スポーツ関連グッズの選び方と収納ルール
かさばりやすいスポーツ用品。購入する前に心がけたいことや、収納場所の確保の仕方などをご紹介します。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2022年2月6日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
キャンプやグランピング、スケートボードやサーフィンなど、アウトドアスポーツ人気の流れを受けて、この冬はスキーやスノーボードなどウィンタースポーツが盛り上がりを見せています。
「スポーツを始めるなら!」と、まずは道具をひと通り揃えたいという人も多いですね。気軽にインターネットで購入できますし、リユース品ならと気安く手に入れることもできます。しかし、スポーツ関連グッズは大きくて場所を取ってしまいがち。今回は、そんなスポーツ関連グッズの収納について考えていきましょう。
「スポーツを始めるなら!」と、まずは道具をひと通り揃えたいという人も多いですね。気軽にインターネットで購入できますし、リユース品ならと気安く手に入れることもできます。しかし、スポーツ関連グッズは大きくて場所を取ってしまいがち。今回は、そんなスポーツ関連グッズの収納について考えていきましょう。
購入前に心がけたいこと
- どこに収納するかイメージする
- 収納スペースのサイズを把握しておく
- メンテナンス方法など購入後に必要なことを調べておく
1.どこに収納するかイメージする
事前に収納場所を決めてから、スポーツ用品を購入する人はほとんどいません。でも、“買ってから考える”はトラブルの元になります。手に入れた以上、そこには保管するという行為が付いてくることを忘れてはいけません。「納戸や玄関収納のスペースに詰め込めばいい」、「寝室の一角に置けるだろう」というざっくりとした考えではなく、家族間で確認して、そのスペースを確保しておくことが必要です。
事前に収納場所を決めてから、スポーツ用品を購入する人はほとんどいません。でも、“買ってから考える”はトラブルの元になります。手に入れた以上、そこには保管するという行為が付いてくることを忘れてはいけません。「納戸や玄関収納のスペースに詰め込めばいい」、「寝室の一角に置けるだろう」というざっくりとした考えではなく、家族間で確認して、そのスペースを確保しておくことが必要です。
2.収納スペースのサイズを把握しておく
1.で収納場所を決めたら、サイズをしっかり把握しましょう。幅、高さ、奥行きを計測し、メモしておきます。箱ごと保管するのであれば、実物のサイズだけ確認しても、結局収納できないということにもなりかねませんので注意しましょう。
計測時に、周辺にある不要なものを整理できれば、一石二鳥です。
Houzzで片付け・収納アドバイザーを探す
1.で収納場所を決めたら、サイズをしっかり把握しましょう。幅、高さ、奥行きを計測し、メモしておきます。箱ごと保管するのであれば、実物のサイズだけ確認しても、結局収納できないということにもなりかねませんので注意しましょう。
計測時に、周辺にある不要なものを整理できれば、一石二鳥です。
Houzzで片付け・収納アドバイザーを探す
3.メンテナンス方法など購入後に必要なことをリサーチする
メンテナンス用品が必要なのであれば、それも合わせて収納できるスペースが必要になります。使った後の道具に、どのようなメンテナンスが必要かも把握しておきましょう。また、湿度や温度など保管する際の、推奨環境も調べる必要があります。せっかくいいものを手に入れても、環境が悪ければ劣化を早めてしまったり、危険が生じる可能性もあるからです。
また、メンテナンスに手間や経費がかかるなら、購入よりレンタルの方が得かもしれません。迷った時の判断基準となりますので、下調べは必須です。
メンテナンス用品が必要なのであれば、それも合わせて収納できるスペースが必要になります。使った後の道具に、どのようなメンテナンスが必要かも把握しておきましょう。また、湿度や温度など保管する際の、推奨環境も調べる必要があります。せっかくいいものを手に入れても、環境が悪ければ劣化を早めてしまったり、危険が生じる可能性もあるからです。
また、メンテナンスに手間や経費がかかるなら、購入よりレンタルの方が得かもしれません。迷った時の判断基準となりますので、下調べは必須です。
そうは言っても、つい勢いで購入してしまったり、すでに家の中にあるスポーツグッズの収納に困っているという方もいるでしょう。
ここからは、今あるグッズの収納について考えていきます。
大きなポイントは、次の4つです。
ここからは、今あるグッズの収納について考えていきます。
大きなポイントは、次の4つです。
・所有者が収納場所を把握し、管理する
