海の近くの築17年の家を大胆リフォーム。デザイン性と快適性を兼ね備えた美しい住まい
2度目のリフォームの依頼を受けたインテリアデザイナー。何度も打ち合わせを重ねた末、オーナーご夫妻が「帰りたくなる」と語る、快適な住まいを完成させました。
I-GRACE interiorのデザイナー・柴内裕子さんは、2年前の2020年に、小さな息子さんをもつオーナーご夫妻から、都内のお住まいを部分的にリフォームしたいというご依頼を、Houzzを通じて受けました。奥様がHouzzのアイデアブックを活用してくださっていたこともあり、ご要望と提案を的確に打ち合わせることができたことから、住まいは素晴らしい仕上がりに。半年後、柴内さんは「新たに購入した住まいのリフォームも依頼したい」と、ご夫妻から再び連絡をもらいました。
コロナ禍によりリモートワークの機会が多くなったことから、新居は職場に合わせて選ぶ必要がなくなり、ご夫妻は、神奈川県の海に近いエリアに建つ鉄骨造の築17年の住宅を購入したそう。奥様のご要望である、生活感をなくしつつも、効率的な生活動線を備えた「帰りたくなる家」を実現させるため、柴内さんは、鉄骨造住宅を一度躯体のみの状態まで解体し、間取りからつくり直すスケルトンリフォームに挑戦することにしました。
コロナ禍によりリモートワークの機会が多くなったことから、新居は職場に合わせて選ぶ必要がなくなり、ご夫妻は、神奈川県の海に近いエリアに建つ鉄骨造の築17年の住宅を購入したそう。奥様のご要望である、生活感をなくしつつも、効率的な生活動線を備えた「帰りたくなる家」を実現させるため、柴内さんは、鉄骨造住宅を一度躯体のみの状態まで解体し、間取りからつくり直すスケルトンリフォームに挑戦することにしました。
1階。リビングから玄関を望む 写真:Yoshiteru Baba
「築17年で、それほど古い住宅というわけではなかったのですが、海岸が近いということもありますし、以前のオーナーご家族の趣味のものがたくさん置かれていましたから、かなり傷んでいました。最初はここまで大幅に改築する予定ではなかったのですが、結局間取りなども大きく変更しました。変更していない部分の方が少ないくらいです」と柴内さんは振り返ります。
「築17年で、それほど古い住宅というわけではなかったのですが、海岸が近いということもありますし、以前のオーナーご家族の趣味のものがたくさん置かれていましたから、かなり傷んでいました。最初はここまで大幅に改築する予定ではなかったのですが、結局間取りなども大きく変更しました。変更していない部分の方が少ないくらいです」と柴内さんは振り返ります。
写真:Sadayuki Saito
「鉄骨造の住宅を手がけるのは初めてでしたので、はじめは『開けてみないとわからない』という感じでしたね。とにかく明るく解放的な住まいとするべく、さまざまな壁を取り払いました」
玄関とLDKを区切っていた壁も取り払い、視線をゆるやかに遮る木製ルーバーを設置。暗くなりがちだった玄関に窓からの光を届けながら、郵便や荷物の受け取りなどの際に、プライバシーを守る役割も担っています。
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自宅にルーバーを取り入れるべき9つの理由
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写真:Sadayuki Saito
スタイリッシュでシンプルな空間には生活感がほとんどありません。その秘密は各所に設けられた収納にあります。
たとえば玄関には、普段使いの靴を収納する下駄箱のほかに、季節の靴や上着、鞄などのための造作収納が。この中には、ダイソンの掃除機もしまわれています。
スタイリッシュでシンプルな空間には生活感がほとんどありません。その秘密は各所に設けられた収納にあります。
たとえば玄関には、普段使いの靴を収納する下駄箱のほかに、季節の靴や上着、鞄などのための造作収納が。この中には、ダイソンの掃除機もしまわれています。
1階DK。ダイニングテーブルはカールハンセン&サンの『CH322』、照明はルイスポールセンの『VL45』 写真:Yoshiteru Baba
とくに驚くべき収納力を秘めているのが、キッチン・ダイニングです。まるでキッチンスタジオのように洗練された空間となっていますが、食器・家電・調味料など、造作家具の中にきっちり収められています。
「キッチンのキャビネットのデザインでは、使用している全ての家電が収まるように設計いただきました」と奥様。あらかじめキッチン・ダイニングで使用するツールはすべて共有し、柴内さんはそれらがきっちりと収まるサイズにキャビネットを設計したのです。
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「キッチンのキャビネットのデザインでは、使用している全ての家電が収まるように設計いただきました」と奥様。あらかじめキッチン・ダイニングで使用するツールはすべて共有し、柴内さんはそれらがきっちりと収まるサイズにキャビネットを設計したのです。
写真:Sadayuki Saito
柴内さんがとくに気に入っているというのが、キャビネットの手掛け部分。「閉じたときにラインがきっちり揃うようにデザインしました。細かい部分ではあるのですが、ここが少しでもずれていると、住んでいるうちに気になってしまいませんか?」と柴内さん。
住まいには、このように「暮らしている人にしかわからない」ような細かなこだわりが、随所に施されています。
キッチンキャビネットのアイデアをもっと見る
