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Houzzでみつけた居心地のよい平屋特集【Part 1】
これまでさまざまなお宅を取材してきた、Houzzツアー(お宅訪問)シリーズ。その中から、快適で居心地のよい平屋をご紹介した記事を、まとめてお届けします。
Houzz Japan
2022年2月28日
Houzz Japan 公式アカウント
高度成長期以降、戸建て住宅は2階建てが主流となりましたが、昔ながらの平屋住宅に憧れるという人も少なくないはず。生活動線や家事動線が効率的であり、別の部屋にいる家族とコミュニケーションが取りやすく、さらに、階段がないためバリアフリーを実現できるなど、平屋住宅にはメリットがたくさんあります。
Houzzウェブマガジンでは、これまでにさまざまな住宅を取材して、“Houzzツアー(お宅訪問)”としてご紹介してきました。今回はその中から、居心地のよい平屋住宅を取り上げた記事を、2回に分けてお届けします。
*それぞれの写真をクリックすると、同じ平屋住宅の他の写真もみられます。
Houzzウェブマガジンでは、これまでにさまざまな住宅を取材して、“Houzzツアー(お宅訪問)”としてご紹介してきました。今回はその中から、居心地のよい平屋住宅を取り上げた記事を、2回に分けてお届けします。
*それぞれの写真をクリックすると、同じ平屋住宅の他の写真もみられます。
ローコストでも味わい深い、憧れの平屋
最初にご紹介するのは、大阪府豊中市の住まい。府内で4番目に人口の多い豊中市では、平屋住宅はあまり見かけませんが、オーナーは以前から平屋に強い憧れを持っていたのだそう。
最初にご紹介するのは、大阪府豊中市の住まい。府内で4番目に人口の多い豊中市では、平屋住宅はあまり見かけませんが、オーナーは以前から平屋に強い憧れを持っていたのだそう。
「幼い頃、小さな家に大家族で暮らしていたんです。狭かったけれど、とても幸せだった記憶が残っていて。家を建てるなら、家族がずっと一緒に過ごせる平屋が良いと思っていました」と話すオーナー。インターネットで平屋の事例を探す中、クニヤス建築設計が手がけたバリアフリーの住宅に惚れ込み、依頼することを決めたのだといいます。
リビングダイニングの天井はおよそ4mの高さの切妻型天井で、平屋らしい開放感が楽しめます。天井にはベニヤ板を使用し、コストを抑えつつも、艶のある塗装を施すことで、味のある仕上がりとなりました。
また、水まわりスペースは天井を低くし、その上にロフトスペースを設けることで、収納場所が確保されています。季節物などの収納に使えるだけでなく、ゲストルームとしても使用することもできるという、アイデアの光るスペースです。
詳しい記事はこちらから:建築家と一緒に実現させた、ローコストでも豊かな平屋の住まい
また、水まわりスペースは天井を低くし、その上にロフトスペースを設けることで、収納場所が確保されています。季節物などの収納に使えるだけでなく、ゲストルームとしても使用することもできるという、アイデアの光るスペースです。
詳しい記事はこちらから:建築家と一緒に実現させた、ローコストでも豊かな平屋の住まい
道路からの視線を遮り、景色を楽しめる平屋
続いてご紹介するのは、島根県出雲市の住まい。およそ100坪の広い敷地を手に入れた30代のオーナーご夫妻は、「広さを生かして、北西側の雄大なビューを住まいに取り入れたい」と、ハルナツアーキの村梶招子さんに設計を依頼しました。
敷地は北西側に開けているものの、課題となったのは交通量の多い前面道路からの視線。「室内から景色を眺めることと同時に、道路からの視線を遮ること、つまり見ることと見られないことの両方が求められました」と村梶さんは振り返ります。
続いてご紹介するのは、島根県出雲市の住まい。およそ100坪の広い敷地を手に入れた30代のオーナーご夫妻は、「広さを生かして、北西側の雄大なビューを住まいに取り入れたい」と、ハルナツアーキの村梶招子さんに設計を依頼しました。
敷地は北西側に開けているものの、課題となったのは交通量の多い前面道路からの視線。「室内から景色を眺めることと同時に、道路からの視線を遮ること、つまり見ることと見られないことの両方が求められました」と村梶さんは振り返ります。