スポーツグッズを使う所有者が、収納場所を把握しておくことは鉄則です。邪魔だからと自分以外の人のものを勝手に移動したり、片付けたりしてしまうと、いつのまにか管理まで任されるようになってしまいます。結果、現状を把握していないせいで、モノがさらに増えてしまう原因にもなります。
部活動のロッカーのように、それぞれのスペースを決めて、所有者自身が管理しましょう。家族で共有するものなら、家族全員が所有者となり把握しましょう。
スポーツグッズを使う所有者が、収納場所を把握しておくことは鉄則です。邪魔だからと自分以外の人のものを勝手に移動したり、片付けたりしてしまうと、いつのまにか管理まで任されるようになってしまいます。結果、現状を把握していないせいで、モノがさらに増えてしまう原因にもなります。
部活動のロッカーのように、それぞれのスペースを決めて、所有者自身が管理しましょう。家族で共有するものなら、家族全員が所有者となり把握しましょう。
・不要なものを手放す
モノを増やすなら不要なモノを減らすことも同時に行いたいですね。減らしてから増やすようにできるのが理想ですが、すでに購入して増えてしまったのであれば、そのほかの使っていないものや、もう使わないものをピックアップして手放しましょう。スペースの確保のためですから、前向きな行為と捉えてください。
「詰めれば入るはず」「いつか使うかも」という曖昧な基準で、モノの要不要の判断から目をそらさないようにしましょう。
モノを増やすなら不要なモノを減らすことも同時に行いたいですね。減らしてから増やすようにできるのが理想ですが、すでに購入して増えてしまったのであれば、そのほかの使っていないものや、もう使わないものをピックアップして手放しましょう。スペースの確保のためですから、前向きな行為と捉えてください。
「詰めれば入るはず」「いつか使うかも」という曖昧な基準で、モノの要不要の判断から目をそらさないようにしましょう。
・使用頻度を把握する
いつ使ったか、年に何回使ったかなど、使用頻度を把握しておくことは、その後のモノの管理や収納に必要不可欠です。
ゴルフやスキーに行った日付を書いたタグを、道具やケースに掛けておいたり、カレンダーや手帳を活用して、スポーツグッズ専用の管理台帳のようなものを家族で共有するのもおすすめです。後で調べればわかるという方法ではなく、見える化すると効果的ですよ。
いつ使ったか、年に何回使ったかなど、使用頻度を把握しておくことは、その後のモノの管理や収納に必要不可欠です。
ゴルフやスキーに行った日付を書いたタグを、道具やケースに掛けておいたり、カレンダーや手帳を活用して、スポーツグッズ専用の管理台帳のようなものを家族で共有するのもおすすめです。後で調べればわかるという方法ではなく、見える化すると効果的ですよ。
・新たな収納場所を検討する
どうしても収まらない場合は、新たな収納場所を検討します。住まいに収納用品を増やすのではなく、レンタル倉庫など別の場所を探します。当然お金がかかりますので、その金額をかけても管理する価値があるかどうかをよく考えましょう。
例えば、よくいくキャンプ場、スキー場、ゴルフ場など、出先で使うものなら、家からその途中にあるレンタルスペースを契約するなど、使い勝手を考えるといいでしょう。
どうしても収まらない場合は、新たな収納場所を検討します。住まいに収納用品を増やすのではなく、レンタル倉庫など別の場所を探します。当然お金がかかりますので、その金額をかけても管理する価値があるかどうかをよく考えましょう。
例えば、よくいくキャンプ場、スキー場、ゴルフ場など、出先で使うものなら、家からその途中にあるレンタルスペースを契約するなど、使い勝手を考えるといいでしょう。
・模様替えや部屋の使い方を見直す
家の中にスポーツグッズを保管・収納するなら、新たな道具を手に入れたことを機に、部屋の模様替えをしたり、使い方を思い切って見直してみてはいかがでしょう。
バランスボールを購入したら、それまで使っていた椅子を処分する。トレーニンググッズを揃えたら、昔の子ども部屋をトレーニングルームにする。ヨガマットを購入したら、広げられるようにソファの位置を変えるなど、大胆な発想の転換をするのもいいですね。
収納や管理方法にも目を向けながら、新たに手に入れたスポーツグッズで、趣味を楽しんだり、健康的な生活を送りましょう。
収納・片付け・家事の記事をもっと読む
家の中にスポーツグッズを保管・収納するなら、新たな道具を手に入れたことを機に、部屋の模様替えをしたり、使い方を思い切って見直してみてはいかがでしょう。
バランスボールを購入したら、それまで使っていた椅子を処分する。トレーニンググッズを揃えたら、昔の子ども部屋をトレーニングルームにする。ヨガマットを購入したら、広げられるようにソファの位置を変えるなど、大胆な発想の転換をするのもいいですね。
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