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片付ける時に知っておきたい。自分に合う「分け方」を見つけるコツ
「モノが多い!片付けよう!」と思い立った時に使える、モノの分け方をチェックしてみましょう。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2021年10月11日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
片付けに正解不正解はありません。得意不得意もありません。
でも、自分の片付け方が合う合わないはあるのです。
それは片付け、整理の基本である「分ける」方法から見つけられることができます。
「分ける」と一口に言っても、実は方法は一通りではありません。
ここでは自分に合う「分け方」を見つけるコツを考えていきましょう。
でも、自分の片付け方が合う合わないはあるのです。
それは片付け、整理の基本である「分ける」方法から見つけられることができます。
「分ける」と一口に言っても、実は方法は一通りではありません。
ここでは自分に合う「分け方」を見つけるコツを考えていきましょう。
例えば目の前に数種類のお菓子が入ったアソートパックがあったとします。
それを3人ですべて分けるように言われたら、あなたはどのように分けますか?
それを3人ですべて分けるように言われたら、あなたはどのように分けますか?
- 袋の中身、内容を把握してから分けたい
- 目の前のモノからすばやく分けたい
- 分け終わった後のことをイメージしてから分けたい
- ヒントをもらってから分けたい
1. 袋の中身、内容を把握してから分けたいを選んだ人は、公平性やバランスを重んじたい人。同時にやり直しなどで時間を無駄にしたくないという効率の良さを求めるところがあるかもしれません。
2. 目の前のモノからすばやく分けたいを選んだ人は頭で考えるより手や体を動かしながら物事を進めたい人。方向転換や途中でやめることに対して寛容な傾向にあるのではないでしょうか。
3. 分け終わった後のことをイメージしてから分けたいを選んだ人は1と似ていますが、極力失敗をしたくない人。また、何のためにそれをするのかという目的が明確でないと一歩も進みたくないと思うところがあります。
4. ヒントをもらってから分けたいを選んだ人は調和を重んじる傾向が強い人。自主性のなさも見えますが、すべて他人任せという意味ではなく、本来の目的以外の効果や成果を求めたいという思いがあります。
2. 目の前のモノからすばやく分けたいを選んだ人は頭で考えるより手や体を動かしながら物事を進めたい人。方向転換や途中でやめることに対して寛容な傾向にあるのではないでしょうか。
3. 分け終わった後のことをイメージしてから分けたいを選んだ人は1と似ていますが、極力失敗をしたくない人。また、何のためにそれをするのかという目的が明確でないと一歩も進みたくないと思うところがあります。
4. ヒントをもらってから分けたいを選んだ人は調和を重んじる傾向が強い人。自主性のなさも見えますが、すべて他人任せという意味ではなく、本来の目的以外の効果や成果を求めたいという思いがあります。
これら4つのタイプに誰もがきっちり分かれるわけではなく、ミックスされていることももちろんありますが、一袋のアソートパックを分けようとするだけでも、人によって方法や大切にしたいことは異なるということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
ではこれを踏まえて、自分に合う「分け方」を探していきましょう。
片付け・収納アドバイザーをさがす
ではこれを踏まえて、自分に合う「分け方」を探していきましょう。
片付け・収納アドバイザーをさがす
プロが教える片付けの極意として、常にあげられる注意点が、大きいところから手をつけないということ。いきなり納戸やガレージ、長年手つかずだった大型収納から始めないでください。それは1~4のどの傾向の人にも当てはまります。
単純にモノが多ければ、全体を把握するにも、手当たり次第に片付けるにしても時間も気力も必要になるからです。
短時間で取り組みやすく成果を実感するために、まずは引き出し1段、財布の中やカバンの中身、玄関など、モノの量や用途がある程度限定しているところから始めるのがおススメなのです。
単純にモノが多ければ、全体を把握するにも、手当たり次第に片付けるにしても時間も気力も必要になるからです。
短時間で取り組みやすく成果を実感するために、まずは引き出し1段、財布の中やカバンの中身、玄関など、モノの量や用途がある程度限定しているところから始めるのがおススメなのです。
今度は、片付けをする時におすすめの分け方とその理由をご紹介します。
最終的に整えたいと思う人は、使っているモノ、使っていないモノ、手放したいモノ、手放したくないモノなど、大きくざっくり分けていきます。どちらにも当てはまらないモノを保留としますが、ざっくりでいいので極力二分すると決めて分けてみることをおすすめします。
- 整頓好きこそ、ざっくり分けからはじめる
最終的に整えたいと思う人は、使っているモノ、使っていないモノ、手放したいモノ、手放したくないモノなど、大きくざっくり分けていきます。どちらにも当てはまらないモノを保留としますが、ざっくりでいいので極力二分すると決めて分けてみることをおすすめします。
- 趣味や好きなモノが多い人は色や形など見た目で分ける
- データ重視の人は数字で分ける
食べ物なら賞味期限、食品以外の製品は消費期限、購入年月、洋服ならサイズアウトしているモノなど、数字を基準にします。これは、ジャッジが苦手なタイプの人にも有効です。
- 細かい作業が苦手な人は使うモノを選ぶスタイルで分ける
もちろん個人情報や保管の義務のあるモノは例外です。
片付ける時に、モノを仕分ける場合、自分のモノは自分でわけることが原則です。それは、必要か不必要かは本人でなければ決められないから。勝手に「これはもう必要ないはず」と思い込んで捨てたりしてはいけません。
しかし、ここでお伝えした「数字で分ける」に関してはその基準を共有した上なら、本人以外が進めていくことも可能です。
これから年末にかけて家の中のモノを片付ける際、参考にしてみてください。
収納・片付け・家事に関する記事を読む
しかし、ここでお伝えした「数字で分ける」に関してはその基準を共有した上なら、本人以外が進めていくことも可能です。
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