寝室でも、インテリアをもっと楽しもう
寝室を「寝るためだけの部屋」から、一日のはじまりや終わりに過ごす特別な空間に変える、インテリアのポイントをお伝えします。

sayaka_sumiyoshi
2022年3月14日
皆さんにとって、寝室とはどんな場所ですか? 私は、個人のお客様のご自宅のインテリアコーディネートを仕事にしていますが、家で過ごす時間が長くなったことで、寝室での過ごし方を重視する方が増えていると感じます。
これまでも、マットレスや枕などの寝具にこだわる方は多くいらっしゃいましたが、ここ1〜2年は「ホテルライクな寝室にしたい」など、インテリアデザインについてのご要望が多くなりました。
寝室は寝るためだけの部屋ではなく、寝る前の時間をゆっくり過ごしたり、一日をスタートさせる場所だと考えれば、インテリアにこだわりたくなるのは当然かもしれません。
寝室は、家の中でもよりプライベートな空間といえるでしょう。家族が居ればもちろんですが、一人暮らしの場合でも、リビングやダイニングは人を招くことを想定している方が多い一方で、寝室は、誰かのためではなく自分のために、インテリアを楽しめる空間なのです。
Houzzでインテリアデザイナー・コーディネーターを探す
寝室は、家の中でもよりプライベートな空間といえるでしょう。家族が居ればもちろんですが、一人暮らしの場合でも、リビングやダイニングは人を招くことを想定している方が多い一方で、寝室は、誰かのためではなく自分のために、インテリアを楽しめる空間なのです。
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まずは目指したいホテルライクな寝室
インテリアを楽しみたい方だけでなく、寝室で過ごす時間を心地よいものにしたい方全てにおすすめしたいのが、ホテルライクな寝室です。ホテルのようにシンプルで無駄のない寝室には、心地よさを感じられるこだわりが詰まっています。
インテリアを楽しみたい方だけでなく、寝室で過ごす時間を心地よいものにしたい方全てにおすすめしたいのが、ホテルライクな寝室です。ホテルのようにシンプルで無駄のない寝室には、心地よさを感じられるこだわりが詰まっています。
ただし、必要なものまで無くしてしまわないように気をつけてください。心地よい寝室において私が一番重要だと考えているのは、ベッドサイドの灯りです。
光源が直接見えないことが大前提で、あまり明るくなりすぎず、手元でオンオフできるものが最適です。私の自宅では、調光できるアッパーライトを使っています。
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参考にしたい海外のベッドルーム
ホテルのような寝室は清々しい気持ちにしてくれますが、毎日過ごす場所は、もう少し自分らしく楽しみたいと思われるかもしれません。そんな時は、クッションやベッドカバーなどの小物をプラスして、海外のベッドルームのような寝室をつくってみましょう。
クッションは大きさの異なるものを2〜3種類用意すると良いでしょう。テーマとなる色を決めておくとコーディネートしやすくなります。また、クッションは飾りとしてだけでなく、ベッドの上で本を読んだり、スマートフォンを見たりする時の、姿勢を楽にするアイテムとしても活躍します。
ホテルのような寝室は清々しい気持ちにしてくれますが、毎日過ごす場所は、もう少し自分らしく楽しみたいと思われるかもしれません。そんな時は、クッションやベッドカバーなどの小物をプラスして、海外のベッドルームのような寝室をつくってみましょう。
クッションは大きさの異なるものを2〜3種類用意すると良いでしょう。テーマとなる色を決めておくとコーディネートしやすくなります。また、クッションは飾りとしてだけでなく、ベッドの上で本を読んだり、スマートフォンを見たりする時の、姿勢を楽にするアイテムとしても活躍します。
ベッドカバーにはさまざまなタイプがありますが、私がオススメしたいのは、フットスローやベッドライナーと呼ばれる、足元だけを覆うタイプです。ベッドをまるごと覆うようなベッドカバーはオーダーでつくる必要がありますし、何より毎日ベッドメイキングをするのが大変です。
足元だけを覆うタイプは、かけるだけなので簡単にベッドを整えられますし、足元の布団がめくれるのを防いでくれるので、冬場はとくに重宝します。セミダブルくらいまでなら市販のブランケットでも代用できるので、季節によって使い分けても良いですね。
足元だけを覆うタイプは、かけるだけなので簡単にベッドを整えられますし、足元の布団がめくれるのを防いでくれるので、冬場はとくに重宝します。セミダブルくらいまでなら市販のブランケットでも代用できるので、季節によって使い分けても良いですね。
ヘッドボードにこだわって、ワンランク上の寝室に
Houzzで寝室の写真を見ていると、とくに海外のお部屋では、ヘッドボードがインテリアの重要な要素になっていることに気づくと思います。
女性的でデコラティブなものだけでなく、モダンでカッコいいインテリアや、シンプルで上質なインテリアも、インテリアにマッチしたヘッドボードが使われています。
インテリアにとって重要なヘッドボードですが、日本で販売されているのは、フレーム一体型で木製のシンプルなものや、宮付きと呼ばれる小物を置くスペースが付いたものが多く、「イメージ通りのものが見つからない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
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女性的でデコラティブなものだけでなく、モダンでカッコいいインテリアや、シンプルで上質なインテリアも、インテリアにマッチしたヘッドボードが使われています。
インテリアにとって重要なヘッドボードですが、日本で販売されているのは、フレーム一体型で木製のシンプルなものや、宮付きと呼ばれる小物を置くスペースが付いたものが多く、「イメージ通りのものが見つからない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
私が寝室のコーディネートをする際には、インテリアに合わせたオリジナルのヘッドボードをご提案しています。
横幅を広くしてラクジュアリー感を出したり、間接照明を組み込んたり、ベッドサイドに収納を設けたりと、お客様のライフスタイルに応じていろいろな工夫が出来るので、インテリアコーディネーターとしての腕の見せどころです。
寝室のインテリアを楽しむ仕上げに、ぜひヘッドボードにも目を向けてみてください。
横幅を広くしてラクジュアリー感を出したり、間接照明を組み込んたり、ベッドサイドに収納を設けたりと、お客様のライフスタイルに応じていろいろな工夫が出来るので、インテリアコーディネーターとしての腕の見せどころです。
寝室のインテリアを楽しむ仕上げに、ぜひヘッドボードにも目を向けてみてください。
寝室はリビングなどに比べてものが少なく、整えやすく散らかりにくいお部屋です。ナイトランプやクッション類は手頃な価格でいろいろなデザインのものが揃うので、気軽な気持ちでチャレンジして頂けると思います。
「家で過ごす時間を充実させたいけれど、何から手をつけて良いかわからない」という方は、寝室のインテリアから始めてみてはいかがでしょうか?
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