクワクする作業でした」とジッフェルさんは言います。彼らはHouzzのアイデアブックを使ってアイデアを集め、そこからインスピレーションを得ました。
オーナーご家族にとって最適なプールとは
オーナーは当初「遊泳できる池が欲しい」と考えていました。自然な見た目と雰囲気を実現するには、これがベストな選択肢だと思ったのです。しかし、人工池は手入れが大変であり、家族が求めていた“メンテナンスの手間がかからないプール”には相応しくありませんでした。また、庭のスペースも人工池には狭すぎました。「
「こういった遊泳用の池は広い再生ゾーンを必要とします」とジッフェルさん。「境界のはっきりしたプールの方が、衛生面から見ても簡単なのです」
オーナーは当初「遊泳できる池が欲しい」と考えていました。自然な見た目と雰囲気を実現するには、これがベストな選択肢だと思ったのです。しかし、人工池は手入れが大変であり、家族が求めていた“メンテナンスの手間がかからないプール”には相応しくありませんでした。また、庭のスペースも人工池には狭すぎました。「
「こういった遊泳用の池は広い再生ゾーンを必要とします」とジッフェルさん。「境界のはっきりしたプールの方が、衛生面から見ても簡単なのです」
プール用のヒートポンプは屋上に設置されました
プール工事に要した時間
プロジェクトは、完成までに1年間を要しました。とくに、計画にほぼ7ヶ月かかり、図面も8回描き直しています。施工にかかったのは3〜4ヶ月でした。このプロジェクトの最大の難関は、造園工事に必要な土壌の準備のために庭のほかの部分を歩くことができず、幅3メートルの小道を通ってすべての作業を行わなければならなかったことでした。
世界の暮らしとデザイン:夢のように美しい眺めを見渡せるプール15選
プール工事に要した時間
プロジェクトは、完成までに1年間を要しました。とくに、計画にほぼ7ヶ月かかり、図面も8回描き直しています。施工にかかったのは3〜4ヶ月でした。このプロジェクトの最大の難関は、造園工事に必要な土壌の準備のために庭のほかの部分を歩くことができず、幅3メートルの小道を通ってすべての作業を行わなければならなかったことでした。
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春にプールを計画し始めるのでは遅すぎる?
「必ずしもそんなことはありません。春に工事を始めて、その年の夏に泳ぐこともできます。すべては求めるものを探す段階にかかっているんです。買い物と同じですね。『これだ!』と思うものを見つけるのにズボンを20着試着することもあれば、1着目がぴったり合うこともあるでしょう?」とジッフェルさん。
自分でプールをつくりたいという人向けに、ジッフェルさんの会社では、すぐに組み立てられるDIYキットも販売しています。価格は15,000から20,000ユーロ(約210万円から280万円)です。
「必ずしもそんなことはありません。春に工事を始めて、その年の夏に泳ぐこともできます。すべては求めるものを探す段階にかかっているんです。買い物と同じですね。『これだ!』と思うものを見つけるのにズボンを20着試着することもあれば、1着目がぴったり合うこともあるでしょう?」とジッフェルさん。
自分でプールをつくりたいという人向けに、ジッフェルさんの会社では、すぐに組み立てられるDIYキットも販売しています。価格は15,000から20,000ユーロ(約210万円から280万円)です。
外からも見えるオープンな庭
庭は美しく、手入れが簡単である必要がありますが、それだけでは十分ではありません。「庭にはある程度のプライバシーが必要ですが、新興開発地区ではプライバシーの確保が難しい場合があります」とジッフェルさんは話します。
この庭では、エスパリエ仕立ての木が竹の構造フレームにつながっており、時間が経つにつれて自然な緑のスクリーンに成長するようデザインされています。
庭は美しく、手入れが簡単である必要がありますが、それだけでは十分ではありません。「庭にはある程度のプライバシーが必要ですが、新興開発地区ではプライバシーの確保が難しい場合があります」とジッフェルさんは話します。
この庭では、エスパリエ仕立ての木が竹の構造フレームにつながっており、時間が経つにつれて自然な緑のスクリーンに成長するようデザインされています。
天然の敷石は、もともと四角形でした。しかし、家族の理想を実現するために、1つ1つ異なる形状にすることで、よりナチュラルな敷石とし、庭全体のコンセプトと調和させています。
屋外に設置されたレインフォールシャワーは、オーナーご家族の朝のルーティンを大きく変えます。「お客さんによっては、ほとんど家の中でシャワーを浴びない方もいます。朝プールでひと泳ぎして、外でシャワーを浴び、そのまま仕事へ行くのです」とジッフェルさん。
緑、緑、緑…
長さ7メートル、幅3メートルのこのプールは、深さは1.3メートルで、一定になっています。たとえ遊泳用の池をつくることは叶わなくても、プールのまわりには自然の緑がたくさん植えられています。植物は、ご家族が自ら農場で選んだものであり、それを専門家が空間にうまく取り入れています。ほとんどの植物が常緑のため、1年を通して、ちょっとしたバケーション気分を味わえます。
長さ7メートル、幅3メートルのこのプールは、深さは1.3メートルで、一定になっています。たとえ遊泳用の池をつくることは叶わなくても、プールのまわりには自然の緑がたくさん植えられています。植物は、ご家族が自ら農場で選んだものであり、それを専門家が空間にうまく取り入れています。ほとんどの植物が常緑のため、1年を通して、ちょっとしたバケーション気分を味わえます。
逆流ジェットシステムのおかげで泳ぐのがより楽しくなります。
塩素は必要?
この塩水プールに、塩素は必要ありません。と聞くと、海水と同じなのかとイメージしてしまいますが、「低濃度の塩分が入っているだけなので、皆さんが想像するような海水ではまったくありません」と専門家は言います。
塩水プールはメンテナンスが非常に簡単です。塩素をまったく必要としないので、独特の強いにおいがしないだけでなく、肌にも優しいのです。ですから、愛犬が飛び込んだとしてもまったく問題ありません。
塩素は必要?
この塩水プールに、塩素は必要ありません。と聞くと、海水と同じなのかとイメージしてしまいますが、「低濃度の塩分が入っているだけなので、皆さんが想像するような海水ではまったくありません」と専門家は言います。
塩水プールはメンテナンスが非常に簡単です。塩素をまったく必要としないので、独特の強いにおいがしないだけでなく、肌にも優しいのです。ですから、愛犬が飛び込んだとしてもまったく問題ありません。
クマル材を採用した、約4×4メートルのサンテラス
あとは夏を楽しむだけ!
暖かい日差しの中で休憩することができるサンデッキ。その下には、開閉式のプールカバーを見えないように収納することができます。Giffel GmbH社では、冬越しの防寒処理のためと夏場の準備の年2回、プールのメンテナンスに訪れているため、オーナーご家族が完璧にコーディネートされた庭とプールにとても満足していることを、ジッフェルさんも知っています。
こちらもあわせて
憧れのプールがある暮らし。実現させるなら知っておきたいポイント
国内のプールの施工業者を探す
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