コメント
衣替えがラクになるクローゼット収納の仕組みとは
春に向けての衣替えの季節が近づいてきました。収納プランを見直す、絶好のチャンスです!
栗原晶子|Akiko Kurihara
2022年2月26日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
厚手のコートやダウンジャケットなど、冬物のアウターが不要になってくると、色や素材が春らしい服を選びたくなりますよね。そんなときつい面倒に感じてしまうのが、衣替えです。「天候を見ながら、まとまった時間ができた時に一気にやってしまおう!」と思っても、タイミングを逃してしまい、使いづらいクローゼットのまま春を迎えてしまうというお悩みもよくいただきます。衣替えしやすい収納の仕組みさえできれば、季節ごとの衣替えが苦ではなくなり、日々のコーディネートもしやすくなりますよ。
今回は、次の衣替えで実践したい、収納の仕組みのアイデアをご紹介します。
今回は、次の衣替えで実践したい、収納の仕組みのアイデアをご紹介します。
ハンガーを揃える
クローゼット内で使うハンガーの素材や形は揃っていますか? 不揃いだと、洋服をかけた際に向きや角度がバラバラになるので、出し入れしにくくなってしまいます。また、ハンガーが揃っていると、見た目がスッキリして整えやすくなるという効果もあります。
ハンガーは持っている服の種類や傾向に合わせて、使いやすい素材やデザインのものを選びましょう。
クローゼット内で使うハンガーの素材や形は揃っていますか? 不揃いだと、洋服をかけた際に向きや角度がバラバラになるので、出し入れしにくくなってしまいます。また、ハンガーが揃っていると、見た目がスッキリして整えやすくなるという効果もあります。
ハンガーは持っている服の種類や傾向に合わせて、使いやすい素材やデザインのものを選びましょう。
ファミリークローゼットなど、複数人の衣服を一箇所に収納している場合は、人物別にハンガーの色を決めたり、タグをつけるなどして、クローゼット内で洋服がごちゃつかないようにしましょう。
色別、形別にしておけば、今日はお子さんの分、翌週は自分の分というように、衣替えのタイミングを無理なく分散して行うこともできます。
Houzzで片付け・収納アドバイザーを探す
色別、形別にしておけば、今日はお子さんの分、翌週は自分の分というように、衣替えのタイミングを無理なく分散して行うこともできます。
Houzzで片付け・収納アドバイザーを探す
子どもの成長(背丈)に合わせて収納の高さを見直す
「洋服がサイズアウトするサイクルが早いので、管理が大変」というのは、お子さんのいるご家庭からよく耳にするお悩みです。サイズアウトしたものは手放すか、メインのクローゼット収納とは別に管理しましょう。いただきものであまり着なかった洋服など、なんとなくそのまま置いておいたものなども、衣替えのタイミングで分別しましょう。
「洋服がサイズアウトするサイクルが早いので、管理が大変」というのは、お子さんのいるご家庭からよく耳にするお悩みです。サイズアウトしたものは手放すか、メインのクローゼット収納とは別に管理しましょう。いただきものであまり着なかった洋服など、なんとなくそのまま置いておいたものなども、衣替えのタイミングで分別しましょう。
お子さんが成長して、自分で洋服を選んだり、片づけのお手伝いをするようになったら、収納の高さを見直してみては?
ハンガーをかける位置は、高すぎても低すぎても扱いづらいもの。一般的に、肩の位置から10~20㎝程度上の位置が、出し入れしやすい高さとされています。
こちらもあわせて
使いやすくおしゃれな洋服収納のアイデア
ハンガーをかける位置は、高すぎても低すぎても扱いづらいもの。一般的に、肩の位置から10~20㎝程度上の位置が、出し入れしやすい高さとされています。
こちらもあわせて
使いやすくおしゃれな洋服収納のアイデア
収納ケースは入れ替えやすいサイズや仕様を選ぶ
クローゼットに合う収納用品のラインナップには、その奥行きに合わせたロングサイズの収納ケース(奥行70~80㎝程度)もありますが、奥行きがあるものはケース自体が大きく扱いづらので、衣替え時の出し入れが面倒になりがち。
奥行きの短い収納ケースを前列、後列に配置し、衣替えのタイミングで入れ替えるといった使い方ができると、衣替えの時短も見込めます。
大容量の収納ケースだと、ケース内でさらに細分化する必要が出てきたり、“とりあえず”で詰めてしまい、季節外のものが混ざってしまう場合も。収納ケースのサイズ、奥行きや深さはよく検討して選びましょう。
クローゼットに合う収納用品のラインナップには、その奥行きに合わせたロングサイズの収納ケース(奥行70~80㎝程度)もありますが、奥行きがあるものはケース自体が大きく扱いづらので、衣替え時の出し入れが面倒になりがち。