そこで村梶さんは、平屋の建物を敷地内の道路側に寄せ、リビングダイニングの床をグランドラインから90cm高くし、壁の端から端までを貫く幅約7mの窓をデザインしました。
窓の下部に擁壁を設けているため、ダイニングテーブルやリビングのソファに座ると、道路を行き交う車や人は視界に入らず、景色だけを絵画のように切り取って楽しめるようになっています。
窓の下部に擁壁を設けているため、ダイニングテーブルやリビングのソファに座ると、道路を行き交う車や人は視界に入らず、景色だけを絵画のように切り取って楽しめるようになっています。
おおらかな空間をゆるやかに区切っているのは、アイランド型の造作収納。両側から使える設計で、リビング側からは高さ80cmのカウンターとしても使えるオープン棚として、寝室側からは、高さ160cmのクローゼットとして活用されています。
詳しい記事はこちらから:南北の水平窓からふたつのビューを楽しむ、自然に囲まれた家
詳しい記事はこちらから:南北の水平窓からふたつのビューを楽しむ、自然に囲まれた家
広大な土地に建つ、ラグジュアリーな平屋住宅
こちらは、長野県上田市の住まい。約900坪という広大な土地に建つ、約100坪の平屋です。設計を担当したエムズ・アーキテクツの高橋昌宏さんは、「仕事でお忙しいご夫婦が、リラックスできる快適な住宅を設計したいと思っていた」と振り返ります。
こちらは、長野県上田市の住まい。約900坪という広大な土地に建つ、約100坪の平屋です。設計を担当したエムズ・アーキテクツの高橋昌宏さんは、「仕事でお忙しいご夫婦が、リラックスできる快適な住宅を設計したいと思っていた」と振り返ります。
写真は、エントランス・リビング・ダイニングゾーンを合わせて約50畳にもなる“グレートルーム”です。天井高はなんと約3mもあります。
窓は天井高いっぱいの大開口で、窓の向こうの豊かな自然が室内に取り込まれる、ベストビューを楽しめる空間です。
Houzzの建築家リストをみてみる
窓は天井高いっぱいの大開口で、窓の向こうの豊かな自然が室内に取り込まれる、ベストビューを楽しめる空間です。
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リビングゾーンの奥は、10畳強の和室。グレーの琉球畳と床柱がモダンな印象を与える和室には、オーナーの絵画や陶器のコレクションが飾られ、住空間に彩りを添えています。
詳しい記事はこちらから:日常に豊かさをもたらす素材感のある、自然と融合したオーセンティックな住まい
詳しい記事はこちらから:日常に豊かさをもたらす素材感のある、自然と融合したオーセンティックな住まい
身近な自然を取り込む、木箱のような平屋
こちらは、兵庫県明石市の住まい。明石城跡から続く丘陵地を切り開いた、閑静な住宅地に建つ平屋です。木箱のような佇まいの家の前に立つと、木製のルーバーから、中庭の木々が透けて見えます。
こちらは、兵庫県明石市の住まい。明石城跡から続く丘陵地を切り開いた、閑静な住宅地に建つ平屋です。木箱のような佇まいの家の前に立つと、木製のルーバーから、中庭の木々が透けて見えます。
長く転勤が続いていたオーナーご夫妻は、ようやく一箇所に腰を落ち着けられるようになったタイミングで、ご主人の実家である明石に居を構えることに決めたそう。
インターネットや雑誌などを参考に建築家や工務店を探す中で、arbol一級建築士事務所の建築家・堤庸策さんの人柄に惹かれ、依頼をすることにしたといいます。
インターネットや雑誌などを参考に建築家や工務店を探す中で、arbol一級建築士事務所の建築家・堤庸策さんの人柄に惹かれ、依頼をすることにしたといいます。
52坪ほどの限られた敷地面積ではあったものの、オーナーご夫妻がもともと平屋に憧れていたこともあり、試行錯誤のすえ、3つの中庭をもつ大胆な構造の平屋となりました。プライバシーを確保しながらも、風、光、木々のこもれびなど、身近に自然を取り込める、豊かな住まいが実現しました。
詳しい記事はこちらから:自然なかたちを建築する。中庭のある平屋で、自然と繋がる暮らし
こちらもあわせて
・人気の「平屋」を建てるなら知っておきたいこと
・建築家と家づくりをするメリットとは?
この記事はPart 2に続きます
Houzzでみつけた居心地のよい平屋特集【Part 2】
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