【2021年】世界のHouzzユーザーに最も人気だった、各国のキッチンは?
今年Houzzユーザーの憧れの的となったキッチンはどんなものだったのでしょう?世界10か国で、最も多く保存されたキッチンの写真を見てみましょう。

Houzz Japan
2021年12月22日
Houzz Japan 公式アカウント
優れたキッチンデザインは、世界で共通して人気を集めています。このことは、2021年に世界10か国のHouzzで、最も保存されたキッチンの写真をみると一目瞭然です。色の取り入れ方、すっきりとした収納スペースのつくり方、目を引く仕上げ材の利用など、全てがうまく組み合わさったキッチンは、どれもスタイリッシュでありながら、高機能も兼ね備えています。それでは、さっそく各国で人気だったキッチンを見てみましょう!
1. オーストラリア
First Avenue Homesが手がけたメルボルンにあるお宅のキッチンです。色と素材をうまくコーディネートすることで、時代を超越して多くの人に好まれるキッチンとなっています。デザインのポイントは、直線と曲線の組み合わせです。すっきりとした直線を描くレンジフード、滑らかな大理石のカウンタートップの角は丸味を帯びたカットに。また、ペンダントライトとオープンシェルフが描く「直線」と対比するように、小さなワインバーが隠されている扉はアーチ型で、キャビネットの取っ手も「丸形」にデザインされています。
オーストラリアでは、キッチンに濃い色を取り入れる傾向が見受けられました。このキッチンは、そのトレンドを意識しながら、軽めの色を組みこむことで、不変的なスタイルを確立しています。
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First Avenue Homesが手がけたメルボルンにあるお宅のキッチンです。色と素材をうまくコーディネートすることで、時代を超越して多くの人に好まれるキッチンとなっています。デザインのポイントは、直線と曲線の組み合わせです。すっきりとした直線を描くレンジフード、滑らかな大理石のカウンタートップの角は丸味を帯びたカットに。また、ペンダントライトとオープンシェルフが描く「直線」と対比するように、小さなワインバーが隠されている扉はアーチ型で、キャビネットの取っ手も「丸形」にデザインされています。
オーストラリアでは、キッチンに濃い色を取り入れる傾向が見受けられました。このキッチンは、そのトレンドを意識しながら、軽めの色を組みこむことで、不変的なスタイルを確立しています。
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2. フランス
現在フランスでは、キッチンを廊下にレイアウトする人が増えているそうです。このキッチンは、リノベーションの際、廊下に移設したものです。そうすることで、より広い居住空間を確保できました。
パリのこのアパートの改修にあたって、Inhaleの建築家のAmélieColombetは、まずリビングルームと廊下の間の壁を取り除いた後、かつての廊下に、このように開放感のある明るいキッチンをつくりました。以前のキッチンがあった場所は、快適な新しいバスルームに生まれ変わったそうです。
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現在フランスでは、キッチンを廊下にレイアウトする人が増えているそうです。このキッチンは、リノベーションの際、廊下に移設したものです。そうすることで、より広い居住空間を確保できました。
パリのこのアパートの改修にあたって、Inhaleの建築家のAmélieColombetは、まずリビングルームと廊下の間の壁を取り除いた後、かつての廊下に、このように開放感のある明るいキッチンをつくりました。以前のキッチンがあった場所は、快適な新しいバスルームに生まれ変わったそうです。
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3. ドイツ
マットグリーンの食器棚が印象的な、全体的に落ち着きのあるキッチンです。バイエルン州アシャウにある建具会社Demlが手がけました。オーク材の床や小上がりのバーエリアとベンチが、空間に温かさをもたらしています。一方、柔らかい空間を、ワークトップにクールグレイの天然石を採用することで引きしめています。
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マットグリーンの食器棚が印象的な、全体的に落ち着きのあるキッチンです。バイエルン州アシャウにある建具会社Demlが手がけました。オーク材の床や小上がりのバーエリアとベンチが、空間に温かさをもたらしています。一方、柔らかい空間を、ワークトップにクールグレイの天然石を採用することで引きしめています。
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4. インド