奥行きの短い収納ケースを前列、後列に配置し、衣替えのタイミングで入れ替えるといった使い方ができると、衣替えの時短も見込めます。
大容量の収納ケースだと、ケース内でさらに細分化する必要が出てきたり、“とりあえず”で詰めてしまい、季節外のものが混ざってしまう場合も。収納ケースのサイズ、奥行きや深さはよく検討して選びましょう。
スタッキングできるものを選び、季節や収納する洋服の分量にあわせて、収納ケースの高さを変えながら使用するのもおすすめです。
春夏はアウターが薄手になりますが、その分肌着やTシャツが多くなります。畳んで収納するものが増えるので、それらを収納するスペースを増やす、といったやり方です。
キャスターを取り付けられる収納家具やケースを選べば、入れ替え作業の手間がさらに軽減できます。
春夏はアウターが薄手になりますが、その分肌着やTシャツが多くなります。畳んで収納するものが増えるので、それらを収納するスペースを増やす、といったやり方です。
キャスターを取り付けられる収納家具やケースを選べば、入れ替え作業の手間がさらに軽減できます。
クリーニングは早めにピックアップする
冬物のアウターをクリーニングに出す場合、早めのピックアップを心がけましょう。
なぜなら、冬物はスペースを要するので、長い間空けておくと、その空間に別のものを入れたくなってしまうから。せっかく衣替えで整理したのに、クリーニングから戻ってきたときには、スペースに余裕がなくなり、結果ギュウギュウに押し込めなくてはいけなくなってしまうかもしれません。
現在は次のシーズンまで保管してもらえるクリーニングサービスなどもありますので、そうしたサービスを活用するのも一つの手段です。
冬物のアウターをクリーニングに出す場合、早めのピックアップを心がけましょう。
なぜなら、冬物はスペースを要するので、長い間空けておくと、その空間に別のものを入れたくなってしまうから。せっかく衣替えで整理したのに、クリーニングから戻ってきたときには、スペースに余裕がなくなり、結果ギュウギュウに押し込めなくてはいけなくなってしまうかもしれません。
現在は次のシーズンまで保管してもらえるクリーニングサービスなどもありますので、そうしたサービスを活用するのも一つの手段です。
クローゼットの奥を見返す
最後に、衣替えのタイミングで、余裕があればぜひチェックしていただきたいのが、クローゼットの奥・隅・上段にある、収納の中身チェックです。
引越し以来開けていない段ボールや、長年置いたまま、中に何が入っているか忘れている、謎のボックスはありませんか。「いつか使うだろう」「とりあえず残しておこう」とそのままにしていたものを見返せば、思いのほか収納に余裕が生まれるかも。中身を確認して、再度その場に保管すると決めたら、一目で中に何が入っているかわかるよう、ラベルを貼っておくことをお忘れなく。
最後に、衣替えのタイミングで、余裕があればぜひチェックしていただきたいのが、クローゼットの奥・隅・上段にある、収納の中身チェックです。
引越し以来開けていない段ボールや、長年置いたまま、中に何が入っているか忘れている、謎のボックスはありませんか。「いつか使うだろう」「とりあえず残しておこう」とそのままにしていたものを見返せば、思いのほか収納に余裕が生まれるかも。中身を確認して、再度その場に保管すると決めたら、一目で中に何が入っているかわかるよう、ラベルを貼っておくことをお忘れなく。
おすすめの記事
キッチンの記事
家事をストレスフリーに! キッチンカウンター下収納の使い方と収納アイデア
オープンタイプのキッチンが人気の今、キッチンカウンター下収納はその後の使いやすさを左右する重要な検討事項です。種類別カウンター下収納の特徴を参考に、家族が使いたくなるキッチンまわりをつくりましょう。
続きを読む
トイレ・洗面所の記事
家じゅうのタオルやシーツをすっきり収納。リネンクローゼットのすすめ
バスまわりやベッドまわりのリネン、ストックも含めてどこにしまっていますか? 点在させるのではなく1ヶ所にまとめる、リネン専用の収納庫があると便利です。
続きを読む
小さな住まい
幅や間口の狭い部屋を快適に使う13のアイデア
幅や間口の狭い部屋は使いにくいものと思い込んでいませんか? 家具の選び方や配置、色使いで、実際よりも広く使いやすい空間を作り出すことができます。
続きを読む
片付け・収納・家事
収納を考えるよい機会。衣替えをしながら、クローゼットの中身も見直しましょう
衣替えを済ませた方もこれからの方も、洋服の収納法やクローゼットの使い方、この機会に見直してみませんか。
続きを読む
片付け・収納・家事
調味料とスパイスの収納アイデア・実例30選
調味料やスパイスを美しく、しかも使いやすく整理整頓・収納すれば、見た目だけでなく無駄を防ぎ、調理や掃除の時短にもつながります。
続きを読む