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写真:Sadayuki Saito
特注のキッチンシンクもそうです。台の中に落とし込むようにつくられたシンクは、900×450mmと、一般のシンクよりも大きく、それに合わせて水受けも、ぴったりのサイズのものが特注でつくられました。
シンクの天板には、天然のクォーツを90%使用した“シーザーストーン”という素材を採用。耐摩耗性・耐汚染性に優れた素材で、お手入れも簡単にできるにもかかわらず、クォーツのもつ美しい色合いや質感が楽しめます。
特注のキッチンシンクもそうです。台の中に落とし込むようにつくられたシンクは、900×450mmと、一般のシンクよりも大きく、それに合わせて水受けも、ぴったりのサイズのものが特注でつくられました。
シンクの天板には、天然のクォーツを90%使用した“シーザーストーン”という素材を採用。耐摩耗性・耐汚染性に優れた素材で、お手入れも簡単にできるにもかかわらず、クォーツのもつ美しい色合いや質感が楽しめます。
写真:Sadayuki Saito
奥様は、住まいのテーマとして「帰りたくなる家」を挙げていました。帰りたくなる家には、快適性が不可欠。そのため、生活動線も重要なものでした。
こちらは、玄関とキッチンからアクセスできる、洗面洗濯室。反対にはバスルームへ続く脱衣室があり、帰宅して手を洗い、汚れた服を選択し、シャワーを浴びるというような、一連の流れをスムーズに行うことができます。
「この空間には、洗面台とランドリースペースの間に、どうしても取り壊せない柱がありました。その条件の下でどう空間をつくっていくかは大きな課題となりました」と柴内さん。
奥様は、住まいのテーマとして「帰りたくなる家」を挙げていました。帰りたくなる家には、快適性が不可欠。そのため、生活動線も重要なものでした。
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「この空間には、洗面台とランドリースペースの間に、どうしても取り壊せない柱がありました。その条件の下でどう空間をつくっていくかは大きな課題となりました」と柴内さん。
写真:Sadayuki Saito
「洗濯機と乾燥機を2台置きたいというリクエストをいただいており、アイロンがけできるスペースと、アイロンがけしたものを吊り下げられるハンガーパイプもご所望でした」と柴内さんは話します。
洗濯機と乾燥機の上に、アイロンがけのための天板をわたし、ランドリースペースの壁と柱の間にハンガーパイプを設置。結果として、一歩も動かずに洗濯・乾燥・アイロンが完了できる、夢のような空間となりました。
天板には、ビアンコカラーラを採用。汚れがつきにくいよう、あらかじめコーティングが施されています。
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洗濯機と乾燥機の上に、アイロンがけのための天板をわたし、ランドリースペースの壁と柱の間にハンガーパイプを設置。結果として、一歩も動かずに洗濯・乾燥・アイロンが完了できる、夢のような空間となりました。
天板には、ビアンコカラーラを採用。汚れがつきにくいよう、あらかじめコーティングが施されています。
1階LDK。リビングからダイニング・キッチンを望む 写真:Sadayuki Saito
住まいのテーマカラーは、白・ベージュ・薄いグレー。リノベーション前の壁紙や床材はすべて張り替えられました。
「もう数十年前になりますが、アメリカに留学していたことがありました。今でもアメリカのテレビ番組が好きで、最近では、YoutubeやInstagramで、アメリカのお家拝見動画を観たりしています」と話す奥様は、ご自宅もアメリカの住宅のような、スタイリッシュなテイストにしたいとお考えだったそう。海外の事例写真もたくさん掲載されていることから、住まいのイメージを固めるのに、Houzzのアイデアブックを活用していたといいます。
「主要なスペースに採用されているのは、輸入タイル専門店で購入した、スペインのセラミックタイルです。絶妙なニュアンスカラーとマットな質感が魅力のこのタイルは私も大好きで、この床材を中心に、住まいのカラーリングが決まっていきました」と柴内さん。
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1階LDK。ダイニングからリビングを望む。壁に取り付けられたラダーウォールは、息子さんの遊びや、ご夫妻のトレーニングに活躍 写真:Sadayuki Saito
本当は、壁と天井はペンキで塗装したかったという柴内さん。しかし、予算が跳ね上がってしまうので、今回はナガイの“フリース壁紙”を採用しました。パルプなどの自然素材をフリース状にした上に塗装が施されており、壁に直接塗装されているように見えるのが特徴です。
「壁紙には、タイルの色と似ているアイボリーを選び、それに合わせて巾木(はばき)もつくりました。おかげで、天井から床までひと続きになっているように見えます」と柴内さんは話します。
本当は、壁と天井はペンキで塗装したかったという柴内さん。しかし、予算が跳ね上がってしまうので、今回はナガイの“フリース壁紙”を採用しました。パルプなどの自然素材をフリース状にした上に塗装が施されており、壁に直接塗装されているように見えるのが特徴です。
「壁紙には、タイルの色と似ているアイボリーを選び、それに合わせて巾木(はばき)もつくりました。おかげで、天井から床までひと続きになっているように見えます」と柴内さんは話します。