この家のオーナーは、リノベーションにあたって、すっきりとしたデザインの広々としたキッチンを望んでいました。しかし、以前のキッチンとユーティリティ・ルームの間にあるシャフトのせいで、物理的にキッチンスペースを拡張することができませんでした。そこで、Amusing Interiors(デリー)の建築家Rohit Chaudharyは、柱を仕切り壁として維持しつつ、2つのスペースを組み合わせて、より広大にみえるキッチンをつくりあげました。
オープンシェルフとガラスキャビネットにより、空間が軽くて明るく雰囲気にしあがっています。 キャビネットとシャッターは、HDHMR(高密度、高耐湿性)ボードでできており、ワークトップは地元で製造された人工大理石のカリンガストーンです。 ハードウェア類は全てHettich製です。
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この家のオーナーは、リノベーションにあたって、すっきりとしたデザインの広々としたキッチンを望んでいました。しかし、以前のキッチンとユーティリティ・ルームの間にあるシャフトのせいで、物理的にキッチンスペースを拡張することができませんでした。そこで、Amusing Interiors(デリー)の建築家Rohit Chaudharyは、柱を仕切り壁として維持しつつ、2つのスペースを組み合わせて、より広大にみえるキッチンをつくりあげました。
オープンシェルフとガラスキャビネットにより、空間が軽くて明るく雰囲気にしあがっています。 キャビネットとシャッターは、HDHMR(高密度、高耐湿性)ボードでできており、ワークトップは地元で製造された人工大理石のカリンガストーンです。 ハードウェア類は全てHettich製です。
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5. イタリア
Liadesignのキッチンは、60平方メートルのアパートの改修プロジェクトの一部としてリフォームされました。居心地のよい雰囲気と、エネルギッシュな雰囲気を兼ね備えたキッチンは、 ジムスペースと映画鑑賞スペースのある広い空間を最大限にいかして設計されました。
アンティーク調のフローリングに、黒いキャビネットを配すことで、インダストリアルな雰囲気をつくりあげ、燃えるようなレッドの冷蔵庫をアクセントにしています。 このキッチンに代表されるように、イタリアでは、ブラックキッチンに温かみのある木のディテールと混ぜ合わせるスタイルが人気を得ているようです。
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Liadesignのキッチンは、60平方メートルのアパートの改修プロジェクトの一部としてリフォームされました。居心地のよい雰囲気と、エネルギッシュな雰囲気を兼ね備えたキッチンは、 ジムスペースと映画鑑賞スペースのある広い空間を最大限にいかして設計されました。
アンティーク調のフローリングに、黒いキャビネットを配すことで、インダストリアルな雰囲気をつくりあげ、燃えるようなレッドの冷蔵庫をアクセントにしています。 このキッチンに代表されるように、イタリアでは、ブラックキッチンに温かみのある木のディテールと混ぜ合わせるスタイルが人気を得ているようです。
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6. 日本
こちらのR-Studio一級建築士事務所が手がけた、ブラックとグレーを効かせたキッチンは、上半期・通年ともに最もHouzz日本版で保存されたキッチンでした。ブラックカラーのキッチンは、欧州のHouzzでも昨年から人気が出ていましたが、日本でも注目が集まっています。
シックでモダンでありながら、全体をマットカラーにして、明るいホワイト系のダイニングテーブルを配したことで、柔らかさも演出されています。背面のタイルや真鍮のペンダントライトもよいアクセントになっています。
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こちらのR-Studio一級建築士事務所が手がけた、ブラックとグレーを効かせたキッチンは、上半期・通年ともに最もHouzz日本版で保存されたキッチンでした。ブラックカラーのキッチンは、欧州のHouzzでも昨年から人気が出ていましたが、日本でも注目が集まっています。
シックでモダンでありながら、全体をマットカラーにして、明るいホワイト系のダイニングテーブルを配したことで、柔らかさも演出されています。背面のタイルや真鍮のペンダントライトもよいアクセントになっています。
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7. ロシア
ロシアでもグレーとホワイトウッドをつかったキッチンに人気が集まりました。「この組み合わせが素敵!」などと、たくさんのロシアのHouzzユーザーがコメントを寄せてくれました。設計したのはSinchugova Design Studio(モスクワ)です。
バックスプラッシュとキャビネット上部に使われている木製フレームが特に好評で、そこに目線が引き寄せられることで、フラットパネル扉付きのキャビネットの存在感が目立ちすぎることがありません。
