パリ・トロカデロの、優雅で落ち着いた85坪のアパート
インテリアデザイナーは、このアパートの伝統的なデザインと、現代的な家具のすっきりとしたラインを見事に調和させました。

Elen Pouhaer
2022年7月11日
フランス人のオーナー夫妻は、284平方メートルのアパートを3人の子どもと暮らしやすくするため、インテリアデザイナーのLichelle Silvestry(リシェル・シルベストリー)さんにリノベーションの計画を依頼しました。このアパートは、パリのトロカデロ地区にあるオスマン様式の建物内にあります。
「世界のさまざまな場所に住んだことのあるオーナーご一家は、Houzz(ハウズ)を介して私に連絡をくれました。彼らは私のプロフィールを見て、私のリノベーションプロジェクトに興味を持ってくれたといいます。私のプロジェクトが彼らに最も適していることにすぐに気づいた私たちは、コラボレーションできることを心から嬉しく思いました。芸術・音楽・旅行などのご家族の関心事が、空間のデザインとテイストに影響を与えました」とシルベストリーさんは話します。
「世界のさまざまな場所に住んだことのあるオーナーご一家は、Houzz(ハウズ)を介して私に連絡をくれました。彼らは私のプロフィールを見て、私のリノベーションプロジェクトに興味を持ってくれたといいます。私のプロジェクトが彼らに最も適していることにすぐに気づいた私たちは、コラボレーションできることを心から嬉しく思いました。芸術・音楽・旅行などのご家族の関心事が、空間のデザインとテイストに影響を与えました」とシルベストリーさんは話します。
どんなHouzz?
住まい手:オーナーご夫妻と3人の子どもたち
所在地:パリ16区とトロカデロ(フランス)
面積:284平方メートル
予算:27万5000ユーロ(約3,785万円)
施工期間:6ヶ月
インテリアデザイン:Lichelle Silvestry Interiors(リシェル・シルベストリー・インテリア)
写真:Heidi Feldman(ハイディ・フェルドマン)
住まい手:オーナーご夫妻と3人の子どもたち
所在地:パリ16区とトロカデロ(フランス)
面積:284平方メートル
予算:27万5000ユーロ(約3,785万円)
施工期間:6ヶ月
インテリアデザイン:Lichelle Silvestry Interiors(リシェル・シルベストリー・インテリア)
写真:Heidi Feldman(ハイディ・フェルドマン)
1913年に建てられたこの建物には、無垢のオーク材の床、モールディング、装飾的な木工品、大理石の暖炉など、美しい伝統的要素が備わっています。これらの要素は、建物の歴史を表す要素として、慎重に保存されました。
このアパートのリノベーションには、トイレとキッチンの完全な改装、ゆったりとしたランドリースペースの設置、すべての電気設備の交換、そして居心地の良い繭のような空間をつくり出すための細やかな間接照明工事が含まれていました。
このアパートのリノベーションには、トイレとキッチンの完全な改装、ゆったりとしたランドリースペースの設置、すべての電気設備の交換、そして居心地の良い繭のような空間をつくり出すための細やかな間接照明工事が含まれていました。
アパートの中心に移設されたキッチンを除いて、ほとんどの部屋は元の位置にとどまりました。
「ファッション愛好家であるこの一家のために、たくさんの収納スペースを確保することに注意を払いました」とシルベストリーさんは言います。
「ファッション愛好家であるこの一家のために、たくさんの収納スペースを確保することに注意を払いました」とシルベストリーさんは言います。
玄関の既存タイルは、明るい現代的なテイストと調和しています。壁の柔らかな色調は、ご夫妻が所有するアートコレクションを引き立てて、現代的なフォルムの黒いソファや、特注のオーク製のテーブルなどの明るい色調の木製家具と調和しています。
修復された明るい色調のオーク材のフローリングは、この家を柔らかさで包み込みます。
ビフォー:改装前のアパートは、新旧の要素を完璧に織り交ぜて装飾されていました。
アフター:明るい色調の木と白を組み合わせたダイニングルームのミニマルなデザインにより、キッチンへと広がるテイストは一貫しています。
シルベストリーさんは、オーナーご夫妻が以前から所有していた家具やアートに合わせて設計を行いました。
「オーナーご夫妻はデザインに関心を持っており、それが空間のテイストの基準となりました」とシルベストリーさん。
「オーナーご夫妻はデザインに関心を持っており、それが空間のテイストの基準となりました」とシルベストリーさん。
「そうして私たちは、このアパートの古典的な建築と、それぞれの空間を飾る現代的な家具の完璧な調和を生み出すことができました」とシルベストリーさんは言います。
ほとんどのオスマン様式のアパートのように、改装前はアパートの奥にキッチンがありましたが、その部分は自宅で仕事をするためのホームオフィスへと改装されました。
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新しいキッチンは、かつてダイニングルームがあった場所に配置されました。この光に満ちた空間は、明るい色合いの木、オフホワイト、そして金色の真鍮が組み合わされたスタイリッシュな印象に仕上がっています。
調理台と背板に採用されているベージュを基調としたクォーツストーンは、戸棚の木目とうまく調和しています。
中央にある大型のアイランドカウンターには、日々の食事の際に使うバースツールが備えられています。
ビフォー:オーナーご夫妻は、このアパートの広い応接室をつなぐ格式のある軸線を維持することを望んでいました。同時に、シンプルなラインと黒の視覚的アクセントを備えた家具により、様式のアップデートも行いました。
建物の5階に位置し、立派な窓を備えたこのアパートは、以前から非常に明るい空間でしたが、高級な生地と調和したニュートラルな色の組み合わせにより、柔らかく心地よい雰囲気が生み出され、より強く明るさが感じられるようになりました。
主寝室は、もともとのカーペットの床から、幅のある木のフローリングに張り替えられました。
ヴィンテージの壁掛け照明と、編み革張りのアームチェアが、ミニマルなデザインに絶妙ななレトロ感をもたらします。
2台の幾何学的形状のナイトテーブルがベッドの線に沿って配置され、灰褐色、パールグレー、白からなるカラーリングを構成しています。
2台の幾何学的形状のナイトテーブルがベッドの線に沿って配置され、灰褐色、パールグレー、白からなるカラーリングを構成しています。
ビフォー:バスルームには高級素材が多く用いられ、改装前のベーシックなテイストから、洗練された新しい空間へと生まれ変わりました。
アフター:「このバスルームを拡張するために、隣接するベッドルームを少し狭くしました。これにより、ゆったりとしたプロポーションのシャワー、ウォシュレット、そして2つのシンクを備えた洗面台を配置することができました」とシルベストリーさんは言います。
アパートのほかの部屋と同じテイストが踏襲されたバスルームでは、明るい色合いの木とベージュが組み合わせられ、真鍮の器具がアクセントとして設置されています。
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C'est magnifiiiiiique!
J attendais plus d'originalité, même dans le 16e.... Trop traditionnel à mon goût pour une si belle surface.... Sobre... Oui..presque triste.. Hélas.!