写真:Sadayuki Saito
ほかの空間と少しテイストが異なるのが、1階のトイレです。
Hirata Tileの深緑のタイルと間接照明が、シックでムーディな雰囲気を醸し出しています。
「トイレだけは少し趣が違っても素敵かなと思い、遊び心ある提案をさせていただきました。照明は天井高を100mm下げて、間接照明がより映えるように演出しています。ペンダントライトを一灯吊り下げるよりも雰囲気が出ます」と柴内さん。
住まいには、ほとんどの場所に床暖房が設けられていますが、トイレも例外ではありません。
この冬は厳しい寒さだったものの、床暖房のお陰で、ほとんどエアコンを使わずに過ごすことができたといいます。
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「トイレだけは少し趣が違っても素敵かなと思い、遊び心ある提案をさせていただきました。照明は天井高を100mm下げて、間接照明がより映えるように演出しています。ペンダントライトを一灯吊り下げるよりも雰囲気が出ます」と柴内さん。
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この冬は厳しい寒さだったものの、床暖房のお陰で、ほとんどエアコンを使わずに過ごすことができたといいます。
2階洗面トイレ 写真:Yoshiteru Baba
2階には、和室と奥様の仕事部屋、2つの洗面台を備えた洗面トイレ、そしてファミリースペースとベッドルームがあります。
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2階ファミリースペース。パーテーションの裏側はベッドルーム 写真:Yoshiteru Baba
ファミリースペースのシンボルになっているバイオエタノール暖炉の「エコスマートファイア」は、柴内さんの提案によって設置されたものだそう。「当初、暖炉を置くという話は出ていなかったのですが、せっかく憩いの場となるファミリースペースを設けるならと思い、提案させていただきました」と柴内さん。奥様は提案を喜んで受け入れてくれたといいます。
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人が自然と集う、中心に暖炉のある家
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写真:Sadayuki Saito
「暖炉側の壁面に何を選択するかとても迷ったのですが、暖炉の裏は熱くなるので、耐熱性に優れた素材にする必要がありました。最終的に選んだのが、こちらの大判タイルです。厚さ6mmの薄いタイルで、2枚を柄合わせで貼っているのですが、屈強な人がぶつかっても倒れないくらい頑丈です」と柴内さんは話します。
床材には、1階で使われているタイルの色違いのシルバーを採用。それに合わせて壁紙にはホワイトを選んでいます。壁と床の枠は埋め込んで、つながっているように見せる工夫がなされています。
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2階廊下から和室を望む 写真:Sadayuki Saito
最後に、この住まいで唯一の“和”の空間である和室をご紹介しましょう。この場所は以前納戸として使われており、窓は少なく、居室として使える状態ではなかったそう。「以前は開き戸でしたが、建具を撤去し、引き込み戸に変更しました。本当は窓も広げようかと考えていたんですが、それはやめて、間接照明を取り入れて、雰囲気をもたせました」と柴内さん。
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写真:Sadayuki Saito
壁紙には、トミタの和紙クロスを採用。引き戸にも和紙クロスを貼ることで、閉じたときにも空間の印象を損なわないよう工夫されています。
さらに、写真右手の床の間にエアコンを隠し、生活感を出さない配慮も。市松模様に配された琉球畳も含め、アーティスティックな空間となっています。
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1階リビング横のテラス。息子さんが駆け回る、お気に入りのスペース 写真:Sadayuki Saito
当初、「帰りたくなる家」を希望していた奥様は、実際に暮らしてから数ヶ月経つ今、「帰りたくなる家というだけでなく、居心地のいい家にもなりました」と話します。「柴内さんのデザインや、ご提案いただた素材や家具、ライト、鏡など……すべて素敵でした。入居後まで、申し訳ないくらい小さい要望までご対応いただきました」
柴内さんは、施工中何度も現地を訪れ、職人の方々ともコミュニケーションを取っていたそう。「職人さんたちの努力なしには叶えられませんでした」と柴内さんは話します。
「施工中、週3回は通っていたと思いますが、大変な作業も、皆さん快く対応してくださったんです。そのおかげで、細かい部分まで本当に美しい住まいになったと思います」
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どんなHouzz?
所在地:神奈川県
住まい手:オーナーご夫妻と4歳の息子さん
建築面積:89.63平方メートル
延床面積:168.79平方メートル
構造:鉄骨造2階建て
設計:I-GRACE interior(柴内裕子)
施工:株式会社賀川
竣工時期:2021年10月