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ロシアでもグレーとホワイトウッドをつかったキッチンに人気が集まりました。「この組み合わせが素敵!」などと、たくさんのロシアのHouzzユーザーがコメントを寄せてくれました。設計したのはSinchugova Design Studio(モスクワ)です。
バックスプラッシュとキャビネット上部に使われている木製フレームが特に好評で、そこに目線が引き寄せられることで、フラットパネル扉付きのキャビネットの存在感が目立ちすぎることがありません。
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8. スペイン
マドリッドにあるマンションのキッチンは、8,000ユーロ(約100万円)という限られた予算の中で、建築家のIago Blancoが設計しました。ガラスのパティションを設置することで、料理のニオイが充満せず、隣のリビングにいても音がうるさくないように工夫されています。また、透明ガラスの効果で広々としてみえるのもよいですね。
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マドリッドにあるマンションのキッチンは、8,000ユーロ(約100万円)という限られた予算の中で、建築家のIago Blancoが設計しました。ガラスのパティションを設置することで、料理のニオイが充満せず、隣のリビングにいても音がうるさくないように工夫されています。また、透明ガラスの効果で広々としてみえるのもよいですね。
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9. イギリス
イギリスでは自然な色と、部屋にいながら自然とつながっているように感じられる「バイオフィリック・デザイン」への関心が高まっています。Shere Kitchens設計のこのキッチンは、まさにそのトレンドを代表するキッチンといえるでしょう。
セージグリーン色のアイランドユニットは外の世界を表現しており、自然で素朴な質感をもたせる役割に木製のディスプレイ棚、花瓶やバスケットなどが取り入れられています。
部屋の反対側にある二つ折りのドアからは自然光がたっぷりと差し込むので、キッチン全体が明るく新鮮な雰囲気になっています。また余計なものを見せないために、床から天井までぴったりのオーダーメードの食器棚を造りつけているので、全体的にすっきりとした空間になっています。
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イギリスでは自然な色と、部屋にいながら自然とつながっているように感じられる「バイオフィリック・デザイン」への関心が高まっています。Shere Kitchens設計のこのキッチンは、まさにそのトレンドを代表するキッチンといえるでしょう。
セージグリーン色のアイランドユニットは外の世界を表現しており、自然で素朴な質感をもたせる役割に木製のディスプレイ棚、花瓶やバスケットなどが取り入れられています。
部屋の反対側にある二つ折りのドアからは自然光がたっぷりと差し込むので、キッチン全体が明るく新鮮な雰囲気になっています。また余計なものを見せないために、床から天井までぴったりのオーダーメードの食器棚を造りつけているので、全体的にすっきりとした空間になっています。
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10. アメリカ合衆国
2021年に最も人気のあったアメリカのキッチンは、色と素材をミックスさせることで、モダンながらも懐かしさも感じさせるキッチンでした。視線を一箇所に留まらせないように、天井の梁には原木、キャビネットにはガラス、バックスプラッシュには濃い灰色がかった茶色(トープ)のタイル、キャビネットにはブルーと、バランスよく色を配したのは、テキサス州オースティンのインテリア・デザイナーのAriel Bleichさんです。キャビネット、そして壁とトリムにクリーミーな白の色合いを持ってくることで、空間に温かさが加えられています。
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France is my number 1. So much light, no glare. Effieciency, warmth, liveable. Smart.
TheFrench and Italian kitchens are the winners for me in this comparison
@Alan Reid - designers and builders alike did not choose this list, these were the 'most saved' kitchen images from Houzz end users....people like what they like.